MINIはディーゼル車(軽油モデル)とガソリン車どちらがおすすめ?

MINIを購入する際、ディーゼルモデルとガソリンモデルのどちらを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか。クリーンディーゼルモデルは車両価格が高いものの、軽油を使用することから燃費が良く、維持費が抑えられることで人気を集めています。
本記事では、MINIを選ぶ上で知っておきたいディーゼル車とガソリン車の違い、おすすめモデルを紹介しますので、ぜひ車選びの参考にしてください。
※目次※
1.MINIのディーゼルモデルとガソリンモデルの特徴をおさらい
3.MINIのディーゼルモデルとガソリンモデルの価格と維持費を比較
・MINIのディーゼルモデルは軽油を使用するため、燃費が良く、燃料価格が安いのが魅力。
・MINIに限らず、軽油を使用する車は車両価格が高く、短距離走行を続けると不具合につながる。
・MINIのディーゼルモデルを安く手に入れたいなら「初代 ミニクロスオーバー クーパーD」がおすすめ。
MINIのディーゼルモデルとガソリンモデルの特徴をおさらい

MINIのディーゼルモデルの購入を検討するなら、ガソリンモデルとの違いをおさらいしましょう。使用燃料には軽油とガソリンの違いがありますが、その他にも異なる特徴を持っています。
ここでは、エンジンの仕組みやそれぞれの特徴、ディーゼルエンジンの排ガスについても解説します。
ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの仕組み
ディーゼルエンジンとガソリンエンジンは、燃料の燃焼方式が異なります。
ガソリンエンジンは、燃料と空気の混合気に点火プラグで火花を飛ばして点火する仕組みです。これは、ガソリンは引火しやすいという燃料の性質が関わっています。
一方、ディーゼルエンジンは、混合気の圧縮で発生する熱によって自然発火させます。これは、軽油が自然発火(着火)しやすいという燃料の性質を持っているためです。
また、ディーゼルエンジンは部品点数が多く生産コストがかかる、エンジン自体が重く音が大きいという特徴があります。
ディーゼルエンジン・ガソリンエンジンの特徴
ディーゼルエンジンは、エンジンの圧縮比が高いことから大きなトルクを発揮しやすく、低回転域を得意とします。一方、ガソリンエンジンは低速トルクが小さく、最高出力が大きいため、高回転域を得意とするのが特徴です。
ディーゼルエンジンは、燃焼エネルギーを効率よく動力に変換できるため、燃費性能に優れています。また、ガソリンよりも価格が安い軽油を燃料として使用するため、維持費を抑えられるのもメリットです。
しかし、ディーゼルエンジンは振動や騒音が発生しやすい一方で、ガソリンエンジンは振動が少なく、静粛性が高いという特徴があります。
ディーゼルエンジンの排ガスは環境に悪影響を及ぼす?
ガソリンは完全燃焼しやすい性質がある一方で、軽油は排ガスに窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)、粒子状物質(PM)などが含まれます。昔のディーゼル車の特徴であった「騒音」「臭い」「汚い排ガス」は十分に処理できなかったこれらの物質が原因です。
近年販売されている「クリーンディーゼルエンジン」は、排出したPM粒子を物理的に集めるDPF(微粒子除去フィルター)や、EGRクーラーによってNOxの発生を抑制するなど、現代の厳格な排ガス規制にもしっかりと対応し、環境負荷を低減しています。
MINIに限らず、ディーゼルモデルのちょい乗りはおすすめできない
おしゃれなMINIで、より毎日を彩りたいと考える方もいるでしょう。日常の買い物や通勤も、好みの車ならハッピーに過ごせます。
中には、徒歩で数分ほどの短距離でも車に乗るという方もいるかもしれません。しかし、ディーゼル車のちょい乗りは、エンジンの調子を悪化させることにつながるため、乗り方には注意が必要です。
クリーンディーゼルエンジンは、先述したDPFフィルターで有害物質を捕らえ、排気ガスのみを通過させます。しかし、そのままではフィルターにすすが堆積して目詰まりしてしまうため、一定量溜まった時点で再生作業が必要です。
多くの車種は走行中に条件が合えば自動で行われますが、短距離走行が続きすすが一定量を超えると警告灯が点灯します。警告灯が点灯した場合は、強制的に再生作業を行う必要がありますが、これを繰り返すと不具合につながる恐れがあるため注意が必要です。
目安としては、週に一度は30分以上連続して運転することを意識しましょう。
MINIのおすすめのディーゼルモデルを紹介!
MINIのディーゼル車(軽油モデル)を手頃な値段で手に入れたいなら、中古車を選択肢に含めるのがおすすめです。現行車にも軽油モデルはありますが、ここでは、より価格と性能のバランスが取れた「初代MINIクロスオーバー」を紹介します。
初代 ミニクロスオーバー クーパーD
初代ミニクロスオーバー・クーパーDは、燃費性能とパワーのバランスに優れたモデルです。2014年に誕生したクロスオーバーのディーゼルモデルは、初代ミニクロスオーバーの中で後期モデルに該当します。
5ドアは多人数で乗車する際にも乗り降りしやすく、家族でも快適に過ごせるでしょう。立体駐車場にも入るコンパクトサイズながら、燃費は3ドアモデルよりも優れています。
ディーゼルエンジン特有の力強い加速は、坂道や信号の多い街中で実感できます。荷物をたくさん積む必要がある方には、特におすすめのモデルといえるでしょう。
(参考:『ミニクロスオーバー (軽油) (MINI)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
MINIの現行モデルにもディーゼルモデルはある!
MINIの現行モデルにも、ディーゼルモデルはラインアップされています。ミニクロスオーバーを紹介しましたが、現在は第3世代への移行に合わせて改名され「ミニ カントリーマン)」の名で販売中です。
初代クロスオーバー同様、燃費性能と走行性能のバランスに優れています。予算に合わせて、検討してみてはいかがでしょうか。
PRMINIのディーゼルモデル
クーパーSD クラブマン

チリパッケージ 革シートセット リアビューカメラ/パークディスタンスコントロール 純正ナビ Bluetooth クルーズコントロール 白革 パワーシート シートヒーター LEDヘッド ETC 禁煙車
159.4 万円
クーパーD クロスオーバー

ペッパーパッケージ 純正ナビ アダプティブクルーズコントロール LEDヘッドライト LEDフォグライト パワーバックドア デュアルオートエアコン コンフォートアクセス Bluetooth ETC
185.9 万円
クーパーD

5ドア LEDライトパッケージ カメラ/パーキングアシストパッケージ ペッパーパッケージ 純正ナビ リアビューカメラ ユニオンジャックデザインリアコンビネーションランプ 禁煙車 ディーゼル
139.9 万円
クーパーD クロスオーバー

ブラックデザインパッケージ(純正17インチ5本ツインスポークアルミホイール) ミントパッケージ(HIDヘッドランプ/LEDフロントフォグランプ) CD再生 オートエアコン ルーフレール 1オーナー
107.9 万円
クーパーSD クラブマン

ペッパーPKG リアビューカメラ/パークディスタンスコントロール 純正ナビ プライバシーガラス LEDヘッドランプ ツインマフラー デュアルオートエアコン ETC内蔵ルームミラー スマートキー 禁煙車
174.5 万円
クーパーD
DATE

3ドア カメラ/パーキングアシストPKG ペッパーPKG LEDヘッドランプ/ユニオンジャックデザインLEDリアランプ 純正ナビ デュアルオートエアコン スマートキー プライバシーガラス 禁煙
189.9 万円
クーパーSD

3ドア スポーツドライビングパッケージ カメラ・パーキングアシストパッケージ ペッパーパッケージ レーダークルコン 純正ナビ Bluetooth ブラック塗装17インチAW コンフォートアクセス 禁煙
202.9 万円
クーパーSD
DATE

5ドア 地デジTV カメラ/パーキングアシストPKG ペッパーPKG アクティブクルコン ヘッドアップディスプレイ ユニオンジャックテールライト デジタルメーター 純正ナビ LEDヘッドライト 禁煙車
259.9 万円
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※価格は支払総額
MINIのディーゼルモデルとガソリンモデルの価格と維持費を比較

MINIを購入する上で、ディーゼルモデルとガソリンモデルのどちらを選ぶかは重要な問題です。軽油を燃料とするディーゼルエンジンと無鉛プレミアムを使用するガソリンエンジンの価格や維持費には、大きな違いがあります。
ここでは、おすすめモデルのMINI初代クロスオーバーの価格と維持費を例に挙げて解説していきます。
中古車相場
MINIの初代クロスオーバーのクーパー(ガソリンモデル)と、クーパーD(ディーゼルモデル)の中古車販売相場を比べてみましょう。
クーパー(ガソリンモデル)とクーパーD(ディーゼルモデル)の差は、約10万円ほどです。
|
MINI初代クロスオーバー |
中古車販売相場 |
|
クーパー |
約75万円~120万円 |
|
クーパー D |
約89万円~130万円 |
※2025年2月時点におけるネクステージの中古車販売相場です。
クーパーには、2014年式の走行距離1.5万kmの車で約160万円の車両も存在しましたが、その1台を除いた相場を記載しています。
維持費
購入価格が約10万円ほどの差しかないのであれば、燃料コストパフォーマンスに注目が集まります。
ここでは、年間走行距離1万kmを想定してシミュレーションしました。初代クロスオーバーのクーパー(ガソリンモデル)とクーパーD(ディーゼルモデル)を比べた場合、ガソリンモデルと比べてディーゼルモデルのほうが4万円ほどお得になります。
|
燃料価格 |
プレミアムガソリン |
軽油 |
|
195.9円 |
164.7円/L |
※経済産業省 資源エネルギー庁による調べ(2025年1月29日公表)。
|
MINI初代 クロスオーバー |
燃費 |
年間使用量 (10,000km想定) |
年間の燃料代 |
|
クーパー |
14.0km/L |
約714L |
約13万9,872円 |
|
クーパー D |
16.3km/L |
約613L |
約10万532円 |
購入価格の差額10万円を燃料代で回収するには、約2年~3年かかる計算になります。購入を検討する際は、価格差と燃費のバランス、走行距離などを総合的に判断することが重要です。
まとめ

MINIのクリーンディーゼルモデルは車両価格が高く初期投資はディーゼルのほうが高くなる傾向がありますが、軽油を使用することから燃費が良く燃料価格も安いため、維持費の面では優位性があります。長距離走行が多い場合はディーゼルモデルも検討しましょう。
しかし、MINIにも採用されているクリーンディーゼルエンジンは、短距離走行のみを繰り返すと不具合につながります。また、短距離走行が多く年間走行距離が少ない場合は、車両価格の差を上回る恩恵を受けられないかもしれません。自身の使用状況を考慮することが大切です。
【この記事の執筆者】

松田 莉乃
過去の愛車は32GT-R、180SX、33Z。車の構造に興味を持ち「自分の車は自分で作りたい」という気持ちから自動車整備工場に勤務した経験を持つ。中古車買取査定員やタウン情報誌の編集部として仕事をした経験を活かし、主に車・タイヤ関係のメディアを対象に2020年からフリーランスのライター兼エディターとして活動中。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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