フィットハイブリッド の買取ポイント
フィットハイブリッドの人気は?
2代目モデルは国内トップレベルの燃費性能を誇ることから、モデルチェンジ後1か月間の累計受注台数の70%をハイブリッド車が占めていました。
スポーティーモデル「RS」が選べない、MT車の設定がないなどの違いはあるものの、室内の広さやシートアレンジ、装備面などはガソリン車と大きく変わらないため、維持費や税金が安くなるハイブリッド車が選ばれるのは自然な流れといえるでしょう。
e:HEVに変わってから5年が経つこともあり、中古車市場ではお手頃なエコカーとして人気があります。
リセールバリューの傾向は?
ハイブリッドシステムが「e:HEV」に変わったことで、「フィットハイブリッド」の名前はなくなりました。ハイブリッド車は現在も販売が続いていることから「旧型」となり、現行モデルのハイブリッド車に比べるとリセールバリューは低くなります。
フィットハイブリッドのリセールバリューは、6年落ちが約45%、7年落ちが約38%、8年落ちが約33%、9年落ちが約28%、10年落ちが約21%です。
高く評価されるには?
フィットハイブリッドは、2代目の後期モデルから安全運転支援システム「Honda SENSING」が装備されるため、2017年以降の「HYBRID・L Honda SENSING」は高く評価されています。
それ以前のモデルであれば、自動ブレーキなどがセットになった「あんしんパッケージ」を装備したモデルは評価されやすくなるでしょう。
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フィットハイブリッドは、ホンダ独自のハイブリッドシステム「IMA」や「SPORT HYBRID i-DCD」を搭載した、フィットのハイブリッドモデルです。2代目モデルに搭載された「SPORT HYBRID i-DCD」は国内トップレベルの燃費性能を誇るため、販売終了から5年たった現在も根強い人気があります。
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フィットハイブリッド の歴代モデルを紹介
フィットハイブリッド 2代目モデル(GP5型)2013年式
2代目フィットハイブリッドは、2013年9月に発売されました。プラットフォームとパワートレインを刷新することで、走行性能・燃費性能・居住性を向上させています。
先代モデルはマイルドハイブリッドでしたが、2代目モデルはフルハイブリッドとなり、ガソリン走行とハイブリッド走行に加え、EV走行が可能となりました。搭載されるハイブリッドシステムは、コンパクトな1モーターの「SPORT HYBRID i-DCD 」です。排気量は全グレード1.5Lとなり、1.3Lモデルは廃止されました。
新開発プラットフォームと新設計サスペンションの採用により、軽量化と高剛性化に加え、燃費性能・走行性能・操縦安定性・乗り心地の向上を実現しています。また、ハイブリッド車には世界初の「可変サーボレシオ制御」を搭載した「電動サーボブレーキシステム」が採用され、ブレーキ性能も向上しました。
2014年12月の一部改良では、HYBRID Fパッケージ・HYBRID Lパッケージ・HYBRID Sパッケージに「IRカット/UVカット機能付きフロントウインドーガラス」「IRカット/スーパーUVカットフロントドアガラス」「オートリトラミラー」を標準装備しています。
また、HYBRID LパッケージとHYBRID Sパッケージにはシティブレーキアクティブシステム、サイドカーテンエアバッグシステムなどがセットになった「あんしんパッケージ」も標準装備されました。
2015年9月の一部改良ではエクステリアの他、グレードごとの快適装備を変更しています。追加された主な快適装備は、プラズマクラスター技術搭載フルオートエアコンやセキュリティアラーム、クルーズコントロール、コンフォートビューパッケージです。
2017年6月のマイナーチェンジでは、HYBRID LとHYBRID Sに安全運転支援システム「Honda SENSING」が標準装備されました。それに伴い、グレード名を「HYBRID・L Honda SENSING」「HYBRID・S Honda SENSING」に変更しています。
一部グレードで「Apple CarPlay」と「Android Auto」が利用できるようになるなど、快適さも向上しました。
2020年2月に行われたフルモデルチェンジで、ハイブリッドシステムが「e:HEV」に変わりました。これを機に、ハイブリッド車も「フィット」に統一されています。
ネクステージで取り扱ったフィットハイブリッドの買取相場を見ると、2代目モデルの価格は2013年式~2017年式のモデルが2万7,000円~124万7,000円、2018年式~2020年式までのモデルが5万1,000円~174万1,000円が目安です(2025年11月時点の情報)。
フィットハイブリッド 初代モデル(GP1型)2010年式
初代フィットハイブリッドは、2010年10月に発売されました。フィットの特長でもある広い室内と多彩なシートアレンジはそのままに、ガソリン車を上回る優れた燃費性能を実現しています。
初代フィットハイブリッドに搭載されるハイブリッドシステムは、エンジン主体の「IMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)」です。IMAはモーターがエンジンをサポートする「マイルドハイブリッド」のため、e:HEVのようなEV走行はできません。
組み合わされるエンジンは、1.3L i-VTEC(直列4気筒SOHCエンジン)です。発進時と加速時をエンジン+モーターで行うことで、10・15モード30.0km/Lの低燃費を実現しました(1.3Lのガソリン車は24.5km/L)。
ハイブリッドシステム搭載車は室内が狭くなる傾向にありますが、フィットハイブリッドはIPU(インテリジェント・パワー・ユニット)とPCU(パワー・コントロール・ユニット)を床下に格納しているため広々としています。
後席にはガソリン車と同じく「ULTR SEAT(ウルトラシート)」が搭載されているため、ワンアクションで4つのシートアレンジ(ユーティリティーモード・ロングモード・トールモード・リフレッシュモード)が可能です。
ハイブリッド専用装備として、楽しくエコ運転できる「コーチング機能」「ティーチング機能」がメーターに装備されました。コーチング機能は運転中のエコ運転度を色で表示する機能、ティーチング機能はその日のエコ運転度、その日までのエコ運転上達度を葉っぱのイラストで教えてくれる機能です。
アイドリングストップ機能「ECON(イーコン)モード」も備わっているため、ハイブリッド専用機能と組み合わせることで実燃費の向上にもつなげられます。
エクステリアには、ハイブリッド専用としてメッキ+クリアブルー塗装のフロントグリルやヘッドライトが採用されました。また、新色の「フレッシュライム・メタリック」がハイブリッド専用カラーとして設定されています。
2012年5月のマイナーチェンジでは、ガソリン車に設定されている「She’s(シーズ)」と「RS」のハイブリッドバージョンを追加しました。
「She’s」はピンクステッチ入り本革巻ステアリングホイールやプラズマクラスター搭載フルオートエアコン、IRカット/UVカット機能付きフロントウインドーなど、女性向けの装備が充実したグレードです。
「RS」は、走りを重視したスポーティーグレードです。ガソリン車と同じく1.5L i-VTECエンジンを搭載し、パドルシフト付きCVTに加え6MTも設定されます。ハイブリッド専用装備として、本革巻きスポーツタイプ・ステアリングホイール、デザインメーター、LEDアクセサリーランプ内蔵フロントグリルが採用されました。
通常モデルには新デザインのフロントグリル、リアライセンスガーニッシュを採用し、全グレードにリアセンターアームレストが新たに装備されています。また、CVT効率や空力性能の調整により、燃費性能が26.4km/L(JC08モード・1.3L)に向上しました。
同年10月には、スマートセレクション・She's ・XHセレクション・RSそれぞれに人気装備を採用した特別仕様車「ファインスタイル」を追加しています。一部重複した装備もありますが、追加装備は「タイプごとの人気装備」のため内容は統一されていません。
ネクステージで取り扱ったフィットハイブリッドの買取相場を見ると、2010年式~2013年式までのモデルが1万1,000円~76万円が目安です。
フィットハイブリッド のトリビア
フィットハイブリッドの概要
フィットハイブリッドは、2001年に発売されたホンダのコンパクトカー「フィット」のハイブリッドモデルです。2代目フィットのマイナーチェンジ時に追加されたため、初代フィットおよび2代目フィットの前期モデルには設定されていません。
「フィットハイブリッド」の名称で販売されているモデルは2010年10月~2022年2月までとなり、その間にハイブリッドシステムが2度変更されています。初代モデルはマイルドハイブリッドの「IMA」、2代目モデルはフルハイブリッドの「SPORT HYBRID i-DCD」です。
フィットハイブリッドの魅力
フィットハイブリッドの魅力は、フィットの特長である広い室内と豊富なシートアレンジ、爽快な走行性能を継承しながらも、より高い燃費性能を発揮することです。
ハイブリッド車はエンジンに加え、駆動用バッテリーと補機バッテリーの2つのバッテリー、モーターが搭載されるため、一般的にはガソリン車よりも車内が狭くなります。
フィットハイブリッドはガソリン車同様「センタータンクレイアウト」を採用し、駆動用バッテリーを車体下に設置しているため、室内の狭さを感じさせません。大人が座っても膝回りと頭上に余裕があり、ロングドライブも快適に過ごせます。
後席の「URTL SEAT(ウルトラシート)」を活用すれば、26インチのマウンテンバイク、長さ226cmのサーフボード、高さ100cmの観葉植物も積載可能です。
フィットハイブリッドのデザイン
2代目モデルのデザインコンセプトは、ホンダの四輪車に共通して適用される「EXCITING H DESIGN!!!」が採用されました。このデザインコンセプトは3つのH(High Tech./High Tension/High Touch)がキーワードとして設定されており、より先進的で個性的、存在感のあるエクステリアに進化しています。
2017年のマイナーチェンジでエクステリアデザインが刷新され、低重心でワイドなスポーティーなスタイルとなりました。「HYBRID・S Honda SENSING」には、スポーティーさを強調させる大型テールゲートスポイラーやサイドシルガーニッシュ、張り出し感のある専用バンパーが採用されています。
フィットハイブリッドのスペック
2代目モデルのボディサイズはマイナーチェンジの前後で変わり、マイナーチェンジ後のモデルはグレードによっても変わります。
マイナーチェンジ前のモデルは、全長3.955mm×全幅1.695mm×全高1.525mm(FF)~1,550mm(4WD)です。室内サイズも全グレード共通で、室内長1.935mm×室内幅1,450mm×室内高1,280mmとなります。
マイナーチェンジ後のモデルは、「HYBRID・S Honda SENSING」以外のグレードが全長3.990mm×全幅1.695mm×全高1.525mm(FF)~1,550mm(4WD)、「HYBRID・S Honda SENSING」が全長4,045mm×全幅1,695mm×全高全高1.525mm(FF)~1,550mm(4WD)です。室内サイズはマイナーチェンジ前のモデルと変わりません。
室内サイズはガソリン車と変わりませんが、荷室の形状はハイブリッド車とガソリン車で若干異なります。
・ボディサイズ:全長3,990mm~4,045mm×全幅1,695mm×全高1,525mm~1,550mm
・室内サイズ:室内長1,935mm×室内幅1,450mm×室内高1,280mm
・ホイールベース:2.530mm
・最低地上高:135mm~150mm
・最小回転半径:4.9m~5.2m
・車両重量:1,080kg~1,230kg
フィットハイブリッドのグレード
2代目モデルのグレードは、世代を通して「HYBRID」「HYBRID F」「HYBRID L 」「HYBRID S 」4種類で構成されていますが、マイナーチェンジの前と後で名称が異なります。
マイナーチェンジ前のグレード名は、「HYBRID」「HYBRID・Fパッケージ」「HYBRID・Lパッケージ」「HYBRID・Sパッケージ 」です。マイナーチェンジでLとSに「Honda SENSING」が搭載されたため、この2つにのみ「Honda SENSING」が付きました。
また、アルファベットの後ろにあった「パッケージ」は、マイナーチェンジのタイミングで全て取り外されています。
「HYBRID」はベースモデルです。「HYBRID・F」は「HYBRID」の上位グレードとなり、リアワイパーや分割可倒式リアシートが装備されます。「HYBRID・L Honda SENSING」は、Honda SENSINGに加え本革巻きステアリング、LEDヘッドライトが装備される上級グレードです。
「HYBRID・S Honda SENSING」は、Honda SENSINGの他にステンレス製スポーツペダル、パドルシフトが標準装備されるスポーツグレードです。
・HYBRID(FF)
・HYBRID(4WD)
・HYBRID・F(FF)
・HYBRID・F(4WD)
・HYBRID・L Honda SENSING(FF)
・HYBRID・L Honda SENSING(4WD)
・HYBRID・S Honda SENSING(FF)
・HYBRID・S Honda SENSING(4WD)
フィットハイブリッドのエンジン
2代目モデルに搭載されるエンジンは、1.5L アトキンソンサイクル DOHC i-VTECエンジン(直列4気筒DOHCエンジン)です。ホンダ独自のバルブ制御システム「VTEC機構」により、少ない燃料でパワフルな走りを実現します。エンジンスペックは、最大出力110PS/最大トルク134N・mです。
2代目モデルには、ホンダ初となる1モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」が搭載されました。
薄型・高出力モーター内蔵の7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)、軽量・小型・高出力のリチウムイオンバッテリーを備えており、発進や市街地ではモーターのみで走ります。モータースペックは、最大出力29.5PS/最大トルク160N・mです。
フィットハイブリッドの燃費性能
2代目モデルにモデルチェンジする直前の7月、SPORT HYBRID i-DCDを搭載したフィットハイブリッドが国内最高の「JC08モード36.4km/L」を達成しました。
2017年のマイナーチェンジでパワートレインのチューニングが行われ、HYBRIDのFFモデルでJC08モード燃費37.2km/L(4WDは29.4km/L)を実現しています。
その他のグレードのJC08モード燃費は、HYBRID・FとHYBRID・L Honda SENSINGが34.0km/L(FF)~28.6km/L(4WD)、HYBRID・S Honda SENSINGが31.8km/L(FF)~28.0km/L(4WD)です。
フィットハイブリッドのボディカラー展開
マイナーチェンジ以降の2代目モデルのボディカラーは、グレードによって選べるカラーが変わります。
「HYBRID・F」「HYBRID・L Honda SENSING」「HYBRID・S Honda SENSING」で選べるカラーは、「ブリリアントスポーティブルー・メタリック」「クリスタルブラック・パール」「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」「プラチナホワイト・パール」「ミッドナイトブルービーム・メタリック」「ルナシルバー・メタリック」「シャイニンググレー・メタリック」「ルージュアメジスト・メタリック」の8色です。
