サンダルでの運転は法律違反になる?危険な理由や運転に適した靴の種類

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サンダルでの運転は法律違反になる?危険な理由や運転に適した靴の種類

サンダルでの運転は法律違反になる?危険な理由や運転に適した靴の種類

車の運転時にサンダルの着用は避けるべきと聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。一般的なサンダルはスニーカーのように足全体が固定されておらず、運転に適した靴とは言えません。運転する際は規則に関わらず、安全を重視することが大切です。

 

本記事では、車の運転時におけるサンダルの着用は法律で認められていないのか、運転に適した靴とはどのようなものを指すのか解説します。法律を遵守し、より安全に運転したい方はぜひ最後までお読みください。

 

※目次※

1.サンダルでの運転はなぜ危険なのか?

2.車の運転時にサンダルを着用するのは法律違反?

3.かかとが固定されたサンダルなら、運転時に着用しても問題ない?

4.運転に適した靴の種類

5.道路交通法第70条・第71条に違反した際の罰則

6.まとめ

 

■POINT

・道路交通法には運転者のサンダル着用を不可とする明確な記述はないものの、安全運転義務違反とみなされれば検挙される恐れがある。

・道路交通法では運転者の遵守事項として、各都道府県で施行される公安委員会が取り決めた規則を遵守するよう定めている。

・サンダルは全て違反というわけではないため、運転操作に支障を及ぼさないものであれば交通違反を問われない可能性がある。

 

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サンダルでの運転はなぜ危険なのか?

驚いた顔でハンドルを握りしめるドライバー

サンダルは通気性が高く快適で楽に着脱できるため、運転時に着用している方も少なくないでしょう。しかし、サンダルでの運転が危険といわれる理由について、今一度よく考えてみることが大切です。例えば、次のようなことが起こるかもしれません。

 

靴底のグリップ力が弱いサンダルは、滑ってペダルを踏み外す可能性があります。信号で止まるためのブレーキ操作で踏み外せば、歩行者と接触する恐れがあるでしょう。

 

つま先を引っかけるだけのサンダルは、意図せず脱げてペダルに引っかかる恐れがあります。また、かかとが浮いてしまうことで、瞬時にペダルを踏み換えることができません。

 

ヒールの高いサンダルはフロアマットに引っかかる恐れがある他、急な飛び出しがあったときにブレーキペダルを強く踏み込めないケースも考えられます。

車の運転時にサンダルを着用するのは法律違反?

丸とバツが書かれたカード

車の運転時にサンダルの着用が推奨されていないことは分かっていても、法律に違反するかどうかを重視する方もいるでしょう。

 

ここでは、車の運転時のサンダル着用は道路交通法で定められているのかを解説します。知らず知らずのうちに法律違反とならないよう、しっかりと確認しましょう。

 

安全運転の義務

車の運転時に遵守すべき法律は「道路交通法」で定められています。運転者のサンダル着用を不可とする明確な記述はないものの、サンダルを履くことで確実な操作ができない場合は、安全運転義務違反とみなされ検挙される恐れがあるため注意が必要です。

 

道路交通法第4章第70条では、以下の通り定めています。

 

引用『車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない』

(引用:『道路交通法 第4章第70条』

 

運転者の遵守事項

車の運転時におけるサンダルの着用にあたり注意したいのが、公安委員会遵守事項違反です。道路交通法では、各都道府県で施行される公安委員会が取り決めた規則に遵守するよう定めています。運転時に着用してはならない履き物について確認しておくと安心です。

 

道路交通法第4章第71条6項では、以下の通り定めています。

 

引用『前各号に掲げるもののほか、道路又は交通の状況により、公安委員会が道路における危険を防止し、その他交通の安全を図るため必要と認めて定めた事項』

(引用:『道路交通法 第4章第71条』

 

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かかとが固定されたサンダルなら、運転時に着用しても問題ない?

サンダルの中には、かかとに固定ベルトが付いたタイプもあります。このような靴は安全運転義務違反に該当するのか、疑問に思われる方もいるでしょう。

 

具体的な公安委員会遵守事項は、インターネットでも調べられます。都道府県ごとに規定は異なるため、違反にならないよう確認しておくと安心です。例えば「〇〇県 道路交通法施行細則」と調べると、運転者の遵守事項について記述されています。

 

東京都は『木製サンダル、げた等運転操作に支障を及ぼすおそれのあるはき物をはいて車両等(軽車両を除く。)を運転しない』北海道は『げた、スリッパ等運転操作に支障を及ぼすおそれのある履物をはいて、自動車又は原動機付自転車を運転しないこと』といったものです。※引用

 

どの都道府県でも共通するのは、運転操作に支障を及ぼす恐れのある履物を避けるという点といえます。かかとに固定ベルトがあれば、スリッパ状のサンダルと比べるとホールド力はありますが、運転操作に支障を及ぼさないとはいいきれません。

 

多くの場合では、足との密着性に欠けるもの、かかとが極端に高く安定性のないもの、ソールが滑りやすいものです。サンダルは全て違反というわけではないため、運転操作に支障を及ぼさないものであれば交通違反を問われない可能性もあるでしょう。

運転に適した靴の種類

シートの上に置いた青いドライビングシューズ

運転に適している靴に共通するのは、靴底がフラットでペダルに引っかかりにくいこと、ソールが薄くペダルの操作感覚が分かりやすいこと、ホールド性が高いこと、靴底が滑りにくいことです。加えて、通気性や抗菌性が高ければより快適です。

 

ここでは、運転に適した靴の例を紹介しますので、靴選びの際はぜひ参考にしてください。

 

ドライビングシューズ

運転のために開発されたドライビングシューズは、ペダル操作がしやすく、疲れにくいものがほとんどです。通気性が高く抗菌性に優れているものも多いため、長時間の運転でも快適に過ごせるでしょう。

 

中にはデザイン性の高い商品もあるため、普段履きとしても差し支えありません。

 

スニーカー

車の運転時には、定番のスニーカーもおすすめです。靴底が平らなため安定した運転ができ、柔軟性のあるタイプを選べばペダルの感覚も分かりやすく運転に適しています。なお、ひもが付いているタイプは運転中にほどけないよう、しっかりと結びましょう。

 

厚底スニーカーはペダル操作の感覚が分かりにくいため、ソールの薄いものが望ましいといえます。

 

スリッポン

車の運転時には、サンダルのように楽に脱ぎ履きできるスリッポンもおすすめです。スニーカーと同様にカジュアルな服装にもなじみ、運転にも適しています。

 

通気性の高いものを選べば、長時間の運転でも蒸れることなく快適に過ごせるでしょう。

 

ホールド性の高いサンダルやパンプス

車の運転時にサンダルやパンプスを履く場合は、靴底がフラットもしくはヒールが低いものを選びましょう。また、自分の足にぴったりとフィットする、ホールド性の高いものを選ぶことが大切です。

 

中には、ドライバーズサンダルやドライビングサンダルと呼ばれる運転用のサンダルも販売されています。

 

出先でのファッション性を重視したい場合は、履き替えられるように運転用の靴を車に用意しておくのも良いでしょう。

 

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道路交通法第70条・第71条に違反した際の罰則

パトカーの赤色回転灯

サンダルなどの履物が原因で「違反」とみなされると、どのような罰則が科せられるのかのか疑問に思われる方もいるでしょう。

 

ここでは、道路交通法第70条の「安全運転義務違反」が適用されるケースと、道路交通法第71条の「公安委員会遵守事項条例違反」が適用されるケースについて解説します。

 

安全運転義務違反適用のケース

サンダルなどの履物が原因で「安全運転義務違反」が適用された場合には、違反点数の加点と車種に応じた反則金が科されます。

 

違反点数:2点

反則金

大型車

1万2,000円

普通車

9,000円

二輪車

7,000円

小型特殊車・原動機付自転車

6,000円

※slide →

※2025年5月時点の情報です。

 

公安委員会遵守事項違反適用のケース

サンダルなどの履物が原因で各都道府県で施行される公安委員会が取り決めた規則の違反による取り締まりが適用された場合には、違反点数の加点はありません。以下の反則金のみが科されます。

反則金

大型車

7,000円

普通車・二輪車

6,000円

小型特殊車・原動機付自転車

5,000円

※slide →

※2025年5月時点の情報です。

 

上記表の通り、反則金は車種に応じて5,000円~7,000円となります。

 

サンダルなどの履物が原因で事故を起こすと……

安全運転義務違反や公安委員会遵守事項違反による反則金は比較的少額です。しかし、万が一事故を起こした際には、別途刑事上や民事上の責任を負うことになります。事故を起こさないためにも、普段から安全に運転できる履物を着用することが大切です。

 

このときにサンダルなどの運転に支障を及ぼす履物を着用していた場合には、過失が高いとみなされるでしょう。相手方との示談や裁判で不利になり、賠償額の負担が重くなってしまうケースも想定されます。

 

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まとめ

石畳の上に置かれたげた

多くのサンダルはスニーカーのように足全体が固定されておらず、運転に適した靴とは言えません。道路交通法では、運転者のサンダル着用を不可とする明確な記述はないものの、安全運転義務違反とみなされれば検挙される恐れがあるため注意しましょう。

 

公安委員会が取り決めた規則に該当する履物を避けることは大切ですが、運転する際は安全を重視することが大切です。一方、運転用のサンダルも販売されていますので、自分に合った安全性の高いものを選ぶのがおすすめといえます。

 

また、近年発売される車は先進安全装備が充実しているため、事故のリスクが低減されています。古い車に乗っている場合は、履物だけでなく安全性の高い車への乗り換えも検討すると、より安全性が高められるでしょう。

 

【この記事の執筆者】

サンダルでの運転は法律違反になる?危険な理由や運転に適した靴の種類

松田 莉乃

過去の愛車は32GT-R、180SX、33Z。車の構造に興味を持ち「自分の車は自分で作りたい」という気持ちから自動車整備工場に勤務した経験を持つ。中古車買取査定員やタウン情報誌の編集部として仕事をした経験を活かし、主に車・タイヤ関係のメディアを対象に2020年からフリーランスのライター兼エディターとして活動中。

 

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