雪道に強い車はどれ?選び方のコツやおすすめ11車種を紹介
冬のドライブでタイヤが空転してしまったり、雪道で上り坂がスムーズに登れなかったりといった怖い思いをした経験はないでしょうか。雪道での運転は晴れた日のドライビングとは異なり、路面の状況をしっかりと把握し、適切な対策を講じることが大切です。
この記事では、雪道に強い車の特徴や雪道走行に適した車選びのおすすめの車種を紹介します。ライフスタイルや予算に合った、最適な一台を探してみてください。
※目次※
・雪道に強い車には4WDで最低地上高が高く、先進安全装備や寒冷地仕様を備えているモデルが当てはまる。
・雪道に強い車を探す際は軽自動車・SUV・ミニバンなど、さまざまなボディタイプが見つかる。
・雪道に強い車選びは、冬のドライブを快適にするための重要な第一歩。
雪道に強い車の特徴は?
冬のドライブを楽しむためには、車選びが重要です。雪道に強い車にはいくつかの特徴があるため、これらを意識して車選びをしておくと、いざというときのリスクを減らせるでしょう。ここでは、雪道に強い車の特徴についてご紹介します。
4WDの車
雪道に強い車を選ぶときは、駆動方式に注目しましょう。4WDは前後4つのタイヤ全てに駆動力を伝える仕組みで、一部のタイヤがスリップしても残りのタイヤで車両を前進させられるため、滑りやすい雪道でも安定して走行できます。
そのため、一般的に2WDよりも4WDのほうが雪道の走行性能が高いと言われる傾向があります。しかし、4WDは圧雪路での登坂性能に優れていますが雪道で滑らないというわけではなく、圧雪された平坦路の制動距離は2WDと大差ないというデータもあるのです。
雪道を走るときは4WDのほうが発進するときや上り坂を登るときに滑りづらくなることが期待できますが、過信せずに慎重な運転操作を心がけましょう。
最低地上高が高い車
雪道に強い車を選ぶときは、最低地上高の高さもチェックしておきたい要素のひとつです。最低地上高とは地面から車体最低部までの距離で、この数値が高いほど車体底部に雪が詰まりにくくなります。
轍(わだち)のある雪道では、最低地上高の低い車は底面が雪に接触し、前進できなくなる場合があります。このようなとき、最低地上高が高ければ走行できる可能性が広がります。
先進的な安全装備が備わった車
雪道に強い車を選ぶ際は、先進的な安全装備の有無が重要な判断基準となります。電子制御技術の進歩により、現代の車には横滑り防止装置が標準装備されています。これは、タイヤの横滑りを検知すると自動的にエンジン出力やブレーキを制御し、車両の安定性を保つ機能です。
他にもスノーモードや衝突防止機能など、さまざまな技術が登場しています。雪道での運転をサポートする装備を搭載していれば、運転時の負担の軽減につながるでしょう。
寒冷地仕様の車
寒冷地仕様とは、マイナス10度以下になる厳しい寒冷環境での使用を前提とした特別仕様です。一般的な車との大きな違いは、通常より大容量のバッテリーを搭載していることや、ワイパーの凍結対策が施されていることが挙げられます。
寒冷地仕様はオプションのひとつですが、標準モデルにも寒冷地装備を採用しているケースもあります。
雪道に強い車のおすすめ車種【軽自動車】
ここからは、雪道に強い車を選ぶ際のおすすめ車種をご紹介していきます。雪道に強い車といっても慎重な運転操作は欠かせませんが、先述の雪道に強い車の特徴を踏まえた車であれば雪道に感じる不安を軽減できるでしょう。
まずは軽自動車の中からおすすめ車種をピックアップしました。それでは詳しく見ていきましょう。
スズキ ジムニー
スズキ ジムニーは、軽自動車で唯一ラダーフレーム構造を採用している車です。この構造により本格的なオフロード性能を実現しており、最低地上高も205mmと高く設定されています。
全グレードに搭載されたパートタイム4WDシステムは、前輪と後輪のどちらかが空転しても走行できるため、悪路でも安定した走りができるモデルです。
(参考:『ジムニー(スズキ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ N-BOX
ホンダ N-BOXは4WD車をラインアップしており、安定感のある力強い走りが可能な軽自動車です。広々とした室内空間で、小さなお子さまなら立ったまま着替えができるほどのゆとりがあります。
軽スーパーハイトワゴンは前後席で温度差が生まれやすいという課題がありますが、N-BOXは後席足元からのヒーターダクトにより、乗員全体の寒さを和らげる工夫が施されているため、全席が快適に過ごせる設計です。
(参考:『N-BOX(ホンダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ダイハツ タントファンクロス
ダイハツ タントファンクロスは、2022年にダイハツから発売されたSUVテイストの軽スーパーハイトワゴンです。4WD車の最低地上高は165mmとなっており、2WDよりも15mmほど高く設計されているため、積雪路面でもボディ底面への接触を軽減できます。
タントシリーズの代名詞である「ミラクルオープンドア」を装備し、大開口により乗り降りや荷物の積み込みもスムーズに行えるのが特徴です。
(参考:『タントファンクロス(ホンダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
日産 ルークス
日産 ルークスはゆとりある室内空間を持つ軽スーパーハイトワゴンです。後席ロングスライドを採用しており、運転席から後席へ手が伸ばせる設計になっています。
4WDには寒冷地仕様が標準装備となっており、ヒーター付きのドアミラーや前席シートなどを含むホットプラスパッケージや高濃度不凍液、PTC素子ヒーターが備わっています。
(参考:『ルークス(日産)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
雪道に強い車のおすすめ車種【SUV】
次はSUVの中から雪道に強い車探しのおすすめ車種を紹介します。雪道での安定性や走破性はもちろん、乗り心地や使い勝手も考慮しながら自分にぴったりの一台を探してみてください。それでは詳しく見ていきましょう。
日産 エクストレイル
日産 エクストレイルは、e-4ORCEという独自の4WDシステムを搭載したSUVです。前後のモーターによるトルク配分に加え、4輪のブレーキを緻密に制御することで滑りやすい路面でも安定した走行を実現しています。
4WDの最低地上高は185mmとなっており、積雪路面でもボディ底面への雪の接触を軽減できる設計です。
(参考:『エクストレイル(日産)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ ヤリスクロス
トヨタ ヤリスクロスは、ヤリスの取り回しの良さとSUVの力強さを融合させたコンパクトSUVです。最小回転半径が小さく、狭い道や駐車も楽に行えるため、運転に自信がない方でも扱いやすいでしょう。
4WDモデルには「SNOWモード」が搭載されており、ONにするとタイヤの空転を防いでスムーズな発進や走行が可能になります。
(参考:『ヤリスクロス(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
スバル クロストレック
スバル クロストレックは、XVからグローバル統一名称に変更されたクロスオーバーSUVです。スバル独自の「シンメトリカルAWD」を採用しており、左右対称の低重心構造が雪道や悪路でも安定した走行性能を発揮します。
路面状況に合わせて走行モードを切り替えられる「X-MODE」も備わっており、悪路走行をアシストしてくれるのも特徴のひとつです。最低地上高は200mmと高く、雪道の轍も走行しやすい設計です。
(参考:『クロストレック(スバル)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
スズキ ジムニーシエラ
スズキ ジムニーシエラは軽自動車のジムニーをベースに、排気量を拡大した本格派オフロードSUVです。
一般的なSUVと異なり「悪路走破」を最優先に設計されているのが最大の特徴で、強靭なラダーフレームや路面状況に応じて駆動方式を切り替えるパートタイム4WD、悪路での接地性を高める3リンクリジッドアクスル式サスペンションを採用しています。
(参考:『ジムニーシエラ(スズキ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
雪道に強い車のおすすめ車種【ミニバン】
最後はミニバンの中から雪道に強い車選びのおすすめ車種の紹介です。ミニバンは大人数での移動や大きな荷物を積んでウィンターレジャーに向かう際に重宝します。それでは詳しく見ていきましょう。
三菱 デリカD:5
三菱 デリカD:5は、ミニバンの利便性とSUVの走破性を高次元で両立したユニークなオールラウンドミニバンで、一般的なミニバンにはない圧倒的な悪路走破性能を持っているのが特徴です
独自の電子制御4WDシステムと185mmという高い最低地上高により、雪道や未舗装路でも安定した力強い走りを実現します。
(参考:『デリカD:5(三菱)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ ステップワゴン
ホンダ ステップワゴンは、シンプルで親しみやすいデザインで、3列目シートまでゆったりと過ごせる設計が特徴のミニバンです。2列目シートは多彩なアレンジが可能で、床下にきれいに収納できる3列目シートと合わせ、乗員や荷物に合わせて柔軟に使えます。
4WDにはホンダ独自の「リアルタイムAWD」を採用しているのも特徴のひとつで、自動で前後の駆動力配分を調整してくれます。
(参考:『ステップワゴン(ホンダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ アルファード
トヨタ アルファードは、高級セダンに匹敵する「大空間高級サルーン」をコンセプトとしたミニバンです。最低地上高は約165mmで、ある程度の積雪でも車体底部が雪に乗り上げることなく走れます。
ハイブリッドモデルにはE-Four、ガソリンモデルにはダイナミックトルクコントロール4WDが採用されており、走行中の状態に合わせて自動で駆動状態を調整してくれます。
(参考:『アルファード(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
雪道に強い車を選ぶときは、「4WD」「最低地上高の高さ」「先進的な安全装備」「寒冷地仕様」を意識することがポイントです。軽自動車もSUVもミニバンも、冬のドライブに対応できる車は数多く登場しています。
雪道に強い車選びは、冬のドライブを快適にするための重要な第一歩です。走破性や快適性を確認し、自分にぴったりの一台を探しましょう。
【この記事の執筆者】
福沢知留
フリーランスとして2017年から活動するライター兼エディター。豪雪地帯で約10年間FRセダンを走らせた経験を持ち、現在は子育てに適したファミリーカーを愛用する3児の母。車への深い愛情と豊富な経験を生かし、複数の車関係メディアで編集を担当するなど数々の記事制作に携わっている。
豊富なラインアップのネクステージ中古車情報をチェック!
いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
ネクステージでは、他店に負けない数多くの中古車をラインアップしていますので、中古車の購入を検討されている方は、ネクステージの公式Webサイト上で最新の在庫状況をチェックしてみてください。また中古車購入に際して、ネクステージ独自の保証もご準備しております。お気軽にお問い合わせください。