コンパクトミニバンの魅力は?選び方やおすすめ車種を紹介
広々とした室内空間と使い勝手の良さが魅力のミニバンですが、運転する際には大きすぎると感じたり、操作に不安を感じたりすることがあるかもしれません。そこで注目したいのがミニバンの魅力を凝縮した「コンパクトミニバン」です。
コンパクトミニバンは、通常のミニバンの使い勝手と運転のしやすさを兼ね備えた理想的な選択肢と言えるでしょう。この記事では、コンパクトミニバンの選び方やおすすめ車種を紹介します。
※目次※
・コンパクトミニバンは、ミニバンの中でもボディサイズが小さく取り回しが良い傾向がある。
・コンパクトミニバンのデメリットは、通常のミニバンに比べて室内が狭くなってしまうこと。
・コンパクトミニバンには5人乗りもあれば、6人乗り以上のモデルもある。
コンパクトミニバンに乗るメリットやデメリットは?
コンパクトミニバンと言えば、ミニバンに比べて小さなボディが特徴です。このコンパクトなボディには、一体どのような魅力と注意点があるのでしょうか。まずはコンパクトミニバンのメリットやデメリットを紹介します。
メリットはミニバンよりも運転しやすいこと
コンパクトミニバンの魅力は、ミニバンの使い勝手とコンパクトカーの操作性を両立させた点です。通常のミニバンと比べると全長が短く、最小回転半径も小さい傾向があるため、狭い道路や駐車場でも小回りが利いて運転しやすいモデルが多くなっています。
さらに、コンパクトミニバンの多くは箱型のボディデザインを採用しているため、車両感覚をつかみやすいのも特徴のひとつです。運転のストレスが少なく、日常使いにぴったりなのがコンパクトミニバンの大きな魅力といえるでしょう。
デメリットはミニバンに比べて室内が狭くなること
コンパクトミニバンは利便性が高い反面、通常サイズのミニバンと比較すると室内空間に制約があります。特に3列目シートはスペース確保の制限から、どうしても狭くなる傾向があります。子どもや小柄な方であれば影響を感じないこともありますが、大人が長時間座るには窮屈に感じられるかもしれません。
また、コンパクトミニバンはボディ形状の特性上、スポーティーな走行性能も期待しにくいポイントです。車高が高くスライドドアなどの装備で重量が増すため、日常の使用や高速道路巡航には十分な性能を備えていますが、運転を楽しみたい方には物足りなさを感じるかもしれません。
コンパクトミニバンの選び方は?
コンパクトミニバンを選ぶときには、どのような点に注目するとよいのでしょうか。ここでは、次の3つのポイントを紹介します。
・ボディサイズを確認する
・乗れる人数を確認する
・シートアレンジを確認する
それでは詳しく見ていきましょう。
ボディサイズを確認する
コンパクトミニバンを選ぶ際に重要なポイントのひとつがボディサイズです。一般的に全長4.4m以下が国産コンパクトミニバンの目安となっています。ボディサイズが小さいほど取り回しが良く、狭い道や駐車場でも扱いやすい傾向です。
ボディサイズが大きくなるほど室内空間は広くなりますが、運転のしやすさとのバランスを考慮しましょう。また、ボディサイズはガレージの寸法や普段の使用環境と照らし合わせることも大切です。
乗れる人数を確認する
コンパクトミニバンを選ぶ際は、乗車人数の確認も大切です。座席数は車両によって異なるため、日常的に利用する人数を確認し、余裕を持った座席数を確保するとよいでしょう。
5人乗りのトールワゴンタイプや6人以上が乗れるミドルサイズのコンパクトミニバンがあるため、求める乗車人数によって選択肢が変わってきます。乗せる機会がある人物や荷物の量などを確認して、候補となる車種を選びましょう。
シートアレンジを確認する
コンパクトミニバンを選ぶ際は、シートアレンジのバリエーションも確認しておきたい要素のひとつです。2列目シートがキャプテンシートかベンチシートなのか、3列目を格納するときは床下か跳ね上げかなど、車種によってどのようなシートアレンジができるかが異なります。
普段使用する座席の位置や積み込みたい荷物の形状などを確認し、シートアレンジで対応できるかをチェックしておくと良いでしょう。
おすすめのコンパクトミニバン【5人乗り】
それでは、コンパクトミニバンのおすすめ車種を紹介していきます。まずは5人乗りのトールワゴンタイプとして、次の3車種を見ていきましょう。
・トヨタ ルーミー
・スズキ ソリオ
・三菱 デリカD:2
トヨタ ルーミー
トヨタ ルーミーは、「使える!動ける広い部屋!」をコンセプトにした、人気のコンパクトミニバンです。ダイハツ トールのOEM車であり、コンパクトなボディサイズながら驚くほど広々とした室内空間を持っています。
乗り降りしやすい低床スライドドアを採用しているため、お子さまもご年配の方も利用しやすい設計です。
(参考:『ルーミー(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
スズキ ソリオ
スズキ ソリオは、ガソリン車・マイルドハイブリッド車・ハイブリッド車の3タイプから選べる車種です。
後席両側スライドドアには、ドアの開閉中に一時停止できるワンアクションパワースライドドアが採用されています。さらに、上質感を演出した「ソリオバンディット」も用意されているモデルです。
(参考:『ソリオ(スズキ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
三菱 デリカD:2
三菱 デリカD:2は、スズキ ソリオをベースとしたOEM車で、マイルドハイブリッド車のみのラインアップです。デザイン面では、ワイドなフロントグリルが特徴的で、スタイリッシュな印象を与えます。
カスタムモデルも用意されており、高級感と力強さを強調したエクステリアが魅力です。狭い場所での乗り降りに便利な両側スライドドアを採用し、多彩なシートアレンジに対応しています。
(参考:『デリカD:2(三菱)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
おすすめのコンパクトミニバン【6人~7人乗り】
次は、6人乗りができるコンパクトミニバンとして、次の3車種を紹介します。
・日産 NV200バネット
・トヨタ シエンタ
・ホンダ フリード
それでは詳しく見ていきましょう。
日産 NV200バネット
日産 NV200バネットはバンの他に、5人乗りの「16X-2R」と7人乗りの「16X-3R」グレードが提供されています。
7人乗りは3列目のシートを跳ね上げて格納でき、広いラゲッジスペースを確保することが可能です。全席ELR付3点式シートベルトが標準装備となっています。
(参考:『NV200バネットバン(日産)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ シエンタ
トヨタ シエンタは2022年にフルモデルチェンジを遂げ、四角くて丸いシルエットが印象的なデザインになりました。
2列シート5人乗りと3列シート7人乗りから選択可能で、3列目シートは不要時には2列目の下にすっきり収納できます。小回りが利き運転しやすい設計で、先進の安全装備も充実している一台です。
(参考:『シエンタ(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ フリード
ホンダ フリードは、ゆとりを感じられる広い室内空間を持つコンパクトミニバンです。5人乗り・6人乗り・7人乗りから選択可能で、特に6人乗り仕様では2列目が快適なキャプテンシートになっています。
低燃費と力強い走りを両立したe:HEVハイブリッドモデルも選択可能で、燃費を重視する方にも向いている一台です。
(参考:『フリード(ホンダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
コンパクトミニバンは運転のしやすさという大きなメリットがある一方で、通常のミニバンに比べて室内空間、特に3列目シートが狭くなる可能性があるというデメリットも理解しておきましょう。
また、コンパクトミニバンを選ぶ際には、ボディサイズ・乗れる人数・シートアレンジの3つのポイントを確認して、ご自身のライフスタイルにぴったり合う一台を探すことが大切です。
【この記事の執筆者】
福沢知留
フリーランスとして2017年から活動するライター兼エディター。豪雪地帯で約10年間FRセダンを走らせた経験を持ち、現在は子育てに適したファミリーカーを愛用する3児の母。車への深い愛情と豊富な経験を生かし、複数の車関係メディアで編集を担当するなど数々の記事制作に携わっている。
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