「未使用車」や「新古車」の魅力はなに？
「未使用車」は一度登録だけされているため中古車に分類されますが、新車販売店が登録（販売店名義で登録し、ナンバーを取得）しただけであり、運行には使用されていない（未使用の）車です。「新古車」と呼ばれることもあります。登録はされていますが、ユーザーの名義にはなっていないため、いわゆる「ワンオーナー車」とは全く異なります。
一般的には走行距離が100ｋｍ以下で、車検が切れていない（抹消登録されていない）状態の車両を指しますが、走行距離が100㎞以下でもレンタカーとして登録された車両などは未使用車には分類されません。未使用車の正式名称は普通車が「登録済み未使用車」、軽自動車が「届出済み未使用車」となっています。
未使用車や新古車は新車価格より何十万と値引きされた状態で、すでに一部税金や重量税も支払い済みのため、諸費用等が新車に比べ安くなることが一般的です。クルマによってはドアバイザーやナビゲーション、ＥＴＣなどが付属しているものもあり、新車より魅力的な部分も多く、新車価格の上昇が続くなか、常に注目されてきたカテゴリーです。
ただし、車種によって未使用車が流通しやすいモデルと、ほとんど流通しないモデルが存在し、すべての車種で未使用車を手に入れることができるわけではありません。また、新車の生産状況の影響を大きく受けるため、その時々により未使用車の流通量は大きく増減することがあります。
登録済み（届出済み）未使用車を見つけたら、「新車と比べてどれくらいお得になっているか」「同車種の現在の新車納期はどれくらいか」「メーカーオプションやディーラーオプションが装着済みか」など、自分にとってどれだけ魅力的に映るかを総合的に判断して選ぶことが重要です。
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