趣味車で心のゆとりを手に入れる!初心者向けおすすめ5選と賢い維持方法

毎日の通勤や買い物だけでなく、週末に特別な時間を過ごすための「相棒」が欲しいと思ったことはありませんか。趣味車やセカンドカーは、日常から離れて心をリフレッシュさせ、人生に彩りを添える存在です。
しかし、維持費や選び方に不安を感じる人も多いでしょう。この記事では、趣味車の定義から具体的な選び方、維持費の節約方法、さらには初心者向けのおすすめ車種まで、セカンドカーライフを始めるために必要な情報を網羅的に解説します。
※目次※
・趣味車とは実用性より所有する喜びや運転の楽しさを追求する車であり、日常移動用の一般車とは異なり心のゆとりや休日の充実を重視した存在である。
・おすすめ入門車種は、マツダロードスター・スズキジムニー・ホンダS660・トヨタ86/スバルBRZ・日産フェアレディZの5車種で、走行性能や経済性のバランスが優れている。
・維持費節約は、保険見直し・空気圧管理・燃料価格アプリ活用が効果的であり、カーリースのオープンエンド契約で初期費用を抑えて趣味車を手に入れる選択肢もある。
趣味車とは?セカンドカーが生むメリット・デメリット

多くの人にとって車は移動手段ですが、趣味車という選択肢は日常に新たな彩りをもたらします。実用性だけでなく、所有する喜びや運転する楽しさを追求できる趣味車は、人生を豊かにする相棒といえるでしょう。
まずは、趣味車の定義や一般車との違い、セカンドカーとして所有するメリット・デメリットについて解説します。
趣味車の定義と一般車との決定的な違い
趣味車とは、日常の移動手段を超えて、所有する喜びや運転する楽しさそのものを追求するための車を指します。実用性を重視する一般車が燃費・積載性を優先するのに対し、趣味車はデザインの美しさや走行性能の高さ、希少性といった要素が大切です。
例えば、日産フェアレディZのようなスポーツカーは、後部座席の狭さや燃費面の制約があっても、走りの楽しさやスタイリングの美しさで多くの愛好家を魅了しています。また、クラシックカーが年々価値を高めている点も趣味車の特徴で、オーナー同士のコミュニティも活発です。
趣味車所有で得られるメリット
趣味車を所有することで、用途に応じた車の使い分けが可能になります。通勤には燃費の良い軽自動車、週末のドライブには走りを楽しめるスポーツカーなど、シーンに合わせて最適な車を選択できるのが魅力です。
また、家族で車を同時利用できる点も見逃せません。共働き世帯では、それぞれが必要なタイミングで車を使えるため、行動の自由度が向上します。
メインカーが車検・故障などで使えない際も、趣味車があれば代車を手配する必要がありません。セカンドカー割引を活用すれば、保険料が7等級からスタートでき、維持費の削減にもつながります。
趣味車所有のデメリット
趣味車を所有する際には、経済的負担の増加という現実を直視する必要があります。車1台あたりの年間維持費は、20万円~30万円程度が目安とされており、2台目となれば単純に倍の出費を覚悟しなければなりません。
また、駐車場の確保も大きな課題です。自宅に十分なスペースがなければ月極駐車場の契約が必須となり、車庫証明の取得には自宅から2km以内という制限もあります。管理の手間も倍増し、車検や保険の更新、定期点検のスケジュール管理も複雑になるでしょう。
後悔しない趣味車選び!押さえておくべきポイント

趣味車を購入してから、「こんなはずではなかった」と後悔する方は少なくありません。憧れだけで選んでしまい、維持費の高さや使い勝手の悪さに困るケースも見られます。
しかし、事前に押さえるべきポイントを知っていれば、そうした失敗は回避できるでしょう。ここでは、長く愛せる一台と出会うための具体的な選び方について解説します。
予算や用途、メンテナンス性を考慮して趣味車を選ぶ
趣味車を選ぶ際の基本は、予算設定と用途の明確化です。車両価格だけでなく、税金や保険料、維持費を含めた総額で検討する必要があります。先述の通り、購入後の年間維持費は20万円~30万円程度かかることを念頭に置きましょう。
用途については、週末のドライブメインなのか、サーキット走行も視野に入れるのかで選ぶ車種が変わります。街乗り中心なら取り回しの良いコンパクトな車種、長距離ツーリングなら快適性の高いモデルがよいでしょう。
また、メンテナンス性も見逃せません。部品の入手しやすさや整備工場の対応可否は、維持費に直結する要素です。
ライフスタイルやニーズに合わせて趣味車を選ぶ
趣味車選びでは、自身のライフスタイルを正確に把握することが失敗を防ぐ鍵となります。アウトドア派であれば、本格的な四駆システムを備えた車が活躍するでしょう。
走行性能を重視する方には、先進的な駆動システムが雨天時・雪道でも安定した走りを実現します。都市部での使い勝手を優先するなら、広い室内空間と良好な視界を持つ軽自動車が、日常の運転ストレスを軽減するでしょう。
家族での週末レジャーには、スライドドア付きモデルが荷物の積み下ろしを楽にしてくれます。通勤距離や使用頻度、駐車環境など、具体的な使用シーンを想定しながら選択することが大切です。
その他の趣味車選びのポイント
趣味車選びで見落としがちなのが、家族の理解を得ることです。家族がいる場合は、全員が納得できる車種を選ぶことで後々のトラブルを避けられます。
また、デザインへのこだわりも趣味車の醍醐味です。日常使いの車では妥協していた外観や内装も、趣味車なら自分の美意識を貫けるのが魅力といえるでしょう。
購入前のリサーチは特に重要です。インターネットでの情報収集やディーラーでの試乗を通じて、実際の操作感・乗り心地を確認することが失敗を防ぎます。
趣味車の維持費節約方法とカーリース活用法

趣味車を手に入れたものの、予想以上の維持費に悩む方もいるのが実情です。憧れの車を所有する喜びは大きいですが、現実的な金銭面での負担は避けて通れません。
維持費の節約方法を実践することで、負担は大幅に軽減できます。ここでは、趣味車を賢く管理するための方法を見ていきましょう。
維持費を削減する節約テクニック
趣味車の維持費を抑えるには、まず任意保険の見直しから始めましょう。インターネット型保険は、代理店型より年間2万円~3万円程度安くなるケースが多く、運転者限定や年齢条件の設定でさらなる節約が可能です。
日常のメンテナンスでは、タイヤの空気圧管理が欠かせません。わずか0.5の空気圧低下が燃費を約3%も悪化させるため、月1回の定期チェックは必須といえます。早めのエンジンオイル交換も、エンジン性能を維持し燃費悪化を防ぐポイントです。
燃料代の節約には価格比較アプリの活用が効果的で、地域や曜日で1Lあたり5円~10円の差が生じることもあり、満タン給油なら数百円の節約になります。
カーリースで賢く趣味車を手に入れる方法
カーリースは、趣味車を手に入れる選択肢のひとつです。購入時の頭金や初期費用が不要で、月々定額支払いで憧れの車に乗れます。
特に、「オープンエンド契約」を選べるカーリース会社を活用するのがポイントです。オープンエンド契約とは、リース契約時に残価(リース期間満了後の車両価値)を契約者に公開し、その設定額について同意を得た上で契約する方式を指します。
残価を高く設定すれば、車両価格から差し引かれる金額が大きくなるため、月々のリース料金を大幅に抑えることが可能です。
さらに、契約満了時には残価を一括で支払うことで車両を買い取ることもでき、将来的にその車を所有したい場合にも柔軟に対応できるメリットがあります。
趣味車のカーリースを検討する際は、走行距離制限や契約期間の柔軟性も確認しましょう。
趣味車入門!おすすめの車種5選

趣味車選びで最も難しいのは、数ある選択肢の中から自分に最適な一台を見つけることです。特に初めて趣味車を持つ方は、どこから手をつければよいか迷うことも多いでしょう。最後に、維持費や扱いやすさも考慮した、厳選5車種について詳しく紹介します。
オープンカーの定番入門車!マツダ ロードスター
マツダ ロードスターは、手頃な価格で本格的なオープンスポーツカーを楽しめる定番の入門車です。現行モデルは、ソフトトップとリトラクタブルハードトップ(RF)の2種類が展開され、どちらも走る楽しさを追求した設計になっています。
グレード構成は、「S」「S Special Package」「S Leather Package」「RS」「NR-A」の5種類です。エントリーグレードのSでも、基本性能は十分確保されています。
上級グレードのRSには、ビルシュタイン製ダンパーやレカロと共同開発の専用スポーツシートが標準装備され、より本格的な走りを求める方に最適です。
週末アウトドア派の相棒!スズキ ジムニー
スズキ ジムニーは、軽自動車ながら本格的な4WDクロスカントリー車として、アウトドア愛好家から絶大な支持を得ています。ラダーフレーム構造を採用し、悪路での高い走破性を実現しているのが特徴です。
最低地上高は205mmを確保し、一般的な軽自動車では考えられない本格的なオフロード性能を発揮します。パートタイム4WDシステムにより、路面状況に応じて2WDと4WDを切り替え可能で、通常走行から険しい悪路まで幅広く対応できるでしょう。
軽スポーツで始める走りの世界!ホンダ S660
ホンダ S660は、軽自動車初のオープンスポーツカーとして話題を集めました。ミッドシップエンジン・リアドライブ(MR)レイアウトを採用し、理想的な前後重量配分を実現しています。
エンジンは660cc水冷直列3気筒DOHCターボを搭載し、専用ターボチャージャーとの組み合わせで高い旋回性能を発揮するのが特徴です。
軽自動車ならではの経済性も魅力で、自動車税や保険料が普通車より安く、本格的なスポーツ走行を楽しみながら維持費を抑えられます。
FR入門の決定版!トヨタ 86/スバル BRZ
トヨタ86とスバルBRZは、両社の共同開発によって誕生した兄弟車であり、手頃な価格で本格的なFRスポーツカーの楽しさを体験できる入門モデルです。スバルの水平対向エンジンに、トヨタの直噴技術「D-4S」を組み合わせ、低重心と高効率を両立させました。
両車の違いは走りの味付けに表れており、86はドリフト走行も楽しめるハードな足回りが特徴です。一方、BRZは安定性を重視したマイルドな設定で、ロングドライブでも快適に過ごせます。
憧れのスポーツカーを手に入れる!日産 フェアレディZ
日産フェアレディZ(RZ34型)は、2022年に復活した現行モデルで、3.0LV6ツインターボエンジンが最高出力405PSを発揮する本格的なスポーツカーです。2025年モデルのベースグレードは549万7800円から設定され、6速MTと9速ATから選択できます。
新車購入のポイントとして、予算を考慮するとベースグレードが最も手頃で、本格的なスポーツカーの走りを存分に味わえるでしょう。最上級グレードのVersion STは675万9,500円、さらに走りを極めたNISMOグレードは935万2,200円で設定されています。
まとめ

趣味車は単なる移動手段ではなく、心のゆとりを生み出す大切な相棒です。セカンドカーとして所有することで、週末の楽しみが増え、ライフスタイルがより豊かになります。
選ぶ際は予算や用途、メンテナンス性を考慮し、自分のライフスタイルに合った一台を見つけることが重要です。維持費が気になる場合は、保険の見直しや整備の工夫で節約できます。また、カーリースを活用すれば初期費用を抑えて趣味車を楽しめるでしょう。
【この記事の執筆者】

鈴木祐貴
車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。
現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。
バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。
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