ライズの自動車税種別割の目安は?グリーン化特例の適用や支払い方法を解説
車の維持費の中でも、毎年発生する自動車税種別割は、ライズオーナー様や購入を検討されている方にとって、特に気になる費用ではないでしょうか。
この記事では、ライズの自動車税種別割の具体的な税額や税額が変わる条件について詳しく解説します。納税時の支払い方法や万が一納税通知書が届かない場合の対処法について解説していますので、自動車税種別割の支払いに備える際にお役立てください。
※目次※
・ライズの自動車税種別割は排気量によって異なり、例えば1L以下は税額2万5,000円に該当する。
・ライズにはガソリン車とハイブリッド車があり、ガソリン車は特定の年数を超えると重課の対象になる。
・自動車税種別割の支払い方法は複数の選択肢が用意されているため、自治体の対応状況の確認が必要。
ライズの自動車税種別割の税額の目安
自動車税種別割は、車の排気量で税額が決まります。2025年7月時点のライズの発売モデルは、総排気量0.996Lのガソリン車と、総排気量1.196Lのガソリン車とハイブリッド車が主なラインアップです。
そして、自動車税種別割は以下の金額です。
|
営業用 |
自家用:令和元年10月1日以後初回新規登録 |
自家用:令和元年9月30日以前初回新規登録 |
1L以下 |
7,500円 |
2万5,000円 |
2万9,500円 |
1L超~1.5L以下 |
8,500円 |
3万500円 |
3万4,500円 |
(2025年7月時点の情報)
令和元年10月1日以降に購入したライズの総排気量0.996Lガソリン車であれば、税額2万5,000円が目安です。総排気量1.196Lのガソリン車やハイブリッド車であれば、3万500円くらいになるでしょう。
ただし、これはあくまで基本的な税額なので、車の環境性能や年式によっては税額が変わることがあります。
ライズの自動車税種別割が安くなるケースはある?
自動車税種別割は、車の排気量を基準に税額が決まります。しかし、環境性能に優れた車には「グリーン化特例」が適用され、税額が軽減されたり増額されたりすることがあるのです。
ライズにはガソリン車とハイブリッド車があり、このグリーン化特例による優遇措置は、エンジンの種類によって異なります。それぞれの税額がどのように影響を受けるのか、詳しく見ていきましょう。
自動車税種別割が安くなるケース
環境負荷の低い車を選ぶと、「グリーン化特例」という制度で自動車税種別割が減税されます。この特例の対象となるのは以下に該当する車両で、これらの車両を購入すると翌年度の自動車税種別割が大幅に軽減されます。
軽課の対象 |
・排出ガス基準及び燃費基準が軽減基準の条件を満たす営業用乗用車 ・電気自動車(燃料電池自動車を含む。) ・天然ガス自動車(平成30年排出ガス基準適合又は平成21年排出ガス基準NOx10%低減) ・プラグインハイブリッド自動車 |
残念ながら、ライズはガソリン車とハイブリッド車が展開されていますが、グリーン化特例の軽課対象車はありませんでした。
自動車税種別割が高くなるケース
グリーン化特例は、環境に優しい車の税金を安くするだけではありません。実は、環境への負荷が大きいと判断される車には、税金が上乗せされる仕組みも含まれています。
具体的には、以下の条件に該当する車がこの増税の対象となる可能性があります。車両の購入時やご自身の車の税額を確認する際には、この点も考慮に入れるようにしましょう。
重課の対象 (4月1日時点の初回新規登録後) |
・ディーゼル自動車:11年を超える車 ・ガソリン自動車やLPG自動車:13年を超える車 |
ライズの場合、初回新規登録から13年を超えたガソリン車がこの重課の対象になります。ガソリンを使っていてもハイブリッド車の場合は重課の適用外です。
重課されると、おおよそ15%の税金が上乗せされ、1L以下で自動車税種別割が通常2万9,500円の車両の税額は、重課対象になると約3万3,900円です。排気量1L超~1.5L以下で通常3万4,500円の車両は、約3万9,600円となります。
ライズの自動車税種別割を支払うには?
ライズを所有していると、自動車税種別割が毎年かかります。この税金は車を所有する上で避けては通れない出費なので、いつまでに、どうやって支払うかをここでしっかり確認しておきましょう。
通常は5月末日が納付期限
ライズの自動車税種別割は、毎年5月上旬に届く納税通知書を使って支払うのが一般的です。納付期限は基本的に5月31日までなので、通知書が届いてから約1か月の間に支払いを済ませる必要があります。
この期間内であれば、コンビニエンスストアや金融機関、インターネットバンキングなど、さまざまな方法で支払えます。もし期限が土日祝日と重なる場合は、次の平日まで延長されることもあるため、正式なスケジュールは納付書の確認が必要です。
納付期間は短く感じるかもしれませんが、あらかじめ支払い方法を決めておけば、慌てずに対応できるでしょう。
支払い方法は自治体によって異なる
自動車税種別割の支払い方法は、今や現金払いだけではありません。あなたのライフスタイルに合わせて、さまざまな選択肢から選べます。一般的なのは、納税通知書を持って銀行、郵便局、またはコンビニエンスストアで現金払いをする方法です。
忙しい方には、口座振替が便利です。一度手続きすれば、翌年以降は自動で引き落とされるため、支払い忘れの心配がありません。また、クレジットカード決済も可能です。手数料はかかりますが、カードのポイント還元を受けられるメリットもあります。
近年では、スマートフォン決済アプリやペイジー、インターネットバンキングでの支払いも利用できるようになりました。ただし、これらの支払い方法は、お住まいの自治体によって対応状況が異なるため、事前に確認しておきましょう。
ライズの自動車税種別割の納付書が届かないときの対処法
納税通知書が届かないまま自動車税種別割の納付期限が迫っている場合は、速やかな確認が必要です。期限を過ぎてしまうと、いくつかの不利益が生じるため、すぐに対応しましょう。
納付書が届かないときに考えられる状況
納税通知書が届かない主な原因はいくつか考えられます。まず、郵便事故の可能性です。配達中に紛失したり、誤った場所に配達されたりして、手元に届かないケースがあります。
次に多いのが、住所の記載間違いです。車検証に登録されている住所が間違っていると、通知書が正しく届きません。また、引っ越し後に住民票の変更は済ませたのに、車検証の住所変更を忘れてしまっている場合も、通知書が届かない原因になります。
もし納税通知書が届かない場合は、何らかのトラブルが起きている可能性が高いです。納付期限が近づいても通知書が届いていないことに気づいたら、すぐにお問い合わせ窓口へ連絡して、納税通知書の再発行を依頼しましょう。
納付期限を超過した場合に考えられること
自動車税種別割を期限までに支払わないと、いくつかの厄介な問題が発生する可能性があります。まず、延滞金が発生するリスクです。この延滞金は、支払いが遅れるほど増えていき、自治体によって利率は異なりますが、滞納期間が長引くほど金銭的な負担は大きくなってしまいます。
さらに困るのは、車検に必要な納税証明書が発行されなくなることです。これがなければ車検が受けられず、結果として公道を走れなくなる可能性が出てきます。
そして、最も避けたいのは、滞納が長期にわたると、最終的には財産の差し押さえといった法的措置が取られることもありえる点です。こうした予期せぬトラブルに巻き込まれないためにも、納税は期限内に行いましょう。
まとめ
ライズの自動車税種別割は、お持ちの車の排気量で税額が決まります。1L以下で自動車税種別割が通常2万9,500円の車両の税額は、重課対象になると約3万3,900円ほどになるでしょう。
自動車税種別割の納付期限は、毎年5月末日が一般的です。うっかり忘れてしまわないように、期限までにしっかり納税を済ませましょう。
【この記事の執筆者】
福沢知留
フリーランスとして2017年から活動するライター兼エディター。豪雪地帯で約10年間FRセダンを走らせた経験を持ち、現在は子育てに適したファミリーカーを愛用する3児の母。車への深い愛情と豊富な経験を生かし、複数の車関係メディアで編集を担当するなど数々の記事制作に携わっている。
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