中古車取り寄せの費用と流れを徹底解説！メリット・デメリットもチェック
地元の中古車ディーラーで理想の車が見つからず、妥協した選択をしていませんか。予算内で理想の条件を満たす車を探すのは、想像以上に難しいものです。
全国から中古車を取り寄せるサービスを活用すれば、地元では見つからなかった希少なミニバンや人気のSUVも、手に入れられるかもしれません。この記事では、理想の一台を全国から探し出し、納得のいく購入をするためのノウハウを徹底解説していきます。
※目次※
・中古車取り寄せは地元で見つからない希望の車種を全国から探せるサービスで、地域間の価格差を活用することでよりお得に理想の車を入手できる可能性がある。
・最大のデメリットは現物未確認によるイメージとの相違で、写真では確認しづらい傷や修復歴、試乗しないと分からない性能面は判断が難しい。
・中古車取り寄せには輸送距離に応じた費用がかかり、納車までに2週間~1か月程度の時間を要する。
中古車取り寄せとは？地元にない理想の車を手に入れる方法
地元では出会えない理想の一台を、全国から探し出せる中古車取り寄せサービスの魅力について紹介します。年式や走行距離、グレードなど細かい条件での車選びが可能になる一方、輸送費用や現車確認の制限といった注意点もあるので、詳しく見ていきましょう。
地元にない希望の車も全国から探せる！中古車の取り寄せとは
Web検索で見つかる中古車販売店のほとんどは、遠方からの注文にも対応しています。販売店により対応する距離などの条件はあるものの、中古車を取り寄せることが可能です。地元で取り扱いのない車種も、全国から探せるでしょう。
また、各メーカーが提供する中古車取り寄せサービスもあります。「お取り寄せ車両」マークの付いた車両が対象となり、お気に入りが見つかれば地元の販売店を通じて購入手続きが可能です。
これらのサービスにより地域の制約から解放され、細かい希望条件に合った車を見つけやすくなるでしょう。
中古車の取り寄せが可能な距離と地域の範囲
Web検索でヒットするような中古車販売店の場合、近隣の県のみに対応しているケースがあります。気になる車を見つけたら、まずは販売店に取り寄せが可能か連絡して確認してみましょう。
一方、メーカーによる中古車の取り寄せは、全国規模で対応しており、北海道から沖縄まで距離による厳密な制限はありません。ただし、距離に応じて輸送費用は変動する点に注意が必要です。
インターネットだけでの購入はできず、購入時は地元の販売店で商談を行い、実際の車両は遠方から輸送されます。現車確認は購入後となるケースが多いため、気になる点は事前に販売店へ相談するのがおすすめです。
中古車取り寄せのメリット
中古車取り寄せのメリットは、地域に縛られず理想の一台を見つけられる自由さにあります。地元の在庫だけでは選択肢が限られますが、全国から探すことで条件に合った車や希少車との出会いが広がるでしょう。
地域によって価格差があるため、同じ予算でもグレードの高い車・状態の良い車を見つけられるチャンスもあります。
【中古車取り寄せのメリット.1】地元では見つからない希望車種を全国から選べる
中古車の取り寄せを利用すれば、地元では見かけない希少モデル・人気車種にも出会えるチャンスが広がります。全国規模の検索サイトを活用することで、北海道の低走行SUVや九州の専門店にある希少なスポーツカーなど、地域を越えた車探しが可能です。
特に家族向けのミニバンやステーションワゴンは、人気が高く品薄になりがちですが、全国規模で探せば選択肢が格段に増えます。車両の詳細情報や状態写真などが多く掲載されているサイトなら、遠方にいながら車の状態確認ができるのがメリットです。
価格や年式、走行距離などの条件で絞り込み検索も可能なため、予算や希望に合った一台を効率的に見つけられるでしょう。
【中古車取り寄せのメリット.2】地域間価格差を活用できる
中古車価格は地域によって差があり、この地域差を活用することで予算内でより良い車を見つけられます。
北海道では4WD車が、九州ではオープンカーの人気が高いことから価格も上昇傾向です。大都市圏では高級車やセダン、コンパクトカーが人気で、販売価格が地方より高くなりやすいでしょう。
また、北海道や九州では、冬の寒さ・塩害の影響で車両状態が悪化しやすく、同じ車種でも関東より安価な傾向があります。反対に、大都市圏では店舗家賃・人件費の高さから、割高になるのが一般的です。
全国の中古車情報を比較検索することで、この価格差を有効活用できます。取り寄せサービスを利用すれば、地域間価格差のメリットを生かし、同じ予算でもより良い車に巡り合えるチャンスが広がるでしょう。
中古車取り寄せのデメリット
中古車取り寄せには、注意すべきポイントがいくつか存在します。現物を見ずに購入する不安や納車までの期間、契約時の確認事項など、失敗しないためのコツを押さえておくことが必要です。ここでは、中古車取り寄せ時に気を付けるべき主なリスクを紹介します。
【中古車取り寄せのデメリット.1】現物未確認によるイメージとの相違
遠方からの中古車取り寄せでは、実際に車を見て触れる機会がないことが最大の懸念点です。写真では確認しづらい小さな傷や修復歴、目立たないさびなどを見落としてしまう可能性があります。
また、エンジン音や走行感覚といった、乗って初めて分かる性能面も判断が難しいでしょう。Web上の画像だけでは、車両状態を完全に把握することは困難であり、納車後のイメージ相違でトラブルになるケースも少なくありません。
このリスクを軽減するには、販売店との丁寧なコミュニケーションが不可欠です。詳細な追加写真を依頼したり、第三者機関による検査を活用したりするなど、入念な事前確認を心がけましょう。
【中古車取り寄せのデメリット.2】納車までの時間が長い
中古車取り寄せでは、納車まで2週間~1か月程度かかることもあるため、急いで車が必要な人には大きな負担となるでしょう。これは、遠方からの輸送手配や車両整備、各種手続きに時間を要するためです。
待機期間中に他の良い条件の車が見つかっても契約変更が難しく、「予定通り車は来るのか」という不安も生じます。急な転勤や家族の増加などで、早急に車が必要な場合は特に注意が必要です。
【中古車取り寄せのデメリット.3】輸送費がかかり、保証に問題が発生することも
全国の中古車情報を調べて好条件の車両を見つけても、遠方からの取り寄せには別途輸送費がかかることを考慮しなければなりません。車種やサイズ、距離によって金額が変動し、遠方の場合は10万円程度かかることもあるでしょう。
保証に関しても重要なポイントで、大手ディーラーであれば系列店での保証対応が可能ですが、小規模店では難しいこともあります。取り寄せた販売店でのみ無料保証を受けられるような場合、遠方だと利用が難しくなるかもしれません。
中古車取り寄せの流れとかかる費用
ここでは、中古車取り寄せの具体的な流れと費用について詳しく解説します。取り寄せをするなら知っておきたい各段階でのポイントや、実際にかかる費用の相場を理解することが失敗しないための第一歩です。
特に初めて中古車を取り寄せで購入する人は、各プロセスでの注意点を把握しておくことで、トラブルを未然に防げるでしょう。
中古車取り寄せの納車までの流れ
中古車の取り寄せは、まず明確な条件（車種・走行距離・予算など）を設定して、全国の中古車サイトで検索するところから始まります。良い車両を見つけたら、他の人に先を越されないよう、すぐに販売店へ問い合わせることが重要です。
次に見積もりを依頼し、輸送費や車両状態を詳細に確認します。写真では見えない部分も含め、細部までチェックしておきましょう。
納得できれば売買契約の手続きに進み、必要書類を準備して返送します。名義変更の方法や支払い方法も、事前に確認しておくとスムーズです。
最終的に納車日を調整し、車両が届いたら予想通りの状態かどうか、細部まで確認しましょう。全工程で、2週間~1か月ほどかかるのが一般的です。
中古車取り寄せにかかる輸送費の相場
中古車取り寄せには、距離に応じた輸送費が発生します。輸送方法は、主に陸送と船舶輸送の2種類で、島嶼部への配送では船便が一般的です。
近県からなら2万円~6万円程度、東京から北海道・沖縄などの長距離では8万円~10万円以上かかるでしょう。この費用は購入者負担となるため、予算に組み込む必要があります。
また、見積もりの金額は、輸送費込みなのかどうかの確認も忘れてはいけません。輸送中の車両保険適用の有無も、確認しておくことが大切です。
信頼できる中古車取り寄せサービスの選び方
最後に、中古車取り寄せサービスを選ぶ際のポイントについて解説します。信頼できるサービスを見極めるためには、ディーラーの評判チェックやアフターサービスの充実度確認が欠かせません。
実績豊富で顧客サポートが充実しているサービスを選べば、理想の一台を全国から見つけられるでしょう。
全国対応の中古車ディーラーの特徴と選定ポイント
中古車ディーラー選びでは、豊富な在庫数と広範囲な配送ネットワークを持つ業者を選ぶことが重要です。複数の口コミサイトでの評価を確認し、実績と経験が豊富なディーラーを選ぶことで、取り寄せがスムーズに進みます。
アフターサービスの充実度も重要な選定ポイントで、保証内容や修理対応範囲を確認しましょう。透明性の高い料金体系を提示しているかどうかも、信頼性の判断材料です。
また、詳細な車両情報と豊富な写真を提供してくれるディーラーなら、「イメージと違った」リスクを最小限に抑えられます。複数のディーラーを比較し、自分のニーズに合ったサービス提供業者を選ぶことが肝心です。
オンライン商談と現地担当者の連携体制を採用するディーラーも
現代の中古車取り寄せでは、自宅からオンライン商談で、車両確認ができるシステムを整えたディーラーも存在します。専門スタッフが、画面越しに車の状態・細部を詳しく説明するサービスが普及してきました。
オンラインで気になる車を見つけた後、現地担当者が実車を確認し、詳細情報を提供する体制が整えられています。また、希望の車種が決まっていなくても、オンラインと店舗スタッフの連携で最適な一台を提案してもらえるでしょう。
中古車の取り寄せで失敗しないためのチェックリスト
中古車取り寄せで失敗しないためには、まず車両状態証明書や修復歴の有無をチェックしましょう。販売店提供の画像は、外装だけでなく、内装・機関部分も含め多角的に確認することが大切です。
第三者機関による車両検査済みの車を選ぶと、安心感が高まります。契約前に保証範囲・期間を明確にし、納車後のトラブル対応方法を書面で残しておくのがおすすめです。輸送中の車両保険の有無と、補償内容も確認しましょう。
また、キャンセルポリシーと返金条件は、契約前に詳細を把握しておくことが肝心です。販売店の実績・評判を、複数の情報源から調査することも怠ってはいけません。これらをチェックすることで、取り寄せによる失敗リスクを大幅に減らせるでしょう。
まとめ
中古車取り寄せは、全国から理想の一台を探せる便利なサービスです。地元では見つからない希少車や、条件にぴったりの車両を手に入れる可能性が広がります。
取り寄せの際には、車両価格に加え輸送費が発生する点に注意が必要です。輸送費は、距離により変動します。
現物未確認によるリスクを回避するには、信頼できるディーラー選びと詳細な車両情報確認が重要です。家族向け中古車選びでは、安全性とアフターサービスを重視しましょう。
▼ライタープロフィール
鈴木祐貴
車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。
現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。
バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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