メルセデス・ベンツのセダンが熱い!各クラス別の特徴をチェック!

メルセデス・ベンツは、本場ドイツをはじめとした世界中のユーザーから人気を集める車メーカーです。特にセダンタイプは複数のシリーズで展開していますが、具体的な特徴やそれぞれのスペックの違いを知らない方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、メルセデス・ベンツから販売されているセダンシリーズについて詳しく解説します。大衆向けからフラッグシップまでを項目に分けているため、予算を基準に選ぶことも可能でしょう。あわせて各シリーズのラインアップもご紹介します。
※目次※
・メルセデス・ベンツが販売しているセダンモデルは5シリーズから選択できる
・最高級モデルのメルセデス・マイバッハも追加され、AクラスからSクラスまで幅広い価格帯があるためスペックも含めてチェックしよう!
・年式を問わない車選びであれば中古車販売店がおすすめ。試乗サービスを活用してお気に入りの1台を見つけよう!
メルセデス・ベンツのセダンは種類が豊富!

各シリーズで複数のタイプが展開しています。2020年05月現在では販売しているシリーズの数は30を越えています。その中でもセダンタイプとしてシリーズ化しているのは下記の5種類です。
- ・Aクラス
- ・Cクラス
- ・Eクラス
- ・Sクラス
- ・メルセデス・マイバッハSクラス
セダンタイプは、各クラスで価格帯が異なります。Aクラスを例に挙げると、ボディタイプを問わず比較的お求めになりやすい新車価格を設定しています。それぞれ価格や特徴が異なっているため、ひとつひとつの魅力を理解できるようチェックしておきましょう。
コンパクトモデルのAクラスにセダンが仲間入り

コンパクトモデルのAクラスは、メーカー内でもリーズナブルな価格帯で1990年代から販売を開始しました。その中にセダンが含まれたことも要因のひとつとし、2020年05月においての現行モデルはすべてフルモデルチェンジされました。それにより拡大された空間もAクラスの大きな特徴です。それだけではなく、ディーゼルエンジンを搭載したモデルもラインアップに加わりました。スタンダードグレードの詳細情報とあわせてご紹介します。
タウンサイズが魅力のプレミアムコンパクトセダン
Aクラスは、メルセデス・ベンツの中でも大衆向けのモデルを多く展開しているシリーズです。セダンの他、ハッチバックタイプのコンパクトモデルも販売しています。小柄ながらにスタイリッシュな印象を高めるフロントデザインも特徴のひとつです。
現行モデルのAクラスセダンは、従来モデルよりもホイールベースを拡大しています。全体的なサイズ感は他のセダンに比べてコンパクトであるため、プレミアム感を損なわず街に馴染みやすいデザインといえるでしょう。
Aクラスセダンのラインアップ
現行モデルのラインアップには、Aクラスセダン全体で5種類のグレードがあります。新車価格だけでなく、最高出力や燃費性能も異なっています。以下に5種類のグレードの最小値から最大値を記載しているため、Aクラスセダンの大まかな特徴を把握しておきましょう。
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ラインアップ |
・A180 セダン ・A180 スタイルセダン ・A200d セダン ・A250 4MATIC セダン ・Mercedes-AMG A35 4MATIC セダン |
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最高出力 |
136PS~306PS |
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排気量 |
1,331cc~1,991cc |
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燃費(WLTCモード) |
12.3km/L~18.8km/L |
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新車価格 |
347万円~644万円 |
Aクラスセダンのスタンダードグレード

新車価格347万円のスタンダードグレード「A180 セダン」には、前輪駆動を採用しています。7速ATの採用により減速や加速を繰り返す場面でもスムーズな操作を体感できるでしょう。更に、燃費性能の高さも魅力のひとつと言えるのではないでしょうか。
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ボディサイズ |
全長4,550mm×全幅1,800mm×全高1,430mm |
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エンジン |
DOHC直列4気筒ターボチャージャー付き |
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最高出力 |
136PS |
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排気量 |
1,331cc |
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燃費(WLTCモード) |
15.7km/L |
日本で人気であるCクラスセダンの特徴とスペック

AクラスよりもワングレードアップしたシリーズとしてCクラスがあります。プレミアムモデルの中でもトップクラスの販売台数を誇るシリーズです。ボディタイプも複数展開しているため、ユーザーにとって選択肢が多い点も人気である理由のひとつといえるでしょう。続いてCクラスセダンのラインアップとスペックをご紹介します。
スポーティなデザインだけでない実力派
ステーションワゴンからカブリオレ(オープンカー)まで、幅広いラインアップがCクラスの魅力のひとつです。プレミアムモデルだからこそのパワートレインへのこだわりと、上級な走り心地を体感するのではないでしょうか。
Cクラスセダンでは、現行モデルへのフルモデルチェンジで6,500か所ものデザインが変更されました。これにより視覚的な高級感と無駄のない操作性を両立させたセダンであるともいえるでしょう。スポーツカーに近い走りを満喫したい方にも適した実力派モデルとして人気があります。
Cクラスセダンのラインアップ
現行モデルでは、Cクラスセダン全体で9種類あります。細分化するとBSG搭載モデルまで展開しています。以下の一覧を参考に価格差や性能差をチェックしてみましょう。
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ラインアップ |
・C180 ・C180 アバンギャルド ・C200 ローレウスエディション ・C200 4MATIC ローレウスエディション ・C220 d ローレウスエディション ・C350 3 e アバンギャルド ・Mercedes-AMG C 43 4MATIC ・Mercedes-AMG C 63 ・Mercedes-AMG C 63 S |
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最高出力 |
156PS~510PS |
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排気量 |
1,496cc~3,982cc |
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燃費(WLTCモード) |
12.3km/L~12.9km/L |
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燃費(JC08モード) |
8.8km/L~18.9km/L |
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新車価格 |
489万円~1,447万円 |
Cクラスセダンのスタンダードグレード

Aクラスセダンと異なり、後輪駆動を採用した点が「C180」の特徴です。ステレオカメラによるインテリジェントシステムも搭載し、ドライバーの事故リスクを軽減する役目も担っています。
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ボディサイズ |
全長4,690mm×全幅1,810mm×全高1,445mm |
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エンジン |
DOHC 直列4気筒ターボチャージャー付き |
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最高出力 |
156PS |
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排気量 |
1,496cc |
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燃費(WLTCモード) |
12.7km/L |
ディーゼルの革命派、Eクラスセダンの特徴とスペック

メルセデス・ベンツが展開するシリーズの中核にあたるのがEクラスです。ボディタイプや価格帯も幅広く、個性的なフロントデザインも特徴のひとつです。パワートレインには先進技術を搭載しているため、セダンの購入を希望する方はチェックしてはいかがでしょうか。スタンダードグレードのスペックもあわせてご紹介します。
日本初、ディーゼルプラグインハイブリッドも登場
価格帯では中核に位置し、新車価格700万円以上であるのがEクラスです。安心性と快適性の両立を実現し、2019年にはディーゼルプラグインハイブリッドモデルがラインアップに加わりました。日本において初めて流通した、パイオニア的存在です。
セダンモデルの特徴は、Aクラス・Cクラスよりも存在感を際立たせたフロントデザインといえるでしょう。2本のラインを描くヘッドライトも個性的です。使い勝手の良さにこだわったラゲッジスペースからも、メーカーのこだわりが感じられます。
Eクラスセダンのラインアップ
Eクラスセダンでは、駆動方式やエンジン性能によって10種類からグレード選択が可能です。価格・システムを以下にまとめましたので参考にしてみてはいかがでしょうか。
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ラインアップ |
・E200 アバンギャルド ・E200 4MATIC アバンギャルド ・E220 d アバンギャルド ・E300 アバンギャルド スポーツ ・E350 de アバンギャルド スポーツ ・E450 4MATIC エクスクルーシブ ・Mercedes-AMG E 53 4MATIC ・Mercedes-AMG E 64 4MATIC+ ・Mercedes-AMG E 64 S 4MATIC+ |
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最高出力 |
184PS~612PS |
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排気量 |
1,496cc~3,982cc |
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燃費(WLTCモード) |
12.0km/L~12.9km/L |
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燃費(JC08モード) |
9.1km/L~21.0km/L |
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新車価格 |
734万円~1,875万円 |
Eクラスセダンのスタンダードグレード

ベースグレードからBSGを標準装備としている点は、高級なEクラスが持つ魅力のひとつです。低速域や加速時に電力のサポートを受けることによって、よりスムーズで快適な乗り心地につなげています。
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ボディサイズ |
全長4,930mm×全幅1,850mm×全高1,455mm |
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エンジン |
DOHC 直列4気筒ターボチャージャー付き |
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最高出力 |
184PS |
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排気量 |
1,496cc |
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燃費(WLTCモード) |
12.9km/L |
フラッグシップモデルSクラスセダンの特徴とスペック

メーカーが展開するシリーズの中でも、特にラグジュアリーなデザイン・機能にこだわったものがSクラスです。Sクラスセダンも豊富なラインアップをそろえています。新車価格も含めて詳しい情報をチェックしてみてはいかがでしょうか。特徴的な要素や、グレード全体でのスペック幅をご紹介します。
パワートレインの選択肢が広いSクラス
メーカー全体で、フラッグシップモデルにあたるシリーズがSクラスです。他にクーペやカブリオレも展開しています。上質で高性能なスポーツモデルを求める方にも魅力的なシリーズといえるでしょう。
セダンからは15種類のグレードが選択でき、パワートレインや安全装備の希望を叶えやすい点も特徴的です。他シリーズとは異なるフロントグリルのデザインは、Sクラスならではの充実感を与えてくれるでしょう。
Sクラスセダンのラインアップ
新車価格は、ハイグレードモデルでは2,500万円を超えるものもあります。以下に一部のグレードを抜粋しているため、新車価格以外の要素もチェックしながら好みのモデルを探してはいかがでしょうか。
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ラインアップ |
・S440 d スポーツリミテッド ・S450 エクスクルーシブ スポーツリミテッド ・S400 d ロング ・S560 e ロング ・S560 ロング ショーファーリミテッド ・S560 4MATIC ロング スポーツリミテッド ・Mercedes-AMG S 63 ロング ・Mercedes-AMG 63 4MATIC+ ロング |
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最高出力 |
340PS~612PS |
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排気量 |
2,924cc~5,980cc |
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燃費(JC08モード) |
8.8km/L~14.2km/L |
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新車価格 |
1,215万円~2,616万円 |
Sクラスセダンのスタンダードグレード

ベースグレードにも直列6気筒のシリンダーを採用し、出力・トルクを高めたスペックが魅力的です。ディーゼルエンジンにより高い燃費性能を発揮しているため、環境面でも満足感を得られるでしょう。
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ボディサイズ |
全長5,155mm×全幅1,915mm×全高1,495mm |
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エンジン |
DOHC 直列6気筒ターボチャージャー付き |
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最高出力 |
340PS |
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排気量 |
2,924cc |
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燃費(JC08モード) |
14.2km/L |
自動車の芸術品マイバッハSクラスの特徴とスペック

メルセデス・ベンツの中でも特別な存在として扱われるのが「マイバッハ」の名前が付くシリーズです。世界に初公開された当初の伝統を守り続けているため、メルセデス・ベンツファンにとって魅力の多い車でもあります。現行モデルのラインアップとスペックをチェックしてみましょう。
ラグジュアリーを追求した品のある空間が魅力
1900年代に初めて登場し、現代のメルセデス・ベンツモデルとして復活したモデルが「メルセデス・マイバッハSクラス」です。他のシリーズとは一線を画す存在で、芸術的ともいえるデザインとインテリアは目を惹くことでしょう。
2020年05月現在はセダンタイプのみの販売となっているため、特別感を増幅するラグジュアリーモデルともいえるでしょう。フロントグリルのデザインから車内のディテールまで、マイバッハSクラス独特の雰囲気を放っています。
マイバッハSクラスのラインアップ
現行モデルで展開されているグレードは3種類です。トップグレードモデルの排気量は5,980ccにも上るため、大柄なボディで迫力のある走りを楽しめるでしょう。ラインアップは比較的少ないものの、新車価格や燃費性能にほかにはない特徴があります。以下の表から全体の幅を把握しておきましょう。
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ラインアップ |
・メルセデス・マイバッハ S560 ・メルセデス・マイバッハ S560 4MATIC ・メルセデス・マイバッハ S650 |
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最高出力 |
469PS~630PS |
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排気量 |
3,982cc~5,980cc |
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燃費(JC08モード) |
8.4km/L~9.1km/L |
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新車価格 |
2,398万円~2,930万円 |
マイバッハSクラスのスタンダードグレード
新車価格2,000万円を超えるスタンダードグレードには、V型8気筒のパワートレインを採用しています。全長5,465mm・ホイールベース3,365mmのボディは内観の広さを確保しているため、長いドライブも快適に過ごせるでしょう。
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ボディサイズ |
全長5,465mm×全幅1,915mm×全高1,495mm |
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エンジン |
DOHC V型8気筒ツインターボチャージャー付き |
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最高出力 |
469PS |
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排気量 |
3,982cc |
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燃費(JC08モード) |
9.1km/L |
メルセデス・ベンツのセダンを比較するなら試乗しよう!
リーズナブルなAクラスから最高級モデルのメルセデス・マイバッハまで、豊富なラインアップに選択を迷う方もいるかもしれません。動画や書籍のみでは情報を得にくい部分もあるため、中古車販売店にて実車比較することもおすすめです。
試乗サービスを利用することにより、それぞれのシリーズの乗り心地や性能を体感することができます。中古車市場には旧モデルも多数出回っているため、新旧それぞれの魅力を比較する良い機会にもなるでしょう。
まとめ

2020年05月現在、メルセデス・ベンツでは5つのシリーズからセダンモデルを展開しています。大衆向けから超高級車まで幅広いため、予算も踏まえた上で好みのセダンを見つけましょう。スペックを比較すると、性能の違いなどが分かりやすくなります。
購入に進むための選定を行いたい方は、中古車販売店に相談することも有益な方法のひとつです。予算よりも安価で手に入るかもしれません。新旧さまざまなモデルを比較したい場合は、ぜひネクステージにお任せください。
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