ムーヴ の買取ポイント
ムーヴの人気は?
ムーヴは、スズキ ワゴンRとともにハイトワゴンブームをけん引したモデルです。ダイハツ車の中でも人気が高く、一般社団法人全国軽自動車協会連合会が発表した2022年4月~2023年3月の「通称名別新車販売確報」では、全体の第4位、ダイハツ車では2位を記録しています。
2023年6月に惜しまれながら生産を終了しましたが、セダン以上、スーパーハイトワゴン以下の軽自動車を求めるユーザーから根強い人気を集めています。
リセールバリューの傾向は?
ムーヴは生産終了車ですが、人気車種だったため比較的高いリセールバリューを維持しています。しかし、10年落ち以上となる5代目以前のモデルは10%以下となります。ある程度の買取価格を希望する場合は、できるだけ早めに売却しましょう。
ムーヴのリセールバリューは、1年落ちが約80%、2年落ちが約77%、3年落ちが約71%、5年落ちが約47%、7年落ちが約43%、9年落ちが約21%、10年落ちが約15%です。
高く評価されるには?
ムーヴの評価はグレードで大きく変わります。6代目ムーヴは「スマートアシスト」が全車標準装備ではないため、非搭載車の「L」はその他のグレードに比べ評価が下がるでしょう。
ムーヴよりムーヴカスタムのほうが人気が高いため、上級グレードの「カスタム RS”ハイパーSAIII”」や「カスタム X”VS SAIII”」は高評価が期待できます。ムーヴでは「L”SAIII”」、特別仕様車の「X”リミテッドII SAIII”」が高く評価されるでしょう。
ボディカラーは、ホワイト系・ブラック系・シルバー系が高く評価される傾向にあります。
ムーヴの高価買取を目指すならネクステージへ!
ムーヴは充実した安全装備と広い室内から人気があり、生産が終了した現在も根強いファンがいます。6代目の後期モデルには50%前後のリセールバリューがあるため、車の状態によっては高価買取が期待できるでしょう。
ムーヴの売却をお考えの方は、全国への無料出張査定に対応しているネクステージをご利用ください。ネクステージは、自社製品化・ダイレクト販売により高価買取が可能です。査定後には査定額と有効期限を記載した書面をお渡ししていますので、初めて車を売却するという方も安心してご利用いただけます。
ムーヴ の歴代モデルを紹介
ムーヴ 6代目モデル (LA150系) 2014年式の特徴
6代目モデルは、2014年12月に発売されました。「次世代ベストスモール」を開発テーマに基本性能やデザイン、装備などを大幅に向上させています。
基本性能の向上を支えているのは、新プラットフォームを軸に外部から車にかかる力と車から外部に伝える力をコントロールする「Force Control(フォースコントロール)」です。
新開発の軽量高剛性ボディ骨格構造「Dモノコック」の他、リアサスペンション・ストラットの剛性アップ、コイルスプリング・アブソーバ特性の最適化が行われた「Dサスペンション」、パワーモード切り替えステアリングスイッチ「Dアシスト」が採用されました。
なお、Dモノコックはダイハツ車初、パワーモード切り替えステアリングスイッチは軽自動車初採用となります。
この他、後方誤発進抑制制御機能(スマートアシスト搭載車)やTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ(ムーヴカスタム)が軽自動車で初めて搭載されました。
2015年4月の一部改良では、スマートアシストにカメラを追加した「スマートアシストII」が採用されました。スマートアシストIIには、新機能として「衝突警報機能(対歩行者)」「車線逸脱警報機能」が追加されています。
2016年6月の一部改良では、ハイパーシリーズ(ムーヴカスタム)の内装の仕様変更、純正ナビ装着アップグレードパックを標準装備するとともに、新グレード「カスタム X“Special”」を追加しました。
2017年8月のマイナーチェンジでは、ムーヴ・ムーヴカスタムともに内外装を刷新しています。また、スマートアシストIIが「スマートアシストIII」に変わり、オプションで「パノラマモニター」の装着が可能となりました。
2018年8月には、パノラマモニターを標準装備した新グレード「リミテッド」を追加しています。ムーヴはダイハツの基幹車種として活躍してきましたが、2023年6月下旬に生産が終了しました。
ネクステージにおける6代目ムーヴの買取価格は、2014年~2017年までのモデルが4万2,000円~137万円、2017年~2023年までのモデルが35万円~165万2,000円です。
ムーヴ 5代目モデル (LA100系) 2010年式の特徴
5代目モデルは、2010年12月に発売されました。「スペース系軽乗用車の次世代スタンダード」をテーマに、燃費性能を中心としたさまざまな改良が行われています。
搭載エンジンは、世界初となる「i-EGRシステム」を採用した第2世代KFエンジンです。i-EGRシステムによりエネルギー損失が低減し、燃費性能が向上しました。X・X“Limited”・カスタムGにはアイドリングストップ機能「eco IDLE」も搭載され、ガソリン車トップクラスの27.0km/L(10・15モード)を実現しています。
2011年7月の一部改良では、ミライースに採用された「e:Sテクノロジー」のうち、新エンジンと新eco IDLEが NA車に搭載されました。これにより、カタログ燃費がJC08モードで27.0km/Lに向上しています。
同年8月にはターボ車の改良が行われました。エンジン制御最適化、触媒構造の改善により、燃費性能と排出ガス浄化機能を向上させています。
2012年12月のビッグマイナーチェンジでは、e:Sテクノロジー第2弾を搭載するとともに、エクステリアのデザイン変更、安全性能の向上が図られました。
e:Sテクノロジー第2弾として、エネルギーマネジメントが行われています。軽自動車初となる「CVTサーモコントローラー」を採用することで、燃焼効率・動力伝達効率・燃費が向上しました。
また、軽自動車で初めて衝突回避支援システム「スマートアシスト」を採用しています(一部グレードに標準装備)。スマートアシストの主な機能は「低速域衝突回避支援ブレーキ機能」「誤発進抑制制御機能」「先行車発進お知らせ機能」「VSC&TRC」です。
2013年10月の一部改良では、ムーヴにターボ車が設定されました。この他、全車に「エマージェンシーストップシグナル」を標準装備させています。
ネクステージにおける5代目ムーヴの買取価格は、2010年~2012年までのモデルが3万1,500円~39万7,500円、2013年~2014年までのモデルが3万1,500円~51万7,000円です。
ムーヴ 4代目モデル (L175系) 2006年式の特徴
4代目モデルは、2006年10月に発売されました。開発コンセプトは、ムーヴが「わたしのかろやかオールマイティ」、ムーヴカスタムが「上質・快適移動体(ムーヴィング・アメニティ)」です。
エクステリアは、後方へ流れるようなボディフォルムへ進化しました。ムーヴには軽快で躍動感のある「アクティブ・スペーシャス・フォルム」、ムーヴカスタムには上質さと力強さを感じさせる「ダイナミック・スペーシャス・フォルム」を採用することで、それぞれの個性を引き立てています。
ロングホイールベース化により室内サイズも広がりました。室内長は2,110mm (2WD)、室内幅は1,350mmとなり、どちらも軽自動車最大です。リアシートは255mmのスライドが可能なため、足元を気にせずゆったりと座れます。
安全装備には、軽自動車初となる「プリクラッシュセーフティシステム」「車線逸脱警報機能」に加え、減速制御や追従走行を可能とする「レーダークルーズコントロール」が搭載されました。
2008年12月のマイナーチェンジでは、ムーヴカスタムの内外装、ムーヴの内装を変更しています。また、運転席シートリフターやチルトステアリング、キーフリーシステム、外部オーディオ入力端子が一部グレードに標準装備されました。
2009年12月には、新グレード「X“Special”」をムーヴに追加しています。2010年5月には、自発光式メーターやキーフリーシステム、オートエアコンを標準装備した新グレード「X“VSIII”」も追加されました。
ネクステージにおける4代目ムーヴの買取価格は、2009年のモデルで3万1,000円~20万1,000円です。
ムーヴ 3代目モデル (L150系) 2002年式の特徴
3代目モデルは、2002年10月に発売されました。ムーヴのコンセプトを「生活革新!エキサイティングミニバン」に、ムーヴカスタムのコンセプトを「モバイル世代のラジカルボックス」とし、基本性能・デザイン・機能性を向上させています。
パッケージングの変更により、室内が広くなりました。変更後のサイズは室内長1,920mm(従来型比+190mm)、室内幅1,300mm(従来型比+80mm)、前後乗員間隔940mm(従来型比+105mm)です。
また、左右一体式ロングスライド(250mm)とワンモーション荷室フラット機構がリアシートに採用され、シートアレンジも増えています。
安全装備として、運転席・助手席デュアルSRSエアバッグを全車に標準装備しています。マルチインフォメーションDVDナビシステム装着車は、オプションで「ブラインドコーナーモニター」も装着できます。
2004年12月のマイナーチェンジでは、ムーヴ・ムーヴカスタムともに内外装の変更が行われました。また、一部グレードにプラズマクラスターやクリーンエアフィルターをセットにした「ピュアコンディショニングパック」を標準装備し、4WDには電動格納機能がドアミラーが追加されています。
ムーヴ 2代目モデル (L900系) 1998年式の特徴
2代目モデルは、1998年10月に発売されました。同年同月施行の軽自動車規格改定に対応すべく、衝突安全性を高めるとともに基本性能を向上させています。
新たに採用された主な安全装備・機能は、衝突安全ボディ「TAF」(全車標準)、横滑り防止装置「DVS」(ムーヴカスタムの一部グレードにオプション)、ブレーキアシスト付ABS(全車オプション)、運転席&助手席デュアルエアバッグ(全車標準)、衝撃感知安全システム(一部標準)です。
新開発の「TOPAZ(トパーズ)エンジン」を採用することで、走行性能も高まりました。
TOPAZエンジンはツインカムDVVT3気筒12バルブEFIエンジン「EF-VE型」、ダイレクトOHC3気筒EFIエンジン「EF-SE型」、ツインカム3気筒12バルブEFIターボエンジン「EF-DET型」、ツインカム4気筒16バルブEFIターボエンジン「JB-DET型」の4種類があり、グレードにより搭載エンジンが変わります。
2000年10月のマイナーチェンジでは、改良した衝突安全ボディ「TAF」を採用するとともに、SRSサイドエアバッグを軽自動車で初めて採用しました(オプション)。
ムーヴ 初代モデル (L600系) 1995年式の特徴
初代モデルは、1995年8月に発売されました。4代目「ミラ」をベースに開発されています。初代モデルの大きな特徴は、「ビッグキャビン&ウルトラコンパクトノーズ」と呼ばれるキャブフォワードタイプ(キャビンが前寄りにあるレイアウト)のパッケージングです。
また、4枚の横開きバックドアを採用することで、当時爆発的な人気を博した「スズキ ワゴンR」との差別化も図っています。
ムーヴ のトリビア
ムーヴの概要
ムーヴは、1995年~2023年まで生産されたダイハツの軽ハイトワゴンです。ノーマルタイプの「ムーヴ」、ドレスアップ仕様の「カスタム」の2種類があり、室内の広さや利便性の高さから、ダイハツを代表する人気車種となりました。
2023年秋に7代目へのモデルチェンジを予定していたものの、ダイハツ工業の認証試験不正問題により6代目モデルで生産を終了しています。そこから2年たった2025年5月、新型ムーヴが公式サイトで発表されました。新型ムーヴには、スライドドアが搭載される予定です。
ムーヴの魅力
ムーヴの魅力は、時代のニーズに合わせて進化し続けている点です。ダイハツの基幹車種ということもあり、2代目モデル以降から先進の安全技術が次々と採用されています。
3代目モデルでは運転席・助手席デュアルSRSエアバッグ、4代目モデルではプリクラッシュセーフティシステムやレーダークルーズコントロール、5代目モデルでは衝突回避支援システム「スマートアシスト」が軽自動車で初めて搭載されました。
6代目モデルでは、スマートアシストからスマートアシストII、スマートアシストIIIへ進化しています。なお、スマートアシストIIIはムーヴカスタムのみ全車標準装備です。ムーヴは、エントリーモデルの「L」以外に標準装備されます。
ムーヴのデザイン
エクステリアデザインは、ムーヴとムーヴカスタムで変わります。6代目ムーヴは2017年のマイナーチェンジ前後でも変わりますが、ベースとなるデザインコンセプトは変わりません。
ムーヴは、上質さと安心感のあるデザインが特徴です。マイナーチェンジ後はメッキフロントグリルが採用され、上質さに磨きをかけました。
ムーヴカスタムは、迫力と存在感のあるデザインが特徴です。マイナーチェンジ後は多灯薄型LEDヘッドランプ、メッキフロントグリル&フロントバンパーの採用により、先進性も感じられるようになりました。
ムーヴのスペック
6代目モデルはグレードによるボディサイズの違いはなく、ムーヴ・ムーヴカスタムともに全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,630mmです。ハイトワゴンのムーヴは、ホンダ N-BOXなどのスーパーハイトワゴンに比べ背が低くなります。
室内サイズで比べてみると、ムーヴは室内長2,080mm×室内幅1,320mm×室内高1,280mm、N-BOXは室内長1,830mm~2,125mm×室内幅1,350mm×室内高1,400mmです。室内高の差は120mmとわずかではありますが、乗る人によっては窮屈さを感じるかもしれません。
ライバル車のスズキ ワゴンRと比べた場合、室内高が高いのはムーヴです。しかし、ワゴンRはムーヴより室内長が長く、室内幅も広くなります。ワゴンRの室内サイズは、室内長2,450mm×室内幅1,355mm×室内高1,265mmです。
・ボディサイズ:全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,630mm
・室内サイズ:室内長2,080mm×室内幅1,320mm×室内高1,280mm
・ホイールベース:2,455mm
・最小回転半径:4.4m~4.7m
・車両重量:820kg~900kg
ムーヴのグレード
6代目ムーヴのグレードは、ムーヴ6グレード、ムーヴカスタム8グレードありました。一部改良やマイナーチェンジを経た2021年モデルは、ムーヴ4グレード、ムーヴカスタム2グレードに縮小されています。
「L」は、ムーヴのエントリーグレードです。マニュアルエアコンをはじめ装備は簡素ですが、その分価格が抑えられています。また、LのみスマートアシストIIIが搭載されていません。
「L”SAIII”」は、LにスマートアシストIIIを搭載したグレードです。基本的な装備はLと変わりません。
「X”SAIII”」は上級グレードです。オートエアコンやキーフリーシステム、プッシュボタンスタート、運転席シートヒーターが標準装備されます。
「Xターボ”SAIII”」は、X”SAIII”のターボモデルです。基本的な装備はX”SAIII”と変わりません。
「カスタム X”リミテッドSAIII”」は、ムーヴカスタムのエントリーグレードで、LEDヘッドランプや純正ナビ装着用アップグレードパックが標準装備されています。
「カスタム RS”ハイパーSAIII”」は、最上級グレードです。ターボエンジンが搭載される他、15インチアルミホイールが標準装備されます。
【2021年モデル】
・L(2WD)
・L(4WD)
・L”SAIII”(2WD)
・L”SAIII”(4WD)
・X”SAIII”(2WD)
・X”SAIII”(4WD)
・Xターボ”SAIII”(2WD)
・Xターボ”SAIII”(4WD)
・カスタム X”リミテッドSAIII”(2WD)
・カスタム X”リミテッドSAIII”(4WD)
・カスタム RS”ハイパーSAIII”(2WD)
・カスタム RS”ハイパーSAIII”(4WD)
ムーヴのエンジン
ムーヴの搭載エンジンは、NA車が「0.66L 水冷直列3気筒12バルブDOHCエンジン(KF型)」、ターボ車が「0.66L 水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボエンジン(KF型)」です。
KF型エンジンは、ロングストロークを採用しているため中速域のトルクが大きく、スムーズな発進・ 加速を実現します。ターボ車はより強い加速性能を発揮し、高速道路における合流や追い越しもスムーズです。
エンジンスペックは、NA車が最高出力52PS/6800rpm、最大トルク60N・m/5200rpm、ターボ車が64PS/6400rpm、最大トルク92N・m/3200rpmです。
ムーヴの燃費性能
ムーヴに搭載されている「KF型エンジン」は、燃焼室のコンパクト化、混合気流動の最適化によりエンジン単体燃費を約10%向上させています。また、エンジンそのものの軽量化も行われており、従来型のエンジンより約20kgも軽い47kgを実現しました。
さらに、6代目モデルから採用された軽量高剛性ボディ骨格構造「Dモノコック」により、ボディの20kg軽量化にも成功しています。これにより、NA車20.okm/L~20.7km/L、ターボ車18.8km/L~19.5km/Lの低燃費を実現しています(ともにWLTCモード)。
エンジンとボディの軽量化により従来モデルより燃費は向上したものの、ライバル車には一歩後れを取っています。スズキ ワゴンRのNA車はWLTCモードで23.0km/L~24.8km/L、ホンダ N-WGNのターボ車は20.0km/L~21.2km/Lです。
ムーヴのボディカラー展開
2021年モデルのムーヴは、モノトーン12色、ツートン6色が用意されています。モノトーンはムーヴ・ムーヴカスタムどちらも選べますが、ツートンはムーヴカスタムしか選択できません。
標準のモノトーンカラーは「ブラックマイカメタリック」「ブライトシルバーメタリック」「ファイアークォーツレッドメタリック」「スプラッシュブルーメタリック」「ホワイト」「ダークエメラルドマイカ」「スカイブルーメタリック」「ライトローズマイカメタリック」です。
オプションのモノトーンカラーは「コンパーノレッド」「レーザーブルークリスタルシャイン」「シャイニングホワイトパール」「プラムブラウンクリスタルマイカ」の4色となります。
ツートンカラーのラインアップは「ブラックマイカメタリック×ブライトシルバーメタリック」「ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック」「ブラックマイカメタリック×コンパーノレッド」「ブラックマイカメタリック×スプラッシュブルーメタリック」「ブラックマイカメタリック×レーザーブルークリスタルシャイン」「ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール」です。