ミライース の買取ポイント
ミライースの人気は?
一般社団法人全国軽自動車協会連合会が発表した2024年4月~2025年3月の「通称名別新車販売確報」によると、ミライースの販売台数は乗用車全体の8位、ダイハツでは3位となっています。
順位だけ見ると人気はそれなりという印象を受けますが、スーパーハイトワゴンやハイトワゴン、軽SUVに人気が集まっていることを考えると十分な結果といえるでしょう。
ミライースのライバル車「スズキ アルト」は乗用車全体の13位のため、セダン系で見るとミライースのほうが人気です。
リセールバリューの傾向は?
ミライースをはじめとした軽自動車は、維持費の安さから高い需要があります。しかし、日本ではセダン系の人気はそれほど高くないため、ホンダ N-BOXやスズキ ハスラーほどのリセールバリューはありません。
軽自動車は規格の関係から米国に輸出できませんが、東南アジアや南アジアへは輸出されており、ミライースはパキスタンを中心に需要が高まっています。人気車種ほどまでとはいかないものの、5年落ちまでであれば50%前後のリセールは期待できるでしょう。
ミライースのリセールバリューの目安は、当年が約83%、1年落ちが約80%、2年落ちが約81%、3年落ちが約83%、5年落ちが約45%、7年落ちが約33%です。
(2025年4月の情報)
高く評価されるには?
ミライースはグレードによって装備が変わるため、装備が充実しているモデルほど高く評価されます。現行モデルであれば最上級グレードの「G“SAIII”」、純正ナビ装着用アップグレードパック車両の「X“リミテッドSAIII”」です。
初代モデルは「スマートアシスト」の搭載がグレード別となるため、スマートアシストが搭載されている上位グレードは高く評価されるでしょう。
ボディカラーは、ホワイト系の「シャイニングホワイトパール」、ブラック系の「ブラックマイカメタリック」が人気です。
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ミライースは、低価格と低燃費を実現したダイハツの人気軽自動車です。乗用車としてだけでなく社用車としても使われ、近年はアジア諸国での人気も高まっています。
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ミライース の歴代モデルを紹介
2代目モデルの特徴
現行モデルとなる2代目ミライースは、2017年5月に発売されました。ミライースの特長である低価格と低燃費はそのままに、安全・安心のプラスαを加えた「新・みんなのエコカー」として開発されています。
2代目ミライースの大きなポイントは、ダイハツ独自の事業構造「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)」の原点を確立するモデルであるという点です。
DNGAは軽自動車から小型車まで一括企画・一括開発する手法で、2代目ミライースのモデル概要でもある「低価格」「低燃費」「安全・安心」を軸に考えられています。
2代目ミライースは、軽量高剛性ボディ「Dモノコック」の採用により高剛性を高め、フロントフェンダーや燃料タンクなどに樹脂パーツを用いることで全モデル比最大80kgの軽量化も実現しました。カタログ燃費は先代モデルと変わりませんが、実燃費を向上させています。
安全装備には、2016年から採用が始まった「スマートアシストIII」が搭載されました。スマートアシストIIIの主な機能は歩行者対応の衝突回避支援ブレーキ、オートハイビームなどです。
また、軽自動車で初めてフロント2個、リア2個のコーナーセンサーを一部グレードに標準装備し、安全性能を大きく向上させました。
この他、快適装備として軽自動車初の電気スイッチ式バックドアオープナーを全グレードに標準装備、上級グレードの「G“SAIII”」と「X“SAIII”」に「TFTマルチインフォメーションディスプレイ」を標準装備しています。
パワーユニットは先代と同じく「KF型エンジン+CTV」ですが、スロットル開度と変速線図の見直しやキックダウン時の変速制御の最適化により、加速性が大幅にアップしました。
また、新開発の13インチタイヤの採用や足回り部品の最適化を行うことで、操縦安定性を高めるだけでなく高速走行時の安定感も実現しています。
2018年8月には、純正ナビ装着用アップグレードパック車両「X“リミテッドSAIII”」と「G“リミテッドSAIII”」が追加されました。純正ナビ装着用アップグレードパック装着車には、4カ所のカメラで映した映像をナビに映し出すパノラマモニターなどが標準装備されます。
2020年10月の一部改良では、オートライトが全グレード標準装備となりました。2024年9月の一部改良ではスマートアシストIIIが全車標準装備となり、それに合わせてグレード体系の見直しが行われています。2代目ミライースの買取価格は4万3,000円~107万3,000円です。
初代モデルの特徴
初代ミライースは、2011年9月に発売されました。消費者の環境意識・低価格志向に対応すべく、新技術「e:Sテクノロジー」の採用により低燃費・低価格を実現しています。
ミライースは「第3のエコカー」として開発されており、それを証明するのがJC08モード30.0km/L(2WD)の燃費性能です。ミライースが登場したときに販売されていた7代目アルト(2009年12月発売)のJC08モード燃費は24.5km/L(CTV・2WD)のため、当時としては驚異的な数値でした。
この低燃費は「e:Sテクノロジー」によるもので、パワートレイン・ボディ構造・エネルギーマネジメントの3つの技術により成り立っています。
パワートレインに採用されたのは、燃焼効率を高めた新エンジンと動力伝達効率を向上させたCVTです。ボディ構造ではシェルボディの骨格合理化をはじめとした省資源化により約60kgの軽量を実現しています。
エネルギーマネジメントとして、停車前アイドリングストップ機能を加えた「eco IDLE」の採用し、減速エネルギー回生機能を進化させました。ガソリン車のCVT車への停車前アイドリングストップ機能搭載は、ミライースが世界で初めてです。
2013年8月のマイナーチェンジでは、e:Sテクノロジーを進化させるとともに、一部グレードに「スマートアシスト」を標準装備しました。ダイハツの低燃費技術「クールドi-EGR」の搭載に加えCTV制御の見直しを行うことで、JC08モード燃費33.4km/Lの低燃費を実現しています。
またeco IDLEの見直しも行われ、アイドリングストップ停車前約11km/hから可能になりました。
2014年7月の一部改良ではe:Sテクノロジーがさらに進化し、2WD全グレードのJC08モード燃費が35.2km/L、4WDは32.2km/Lまで数値を上げています(デビュー時の数値は27.0km/L)。
2015年4月の一部改良では、ダイハツ独自のラッピング工法「Dラッピング」をルーフに採用したツートンカラーが追加されました。同時に、ダークメッキグリルや14インチアルミホイールなどの専用装備を装着した特別仕様車「X“Limted SA”」も追加しています。初代ミライースの買取価格は3万3,000円~46万8,000円です。
ミライース のトリビア
ミライースの概要
ミライースは、2011年に発売されたセダンタイプの軽自動車です。環境意識が高まる中、電気自動車・ハイブリッド車に次ぐ「第3のエコカー」として開発されました。
ミライースの名前は「エコ(ecology)とスマート(smart)」を略した「イース」をシリーズ名の「ミラ」と組み合わせたもので、エコには「Economy(節約・倹約)」の意味も含まれています。
その名の通り、ミライースはガソリン車ながら軽自動車トップクラスの燃費性能、エントリーグレードが100万円以下という驚きの価格帯を実現しました。
(2025年4月時点)
ダイハツはトヨタとスバルにOEM供給をしており、トヨタ ピクシスエポック、スバル プレオプラスはミライースのOEM車です。
ミライースの魅力
ミライースの魅力は、経済性の高さです。近年の軽自動車はハイブリッドシステムや先進安全装備の搭載により200万円近くまで上昇していますが、ミライースは100万円以下で購入できるグレードが2025年4月時点で存在しています。
e:Sテクノロジーによる低燃費のおかげでガソリン代も抑えられるため、軽自動車の特権でもある「購入費・維持費の安さ」をしっかりと体感できるでしょう。
その安さにもかかわらず、予防安全・運転支援機能「スマートアシストIII」はエントリーグレードにも標準装備されています。
小さいボディながら、大きな荷物が載せられる荷室も魅力のひとつです。4人乗車時は中型までのキャリーバッグが載せられ、後席を倒すことでより多くの荷物を積み込めるようになります。
ミライースのデザイン
2代目ミライースのエクステリアは、どっしりとした安心感のあるデザインが採用されています。
丸みを帯びていたボディはショルダーラインががっちりした強さのあるフォルムに、衝突安全性を感じられるようにボンネットフードが長くなりました。エアロスカート風のフロントバンパーにより、低重心でワイドな印象を与えます。
力強さはリアデザインにも反映されており、ポイントはバックウインドーからリアコンビネーションランプに入る黒のラインです。これによりワイド感が生まれ、初代モデルに持たれやすかった商用車感がなくなりました。
インテリアは、水平基調のインパネを採用した黒基調のシンプルなデザインです。アクセントカラーの白が入ることにより、モダンで上質な空間に仕上がっています。
ミライースのスペック
ミライースはセダンタイプの軽自動車のため、ダイハツの人気車種「タント」に比べると全高が低くなります。しかし、両車とも全長と全幅は軽自動車規格いっぱいに作られていることから、全高以外のサイズは変わりません。
ミライースのボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,500mm~1,510mmです。
同じセダンタイプでミライース最大のライバル「スズキ アルト」と比べてみると、タントと同じく全長と全幅は同じ、全高のみミライースが低くなります。アルトのボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,525mmです。
室内サイズは大差はないものの、全長に関しては駆動方式で広さが変わります。ミライースの室内サイズは室内長1,935mm~2,025mm×室内幅1,345mm×室内高1,240mm、アルト(ガソリン車)の室内サイズは室内長1,960mm×室内幅1,280mm×室内高1,260mmです。
室内長だけ見るとミライースの2WDは2,025mm、4WDは1,935mmとなり、アルトは2WD・4WD共に1,960mmとなるため、2WDはミライースのほうが長く、4WDはミライースのほうが短くなります。
・ボディサイズ:全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,500mm~1,510mm
・室内サイズ:室内長1,935mm~2,025mm×室内幅1,345mm×室内高1,240mm
・最低地上高:155mm~160mm
・ホイールベース:2,455mm
・最小回転半径:4.4m
・車両重量:650kg~740kg
ミライースのグレード
現行モデルのミライースは「B“SAIII”」「L“SAIII”」「X“SAIII”」「G“SAIII” 」の4グレード構成です。グレードによって標準装備の内容が変わります。
「B“SAIII”」はベースグレードです。スマートアシストIIIは標準装備となりますが、パワーウインドーはフロントのみ、ヘッドランプはハロゲンランプとなります。必要最低限の装備となりますが、100万円以下(2WD)で購入できるのは大きなポイントでしょう。
「L“SAIII”」は「B“SAIII”」の上位グレードです。基本的な装備は「B“SAIII”」と変わりませんが、パワーウインドーがリアにも装備されます。
「X“SAIII”」は上級グレードです。LEDヘッドランプや14インチホイール、リアドアとバックウインドーにスモークドガラスが装備されます。
「G“SAIII” 」は最上級グレードです。車速感応式オートロック機能付きパワードアロック、プッシュボタンスタート&キーフリーシステム、オート格納式ドアミラーなど、他のグレードに比べ快適装備が充実しています。
・B“SAIII”(FF)
・B“SAIII”(4WD)
・L“SAIII” (FF)
・L“SAIII” (4WD)
・X“SAIII”(FF)
・X“SAIII”(4WD)
・G“SAIII” (FF)
・G“SAIII” (4WD)
ミライースのエンジン
ミライースは、燃費性能を上げるために徹底したパワーユニットの軽量化、エネルギー効率化が行われています。
搭載されるエンジンは、直列3気筒12バルブDOHCエンジン(KF-VE)です。エンジン自体は初代モデルから変わっていませんが、オルタネーターベルトの低フリクション化などを行い、エネルギー効率を改善させています。
2013年から搭載されている「クールドi-EGR」による熱効率の向上、気筒別燃焼制御による燃焼状態の最適化も、低燃費を実現する技術・工夫です。KF-VE型エンジンはロングストローク化されているため、軽自動車ながらトルクフルな走りを楽しめます。
ミライースの燃費性能
ミライースのWLTCモード燃費は駆動方式によって変わり、2WDが25.0km/L、4WDが23.2km/Lです。ダイハツが販売するミライース以外の軽自動車は18km/L~21km/Lほどとなるため、燃費性能はミライースがダイハツ軽自動車の中で最も高くなります。
ライバル車であるスズキ アルトのガソリン車は2WDが25.2km/L、4WDが23.5km/Lです。ほぼ同等といえる数値ではあるものの、わずかながらミライースのほうが劣ります。
一方、スーパーハイトワゴンのホンダ N-BOXと比較すると、燃費が良いのはミライースです。背が高いことによる空気抵抗、スライドドアによる重量増加など純粋な比較は難しいものの、4km/Lの差は大きいといえるでしょう。N-BOX(ノンターボ車)のWLTCモード燃費は2WDが21.6km/L、4WDが19.4km/Lです。
ミライースのボディカラー展開
ミライースのボディカラーは全9色となり、グレードによって選べるカラーが異なります。
「B“SAIII”」で選べるカラーは「スカイブルーメタリック」「ブライトシルバーメタリック」「ホワイト」の3色となり、オプションカラーは選べません。
「L“SAIII”」は「スカイブルーメタリック」「ブライトシルバーメタリック」「ファイアークォーツレッドメタリック」「ブラックマイカメタリック」「ホワイト」「シャイニングホワイトパール」「プラムブラウンクリスタルマイカ」の7色が選べます。
「X“SAIII”」と「G“SAIII”」はカラー数が最も多く、8色から選択可能です。選べるカラーは「スカイブルーメタリック」「ブライトシルバーメタリック」「ファイアークォーツレッドメタリック」「ブラックマイカメタリック」「レモンスカッシュクリスタルメタリック」「スプラッシュブルーメタリック」「シャイニングホワイトパール」「プラムブラウンクリスタルマイカ」です。