フィット の買取ポイント
フィットの人気は？
フィットは、2002年にホンダの登録車で最速となる「1年未満で20万台」を達成したベストセラーモデルです。「N-BOX」と並ぶ主力商品ですが、4代目フィットは歴代フィットに比べると勢いが少し落ちています。
考えられる理由としては、軽自動車のN-BOXとユーザーがかぶってしまっていること、エクステリアデザインがこれまでと大きく変わったこと、ライバル車が多いことです。
しかし、センタータンクレイアウトによるコンパクトカートップレベルの室内、e:HEVによる滑らかで静かな走行性能から、一定の人気は維持し続けています。
リセールバリューの傾向は？
コンパクトカーは人気があるため全体的にリセールバリューが高い傾向にありますが、フィットのような人気車種のリセールバリューはより高くなっています。
フィットに関しては2代目・3代目モデルが海外に輸出されていることもあり、新しいモデルだけでなく数年落ちのモデルでもリセールバリューが期待できるでしょう。
高く評価されるには？
フィットは先代モデルもまだまだ人気ですが、中古車市場で評価されやすいのは現行モデルです。グレードでは、ガソリン車・ハイブリッド車共に「RS」の人気が高く、「HOME」や「BASIC」といったベースグレードも比較的高く評価される傾向にあります。
現在はSUVが人気を集めていますが、フィットの「CROSSTAR」はそこまで評価が高くありません。4代目フィットは、一般的なグレードによる評価の差があまり適用されないモデルといえるでしょう。
この他、オプションの純正ナビを装着した車両、ホワイトやブラックの車両は評価が高くなる傾向にあります。
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フィットは、広い室内と高い燃費性能、使い勝手の良さが魅力のコンパクトカーです。4代目へのフルモデルチェンジでエクステリアが大きく変わりましたが、RSやCROSSTARなど多彩なタイプを設定し、これまで以上にライフスタイルやニーズに合わせられるようになりました。
人気車種のフィットは買取価格も高くなりやすい傾向にありますが、より高い査定額を狙うのであれば車の価値をしっかり評価する業者へ依頼することをおすすめします。ネクステージの「フルスイング買取」は、納得の金額を一発で提示するのが特徴です。全国への無料出張査定にも対応していますので、ぜひご利用ください。
フィット の歴代モデルを紹介
フィット 4代目モデル (GR1–8、GS系) 2020年式の特徴
4代目フィットは、2020年2月に発売されました。歴代フィットが持つ機能性や快適性はそのままに、心地よい視界・座り心地・乗り心地・使い心地の「4つの心地よさ」を提案しています。
スポーティーな印象の3代目とは異なり、親しみのある愛らしいフロントフェイスに変わったことも大きな特徴です。グレードは異なる5つのタイプが用意され、装備ではなくライフスタイルでグレードが選べるようになりました。
パワートレーンは先代モデルと同じくガソリン車とハイブリッド車ですが、4代目フィットには「e:HEV」が採用されています。e:HEVは2013年にアコードの米国モデルで初搭載され、日本国内での採用はフィットが初めてです。
運転支援システム「Honda SENSING」は、フロントワイドビューカメラを新たに搭載した最新システムが全車に標準装備されています。また、ホンダ初搭載となる「近距離衝突軽減ブレーキ」に加え、「後方誤発進抑制機能」「オートハイビーム」も採用されました。
この他、車載通信モジュール「Honda CONNECT」が日本で初めて搭載されています。別途契約することで、コネクテッドサービス「Honda Total Care プレミアム」の利用が可能です。
2021年6月の一部改良では、Honda Total Care プレミアムに「自動地図更新サービス」「Honda アプリセンター」「車内Wi-Fi」が追加されました。また、一部グレードに「プレミアムオーディオ」をオプションで設定しています。
同日に、ホンダアクセスが手がけるコンプリートカー「e:HEV Modulo X」も追加されました。e:HEV Modulo Xには、各種エアロパーツの他、Modulo X専用装備が装着されています。
2022年10月のマイナーチェンジでは、アクティブタイプの「NESS」が廃止され、代わりにスポーティーモデルの「RS」が加わりました。RSはガソリン車とハイブリッド車があり、フロントグリルをはじめとする専用のエクステリアパーツの他、減速セレクターやドライブモードスイッチなどの専用装備が採用されています。
この他、HOME・LUXE・CROSSTARそれぞれにキャラクターの個性を強める改良が行われました。
2024年8月の一部改良では、全席オートパワーウインドーや助手席シートバックポケット、オートリトラミラー、ラゲッジルームランプが全車標準装備となりました。
また、HOMEとCROSSTAR、CROSSTAR e:HEVに本革巻ステアリングホイール＆本革巻セレクトレバーを標準装備するなど、各グレードの質感も向上させています。
4代目フィットの買取価格は、2020年~2022年までのモデルが39万1,000円~189万1,000円、2022年~2025年までのモデルが104万1,000円~185万8,000円です。（2025年6月時点の情報です）
フィット 3代目モデル (GK3–6、GP5–6系) 2013年式の特徴
3代目フィットは、2013年9月に発売されました。コンパクトカーの世界におけるベンチマークを目指すべく、プラットフォーム・パワートレーン・デザイン・走行性能・燃費性能の全てを刷新しています。
プラットフォームは、センタータンクレイアウトを最大限に生かす新開発プラットフォームが採用されました。室内空間が広くなっただけでなく、軽量化と高剛性化、静粛性能を実現し、ショックノイズも低減させています。
ハイブリッド車には、7速DCTにモーターを組み合わせた1モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD 」が採用されました。EVドライブ・ハイブリッドドライブ・エンジンドライブの3つの走行モードがあり、状況に合わせて効率の良いモードを自動的に選んでくれます。JC08モード燃費は26.0km/Lです。
ガソリン車は、先代モデル同様に1.3Lモデルと1.5Lモデルが用意されています。どちらも新開発エンジンが搭載されており、1.3Lモデルの搭載エンジンは「1.3L アトキンソンサイクルDOHC i-VTECエンジン」、1.5Lモデルは「1.5L 直噴DOHC i-VTECエンジン」です。
2014年10月には、ガソリン車の一部改良が行われました。運転支援システム「シティブレーキアクティブシステム」やサイドカーテンエアバッグシステムなどがセットになった「あんしんパッケージ」、オートリトラミラー、 フルオートエアコン、運転席＆助手席シートヒーターなどを一部グレードに標準装備しています。
同年12月には、ハイブリッド車の一部改良が行われました。ガソリン車同様、一部グレードに「あんしんパッケージ」を標準装備し、オートリトラミラーやIRカット（遮熱）／UVカット機能付きフロントウインドーガラスなども採用されています。
2015年9月の一部改良では、エクステリアデザインを変更するとともに、快適装備を充実させました。エクステリアデザインの変更点は、フロントグリルとハイブリッド車のホイールキャップです。
装備面では、プラズマクラスター搭載のフルオートエアコンやセキュリティーアラーム、ラゲッジルームランプ、クルーズコントロールが一部のグレードに標準装備されました。上位グレードには、「ナビ装着用スペシャルパッケージ」や「コンフォートビューパッケージ」も標準装備されています。
2017年6月のマイナーチェンジでは、エクステリアデザインを刷新しました。大きく変化したのは前後バンパーです。これにより、ワイド＆ローのスポーティーなスタイルになりました。
RSをはじめとした一部グレードには、専用のバンパーやサイドシルガーニッシュ、大型テールゲートスポイラーなどのよりスポーティーなパーツを採用しています。この他、ナビゲーションシステムが「Apple CarPlay」と「Android Auto」に対応するようになりました。
2018年7月には、ホンダアクセスが手がけるコンプリートモデル「Modulo style」を追加しています。Modulo styleは「Modulo X」に次ぐコンプリートブランドで、プレミアム感のあるシックなデザインが特徴です。専用フロントグリルや専用デザイン15インチアルミホイールなど、通常モデルとは異なる装備が標準装備されます。
3代目フィットの買取価格は、2013年~2017年までモデルが3万1,000円~137万2,000円、2017年~2020年までのモデルが4万円~189万1,000円です。（2025年6月時点の情報です）
フィット 2代目モデル (GE6–9、GP1系) 2007年式の特徴
2代目フィットは、2007年10月に発売されました。ホンダのMM思想（マン・マキシマム／メカ・ミニマム思想）を継承しつつ、より使いやすいコンパクトカーを目指し、パッケージング・ユーティリティー・走行性能を大幅に進化させています。
先代モデル同様「センタータンクレイアウト」を採用していますが、ボディサイズは先代モデルより大きくなりました。ボディサイズは全長3,900mm（先代モデル比＋55mm）×全幅1,695mm（先代モデル比＋20mm）×全高1,525mm（先代モデル同等）です。
ホイールベースも先代モデルより50mm長い2,500mmになりましたが、最小回転半径は4.7mをキープしています。スペアタイヤの代わりに応急パンク修理キットを採用したことで、床下に64Lの収納スペースができました。荷室容量は、床下収納と合わせて427Lです。
室内には4つのモードを楽しめる「ULTR SEAT（ウルトラシート）」が採用されました。荷室には3つのモードが使い分けられる「ULTR LUGGAGE（ウルトララゲッジ）」を採用し、居住性と機能性の両方を向上させています。
パワートレーンは、1.3Lと1.5Lのガソリン車のみです。1.3L・1.5L共に新開発エンジンが採用され、トランスミッションにも新開発の「トルクコンバーター付きCVT」が採用されています。
2009年11月の一部改良では、新たなグレードとしてスマートキーシステムやETC車載器を装備した「G・スマート セレクション」を1.3Lモデルに、クルーズコントロールや運転席&助手席シートヒーターを装備した「X」を1.5Lに追加しました。
この他、全グレードのフロントコーナーに高熱線吸収／UVカット機能付きガラスを採用し、1.3LのFF車に5MT車を設定しています。
2010年10月のマイナーチェンジでは、小型のハイブリッドシステム「Honda IMA」を搭載した「フィット ハイブリッド」を設定しました。ハイブリッド車には、先進的でクリーンな専用エクステリア、低燃費運転の状況を表示するアンビエントメーターなどの専用インテリアが採用されています。
2012年のマイナーチェンジでは、インテリアやスマートキーにピンク加飾をあしらった「She's」をガソリン車とハイブリッド車に、ハイブリッド車に「RS」を追加しました。
2代目フィットの買取価格は、2010年~2013年までのモデルが3万1,000円~128万8,000円です。（2025年6月時点の情報です）
フィット 初代モデル (GD1–4系) 2001年式の特徴
初代フィットは、2001年6月に発売されました。「パーソナルMAXの具現化」をコンセプトに、広い室内、優れた燃費性、高い安全性能を備えたコンパクトカーとして開発されています。
フィットを象徴するテクノロジーは、新開発のグローバル・スモールプラットフォームです。グローバル・スモールプラットフォームには、燃料タンクを車体中央に配置する「センタータンクレイアウト」の他、H型トーションビーム式サスペンションが採用され、室内高1,280mmの低床化を実現しました。
ワンモーションフォルムの個性的なエクステリアと、スポーティーなインテリアも特徴です。エンジンラインアップは1.3Lのガソリン車のみとなり、新開発の「i－DSIエンジン」を搭載しています。
2002年9月、VTECエンジンを搭載した1.5Lモデル「1.5T」を追加しました。1.5Tには、7速のシフトチェンジが可能な「ホンダマルチマチックS＋7スピードモード」が採用されているため、スポーティーで爽快な走りを楽しめます。
同年11月には、1.3Lモデルのマイナーチェンジが行われました。主な変更点は、電波式キーレスエントリーシステムへのアンサーバック機能追加、HIDディスチャージヘッドライトとハイマウント・ストップランプのオプション設定などです。
2003年11月のマイナーチェンジでは、「シフォンベージュ インテリア」を1.5T・W・Aに設定した他、Wに「Hondaスマートカードキーシステム」を標準装備としました（1.5Tはオプション）。
2004年6月のマイナーチェンジでは、1.3Lモデルと1.5Lモデルにスポーティーグレードの「1.3S」と「1.5S」を追加するとともに、1.5Lモデルのグレードラインアップを充実させています。
従来の「1.5T」がなくなり、代わりに「1.5A」「1.5W」が加わりました。また、1.5Wと1.5Sには5MT車が追加されています。
2005年12月のマイナーチェンジでは、エクステリアデザインの変更が行われました。AとWにはカラードフローティンググリルを、SとYにはブラックメッシュグリルを採用しています。
フィット のトリビア
フィットの概要
フィットは、2001年から販売されているコンパクトカーです。ホンダには数々の人気車種がありますが、フィットは累計販売台数を10か月で10万台、21か月で20万台と、ストリームやオデッセイを超える過去最短記録を達成しました。
また、初代モデル・2代目モデル・4代目モデルが「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を獲得しており、3代目モデルは「日本カー・オブ・ザ・イヤー」こそ逃したものの、ハイブリッド車が「2013~2014日本自動車殿堂カーオブザイヤー」を受賞しています。
スモールカーの新たなベンチマークを目指し開発されたフィットは、ホンダを代表する車種として、現在も進化を続けています。
フィットの魅力
フィットの魅力は運転しやすい、燃費が良い、室内が広い、使い勝手が良いといった「トータルバランスの高さ」です。4代目フィットは「心地よさ」をキーワードとしているため、この魅力が歴代フィットの中でもより強くなっています。
4代目フィットのフロントピラーは、厚さが従来モデルの半分以下です。水平基調のインパネを採用することで、運転席からの視界が広くなりました。
広い室内を生かした荷室アレンジも魅力です。4代目フィットは後席をワンアクションで倒せるだけでなく、座面の跳ね上げもできます。後席を全て前に倒す「ユーティリティー・モード」、後席と前席を倒す「ロング・モード」、後席を跳ね上げる「トール・モード」の3つのアレンジが可能です。
室内の広さや燃費については、激戦区となるコンパクトカーの中でも上位を維持し続けています。
フィットのデザイン
4代目フィットのフロントマスクは、キリッとしたスポーティーな3代目から一転、親しみやすさのあるシンプルなデザインになりました。「お客さまの日常を支える車にしたい」というホンダの思いから、日本人の古くからの相棒「柴犬」を裏コンセプトとして取り入れています。
4代目フィットの特徴は、このデザインをベースに5つのタイプが用意されている点です。従来のグレード構成は装備で差別化を図っていましたが、4代目フィットではデザインにより差別化を図っています。
デザインタイプは、最もシンプルな「BASIC」、生活になじむ「HOME」、アクティブ仕様の「NESS」、アウトドアスタイルの「CROSSTAR」、スタイリッシュな「LUXE」です。
なお、2022年10月にNESSが廃止され、代わりにスポーツスタイルの「RS」が追加されています。
フィットのスペック
フィットのボディサイズは全長3,995mm~4,095mm×全幅1,695mm~1,725mm×全高1,515mm~1,570mmとなり、グレードにより大きさが変わります。
BASICのボディサイズは、全長3,995mm×全幅1,695mm×全高1,515mm（2WD）~1,540mm（4WD）です。HOMEとLUXEは全長3,995mm×全幅1,695mm×全高1,540mm（2WD）~1,565mm（4WD）となり、全高がBASICより少し高くなります。
CROSSTARのボディサイズは、全グレードの中で最も大きい全長4.095mm×全幅1.725mm×全高1.570mmです。RSは全長4,080mm×全幅1,695mm×全高1,540mmとなり、全長がCROSSTARの次に長くなります。
室内サイズはグレードによる違いはなく、全て同サイズの室内長1,955mm×室内幅1,445mm×室内高1,260mmです。ライバル車の「トヨタ ヤリス」の室内サイズは室内長1,845mm×室内幅1,430mm×室内高1,190mmとなり、フィットのほうが全体的に広くなりますが、後席スペースは特に余裕があります。
・ボディサイズ：全長3,995mm~4,095mm×全幅1,695mm~1,725mm×全高1,515mm~1,570mm
・室内サイズ：室内長1,955mm×室内幅1,445mm×室内高1,260mm
・ホイールベース：2,530mm
・最低地上高：135mm~160mm
・最小回転半径：4.9m~5.2m
・車両重量：1,080kg~1,280kg
フィットのグレード
4代目フィットは5つのグレードが用意されています。2022年のマイナーチェンジで「NESS」と「RS」が入れ替わったため、グレード数に変わりはないものの、ラインアップは異なります。
「BASIC」はベースグレードです。Honda SENSINGやHondaスマートキーシステムなどは標準装備されますが、純正ナビ（Honda CONNECT for Gathers＋ナビ装着用スペシャルパッケージ）が全グレードで唯一オプションとなります。
また、BASICのガソリン車はヘッドライトが「マルチリフレクターハロゲンヘッドライト」となります（e:HEV BASICはフルLED）。
「HOME」は、BASICより装備が充実した上位グレードです。ガソリン車・ハイブリッド車共に、Honda CONNECT for Gathers＋ナビ装着用スペシャルパッケージやフルLEDヘッドライト、フルオートエアコンが標準装備されます。e:HEV HOMEには、USBチャージャーも装備されます。
「RS」は、スポーティーな装備を備えたグレードです。ガソリン車・ハイブリッド車共にRS専用エクステリアが採用され、ハイブリッド車には3つのモードを備えたドライブモードスイッチが搭載されます。なお、RSは2WDのみとなり、4WDの設定はありません。
「CROSSTAR」は、SUV風のエクステリアを備えたグレードです。ガソリン車・ハイブリッド車共にCROSSTAR専用エクステリアが採用され、撥水シートやルーフレールも装備されます。
「LUXE」は、装備が充実する最上級グレードです。ガソリン車・ハイブリッド車共にプラチナ調クロームメッキをあしらった専用エクステリアが採用され、インテリアにもステアリングヒーターやワイヤレス充電器、運転席＆助手席シートヒーターが標準装備されます。
【ガソリン車】
・BASIC（2WD）
・BASIC（4WD）
・HOME（2WD）
・HOME（4WD）
・RS（2WD）
・CROSSTAR（2WD）
・CROSSTAR（4WD）
・LUXE（2WD）
・LUXE（4WD）
【ハイブリッド車】
・e:HEV BASIC（2WD）
・e:HEV BASIC（4WD）
・e:HEV HOME（2WD）
・e:HEV HOME（4WD）
・e:HEV RS（2WD）
・e:HEV CROSSTAR（2WD）
・e:HEV CROSSTAR（4WD）
・e:HEV LUXE（2WD）
・e:HEV LUXE（4WD）
フィットのエンジン
4代目フィットは、ガソリン車のみ2022年のマイナーチェンジの前と後で搭載エンジンが異なります。
フルモデルチェンジからマイナーチェンジまでのモデルは、1.3L 水冷直列4気筒DOHCエンジンの「L13B」です。2022年以降は排気量が1,500ccになり、エンジンも1.5L 水冷直列4気筒DOHCエンジンの「L15Z」に変わっています。
L13Bのエンジンスペックは最高出力98PS／6,000rpm、最大トルク118N・m／5,000rpm、L15Zは最高出力118PS／6,600rpm、最大トルク142N・m／4,300rpmです。
ハイブリッド車には、1.5L 水冷直列4気筒DOHCエンジンの「LEB」が搭載されています。ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」を組み合わせており、日常の多くをモーターで走行可能です。
エンジンスペックは最高出力106PS／6,000~6,400rpm、最大トルク127N・m／4,500~5,000rpm、モータースペックは最高出力123PS／3,500~8,000rpm、最大トルク253N・m／0~3,000rpmです。
フィットの燃費性能
4代目フィットのWLTCモード燃費は、ガソリン車が16.0km/L~18.7km/L、ハイブリッド車が23.5km/L~30.2km/Lです。ハイブリッド車・ガソリン車共に、グレードと駆動方式で燃費性能が変わります。
燃費性能が最も高いのは「BASIC」です。ガソリン車が16.6km/L（4WD）~18.7km/L、ハイブリッド車が25.4km/L（4WD）~30.2km/Lとなります。最も低いのは「CROSSTAR」です。ガソリン車が16.1km/L（4WD）~17.6km/L、ハイブリッド車が24.2km/L（4WD）~27.1km/Lとなります。
室内の広さではライバル車の「トヨタ ヤリス」を引き離しましたが、燃費に関してはフィットが少し劣ります。ヤリスのWLTCモード燃費は、ガソリン車が19.0km/L~21.3km/L、ハイブリッド車が30.2km/L~36.0km/Lです。
フィットのボディカラー展開
4代目フィットのボディカラーは、グレードによってラインアップが変わります。HOMEとBASICは9種類あり、全てモノトーンカラーです。
「プレミアムサンライトホワイト・パール」「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」「プラチナホワイト・パール」「クリスタルブラック・パール」「メテオロイドグレー・メタリック」「フィヨルドミスト・パール」「ミッドナイトブルービーム・メタリック」「ルナシルバー・メタリック」から選べます。
RSは、モノトーンカラーの6色展開です。「プレミアムサンライトホワイト・パール」「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」「プラチナホワイト・パール」「クリスタルブラック・パール」「メテオロイドグレー・メタリック」「スレートグレー・パール」から選べます。
CROSSTARは、モノトーンカラーに加え、ツートンカラーの選択が可能です。モノトーンは「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」「プラチナホワイト・パール」「クリスタルブラック・パール」「フィヨルドミスト・パール」「スレートグレー・パール」の5色から選べます。
ツートンカラーは、「プラチナホワイト・パール＆ブラック」「フィヨルドミスト・パール＆ブラック」「スレートグレー・パール＆ブラック」の3色から選択可能です。