悪路に強い車の特徴とは?国産車・輸入車のおすすめ車種も紹介
自然が織りなす絶景を求めて、時には舗装されていない道を走ることもあります。悪路と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、適切な車を選べば、そんな道も楽しいドライブへと変わります。
そこでこの記事では、悪路走破性を左右する車の特徴から、快適なドライブをサポートする機能まで、「悪路に強い車」について徹底的に解説します。さらに、本格的なオフロード走行を楽しめるモデルから、雪道や未舗装路も安心して走れる身近なSUVまで、国内外のおすすめ車種を厳選してピックアップしています。
車の選び方次第で、あなたの行動範囲はぐっと広がり、新たな冒険が待っています。さあ、最高の相棒を見つけて、まだ見ぬ世界へ出発しましょう。
※目次※
・悪路走行に適した車はSUVやピックアップトラックが主流。
・悪路走行に適した車には、四輪駆動システム、高いボディ剛性、強力な低速トルク、十分な最低地上高、優れた登坂性能、渡河性能が不可欠。
・悪路走破性に優れた車の特徴や各モデルの性能を踏まえることで、用途に合った車選びが可能。
悪路に強い車の特徴
悪路に強い車には、過酷な環境でも確実に走行できる特別な機能や構造が備わっています。これらの特徴を理解することで、悪路でもスムーズに走れる1台を見つける手助けになるでしょう。
まずは、雪道や未舗装路、オフロードなど、さまざまな悪路シーンで活躍する車の特徴をひも解いていきます。
四輪駆動である
悪路に強い車を考える上で、四輪駆動は最も基本的な特徴です。通常の車は前輪または後輪のみが駆動する2WDですが、悪路走行には4輪全てが駆動力を得る4WD(Four-Wheel Drive)システムが必須といえるでしょう。
4WDの種類は大きく3つに分けられます。常時全ての車輪に駆動力を伝える「フルタイム4WD」、必要に応じて手動で切り替える「パートタイム4WD」、そして通常は2WDで走行し、タイヤが空転した際に自動的に4WDへ切り替わる「スタンバイ式4WD」です。
さらに高性能な4WDシステムには、雪道や砂地、ぬかるみなどの路面状況に応じてトルク配分を最適化するなどのドライブモード機能も備わっています。これにより、ひとたび悪路に入っても、いずれかのタイヤがグリップさえすれば前進できる走破性を発揮するのです。
高いボディ剛性
高いボディ剛性は、悪路に強い車にとって重要なポイントです。悪路を走行する際、車体にはさまざまな方向から大きな力が加わり、特にねじれの力が集中します。凸凹道では4つのタイヤがそれぞれ異なる高さで接地するため、車体全体がねじられる状態になるのです。
この状況下で高いボディ剛性を持つ車は、悪路からの衝撃に対して車体のねじれを最小限に抑えます。中でもラダーフレーム構造や強化されたモノコックボディを備える車は、高いボディ剛性を確保しているのが一般的です。
高剛性ボディの利点は、耐久性だけではありません。ボディがねじれにくいことで、サスペンションが本来の性能を発揮できます。ボディが変形しにくくサスペンションの着力点が安定し、タイヤの接地性が向上するため、結果として悪路での操縦安定性が高まり、乗り心地も向上するのです。
万が一の横転時にも、高剛性ボディは乗員を守る安全性を確保します。過酷な環境下での長時間使用を考えると、車体のねじれ耐性は悪路走行において妥協できない要素です。
低速トルクがしっかり出せる
悪路走行において、低速トルクも重要な要素です。トルクとは車のタイヤを回す力のことで、特に悪路を走行する際には、低回転域から十分なパワーが出る低速トルクが求められます。
低速トルクが重要なのは、悪路では高速走行よりゆっくりと確実に進むことが求められるからです。例えば急な坂道やぬかるみでは、アクセルを踏みすぎると空転してしまいますが、低い回転数で大きな力が出せれば、安定した走行が可能になります。
エンジンタイプ別に見ると、ディーゼルエンジンは低回転から高いトルクを発生させるため、悪路走行に最適です。一方、ガソリンエンジンでは、排気量の大きな車両や、近年のダウンサイジングターボエンジンが低速トルクに優れています。
悪路走行用の車を選ぶ際は、最大トルク値とそれを発揮する回転数をカタログでチェックしましょう。低い回転数でトルクのピークに至る車ほど、悪路の走破性に優れています。
最低地上高が高い
悪路走行に強い車の特徴として、最低地上高の高さが挙げられます。最低地上高とは車体の最も低い部分と地面との間の距離で、この数値が大きいほど凸凹のある路面でも車体をこすることなく走行できます。オフロード性能を重視する場合、一般的に200mm以上の最低地上高があることが目安です。
最低地上高が高いメリットは、障害物の乗り越えだけではありません。雪道や砂地、ぬかるみなどでは、車体の下部が地面に接触すると走行不能になるリスクが高まります。十分な最低地上高があれば、深い轍や水たまりでも安心して走行できるでしょう。
また、最低地上高の高さは「アプローチアングル(前方からの進入角)」や「デパーチャーアングル(後方からの脱出角)」といった、悪路を走行する場合に重要な数値にも好影響を与える要素です。これにより、急な坂の出入りや岩場の乗り越えもスムーズに行えます。
急な坂でも走れる登坂性能
急な坂道を登り切る能力は、悪路に強い車の重要な特性といえます。登坂性能を支えるのが、強力なトルクと最適な副変速機(トランスファー)の組み合わせです。
登坂性能に優れた車は、エンジンの最大出力よりも前述の低速トルク特性に優れています。悪路走行では、瞬間的なパワーよりも持続的な力が必要なためです。
本格的なオフロード車両には、通常のトランスミッションとは別に副変速機が備わっており、「Lレンジ」や「4L」といった超低速ギアに切り替えることで、急な坂での安定した走行を可能にします。本格的な4WD車は、40度前後の急勾配も走破可能です。
また、「アプローチアングル」や「デパーチャーアングル」に加え、「ランプブレークオーバーアングル(前後輪の接地面とボディ下面の中央が作る角度)」といった指標も重要で、これらの角度が大きいほど急な坂の出入りがスムーズになります。
優れた渡河性能
悪路に強い車の特徴として見逃せないのが渡河性能でしょう。これは水たまりや浅い川を安全に渡れる能力を示す指標です。
本格的なオフロード車の中には、最大渡河性能が700mmを超える車種も存在します。これは水深70cmまでなら、設計上安全に走行できることを意味しています。一般的な乗用車の場合、水深30cm程度が限界とされますが、本格的なオフロード車はその倍以上の深さでも走行可能です。
渡河性能の高い車は豪雨時などに発生する冠水路でも走行できる安心感がありますが、水中の状況は見えにくく危険も伴うため、過信しないよう注意しましょう。
悪路に強い車のボディタイプ
悪路に強い車のボディタイプは、走破性能を大きく左右する重要な要素です。ここからは、悪路走行において強みを持つ代表的なボディタイプについて解説します、各ボディタイプの特徴や強みについても詳しく見ていきましょう。
SUV
SUVは悪路に強い車のイメージがありますが、その走破性能は構造によって大きく異なります。現在のSUVは、「クロスオーバーSUV」と「本格SUV」の2つに大きく分けられます。
クロスオーバーSUVは、一般乗用車のプラットフォームを使用したモノコック構造が主流です。この構造は車体の軽量化や乗り心地の向上を実現し、普段使いの快適性を重視しています。170mm程度の最低地上高が確保されており、段差や未舗装路でも安心して走行できます。
一方、本格SUVはラダーフレーム構造を採用しており、耐衝撃性と耐荷重性に優れています。ラダーフレームは悪路走行時の強い衝撃を吸収し、車体のねじれを防ぐ構造です。本格オフローダーは、このラダーフレーム構造によって岩場や深い轍、急斜面などの過酷な環境でも真価を発揮します。
ピックアップトラック
ピックアップトラックも、悪路走行に独自の強みを持つ車種です。荷物を積むスペースが外部にあるトラック型ボディが最大の特徴で、このレイアウトにより汚れた荷物でも気にせず積載できます。
多くのピックアップトラックはラダーフレーム構造を採用しており、悪路での強い衝撃やねじれに対して高い耐性を発揮します。また、荷台の重量バランスを調整できるため、悪路での走破性を向上させられるのも魅力です。
さらに、オフロードバイクやバギーなどのトランスポーターとしても活用でき、アウトドア愛好家からハンターまで幅広いユーザーに支持されています。
悪路に強いおすすめの国産車
ここからは、悪路に強い国産車の代表格を確認していきましょう。雪道や未舗装路、オフロードなど過酷な環境でも高い走破性能を発揮する国産車種をピックアップしました。各メーカーが誇る悪路走破性能に優れた車種を、詳しく解説します。
トヨタ ランドクルーザーシリーズ
トヨタのランドクルーザーシリーズは、70年以上にわたり進化を続けてきた悪路走破性能が高い車の代名詞的存在です。現在、日本国内では300、250、70の3つのモデルが展開され、それぞれ異なる特徴を持っています。
ランドクルーザー300は「The King of 4WD」の名にふさわしい最上位モデルです。3.3Lまたは3.5LのV6ツインターボエンジンを搭載し、700mmという最大渡河性能を誇ります。
250(旧プラド)は扱いやすいサイズながら、2.8Lディーゼルターボエンジンと本格的な悪路走破性能を備え、日常使いとオフロード性能のバランスに優れたモデルです。
最も伝統的な70は、シンプルで頑強なボディ構造と2.8Lディーゼルターボエンジンにより、過酷な環境でも確実に任務をこなす信頼性の高さが魅力といえます。全てのモデルに共通するのは、ラダーフレーム構造と高剛性ボディによる耐久性の高さです。
(参考:『ランドクルーザー250(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
(参考:『ランドクルーザー70(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ FJクルーザー
トヨタ FJクルーザーは、アメリカのオフロードファンに向けて開発された4WD車で、日本でも若者を中心に人気を博しました。4.0L V6ガソリンエンジンを搭載し、低回転時から力強いトルクを発揮するため、丸太や障害物も軽々と乗り越えられます。
FJクルーザーの特筆すべき点は、オフロード性能に特化した設計です。偏平率70%のタイヤによる大きな空気量確保や34度というアプローチアングルにより、悪路にもスムーズに進入できます。また、トレッドが広く設計されているため、傾斜地でも安定感のある走行が可能です。
世界基準で作られた悪路走破性は、ゲリラ豪雨による冠水など予期せぬ事態にも対応できる安心感を提供してくれるでしょう。
(参考:『FJクルーザー(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ ハイラックス
トヨタ ハイラックスは、世界各地の過酷な環境で愛用される本格派ピックアップトラックです。最大の特徴は、ラダーフレーム構造による高い車体剛性と、優れた防錆性能を持つボディで、特にデッキ部分には亜鉛メッキ鋼板を採用し、サビや腐食に強い設計になっています。
悪路走行性能の核となるのは、パートタイム4WDシステムです。ダイヤルで駆動方式を簡単に切り替えられ、状況に応じて2WDと4WDを使い分けられます。
動力源は2.4Lディーゼルターボエンジンで、低回転域から400N・mという力強いトルクを生み出します。また最大500kgの積載能力を持つデッキスペースと合わせて、アウトドアから業務用途まで幅広く活躍するオフロード車です。
(参考:『ハイラックス(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
スズキ ジムニーシリーズ
スズキのジムニーシリーズは、コンパクトなボディながら優れた悪路走破性能を誇る4WDの代表格です。
直列3気筒ターボエンジンを搭載する軽自動車「ジムニー」と、1.5L直列4気筒エンジンを搭載する「ジムニーシエラ」「ジムニーノマド」の3車種があり、いずれもパートタイム式4WDを採用しています。
どのモデルも悪路走行に最適な設計で、最低地上高はジムニーが205mm、ジムニーシエラ/ノマドが210mmと十分な数値です。ラダーフレーム構造を採用しているため、悪路での衝撃に強く、ボディのねじれを最小限に抑えます。
実際の使用シーンでは、狭い林道や岩場など大型SUVが入れない場所でも小回りを生かして走行可能です。軽量なボディながら、ブレーキLSDトラクションコントロールやヒルディセントコントロールなど最新の電子制御機能も装備し、雪道やぬかるみでも安定した走行を実現します。
(参考:『ジムニー(スズキ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
(参考:『ジムニーシエラ(スズキ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
(参考:『ジムニーノマド(スズキ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
三菱 トライトン
三菱 トライトンは、タイで生産され日本に輸入されているピックアップトラックで、2024年に12年ぶりに日本市場に復活しました。その歴史は1978年の初代フォルテにまで遡り、世界各地の過酷な環境で高い実績を誇ります。
悪路走破性能の核となるのは、三菱の本格クロカンに採用されてきた「スーパーセレクト4WD-II」システムです。センターコンソールのダイヤルで2H(後輪駆動)、4H(フルタイム4WD)、4HLc(直結4WD)、4LLc(ローギア直結4WD)の4つのモードを切り替えられます。
直列4気筒2.4Lディーゼルターボエンジンは、低回転域の約1,500rpmから最大トルク470N・mを発揮します。このパワーと2ステージターボの採用により、悪路ではパワフルに、一般道では快適な走りを実現します。
(参考:『トライトン(三菱)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
三菱 パジェロ
2019年に生産が終了した三菱 パジェロは4WDの代名詞ともいえる存在で、「スーパーセレクト4WD II」という高性能な4WDシステムを搭載しています。このシステムの特徴は、走行中でも2WDと4WDを切り替えられる点にあり、あらゆる路面状況に対応可能です。
パジェロの車体には、ラダーフレームとモノコックを融合した「ビルトイン・ラダーフレーム構造」が採用されていました。この独自構造により、オフロードでの大きな衝撃にも耐えられる高いボディ剛性を実現しています。
サスペンションには前後ダブルウィッシュボーン式を採用し、悪路での優れた接地性を確保しています。さらに、副変速機による十分に低いギア比により、極低速でのクロカン走行から高速ダート走行まで対応可能です。
(参考:『パジェロ(三菱)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
三菱 デリカD:5
三菱 デリカD:5は、ミニバンでありながらSUVに匹敵する悪路走破性能を備えた、唯一無二の存在です。最低地上高185mmという十分なクリアランスを確保し、アプローチアングル、ランプブレークアングル、デパーチャーアングルにも優れた数値を持っています。
ボディは「リブボーンフレーム」と呼ばれる環状骨格構造を採用し、優れた剛性を実現しました。このため悪路で衝撃を受けても車体がねじれにくく、安定した走行が可能です。動力源は2.2Lクリーンディーゼルターボエンジンで、低回転から380N・mという力強いトルクを発揮します。
三菱独自の「スーパーセレクト4WD-II」システムを搭載し、路面状況に応じて最適な駆動モードを選択可能です。さらに、アクティブスタビリティコントロールやヒルスタートアシストなどの電子制御システムも充実しており、雪道やぬかるみでもストレスなく走行できます。
(参考:『デリカD:5(三菱)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
悪路に強いおすすめの輸入車
輸入車にも、卓越した悪路走破性能を誇るモデルが数多く存在します。世界中の過酷な環境を想定して設計されているため、さまざまな悪路でその真価を発揮します。ここからは、個性的な魅力と圧倒的な悪路走破性能を持つ輸入車モデルを確認しましょう。
ジープ ラングラー
ジープ ラングラーはアメリカを象徴するオフロード車として日本でも高い人気を誇り、特に若年層からの支持が厚いのが特徴といえます。
ラングラーの最大の魅力は、その圧倒的な悪路走破性能です。「セレクトラック アクティブオンデマンドフルタイム4WDシステム」を搭載し、通常時は後輪駆動、後輪が滑ると電子制御クラッチにより自動で前輪に駆動を伝えます。さらに、2WDや4WD、4WDロックなど、路面状況に応じて駆動方式を選択可能です。
「アンリミテッド ルビコン」グレードに搭載される直列4気筒ターボエンジンは、低回転の3,000rpmで最大トルク400N・mを発揮します。この力強いトルクにより、岩場や砂地、ぬかるみなどの過酷な環境でも、安定した走行が可能です。
(参考:『ジープ・ラングラーアンリミテッド(クライスラー・ジープ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ランドローバー ディフェンダー
ランドロー バー ディフェンダーは、英国生まれのSUVの王者として、極限の悪路でもその真価を発揮します。最新モデルは「90」「110」「130」の3種類のバリエーションを展開し、さまざまなニーズに対応可能です。
最大の特徴は最大渡河水深900mmを誇る優れた走行能力です。沼地のような悪条件下でも「テレインレスポンス2システム」により、路面状況に応じてトラクション性能を最適化します。
モノコックボディと四輪独立懸架という現代的な設計ながら、電子デバイスを駆使した走破性能は圧倒的といえるでしょう。悪路だけでなく、ドアミラーの超音波センサーで水深を検知する先進機能も備え、過酷な環境でもプロフェッショナルな走行を可能にします。
(参考:『ディフェンダー(ランドローバー)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ランドローバー レンジローバー
ランドローバー レンジローバーは、高級SUVでありながら驚異的な悪路走破性能を誇る車種です。最大の特徴は「テレインレスポンス2システム」で、雪道や砂地などさまざまな路面状況に応じて車両の各システムを自動で最適化します。
さらに最大900mmという渡河能力は、SUVクラスでもトップレベルです。水深検知用のウェイディングセンサーも装備し、リアルタイムで水深情報を確認できます。
革新的な電子制御式エアサスペンションを採用し、オフロード走行時には最低地上高を最大291mmまで引き上げるグレードもあります。一方、舗装路では「ダイナミックレスポンスシステム」がコーナリング時のボディロールを最小限に抑え、優れた操縦安定性を実現します。
インテリアにはセミアニリンレザーや本物のウッドトリムを使用し、最高級の快適性も両立しました。ラグジュアリーとオフロード性能の融合という独自のポジションを確立し、どのような悪路でも洗練された走りを可能にします。
(参考:『レンジローバー(ランドローバー)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
メルセデス・ベンツ Gクラス
メルセデス・ベンツ Gクラスは、「ゲレンデ」の愛称で親しまれる本格オフローダーであり、優れた悪路走破能力を誇る存在です。1973年に開発がスタートし、もともとは軍用車両として企画されたものが民間用に転用されました。
現行モデルは、新設計のラダーフレームと新開発のサスペンションを採用しています。4.0L V8エンジンと9速ATの組み合わせにより、オンロードからオフロードまで快適な走りが可能です。
電動機械式ラック&ピニオン式ステアリングへの変更で、従来のトラックのような操舵感から、より洗練されたハンドリングへと進化しました。その一方で、ぬかるみや巨大な水たまり、急な坂道、モーグルも難なく走破する悪路走破性能を誇ります。
(参考:『Gクラス(メルセデス・ベンツ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
悪路走行に適した車には、四輪駆動システム、高いボディ剛性、強力な低速トルク、十分な最低地上高、優れた登坂性能、渡河性能が不可欠です。ボディタイプではSUVやピックアップトラックが主流で、一部のミニバンも高い悪路対応力を持ちます。
国産車ではトヨタのランドクルーザーシリーズやFJクルーザー、ハイラックス、スズキのジムニーシリーズ、三菱のトライトン、パジェロ、デリカD:5が代表格です。
輸入車ではジープ ラングラー、ランドローバー ディフェンダー、レンジローバー、メルセデス・ベンツ Gクラスなどが高い悪路走破性を誇ります。
悪路走破性に優れた車の特徴や各モデルの性能を踏まえることで、用途に合った車選びが可能です。
【この記事の執筆者】
五十嵐巧
大手出版社での書籍編集を皮切りに、25年以上にわたり書籍・雑誌・Webメディアの編集・ライティングに携わる。現在はフリーランス編集者・ライターとして活動し、複数の自動車メディアでもコンテンツの編集・執筆に取り組む。豊富な取材経験と専門知識を活かし、読者に信頼される情報を提供し続けている。
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