N-WGN の買取ポイント
N-WGNの人気は?
維持費が安く取り回しの良い軽自動車はシニア・子育て世代からの支持も高いため、N-WGNなどスライドドアがないハイトワゴンは選ばれにくい傾向にあります。
しかし、N-WGNはセンタータンクレイアウトによる広い室内、シンプルで使い勝手の良い荷室、高い安全性能から、ホンダの軽自動車ではN-BOXに次ぐ販売台数を誇ります。
一人で乗ることが多い人、セカンドカーとして使いたい人から支持されているため、低年式・低走行車は高値での売却が期待できるでしょう。
リセールバリューの傾向は?
軽自動車の人気はスーパーハイトワゴンに傾いていることもあり、N-WGNのリセールバリューはそこまで高くありません。N-WGNの人気がないからではなく、スーパーハイトワゴンの人気が高すぎるからのため、条件によっては高価買取が期待できます。
N-WGNのリセールバリューは当年が約79%、1年落ちが約76%、2年落ちが約72%、3年落ちが約66%、5年落ちが約55%、7年落ちが約36%、9年落ちが約25%、10年落ちが約21%です。
高く評価されるには?
N-WGNは2代目モデルから先進安全運転支援システム「Honda SENSING」が標準装備されますが、モデルチェンジ直後は非搭載も選べました。そのため、2代目モデルで高く評価されるのは「Honda SENSING搭載車」です。
グレードでは「N-WGN L」や特別仕様車の「G SSコンフォートパッケージ」の人気が高く評価される傾向にあります。
ボディカラーでは、クリスタルブラック・パールとプレミアムホワイト・パール、プレミアムホワイト・パールIIが人気です。
N-WGNの高価買取を目指すならネクステージへ!
N-WGNは、ホンダの軽自動車「Nシリーズ」第4弾のハイトワゴンです。2代目モデルへのモデルチェンジでエクステリアが大きく変わり、より日常に溶け込む親しみのあるデザインとなりました。
N-WGNはスライドドアを必要としない層からの人気が高く、中古車市場でも一定の人気を保っています。愛車を納得できる金額で売却したいという方は、実績豊富なネクステージにご相談ください。公式サイトの申し込みフォームをご利用いただければ、最短30秒で無料査定をお申し込みいただけます。
N-WGN の歴代モデルを紹介
N-WGN 2代目モデル(JH3型/JH4型)2019年式
2代目N-WGN/N-WGN Customは、2019年7月に発売されました。Nシリーズの指針である「ひとりひとりの生活にひとつひとつ応えていく」をベースに、安全性能・使い勝手が改良され、それぞれのインテリア・エクステリアも変更されています。
機能面でのトピックは、ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」が標準装備されたことです(Honda SENSING非搭載も選択可)。衝突軽減ブレーキや渋滞追従機能付きACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)をはじめとした8種類の機能に、後方誤発進抑制機能とオートハイビームが追加されています。
この他、後方の障害物を検知する「パーキングセンサーシステム」も標準装備されました。2代目モデルは、初代モデルの優れた安全性能を継承・向上させています。
荷室の低床化により、荷物の積み降ろしがしやすくなりました。備え付けのボードを使ったり、収納したりすることで「2段ラックモード」「ローフロアモード」「ビッグラゲッジモード」といった3つのアレンジも可能です。
運転席にはレバー式ハイトアジャスターの他、テレスコピック&チルトステアリングが標準装備され、荷物の置き忘れをお知らせしてくれるリアシートリマインダーも搭載されています。
2022年9月のマイナーチェンジでは、Honda SENSINGの新機能「急アクセル抑制機能」がホンダ車で初めて採用されました。
急アクセル抑制機能は、ブレーキとアクセルを踏み間違えたときに加速を抑制し、音とディスプレー表示で注意を促してくれる機能です。機能自体は全グレードに搭載されていますが、利用するにはセットアップ(ディーラーオプション)が必要です。
この他、 Nシリーズ10周年を記念した新ブランド「N STYLE+」の第3弾、特別仕様車「STYLE+ BITTER」が追加されました。STYLE+ BITTERはN-WGN Lをベースとしているため、N-WGN Customには設定されません。
クロームメッキ加飾のドアハンドルやリアライセンスガーニッシュ、レザー調のプライムスムースとトリコット生地を使用したコンビシートが特徴です。
2025年9月の一部改良では、パーキングセンサーと近距離衝突軽減ブレーキがHonda SENSINGに追加されました。また、マルチインフォメーションディスプレーが7インチTFT液晶メーターに変わり、Honda SENSINGの作動状況や燃費、前輪のおおよその向きなどがより分かりやすくなっています。
2022年のマイナーチェンジに続き、N-WGNに新グレード「ファッションスタイル」が追加されました。ファッションスタイルにはオフホワイト塗装のドアミラーやアウターハンドル、カラードフルホイールキャップが装備されます。
N-WGN Customには、ブラックパーツを内外装にあしらった特別仕様車「BLACK STYLE」が追加されました。エクステリアにはベルリナブラック塗装とクリスタルブラック・パール塗装、インテリアにはピアノブラック塗装が採用され、表情の異なる「大人のブラック」を楽しめます。
ネクステージで取り扱ったN-WGNの買取相場を見ると、2019年~2022年までのモデルが26万3,000円~145万3,000円、2023年~2025年までのモデルが82万8,000円~143万2,000円です。N-WGN Customの目安は、2019年~2022年までのモデルが29万1,000円~179万4,000円、2023年~2025年までのモデルが54万3,000円~162万8,000円が目安です(2025年11月時点の情報)。
N-WGN 初代モデル(JH1型/JH2型)2013年式
初代N-WGN/N-WGN Customは、2013年11月に発売されました。居住性・安全性・燃費性能・デザイン・走りの5つを備えた、Nシリーズの第4弾のハイトワゴンです。
ベーシックな「N-WGN」と、スポーティーで高級感のある「N-WGN Custom」の2本立てとなり、それぞれに「G」「G・Aパッケージ」「G ターボパッケージ」の3グレードが設定されました。
グレード間の主な違いはデザインと装備です。N-WGNには存在感と安心感、豊かさをイメージした「プラウド・オーセンティック・デザイン」、N-WGN Customには上質さとアグレッシブさをイメージした「アバンギャルド・エモーション」をテーマにデザインされています。
ホンダの軽自動車初となる「ツインインジェクションシステム」と「ナトリウム封入バルブ」が採用されたことにより、クラストップレベルの走行性能と燃費性能を実現しました。FFモデルのJC08モード燃費は、NA車が29.2km/L、ターボ車が26.0km/Lです。
2014年5月、N-WGNは軽自動車で初めて自動車アセスメント(JNCAP)における最高評価「ファイブスター賞」を受賞しました。
ホンダ独自の衝突安全技術「G-CON」として歩行者傷害軽減ボディの他、6つのエアバッグ、シティブレーキアクティブシステム(衝突軽減ブレーキ)、エマージェンシーストップシグナルが装備されています。
2015年4月の一部改良では、シティブレーキアクティブシステムに前席用iサイドエアバック、サイドカーテンエアバックシステムをセットにした「あんしんパッケージ」を全車にオプション装備として設定しました。
N-WGN Customには、ブラックインテリアと14インチアルミホイールを装備した「G・スタイリッシュパッケージ」が追加されています。
同年7月には、N-WGNに廉価グレードの「C」、N-WGN Customに特別仕様車「SSクールパッケージ」が追加されました。Cは装備を厳選したシンプルなグレードですが、フルオートエアコンや電波式キーレスエントリーシステム、エマージェンシーストップシグナルは標準装備されています。
2016年6月のマイナーチェンジでは、エクステリアの変更を中心とした改良が行われました。N-WGNにはボディと同色のメッキが組み合わさるコンビネーショングリル、N-WGN Customには新意匠のメッキグリルを採用し、質感を向上させています。N-WGN Customのターボ車には、パドルシフトが標準装備されました。
ネクステージで取り扱ったN-WGNの買取相場を見ると、2013年~2016年までのモデルが3万6,000円~80万円、2017年~2019年までのモデルが3万8,000円~120万8,000円です。N-WGN Customの目安は、2013年~2016年までのモデルが3万1,000円~99万6,000円、2017年~2019年までのモデルが5万7,000円~140万円が目安です(2025年11月時点の情報)。
N-WGN のトリビア
N-WGNの概要
N-WGNは、N-BOX ・N-BOX+・N-ONEに続く「Nシリーズ」の4番目となるモデルです。これらは全て軽自動車ですが、N-BOX ・N-BOX+はスーパーハイトワゴン、N-ONEはトールワゴン、N-WGNはハイトワゴンという違いがあります。
Nシリーズに共通するのは「センタータンクレイアウト」による広い室内、「Honda SENSING」による高い安全性、クラスレスなデザイン性です。N-WGNはこれら全てが満遍なくそろっている「Nシリーズのスタンダード」として、幅広い世代に支持されています。
N-WGNの魅力
ホンダの軽自動車といえば、国内販売台数4年連続ナンバー1の「N-BOX」です。広い室内や高い安全性といった共通の特徴を持ちながらも、N-WGNがN-BOXを超えられない理由として「スライドドアがないこと」が挙げられます。
しかし、N-WGNはスライドドアを有するN-VANを押さえており、Nシリーズ内での販売台数はN-BOXに次ぐ第2位です。N-BOXの影に隠れがちですが、実はスペックの高い車として注目されています。
N-WGNの魅力は「シンプルだからこその使いやすさ」です。N-WGNはN-BOXに比べるとシートアレンジの自由度がやや低くなりますが、備え付けのボードを活用することで荷室を2段にしたり、後席を倒して2段のまま荷室を広げたりできます。
長傘をそのまま収納できる「リアシートアンダートレー」は、置き傘・置き靴の収納場所に最適です。取り外しができるため、ぬれた傘も安心して片付けられます。
N-WGNのデザイン
初代モデルはN-WGN・N-WGN Custom共に同じような顔つきをしていましたが、2代目モデルはヘッドライトが丸目(N-WGN)と角目(N-WGN Custom)に変わったことで、モデルごとの個性がより強くなりました。
N-WGNはレトロ感のある、愛らしいフロントフェイスが特徴です。線が少ない滑らかなボディフォルムは、塊感とともに親しみやすさや安心感を与えます。インテリアは、ブラウンとアイボリーを基調とした温かみのある空間です。
N-WGN Customは「スクエア」を基調としており、存在感のあるヘッドライトやフロントグリルが採用されました。インテリアは、ブラックと光沢感のあるチタン調ガーニッシュを組み合わせた大人の空間です。
N-WGNのスペック
N-WGNが属するハイトワゴンは、一般的に「全高1,700mm以下の車」を指します。スーパーハイトワゴンに比べ全高は低くなりますが(スーパーハイトワゴンは全高1,700mm以上)、どちらも軽自動車規格内で作られているため大差はありません。
N-WGNのボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,675mm~1,725mmです。N-WGNとN-WGN Custom、駆動方式によって全高が変わり、FFの「N-WGN 」が最も低く、4WDの「N-WGN CUSTOM L」「N-WGN CUSTOM L・ターボ」が最も高くなります。
室内サイズは、N-WGN・N-WGN Custom共に室内長2,055mm×室内幅1,350mm×室内高1,300mmです。ライバル車の「スズキ ワゴンR」や「日産 デイズ」と同等の広さとなりますが、全長はデイズ、全幅はワゴンR、全高はN-WGNがそれぞれ大きくなっています。
・ボディサイズ:全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,675mm~1,725mm
・室内サイズ:室内長2,055mm×室内幅1,350mm×室内高1,300mm
・ホイールベース:2,520mm
・最低地上高:140mm~145mm
・最小回転半径:4.5m~4.7m
・車両重量:850kg~930kg
N-WGNのグレード
2代目モデルは、フルモデルチェンジとマイナーチェンジ以降でグレード構成が変わります。フルモデルチェンジ時はN-WGN・N-WGN Custom共に3種類、マイナーチェンジ以降はN-WGN・N-WGN Custom共に2種類です。
N-WGNとN-WGN CustomどちらもFFと4WDが設定されていますが、ターボ車はN-WGN Customにしか設定されていません。なお、N-WGN Customにはデザインバンパー、9灯式フルLEDヘッドライトなどの専用装備が標準で装着されています。
「N-WGN L」「N-WGN CUSTOM L」はベースグレードです。フルモデルチェンジ時は中間グレードだったため、電動格納式ドアミラーや運転席&助手席シートヒーターが標準装備されています。
「N-WGN ファッションスタイル」は、N-WGNにのみ設定されているコーディネートモデルです。ドアミラーやアウターハンドルに、愛らしさが増す専用のオフホワイト塗装が施されています。
「N-WGN CUSTOM L・ターボ」は、N-WGN Customのターボモデルです。パドルシフトや15インチアルミホイール、本革巻きステアリングホイールなど、装備も充実しています。
・N-WGN L(FF)
・N-WGN L(4WD)
・N-WGN L ファッションスタイル(FF)
・N-WGN L ファッションスタイル(4WD)
・N-WGN CUSTOM L(FF)
・N-WGN CUSTOM L(4WD)
・N-WGN CUSTOM L・ターボ(FF)
・N-WGN CUSTOM L・ターボ(4WD)
N-WGNのエンジン
N-WGNの搭載エンジンは、NA車・ターボ車共に「658cc 直列3気筒DOHCエンジン(S07B型)」です。S07B型エンジンは初代モデルに搭載されていた「S07A型」の後継モデルで、燃費向上のためにロングストローク化が行われています。
S07B型にはVTEC機構が採用されており、N-BOXよりも車両重量が軽いN-WGNはVTEC特有の力強い走りをよりダイレクトに感じられます。ブレーキ操作ステップダウンシフト制御により、ブレーキ技術が求められる下り坂や雪道も安心した走行が可能です。
NA車のエンジンスペックは最高出力58PS/最大トルク65N・m、ターボ車は最高出力64PS/最大トルク104N・mです。
N-WGNの燃費性能
N-WGNのWLTCモード燃費はグレードと駆動方式で変わります。N-WGN L・N-WGN L ファッションスタイルはFFが23.0km/L、4WDが20.7km/L、N-WGN CUSTOM LはFFが23.1km/L、4WDが20.6km/L、N-WGN CUSTOM L・ターボはFFが21.7km/L、4WDが19.5km/Lです。
N-BOX(20.2km/L~21.6km/L)とN-ONE(20.1km/L~23.0km/L)と大差ありませんが、燃費性能が低いモデルの数値はN-WGNが最も低くなります。
N-WGNのボディカラー展開
N-WGNのボディカラーは、グレードによってラインアップと数が変わります。
N-WGNで選べるカラーは、「プラチナホワイト・パール」「クリスタルブラック・パール」「ルナシルバー・メタリック」「プレミアムサンライトホワイト・パール」「フレームレッド」「トワイライトミストブラック・パール」の6色です。
N-WGN ファッションスタイルは、「プレミアムアイボリー・パールII」「フィヨルドミスト・パール」「ボタニカルグリーン・パール」の4色から選べます。
N-WGN Customで選べるカラーは、「プラチナホワイト・パール」「クリスタルブラック・パール」「ルナシルバー・メタリック」「プレミアムサンライトホワイト・パール」「ミッドナイトブルービーム・メタリック」「トワイライトミストブラック・パール」の6色です。
