【電気自動車】BMWi3のポイントと中古車の注意点を徹底解説
「BMWi3にはどのような特徴があるのか」「BMWの電気自動車の特徴を知りたい」と、興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。地球環境への配慮から、現在BMWi3のような電気自動車は世界中で注目を集めています。
しかし、まだ日本では電気自動車の購入者が少なく、乗り換えに不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事ではBMWi3の購入の後押しができるよう、車種の特徴や電気自動車ならではの注意点をお伝えしていきます。
BMWi3や電気自動車に興味がある方は、ぜひご覧ください。
※目次※
・BMWi3はレンジエクステンダー機能で、電気自動車のデメリットであった航続距離を大きく改善
・洗車や整備には危険を伴うので、あらかじめ注意点を確認するのがおすすめ
・BMWi3を安心して購入するなら保証の充実したネクステージを活用しよう
【中古あり】BMWの2つのモデル
2020年現在BMWの電気自動車は、全世界で20万台以上とされています。BMWi3の台数は、そのうちの約半分とされているほどに、人気を集めている車種です。これほどに支持を集めるBMWi3には、2つのモデルがあります。
1.ピュアEV
2.レンジエクステンダー
ここではそれぞれのモデルの特徴を確認しておきましょう。
【モデル1】ピュアEV
BMWでは、i3で初めてピュアEVを採用しました。ピュアEVとは、エンジンを搭載していない電気自動車のことで、バッテリー式電動自動車とも呼ばれています。ピュアEVでは、エンジンの代わりに充電式の電池を使って動力を確保しています。
ガソリンエンジンのBMWと比べた最大のメリットは、燃料代が安いことです。例えば、ガソリン車で月に800km走行した場合の燃料代は、推定6,164円です。対して電気自動車で同じ走行距離で計算すると、推定2,770円となります。2倍以上の金額差が生まれました。
このように、ピュアEVは環境に優しいだけでなく、燃料代の節約にも効果的です。節約志向の方は、電気自動車の検討をおすすめします。
【モデル2】レンジエクステンダー搭載車
ピュアEVの仕組みには、レンジエクステンダーを搭載したモデルもあります。レンジエクステンダーとは、電気自動車の航続距離をさらに伸ばすためにガソリンによる補助発電を可能にしたシステムのことです。
もし走行中にバッテリー充電が足らなくなったうえ、電気充電できる施設が近くにない場合ガス欠になってしまう場合もあります。しかし、レンジエクステンダーを搭載していればガソリンスタンドで給油することで万が一に備えられます。
ピュアEV単体の航続距離は295kmのところ、レンジエクステンダー搭載モデルなら最大466kmまで走れるようになるのです。
なお充電スポットの少ない郊外に遠出する機会があれば、ガソリンスタンドを事前に見つけておきましょう。
3つの特徴と評判
ここでは、i3が従来のBMWと比べてどのような特徴があるのかを解説します。
主に下記3点です。
- 1.軽量化に成功
- 2.ワンペダルドライブ
- 3.LEDヘッドライト搭載
BMWi3には最新の技術が集約されています。それぞれ初心者でも理解できるよう、シンプルに説明します。BMWi3に乗り換えようか迷っている方は、車種選びの参考にしましょう。
【BMW130iの特徴1】軽量化に成功
BMWi3は、従来のガソリン車よりも軽量化に成功しました。他のBMWでは2,500kgを超えるモデルもある中、i3の重量は1,420kgです。軽量化を叶えたのはカーボン・ファイバーとアルミ合金です。これらの素材により軽くて丈夫なボディを実現しました。
軽量化によって得られるメリットは2つあります。
- ・コーナリング性能アップ
- ・部品の消耗が少ない
車体が軽い分、コーナーを曲がる際に遠心力がかかりません。遠心力が少なくなれば、カーブでの横滑りと浮き上がりが軽減され、安全性の高い走りが可能になるのです。
さらに、車の重量が軽いと、部品の消耗が少なくてすみます。重さがかかる方が、タイヤをはじめとする各パーツへの負担が軽減されるからです。結果として故障のリスクも少なくなり、メンテナンス費用が抑えられます。
【BMW130iの特徴2】ワンペダルドライブ
BMWi3は、ワンペダルドライブを採用しています。
ワンペダルドライブとは、アクセルのみを使って速度調節するシステムのことです。アクセルを踏み込む力を緩めると、スピードが落ちます。ペダルを踏み換えずにシンプルな運転が可能になりました。
【BMW130iの特徴3】LEDヘッドライト搭載
BMWi3では、ヘッドライトにLEDを使っています。これにより、電力の節約とライトの長持ち化が進んだのです。
従来のHIDランプと比較すると、具体的には以下のような差があります。
|
LED |
HID |
|
消費電力 |
35W・55W |
12~27W |
|
寿命 |
2,000時間 |
40,000〜50,000時間 |
また、従来のヘッドライトではヘッドライトをつけてから光量が安定するまでに、5秒程の度タイムラグが発生します。しかしLEDを使うことで、瞬時に明るさのピークに達するようになりました。
BMWの2つの欠点
BMWi3を購入する際には、気をつけたい点があります。良し悪しを両方把握した上で購入を検討しましょう。ここでは、電気自動車ならではの2つの欠点を説明します。住んでいる地域の環境に合うか、自分のライフスタイルとマッチするか、ぜひ考えながらご覧ください。
- 1.充電スポットが少ない
- 2.航続距離がガソリン車よりも短い
【BMW130iの欠点1】充電スポットが少ない
1つ目の欠点は、充電できるスポットがまだ少ないことです。電気自動車は基本的に、ガソリンスタンドでは充電ができません。2019年の経済産業省・資源エネルギー庁調査では、ガソリンスタンドは30,000店以上あると発表されています。対して、電気自動車用の充電ステーションは18,000程度しかありません。
近くに充電ステーションがなければ、自宅で充電をする必要があるでしょう。しかし一般家庭の充電環境では、フル充電できるまでに時間がかかります。具体的には充電ステーションでは15~60分程度、自宅充電では4~8時間の充電が目安です。
充電スポットとなぜ時間の差があるのかというと、充電スポットでは急速充電を前提としているのに対し、家庭では普通充電しかできないからです。さらに自宅充電をするには、工事も必要です。戸建てならば工事の自由はききやすいですが、賃貸では設備を増設できるか問い合わせしてから購入を検討しましょう。
【BMW130iの欠点2】航続距離がガソリン車よりも短い
BMWi3は、ガソリン車と比べると、航続距離が短いです。先ほど説明したように、ピュアEVモデルは295kmで、レンジエクステンダーによる補助を合わせると、は466kmです。
一方、ガソリン車だと航続距離は900kmを超えるような車種もあります。ガソリンで走るBMWのモデルと比べると、続けて走行できる距離はかないません。航続距離で比べるなら、ガソリン車の方が効果を発揮するでしょう。
中古車を安く購入した後に気をつけること
BMWi3には、電気自動車ならではの注意点があります。具体的には、下記6点です。
- 1.充電したまま洗車をしない
- 2.火傷に注意
- 3.事故対応の方法を知っておく
- 4.医療機器利用者の注意事項を知っておく
- 5.歩行者への接近に注意する
- 6.回生ブレーキに注意する
中には怪我や体の調子に関わる項目もあります。購入後に困ることのないよう、あらかじめ確認しておきましょう。
【気をつけること1】充電したまま洗車をしない
充電しながらの洗車は避けましょう。火災や感電の危険性があるからです。また、充電時を避けた洗車でも、充電口を確実に閉めるよう注意してください。
どうしても不安な場合は、電気自動車の充電に対応しているガソリンスタンドで洗車サービスをお願いすると安心です。充電が終わるまでの待ち時間に、スタッフが洗車をしてくれます。
感電の危険性を避け、電気系統に水がかからないよう気をつけましょう。
【気をつけること2】火傷に注意
2つ目の注意点は火傷の恐れがあることです。電気自動車は充電中や走行直後は、部品の温度が上がっていて大変危険です。そのため、整備を素手で行わないようにしましょう。
電気自動車には、オレンジ色をした部品があります。これは高電圧が流れている箇所を分かりやすくする目印です。命に関わるような感電を引き起こす可能性もある場所なので、決して触らないようにしましょう。
電気自動車では、それ以外にも知識なしに触ると危険な場所がいくつもあります。取扱説明書では危険な部分を解説しているので、確認したうえで整備をしましょう。または、ネクステージなどの整備を請け負っているお店を探して、プロに頼んでしまうのが安心です。
【気をつけること3】事故対応の方法を知っておく
電気自動車を購入したら、事故の対応方法を把握しておきましょう。
事故が起きた場合は、電気自動車に触ってはいけません。火傷や感電のリスクがあるからです。電気自動車の温度上昇や電圧の変化は、目視では確認できません。安全確認ができるまでは、電気自動車から距離をとって待機するようにしましょう。また、リチウム電池の液漏れが見つかった場合には消防に通報するのがおすすめです。
BMWの公式サイトでは、緊急時のためのレスキューマニュアルが公開されています。BMWi3を購入したら必ず目を通しましょう。こちらには、専門的な訓練を受けた隊員のみがほどこせる処置も解説しています。もしものときにすぐ確認できるよう、印刷して車内に保管しておくと良いでしょう。
【気をつけること4】医療機器利用者の注意事項を知っておく
医療機器を使用している人は、特別な注意点があります。該当する人や、家族に利用者がいる場合は必ず確認しておきましょう。
まず、医療機器を使っている人は急速運転中の電気自動車に近づかないようにしましょう。なお、植え込み型心臓ペースメーカーか植え込み型除細動器を使っている人は、自分で急速運転を行わず周りの人にお願いする必要があります。
家庭でできる普通充電では、機器の埋め込みがある部分を充電の周辺機器に近づけないように、十分注意しましょう。また充電中は、なるべく車の外で待機するのが安全です。
不安な方は、BMWi3の購入を検討している段階で主治医に相談しましょう。体に影響を与える可能性があるので、取扱説明書や主治医からの指示を守ることが大切です。
【気をつけること5】歩行者への接近に注意する
電気自動車に乗るときは、ガソリン式の自動車よりも歩行者に注意する必要があります。電気自動車は静音性に優れすぎているため、歩行者が車に気付きにくいからです。注意した方が良いのは、次のような場面です。
- ・発車直後
- ・停止中
- ・徐行時
- ・後退時
特に、止まっている状態から少しずつ速度が上がるとき、最も音が小さくなります。歩行者が近くにいないか目視確認を怠らず、危険のない運転をしましょう。もし歩行者のそばを通るときは、できる限り距離をあけて通ることをおすすめします。
【気をつけること6】回生ブレーキに注意する
電気自動車での回生ブレーキとは、前述のワンペダルドライブに使われているブレーキの仕組みです。アクセルを緩めるとブレーキがかかります。電気自動車特有のものなので、BMWi3で初めて電気自動車を運転する方は、違和感があるかもしれません。
回生ブレーキのコツをつかんでいないと、停車時にガクッと車体が引っかかるような止まり方になってしまいます。慣れるまでは無理な運転をせず、ていねいなアクセル操作を心がけましょう。
まとめ
BMWi3は電気自動車であり、充電をすることで省エネルギーを実現した車です。ガソリン代を節約できるメリットがあります。しかし、電気自動車に対応した充電スポットはまだまだ少なく、遠出の際はペース配分に注意した方がいいでしょう。
BMWi3を検討している方は、ネクステージでの購入がおすすめです。ネクステージであれば輸入車のBMWi3でも最長で3年にわたる保証が受けられ、故障などのリスクに備えられるからです。すべての中古車に対し、法定点検整備を実施しています。ぜひ利用を検討してみてください。
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