コペン の買取ポイント
コペンの人気は?
令和に販売されていた軽スポーツオープンカーは、コペンと「ホンダ S660」の2車種だけ
です。それぞれに特長があるため純粋な人気度を測れませんが、コペンはデザインの豊富さと実用性の高さが評価されています。
このような点からファン層も広く、女性やシニアといったスポーツカーとは少し距離のあるドライバーからも人気です。ファンクラブの「Copen Club」や工場見学の「Copen Factory」が用意されるなど、ダイハツ車の中でもコアなファンを持っています。
リセールバリューの傾向は?
クラシカルなデザインからスポーティーなデザインまで種類が豊富なこと、約20秒で開閉できる「アクティブトップ」を採用していることから、コペンは初代・2代目ともにリセールバリューが高い傾向にあります。
コペンのリセールバリューは当年が約94%、1年落ちが約83%、2年落ちが約84%、3年落ちが約77%、5年落ちが約69%、7年落ちが約65%、10年落ちが約50%です。
初代モデルの後期でも約半分のリセールバリューがあるため、低年式車であっても状態によっては高価買取が期待できるでしょう。
高く評価されるには?
2代目コペンはデザイン性の違いから、グレードによる評価の差が大きく変わります。専用装備を備える「Cero」「XPLAY」「GR SPORT」は、高く評価されるでしょう。その中でも、MT車はAT車より高く評価される傾向にあります。
初代モデルで人気があるのは「アクティブトップ」ですが、それ以上に高く評価されやすいのが「ULTIMATE LEATHER EDITION」や「ULTIMATE EDITION II」などの特別仕様車です。
2代目モデルは、最後の特別仕様車「20周年記念特別仕様車」も通常グレードに負けない人気があります。
コペンの高価買取を目指すならネクステージへ!
コペンは2002年にデビューし、2024年10月に惜しまれながら生産を終了しました。法規制対応モデルの登場が期待される中、中古車市場では、初代・2代目ともに高い人気を誇ります。
リセールバリューの高いコペンは、売却先選びが売却が大切です。ネクステージは経験豊富な専門スタッフがお客さまの愛車をしっかりと評価し、納得のいく金額を一発で提示いたします。愛車の売却先に迷われている方は、高価買取の実績が豊富なネクステージにご相談ください。
コペン の歴代モデルを紹介
コペン 2代目モデル (LA400K) 2014年式の特徴
2代目コペンは、2014年6月に発売されました。「感動の走行性能」「自分らしさを表現できるクルマ」を目指し、新骨格構造や内外装着脱構造を新たに採用しています。
新骨格構造「D-Frame」は、オープンスポーツカーらしい走りを支える基本骨格として開発されました。フロント・サイド・リアのフロアを切れ目なくつないだ構造から、高い曲げ剛性とねじり剛性を実現します。入念なボディチューニングにより、操縦安定性と乗り心地も向上しました。
2代目コペン最大の特徴ともいえる外板の着せ替えを可能としたのが、内外装着脱構造の「DRESS-FORMATION」です。
DRESS-FORMATIONは外板を13個の樹脂パーツで構成し、そのうちの11枚を交換できます。車を着せ替えるという世界初の試みから、大きな注目を集めました。このときに発売されたグレードは「Robe(ローブ)」のみです。
フルモデルチェンジと同じ年の11月に、2つ目の意匠「XPLAY(エクスプレイ)」が発売されました。「タフ&アグレッシブ」をコンセプトとしたXPLAYは、Robeにはないダイナミックなデザインが特徴です。また、12月にはRobeの上位グレード「Robe S」が追加されました。
2015年6月には、3つ目の意匠「Cero(セロ)」とXPLAYの上位グレード「XPLAY S」を追加しています。また、同年12月にはCeroの上位グレード「Cero S」が追加されました。
2016年4月のマイナーチェンジでは、DRESS-FORMATIONの新デザイン「カラーフォーメーション type A」をRobeとRobe Sにオプション装備として追加しています。
この他、マルチリフレクターハロゲンフォグランプ、ステアリングスイッチなどが標準装備され、インパネ・トリム基調色がブラックに統一されました。
2018年12月には、「東京オートサロン2016」に出展したコンセプトカーの市販車「コペン クーペ」を200台限定で発売しています。コペン クーペはCeroをベースとしており、CFRP製のハードルーフを装着した流麗なクーペフォルムが特徴です。
2019年10月には、TOYOTA GAZOO Racingと共同開発した「GR SPORT」が追加されました。足回りのチューニングや空力パーツの採用により、上級グレードを上回るスポーティーな走りが楽しめます。
2021年4月の一部改良では、サイドミラーを拡大するとともに、オートライトを全車に標準装備しました。2022年6月には、コペン生誕20年を記念した「20周年記念特別仕様車」を発表しています。20周年記念特別仕様車は1,000台限定となり、発表からわずか1週間で受注台数が1,000台に達しました。
なお、コペンは2024年10月下旬をもって生産を終了しています。ネクステージにおけるコペンの買取価格は、2019年~2023年までのモデルで151万7,4000円~205万6,000円です。
コペン 初代モデル (L880K) 2002年式の特徴
初代コペンは、2002年6月に発売されました。「ACTIVE TOP COMPACT OPEN(アクティブ・トップ・コンパクトオープン)」をコンセプトとし、気軽に楽しめるオープンタイプスポーツカーとして開発されています。
ルーフのタイプは、軽自動車初となる電動開閉式の「アクティブトップ」、脱着式のハードトップ「ディタッチャブルトップ」の2種類です。ディタッチャブルトップにはリアスポイラーがセットで装着されるため、よりスポーティーな走りを楽しめます。
搭載エンジンは、ツインカム4気筒16バルブEFIターボエンジン「JB-DET型」です。トランスミッションは、スーパーアクティブシフト付き電子制御式4AT「ESAT」、スーパー5MTの2種類が設定されています。
2006年6月には、特別仕様車「ULTIMATE EDITION(アルティメット エディション)」が発売されました。ULTIMATE EDITIONは、アクティブトップ仕様をベースにビルシュタイン製ショックアブソーバー、BBS製15インチアルミホイール、アルカンターラを使用したレカロ製シートなどが装備されています。
2007年9月には、ダイハツ創立100周年を記念した「ULTIMATE EDITION II MEMORIAL」が発売されました。ULTIMATE EDITIONをベースに、ブラックメッキフロントグリルやアルティメット専用サイドエンブレムなどの専用装備が装着されます。
2008年12月の一部改良では、脱着式のオープニングカバー(格納したルーフのカバー)、フィルムアンテナが標準装備されました。2009年9月には、ULTIMATE EDITION IIに本革製スポーツシートや専用ドアトリムを装備した特別仕様車「ULTIMATE LEATHER EDITION」を追加しています。
2010年8月の一部改良では、ベースグレード「アクティブトップ」にプロジェクター式ディスチャージヘッドランプ、シートヒーター、イモビライザーシステムなどが標準装備されました。
また、レカロ製シートや本革製スポーツシート、MOMO製ウッド&レザーステアリングなどが装備される新グレード「ULTIMATE EDITION S」も追加されています。
2012年4月には、2012年8月末の生産終了に伴う特別仕様車「10th アニバーサリーエディション」が発売されました。10th アニバーサリーエディションはアクティブトップをベースとしており、10thアニバーサリーロゴとシリアルナンバー付きのアルミスカッフプレートカバーが装備されます。
ネクステージにおける初代コペンの買取価格は、2009年~2010年までのモデルが19万1,000円~86万6,000円、2011年~2012年までのモデルが23万1,000円~157万6,000円です。
コペン のトリビア
コペンの概要
コペンは、2002年にデビューした軽自動車のオープンカーです。軽自動車とは思えないハンドリングと快適な乗り心地、豊富なデザインから多くの人に愛されています。
初代モデルの大きな特徴は、軽自動車で初めて油圧機構の電動開閉ルーフ「アクティブトップ」を採用したことです。開閉時間はそれぞれ約20秒となり、スイッチを押すだけで操作できます。
2代目のモデルは内外装着脱構造の「DRESS-FORMATION」を採用したことで、外板の着せ替えができるようになりました。自分だけのコペンが作れるというのが、2代目モデルの大きな特徴です。
コペンの魅力
コペンの魅力は爽快な走りと燃費性能にありますが、より独自性のある魅力はデザインの豊富さです。
2代目モデルは「Robe」「XPLAY」「Cero」「GR SPORT」それぞれでデザインが異なり、RobeとCeroに関してはDRESS-FORMATIONセットにより11種類の外板パーツの着せ替えができます。
初代モデルは、ルーフの開閉方式が「アクティブトップ」と「ディタッチャブルトップ」の2種類が用意されており、アクティブトップ仕様車は特別仕様車が豊富です。
また、コペンはカスタムパーツが豊富に用意されているため、購入後に思い思いのカスタムが楽しめます。
コペンのデザイン
2代目コペンのデザインはグレードによって変わります。
「Robe」には、フロントからボディサイドにかけ立体的な弧が連続する「ダブルスウィープシルエット」が採用されており、躍動的で流麗なスタイルが特徴です。リアには、揚力を低減させる「ダックテール」が採用されています。
「XPLAY」は、タフ&アグレッシブをコンセプトとしたダイナミックなデザインが特徴です。フロントグリルとフェンダーが他のグレードに比べワイルドで、リアにもたくましさのあるデザインが採用されています。
「Cero」は、フロントからリアスポイラーまでの滑らかな曲線、万華鏡のようにきらめくLEDリアコンビランプが特徴です。流れる雫をイメージしたデザインが採用されています。
「GR SPORT」は、スポーティーなワイド&ロースタイルが特徴です。TOYOTA GAZOO Racingとの共同開発のため、GRエンブレムが装着されます。
コペンのスペック
コペンはスポーツカーですが、軽自動車のためボディサイズは軽自動車規格に収まっています。また、グレードによるボディサイズの違いはありません。
2代目コペンのボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,280mmです。現在の軽自動車規格(ボディサイズ)は全長3,400mm以下、全幅1,480mm以下、全高2,000mm以下のため、全高以外は規格いっぱいに作られていることが分かります。
ライバル車の「ホンダ S660」と比較した場合、全長と全幅は同サイズです。全高はコペンのほうが100mm高くなり、最小回転半径もコペンのほうが小さくなります。
ホンダ S660のボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,180mm、
最小回転半径は4.8mです。コペンの最小回転半径は、ホンダ S660より0.2m小さい4.6mです。
・ボディサイズ:全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,280mm
・室内サイズ:室内長910mm×室内幅1,250mm×室内高1,040mm
・最低地上高:110mm
・ホイールベース:2,230mm
・最小回転半径:4.6m
・車両重量:850kg~870kg
コペンのグレード
2代目コペンは「Robe」「Robe S」「XPLAY」「XPLAY S」「Cero」「Cero S」「GR SPORT」の7グレードが用意されています。
しかし、2024年10月下旬の生産終了に伴いXPLAYとXPLAY Sの生産も終了し、2025年5月現在公式サイトで紹介されているのはXPLAYとXPLAY Sを除いた5グレードです。なお、現在新車で購入できるのは販売店の在庫のみとなります。
グレード間の主な違いはデザインと装備です。
「Robe」にはLEDヘッドランプ、本革巻ステアリングホイール、フルファブリックのスポーツシートなどが標準装備されます。
「Cero」に標準装備されるのはBi-Angle LEDヘッドランプ、スパークルリフレクションのLEDリアコンビランプ、メッキフォグランプベゼル、シルバーリング付き・ブラック盤面の自発光式3眼メーターです。
「Robe S」と「Cero S」には、専用装備としてビルシュタインテールエンブレム、MOMO製本革巻ステアリングホイール、スエード調のレカロ製シートが装備されます。
「GR SPORT」に標準装備されるのは、GR SPORT専用MOMO製本革巻ステアリングホイール、GR SPORT専用盤面自発光式3眼メーター、GR刺しゅうロゴ入りスエード調レカロ製シート、GR SPORTエンブレム、GR SPORT専用コペンテールエンブレムです。
・Robe(CVT)
・Robe(5MT)
・Robe S(CVT)
・Robe S(5MT)
・XPLAY(CVT)
・XPLAY(5MT)
・XPLAY S(CVT)
・XPLAY S(5MT)
・Cero(CVT)
・Cero(5MT)
・Cero S(CVT)
・Cero S(5MT)
・GR SPORT(CVT)
・GR SPORT(5MT)
コペンのエンジン
初代モデルは直列4気筒ツインカムICターボ付きエンジン(JB-DET型)を搭載していましたが、2代目モデルは直列3気筒DOHCインタークーラーターボエンジン(KF-VET型)を搭載しています。
KF-VET型エンジンはバルブスプリングの強化、ピストン形状の変更が行われた新世代エンジンです。可変バルブ機構「DVVT」を採用し、初代モデルよりも低速域からのトルク特性が向上しました。また、4気筒から3気筒に変わったことで燃費性能も向上しています。
エンジンスペックは、最高出力64PS/6,400rpm、最大トルク92N・m/3,200rpmです。
コペンの燃費性能
2代目モデルのカタログ燃費は、トランスミッションによって変わります。CVT車のWLTCモード燃費は19.2km/L、5MT車は18.6km/Lです。
初代モデルのカタログ燃費は4AT車が15.2km/L~16.0km/L、5MT車が18.0km/L~18.8km/Lとなりますが、測定方法が「10・15モード」のため単純な比較はできません。しかし、現在使われているWLTCモードは10・15モードより厳しい国際基準のため、大幅に向上していることが分かります。
なお、燃費の測定モードは2011年3月以前に型式指定を受けた車に10・15モードが、2011年4月以降に型式指定を受けた車にJC08モードが採用されています。WLTCモード燃費は2017年より導入が始まり、2018年10月より表示が義務化されました。
コペンのボディカラー展開
2代目コペンのボディカラーは全9色ありますが、9色全て選べるのはCeroとCero Sのみとなり、Robe・Robe S・GR SPORTは8色です。
全グレードに共通するカラーは「リキッドシルバーメタリック」「パールホワイトIII」「ブライトシルバーメタリック」「ブラックマイカメタリック」「マタドールレッドパール」「トニコオレンジメタリック」「ジョーヌイエロー」「クリアブルークリスタルメタリック」です。
CeroとCero Sは、これに加え「ブリティッシュグリーンマイカ」が選べます。
「Dラッピング」というオプションを追加すれば、ルーフの色と素材の変更が可能です。Dラッピングのルーフカラーは「ブラック」「ワインレッド」「シルバー」の3色が用意されています。
