レクサスNXの自動車税・重量税・保険料などの維持費を詳しく解説!
レクサスNXは、2014年に誕生したレクサス初のコンパクトSUVです。RXよりもコンパクトなSUVを求めるユーザーを中心に人気を集めました。2021年に2代目へとフルモデルチェンジし、より魅力が高められています。
本記事では、現行型レクサスNXの自動車税や重量税、保険料などの維持費について詳しくまとめました。レクサスNXの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・現行型レクサスNXはどのグレードを選んでも自動車税は一律で4万3,500円。
・NX450h+のみグリーン化特例の対象となり、翌年度の自動車税が軽減される。
・レクサスNXは、グレードによって重量税が異なる点にも目を向けよう。
レクサスNXとは?
初代レクサスNXは、2014年7月にレクサスとして初めてのコンパクトクロスオーバーSUVとして誕生しました。個性的でスポーティーなデザイン、スポーツドライビングとSUVらしい力強さを追求した、コンパクトながらもレクサスの魅力が詰まったモデルです。
2021年にはフルモデルチェンジを実施しており、現行型の2代目となりました。現行型レクサスNXの新車価格は550万円~772万5,000円ですが、中古車を選択肢に含めることで予算に合わせた選択ができます。
ネクステージにおけるレクサスNXの流通量はそれほど多くありませんが、走行距離が少なく状態の良い車両が多い傾向です。ぜひ選択肢に含めてみてはいかがでしょうか。
ここからは、現行型のレクサスNXを所有した場合の維持費について解説します。
(参考:『NX(レクサス)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
レクサスNXの自動車税
レクサスNXを所有すると、毎年自動車税を納める必要があります。ここでは、基本的な自動車税の仕組みから、具体的なレクサスNXの自動車税額を確認しましょう。レクサスNXはグレードによって排気量が異なりますが、自動車税の区分は変わりません。
レクサスNXの自動車税の仕組み
レクサスNXの自動車税は新車購入・中古車購入にかかわらず、登録した月の翌月から翌年の3月までの残り月数分を月割で納付する仕組みです。例えば、9月にレクサスNXを購入して登録した場合、10月分から翌年3月分までの自動車税を納付します。
翌年度からは5月初旬ごろに納税通知書が送付されるため、手元に届いたら納付期限までに納めることが大切です。何らかの事情によって納税せずにいると、延滞金が発生したり差し押さえられたりするため、お困りの際は都道府県税務事務所に相談しましょう。
なお、レクサスNXをローンで購入した場合、車検証上の所有者はローン会社やディーラーです。この場合、所有者ではなく使用者が自動車税を支払う必要があります。
レクサスNXの自動車税額
普通自動車の自動車税額は、排気量によって区分されています。現行のレクサスNXは3グレード構成ですが、どのグレードを選んでも自動車税は一律で4万3,500円です。2.4Lエンジン搭載車と2.5Lエンジン搭載車がありますが、自動車税の区分は変わりません。
レクサスNXのグレード別の自動車税額の詳細は、下記表をご確認ください。
|
排気量 |
税額(自家用) |
NX450h+ (プラグインハイブリッド車) |
2.487L |
4万3,500円 |
NX350h (ハイブリッド車) |
||
NX350 (ガソリンターボ車) |
2.393L |
※2025年8月時点の情報です。
このうち、プラグインハイブリッド車のNX450h+がグリーン化特例の対象となり、翌年度の自動車税が約1万1,000円に軽減されます。
レクサスNXの重量税
自動車重量税は車両重量0.5tごとに区分されており、車検の有効期間分をまとめて納付します。自動車税のように毎年納付するのではなく、車検期間分をまとめて支払う仕組みです。そのため、新車購入時には3年分、その後は車検毎に2年分を納めます。
レクサスNXのグレード別の重量税額は、下記表を参考にしてください。
|
取得時 |
初回車検時 |
NX450h+ “version L” AWD |
0円 (約3万7,500円減税) |
0円 (約2万5,000円減税) |
NX450h+ “F SPORT” AWD |
0円 (約3万7,500円減税) |
0円 (約2万5,000円減税) |
NX450h+ “OVERTRAIL” AWD |
0円 (約3万7,500円減税) |
0円 (約2万5,000円減税) |
NX350h “version L” 2WD/AWD |
1万5,000円 (約1万5,000円減税) |
約2万円 (減税なし) |
NX350h “F SPORT” 2WD/AWD |
1万5,000円 (約1万5,000円減税) |
約2万円 (減税なし) |
NX350h “OVERTRAIL” AWD |
1万5,000円 (約1万5,000円減税) |
約2万円 (減税なし) |
NX350h 2WD/AWD |
0円 (約3万円減税) |
約2万円 (減税なし) |
NX350 “F SPORT” AWD |
約3万7,500円 (減税なし) |
約2万円 (減税なし) |
NX350 “OVERTRAIL” AWD |
約3万7,500円 (減税なし) |
約2万円 (減税なし) |
※2025年8月時点の情報です。
レクサスNXの取得時から初回車検時までの税額を比較すると、NX450h+とNX350では重量税の納付額に約5万7,500円の差があることが分かります。グレード選びでは、車両本体価格だけでなく、減税額も考慮して選択するのがおすすめです。
レクサスNXの自賠責保険料・自動車保険料
レクサスNXにかけるべき保険は、2種類あります。ひとつは法律で全ての車の加入が定められている「自賠責保険」、もうひとつは自賠責保険で対応できない補償をカバーするための「自動車保険」です。ここでは、レクサスNXにかかる保険料について解説します。
自賠責保険
レクサスNXをはじめとする全ての車は、法律によって自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)への加入が義務付けられています。これは、事故によって他人に損害を与えた際の賠償責任を補償するための制度です。なお、その特性から強制保険とも呼ばれます。
自賠責保険に加入しないと車検に合格できませんが、車検に合格した後に自賠責保険が切れて無保険状態になるケースがあるため注意が必要です。車検切れによる「無車検運行」と自賠責保険が切れによる「無保険運行」の場合、より重い罰則となります。
自家用乗用車に分類されるレクサスNXの自賠責保険料は、新車購入時に2万3,690円(36か月)もしくは2万4,190円(37か月)です。その後は車検毎に1万7,650円(24か月)もしくは1万8,160円(25か月)を支払います。
自動車保険
レクサスNXのような高級SUVを所有するなら、自動車保険選びは重要です。自動車保険は法的な強制力がないため任意保険とも呼ばれますが、自賠責保険は最低限の対人補償しかカバーしていないため、事故やトラブルに備えるには自動車保険が不可欠といえます。
この自動車保険は、運転者自身が必要な補償内容を選んで加入する保険です。相手の車や建物、自分の車、自分や同乗者のけがなど、自賠責保険だけでは足りない補償を補填するために加入します。
レクサスNXにかかる自動車保険料は、さまざまな条件によって金額が大きく変わるため、一概には言えません。自分に合った補償内容を見極め、いくつかの保険会社に見積もりをとるのがおすすめです。
月払いも可能ですが、1年分の保険料をまとめて支払うことで割引が適用される保険会社が多い傾向です。
レクサスNXのその他の維持費
レクサスNXを所有すると、継続的に自動車税や重量税、保険料を支払う必要があります。しかし、維持費はこれだけではありません。ここでは、その他の維持費を確認しておきましょう。
・メンテナンス費用
レクサスNXの定期的なメンテナンスとして、エンジンオイル・オイルエレメント交換やタイヤ交換、バッテリー交換、エアフィルターなどの交換費用がかかります。しかし、レクサスの場合、消耗部品も3年間は無料となるため保証期間中は安心です。
・駐車場代
自分でレクサスNXの駐車場を所有している場合はかかりませんが、賃貸駐車場を利用する場合は事前に近所の相場を調べておくと良いでしょう。
・車検費用
レクサスNXの車検有効期間は、新車購入から3年間、それ以降は2年間です。車検の都度、重量税や自賠責保険料などの法定費用および車検基本料がかかります。
・燃料代
レクサスNXは、全てのグレードで無鉛プレミアムガソリン指定です。WLTCモード燃費はプラグインハイブリッド車で19.6km/L、ハイブリッド車で19.9km/L~22.2km/L、ガソリンターボ車で11.7km/Lです。
このように、自動車税や重量税、保険料だけでなく、細かい維持費にも目を向けることで後悔のない車選びができるでしょう。
まとめ
現行型レクサスNXの自動車税は、どのグレードを選んでも一律で4万3,500円です。なお、NX450h+のみグリーン化特例の対象となり、翌年度の自動車税が軽減されます。
レクサスNXの重量税は車検の度にかかる税金ですが、グレードによって金額が異なるため、維持費を抑えたい場合は自動車税だけでなく重量税にも目を向けると良いでしょう。
中古車を選択肢に含めることで予算に合わせた選択ができます。ネクステージにおけるレクサスNXの流通量はそれほど多くありませんが、走行距離が少なく状態の良い車両が多い傾向です。ぜひ選択肢に含めてみてはいかがでしょうか。
【この記事の執筆者】
松田 莉乃
過去の愛車は32GT-R、180SX、33Z。車の構造に興味を持ち「自分の車は自分で作りたい」という気持ちから自動車整備工場に勤務した経験を持つ。中古車買取査定員やタウン情報誌の編集部として仕事をした経験を活かし、主に車・タイヤ関係のメディアを対象に2020年からフリーランスのライター兼エディターとして活動中。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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