エンジン警告灯が点灯する原因とは?パターンごとの意味や対処法も解説

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エンジン警告灯が点灯する原因とは?パターンごとの意味や対処法も解説

エンジン警告灯が点灯する原因とは?パターンごとの意味や対処法も解説

運転中に突然エンジン警告灯が点灯したら、どのように対処すればよいのでしょうか。エンジン警告灯は、車両のエンジンや関連するシステムに何らかの異常が発生していることを知らせる重要な警告サインです。

 

また、その点灯パターンや色によって意味が異なり、適切な対処が求められます。エンジン警告灯の意味と点滅パターン、対処法について確認しましょう。

 

※目次※

1.エンジン警告灯の意味

2.エンジン警告灯が点灯する主な原因

3.エンジン警告灯の点灯で異常が疑われる部位

4.エンジン警告灯点灯時の対処法

5.エンジン警告灯が点灯したら修理の可能性も

6.まとめ

 

■POINT

・エンジン警告灯は車からのSOSサインであり、色や点灯・点滅パターンによって危険度が異なる。

・赤色の点灯は緊急性が高く、黄色の点滅は注意が必要な状態を示し、センサー類の不具合、コントロールユニットの異常、アクチュエーターや配線の問題が主な原因。

・点灯しても走行を続けると重大な故障につながる危険性があるため、安全な場所に停車しディーラーや整備工場に連絡することが重要。

 

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エンジン警告灯の意味

エンジン警告灯が点灯する原因とは?パターンごとの意味や対処法も解説

エンジン警告灯が点灯すると、多くのドライバーは不安になるのではないでしょうか。この警告灯は単なる表示ではなく、車からのSOSサインです。

 

警告灯の色や点灯・点滅パターンによって危険度が異なり、適切な対応が求められます。エンジン警告灯の色や点滅パターンの具体的な意味について、詳細を確認しましょう。

 

エンジン警告灯とは

エンジン警告灯は、車のダッシュボード上に表示されるエンジンの形をした警告ランプで、車の電子制御システムに異常が発生した際にドライバーへ警告するためのSOSサインです。

 

多くの車種では通常、エンジンを始動した際に一時的に点灯し、システムチェック後に消灯します。

 

エンジン制御システム内の複数のセンサーが常時モニタリングしており、燃焼効率や排気ガスの状態に問題が検出されると警告灯が点灯します。

 

赤色の警告灯の意味

赤色の警告灯は国際規格で「危険」を意味し、車に重大な故障が発生していることを示します

 

このタイプの警告灯が点灯した場合は緊急性を要し、センサーの故障やエンジン制御系の異常、燃料供給の問題など深刻な事態が生じており、直ちに安全な場所に停車する必要があることの警告です。

 

ディーラーや整備工場に連絡し、できるだけ早く点検を受けることをおすすめします。修理費用は原因によって大きく異なりますが、早期発見・早期対応により費用を最小限に抑えられる可能性が高くなるでしょう。

 

黄色(オレンジ色)の警告灯の意味

黄色やオレンジ色のエンジン警告灯は、エンジン制御システムに軽度から中程度の問題がある可能性を示しています。赤色ほどの緊急性はないものの、早急な点検が必要なサインです。

 

黄色の警告灯が点灯していても、多くの場合はすぐに走行不能になる可能性は低いでしょう。しかし放置すると燃費悪化や排気性能の低下だけでなく、部品の劣化を早め、より深刻な故障につながる恐れがあります。

 

エンジン警告灯の原因はひとつに限らず、複数の原因が重なっている場合もあります。できるだけ早くディーラーや整備工場に連絡を入れ、点検を受けることが賢明です。

 

警告灯の点滅の意味

エンジン警告灯が点滅する主な原因として、センサーの異常の他に、アクチュエーター(作動部品)の不具合も考えられます。アクチュエーターとは、「コンピューターから電気信号を受け取り、部品を制御する装置」のことです。

 

アクチュエーターは、受け取った電気信号を物理的な動作に変換します。つまり、エンジンはもちろん、ドアミラー、ドアロック、ワイパーなど車載のさまざまな部品を動かすという重要な役割を担う存在です。

 

アクチュエーターに不具合があると、コンピューターから送られた指示どおりに部品を動かすことができません。結果としてエンジン警告灯の点滅を引き起こします。

 

エンジン警告灯の点滅は一時的に消えることもありますが、アクチュエーターに不具合がある可能性が高いため、早めに整備工場やディーラーで点検を受けることをおすすめします。

 

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エンジン警告灯が点灯する主な原因

スピードメーター内のエンジン警告灯

エンジン警告灯が点灯する原因は多岐にわたります。現代の車にはさまざまなセンサーやコンピューター、作動部品が搭載されており、それらのどこかに異常が生じると警告灯として表示される仕組みです。

 

異常が発生すると、エンジンの出力低下や燃費悪化などの症状が現れ、車の性能低下だけでなく、最悪の場合は重大な故障や事故につながる可能性もあります。エンジン警告灯が点灯する代表的な原因について確認しましょう。

 

センサーの不具合

車のエンジン制御に関わるさまざまなセンサーの不具合は、エンジン警告灯が点灯する原因のひとつです。車は数多くのセンサーによってエンジンの状態を常時監視しており、これらが正確に機能することでエンジンの適切な動作が保たれています。

 

例えばO2センサーは排気ガス中の酸素濃度を測定し、燃焼状態を監視します。このセンサーが故障すると、アイドリングの不安定や燃費悪化、最悪の場合はマフラーの触媒が高温になる危険性があるでしょう。

 

コントロールユニットの不具合

現代の車はエンジン制御コンピューター(ECU)によって制御されています。このECUに不具合が生じることも、エンジン警告灯が点灯する原因です。

 

ECUはハード面(センサーなどの電気制御部品)とソフト面(コンピューターの管理部分)の両方に問題が発生する可能性があり、どちらかに故障があれば修理または交換が必要です。

 

ECUに不具合があると、エンジンの不調、異常な振動、エンジン始動の困難、加速性能の低下、アイドリングストップの不具合などの症状が現れます。

 

配線の不具合

車のエンジン不調でよくある原因のひとつが、配線の不具合です。センサーやECU、各種アクチュエーターは配線(ハーネス)で接続されており、この配線に断線や接触不良が生じると、信号や電力の伝達が妨げられてエンジン警告灯が点灯します。

 

配線トラブルを放置すると、燃費悪化だけでなく、運転中の突然のエンジン停止など重大な事故につながる恐れがあります。配線の不具合は見た目では分かりにくいため、専用の診断機器を持つ整備工場やディーラーでの点検が必要です。

 

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エンジン警告灯の点灯で異常が疑われる部位

エンジン始動ボタン

エンジン警告灯が点灯すると、どの部分に異常が発生しているのか気になります。警告灯が点灯した際、どの部分を疑うべきか、どのような症状があれば特定の部位の異常と判断できるのかを理解することで、適切な対処ができるようになります。

 

各部位の異常は放置すると深刻な故障につながる可能性があるため、しっかりと確認しておきましょう。

 

エンジン制御系

エンジン警告灯が点灯した場合、エンジン制御系の異常が疑われます。特に点火系統では、点火プラグやイグニッションコイルの不具合が代表的です。これらが正常に機能しないと、エンジンの点火タイミングが乱れ、エンジンの不調や振動、最悪の場合はエンジン停止を引き起こします。

 

また吸排気系統では、吸排気バルブやエアフローセンサーの異常も警告灯点灯の原因です。特にエアフローセンサーは、空気量を測定して最適な燃料噴射量を決定する重要な部品で、故障すると実際の空気量との誤差が生じて燃焼効率が低下します。

 

エアクリーナーのメンテナンス不足で汚れていると、適切な空気量が確保できず警告灯が点灯することもあります。これらの異常を放置すると、燃費悪化だけでなく、エンジン内部の重大な損傷に発展する可能性があるでしょう。

 

燃料供給システム

燃料供給システムの異常も、エンジン警告灯が点灯する主要な原因です。燃料ポンプが故障すると、エンジンへの燃料供給が滞り、エンジンがかかりにくくなる、走行中に急にエンジンが止まるといった症状が現れます。

 

また、燃料フィルターが目詰まりすると燃料の流れが悪くなり、加速時のパワー不足や燃費悪化といった症状につながるでしょう。長期間交換していないと異物が蓄積し、燃料供給が不安定になるためです。

 

インジェクターの詰まりや不具合も見逃せません。インジェクターは燃料を霧状にしてエンジン内に噴射する重要な部品で、これが正常に機能しないと、エンジンの不調や振動、加速不良などの症状が現れ、警告灯が点灯します。

 

排気ガス規制関連の異常

現代の車には、排気ガス浄化装置が標準装備されています。この装置には触媒コンバーターやO2センサーが含まれ、これらに異常があるとエンジン警告灯が点灯します。

 

O2センサーは排気ガス中の酸素濃度を測定し、最適な燃焼を維持するために重要な役割を果たす存在です。このセンサーが故障すると、燃料の過剰供給や不足が生じ、燃費悪化や加速不良などの症状が現れます。

 

また、触媒コンバーターに問題があると、有害物質の浄化効率が低下し、環境基準を満たせなくなり、これも警告灯点灯の原因です。特にディーゼル車ではDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)の詰まりも警告灯点灯につながります。

 

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エンジン警告灯点灯時の対処法

三角表示板を置いて停車する車

エンジン警告灯が点灯した際の適切な対応は、車のトラブルを最小限に抑える重要なポイントです。まずは慌てず冷静に行動するように意識しましょう。エンジン警告灯点灯時の対処法について解説します。

 

安全な場所に停車する

エンジン警告灯が点灯したら、まずは慌てずに安全な場所に車を停車することが最優先の対処法です。路肩に無理に停車するのではなく、パーキングエリアや駐車場など安全な場所を探しましょう。

 

高速道路を走行中の場合は、できるだけ早く一般道へ降り、安全な場所に停車することをおすすめします。

 

停車後は、エンジン音の異常や振動がないか確認しましょう。一時的に警告灯が消えても、車のコンピューターにはエラー履歴が残っています。自己判断で走行を継続せず、専門家の診断を受けることが安全なカーライフへの近道です。

 

ディーラーや整備工場に連絡する

安全な場所に車を停車したら、速やかにディーラーや整備工場に連絡しましょう。その際、いつ警告灯が点灯したか、走行中に気になった症状(エンジン音の変化、振動、加速の悪さなど)、現在地などを具体的に伝えると、より的確なアドバイスを得られます。

 

ディーラーに連絡すると、症状によっては安全に自走可能か、レッカー搬送が必要かを判断してもらえるでしょう。慌てず冷静に状況を説明し、プロの指示に従うことが、車のダメージを最小限に抑える最良の方法です。

 

そのまま走行を続けるのは危険

エンジン警告灯が点灯した状態でそのまま走行を続けると、エンジンにさらなる負荷がかかるため、無理に走り続けるのは控えましょう。状況によってはエンジン内部の損傷が進行して深刻な危険を招き、修理費用が高額になる可能性があるのです。

 

ただし幹線道路走行中や交通事情によりすぐに停車できない場合は、急加速や高速での運転は控え、できるだけ早く安全に停車できる場所を探しましょう。その後ディーラーやロードサービスなどに連絡を入れることが賢明です。

 

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エンジン警告灯が点灯したら修理の可能性も

エンジン警告灯が点灯する原因とは?パターンごとの意味や対処法も解説

エンジン警告灯が点灯した際、故障が起きている部位により修理費用は大きく変動します。軽微な問題から重大な故障まで、どのような修理が必要になるのか、またどの程度の費用がかかるのか、気になるところです。

 

エンジン警告灯点灯時の主な修理項目と費用相場、保険との関係、そして保証期間内での対応について詳しく解説します。

 

主な修理項目と費用の目安

エンジン警告灯が点灯し、修理する場合の費用は、故障部位によって大きく異なります。軽微な問題であれば、センサー類の交換で済む場合も多く、O2センサーやエアフローセンサーの交換費用は1万円~3万円程度です。

 

中程度の問題としては、排気系統の修理やECU関連の修理が挙げられます。マフラーや触媒コンバーターの修理費用は3万円~10万円程度、点火システムの修理は2万円~5万円程度が相場です。

 

最も深刻な場合には、エンジン内部の修理が必要になるケースが考えられます。バルブやピストン、シリンダーヘッドなどの修理には10万円以上かかるのが一般的で、エンジン交換となると数十万円の費用が発生するでしょう。

 

輸入車は国産車に比べて部品調達コストや工賃が高くなる傾向があり、同じ症状でも修理費用が1.5倍~2倍になることも珍しくありません。

 

修理費用と保険の関係

エンジン警告灯が点灯した際、車両保険が適用できるかどうかは状況によって異なります。

 

事故が原因でエンジンが損傷し警告灯が点灯した場合は、車両保険の適用対象となる可能性が高いでしょう。一方で、経年劣化や故障による場合は、通常は保険の対象外です。

 

保険適用の可能性がある場合、速やかに保険会社に連絡し、事故の状況やエンジンの損傷状態を詳しく説明しましょう。

 

保証期間内での対応

新車購入時に付帯するメーカー保証期間内にエンジン警告灯が点灯した場合、多くは無償で修理対応が可能です。

 

保証期間は一般的に新車で3年または5万km走行までですが、メーカーによって異なります。この期間中にエンジン警告灯が点灯したら、まずはディーラーに連絡し、保証適用について確認しましょう。

 

ただし、保証の対象範囲は車種やメーカーによって異なるため、購入時の説明書や契約書の確認が必要です。保証期間内であれば、ディーラーに早めに連絡を取り、指示に従いましょう。

 

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まとめ

エンジン警告灯

エンジン警告灯は車からのSOSサインであり、色や点灯・点滅パターンによって危険度が異なります。センサー類の不具合、コントロールユニットの異常、アクチュエーターや配線の問題が主な原因です。

 

赤色の点灯は緊急性が高く、黄色の点灯は注意が必要な状態を示します。点灯したら安全な場所に停車し、ディーラーや整備工場に連絡することが重要です。そのまま走行を続けると重大な故障につながる危険性があります。

 

修理費用は車種や故障の程度によって異なりますが、早期対応で高額な費用を抑えられる可能性があります。また保険や保証が適用できるケースもあるため、専門家に相談しましょう。

 

【この記事の執筆者】

エンジン警告灯が点灯する原因とは?パターンごとの意味や対処法も解説

五十嵐巧

大手出版社での書籍編集を皮切りに、25年以上にわたり書籍・雑誌・Webメディアの編集・ライティングに携わる。現在はフリーランス編集者・ライターとして活動し、複数の自動車メディアでもコンテンツの編集・執筆に取り組む。豊富な取材経験と専門知識を活かし、読者に信頼される情報を提供し続けている。

 

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