中古車諸経費はいくら必要?法定費用と代行費用の内訳で分かる適正価格

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中古車諸経費はいくら必要?法定費用と代行費用の内訳で分かる適正価格

中古車諸経費はいくら必要?法定費用と代行費用の内訳で分かる適正価格

車両本体価格の他に、諸経費が必要と聞いて驚く人もいるかもしれません。諸経費には法定費用と代行費用の2種類があり、それぞれに相場が存在します。

 

この記事では、諸経費の内訳から金額の相場、支払いタイミングまで、中古車購入に必要な諸経費について詳しく解説します。見積書の見方やトラブル回避のポイントも紹介するので、賢い中古車選びの参考にしてください。

 

※目次※

1.中古車の諸経費の相場はいくら?

2.中古車の法定費用は節約できない必須の諸経費

3.中古車の諸経費である代行費用は販売店により大きく差がある

4.中古車の諸経費のトラブルを避けるポイント

5.まとめ

 

■POINT

・諸経費は車両本体価格の10%~20%程度が相場で、15万円の中古車なら1万5,000円~3万円の諸経費が必要である。

・法定費用(自動車税・重量税・自賠責保険料など)は全店舗共通、代行費用(車庫証明取得・登録代行・納車費用など)は販売店により大きく差がある。

・中古車購入時は「諸費用込み」「支払い総額」の表示があるか確認し、総額表示か車両本体価格表示かを事前に見分けることが重要である。

 

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中古車の諸経費の相場はいくら?

ミニカーとコストと書かれたブロック

中古車を購入する際、車両本体価格以外にどれくらいの諸経費が必要になるのか、気になっている人もいるのではないでしょうか。

 

実は中古車の諸経費には明確な相場があり、その内訳を理解することで適正な価格かどうかを判断できます。諸経費の具体的な金額相場や支払い時期、価格表示の違いについて確認していきましょう。

 

中古車の諸経費は車両本体価格の10%~20%程度

中古車を購入する際、車両本体価格だけを見て予算を立てると、思わぬ出費に驚くことがあります。中古車購入時には車両本体価格の10%~20%の諸経費が必要となるからです。

 

例えば、15万円の中古車を購入する場合、諸経費として1万5,000円~3万円が上乗せされ、総支払い額は16万5,000円~18万円程度になります。

 

この諸経費の構成要素は、大きく分けて「法定費用」と「代行費用」の2種類です。

 

中古車の諸経費の支払いタイミング

中古車購入時の諸経費は、車両本体価格と合わせて「支払い総額」として一括で支払うのが一般的です。多くの販売店では、契約時または納車前までに全額支払いを求められますが、一部店舗では契約時に一部前払い、納車時に残金支払いのケースもあります。

 

諸経費はローンに組み込むことも可能で、多くの金融機関や販売店のローンでは、車両本体価格と諸経費を含めて借り入れが可能です。ただし、登録手続き費用など一部現金払いが必要な場合もあるため、販売店で事前に確認しておきましょう。

 

中古車の諸経費は含まれている?総額表示と車両本体価格表示の見分け方

中古車の価格表示には「総額表示」と「車両本体価格表示」の2種類があり、購入前に確認することが重要です。2023年10月から、中古車の支払い総額表示が義務化されたため、現在は多くの販売店で総額表示が採用されています。

 

総額表示とは、車両本体価格に自賠責保険料や各種税金、登録費用などの諸費用を含めた金額のことです。価格表示を見分けるには、プライスボードや広告に「諸費用込み」「支払い総額」といった文言があるかどうかを確認しましょう。

 

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中古車の法定費用は節約できない必須の諸経費

自動車税の通知書

中古車の諸経費の中でも、法定費用は国・地方自治体が定める必須の費用であり、どの販売店で購入しても金額は変わりません。しかし、車種や購入時期によって金額が大きく変動するため、事前に把握しておくことが重要です。

 

各種税金や保険料がどのように計算されるのか、具体的な金額と計算方法を見ていきましょう。

 

【中古車の諸経費 法定費用編.1】自動車税・重量税・環境性能割

中古車購入時に必要な法定費用の中でも、自動車税・重量税・環境性能割は特に金額が大きくなります。自動車税は排気量に応じて決まり、例えば1,500cc以下なら年額3万500円2,000cc以下では3万6,000円です。

 

重量税は車両の重さで決定され、車検時にまとめて支払います。1tの普通車なら2年分で1万6,400円、軽自動車は一律6,600円です。

 

環境性能割は、取得価額に税率をかけて算出される税金で、燃費基準の達成度により0%~3%の税率が適用されます。

 

【中古車の諸経費 法定費用編.2】自賠責保険料

自賠責保険料は、車検時に加入が必要な強制保険で、加入していなければ車検を受けられません。

 

中古車の場合、車検が残っていれば「自賠責保険未経過相当額」として、残存期間分の保険料を日割りや月割りで支払うのが一般的です。

 

一方、車検切れの中古車や車検満了日が近い場合は、新たに24か月分の自賠責保険に加入する必要があります。

 

【中古車の諸経費 法定費用編.3】リサイクル料金

リサイクル料金は、車を廃車にする際の適正処理費用として、新車購入時に前払いされるものです。中古車の場合すでに支払い済みのため、購入時に販売店へ支払ってリサイクル券を受け取ることになります。

 

具体的な金額は車種によって異なり、軽自動車では8,000円~1万円程度が一般的です。普通自動車は1万円~1万8,000円程度で、車両サイズが大きくなるほど高額になる傾向があります。

 

正確な金額を知りたい場合は、自動車リサイクルシステムのホームページで、車両登録番号から検索してみましょう。

 

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中古車の諸経費である代行費用は販売店により大きく差がある

金額提示をする業者

中古車購入時の代行費用は、販売店によって大きく金額が異なることをご存知でしょうか。車庫証明取得から登録手続き、納車まで、同じサービスでも販売店によって数万円もの差が生じることがあります。

 

主要な代行費用である車庫証明取得代行・登録代行・納車費用について、金額の目安を確認しましょう。

 

【中古車の諸経費 代行費用編.1】車庫証明取得代行

車庫証明の取得代行費用は、地域や代行業者によって差がありますが、販売店に依頼する場合は1万円~3万円程度が一般的な相場です。

 

自分で車庫証明を取得すれば法定費用のみで済みますが、平日の昼間に2回警察署へ出向く必要があり、書類の不備があれば再提出となってしまいます。

 

時間に余裕がない人や手続きを他人に任せたい人は、多少の費用がかかっても代行サービスを利用する価値は十分にあるでしょう。

 

【中古車の諸経費 代行費用編.2】登録代行費用と納車費用

登録代行費用の相場は、2万円~5万円程度です。この費用には、名義変更や移転登録に必要な書類作成、運輸支局での手続きなどが含まれます。

 

自分で登録手続きを行える中古車販売店もありますが、複雑な手続きを専門家に一任できるため、代行サービスを活用するのがおすすめです。

 

また、納車費用の相場は5,000円~3万円程度と幅があり、販売店から自宅までの距離によって金額が変動します。

 

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中古車の諸経費のトラブルを避けるポイント

見積書の確認をするファミリー

中古車の諸経費に関するトラブルは、購入後の満足度を大きく左右する重要な問題です。「思っていたより高額な請求をされた」「不明瞭な費用項目があった」といった経験を持つ人もいるでしょう。最後に、心配なく中古車を購入するために押さえておくべきポイントを解説します。

 

中古車購入時は見積書で諸経費の内訳を確認する

中古車を購入する際、諸経費のトラブルで後悔することは珍しくありません。車両価格が安くても、諸経費が異常に高額で、総支払い額が予算を大きく超えてしまうケースも存在します。

 

特に注意が必要なのは、「納車準備費用」「クリーニング費用」「販売手数料」といった曖昧な名目で請求される費用です。見積書の内訳が「諸経費一式」とまとめて記載されている場合は、詳細な内訳を求めましょう。

 

中古車購入時の不明瞭な諸経費は遠慮なく質問する

見積書に記載された諸経費の中で、内容がはっきりしない項目を見つけたら、購入を決める前に販売店に確認しましょう。「土日祝納車費用」「オークション陸送費」「広告掲載料」などは、本来車両価格に含まれるべき費用です。

 

質問する際は「この費用は何の作業に対する料金ですか」「他の販売店でも同じような費用がかかりますか」と、具体的に尋ねましょう。

 

誠実な販売店であれば、各費用の根拠を明確に説明してくれます。もし曖昧な回答しか得られない場合は、その販売店での購入を再検討すべきかもしれません。

 

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まとめ

ミニチュア人形と車の模型

中古車の諸経費は、車両価格の10%~20%程度が相場です。諸経費は大きく分けて、自動車税や自賠責保険料などの「法定費用」と、車庫証明取得や登録代行などの「代行費用」に分類されます。

 

購入時は見積書で諸経費の内訳を確認し、不明瞭な項目があれば遠慮なく質問することが大切です。総額表示か車両本体価格表示かも事前に確認して、予算オーバーを防ぎましょう。

 

▼ライタープロフィール

中古車諸経費はいくら必要?法定費用と代行費用の内訳で分かる適正価格

鈴木祐貴

車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。

現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。

バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。

 

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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。

 

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よくある質問

 

Q.中古車購入にかかる諸費用の内訳は?

A.中古車購入にかかる諸費用には、検査登録手続き代行費用、車庫証明手続き代行費用、納車費用(陸送費)、洗車・クリーニング代などが含まれます。車検のない車であれば、車検代行手数料などがプラスされることもあるでしょう。

 

Q.中古車購入にかかる諸費用はどこのお店でも同じ?

A.諸費用の内訳や金額は、販売店によってさまざまです。見積もりを出してもらった際に、内訳を確認するようにしましょう。ちなみに、自動車税などの税金や自賠責保険料といった法定費用だけは、どこで買っても変わりません。

 

Q.中古車販売店の表示価格は諸費用込み?

A.販売店で表示されている中古車の価格は、基本的に車両本体価格のみです。諸費用は、購入する人の状況や条件によって変動します。車両本体価格が安いに越したことはありませんが、まずは見積もりを取り、諸費用を含めた総額を見て検討しましょう。

 

Q.中古車購入の諸費用が高いと感じたらどうすればよい?

A.諸費用の相場は一概にはいえません。見積もりを取ったどの店より諸費用が高くても、車両本体価格やサービス内容を含めれば、結果的にお得ということも多くあります。内訳を見て不自然な項目がないかチェックしつつ、総合的に判断しましょう。

 

Q.中古車購入にかかる諸費用は値引きできる?

A.代行費用のなかには、自分で行うことで節約できるものもあるでしょう。たとえば、車庫証明取得は自分でもできる手続きです。また、購入した車を販売店まで取りに行けば、自宅まで陸送費を節約できます。見積もりを見ながら、担当者に相談してみましょう。

 

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