レンジローバー の買取ポイント
レンジローバーの人気は?
レンジローバーは全世代で高い人気を得ていますが、その中でも5代目モデルは突出した人気があります。フルモデルチェンジ後に世界中で注文が殺到し、V8ガソリンモデルに関してはオーダーがストップしていた時期もありました。
2025年10月時点ではどのグレードも問題なく注文できますが、ランドローバーのフラッグシップモデルであるレンジローバーはベースモデルの「SE(ディーゼル車)」で1,952万円もするため、購入を泣く泣く諦める人も少なくありません。このようなさまざまな背景から、レンジローバーは中古車でも人気です。
リセールバリューの傾向は?
トヨタ ランドクルーザーやレクサス LXなど、国内メーカーの高級SUVは型落ちでも高いリセールバリューを維持しますが、輸入車は高級車であっても国産車ほどのリセールバリューはありません。
ただし、レンジローバーは数ある輸入SUVの中でも人気が高いため、輸入車としては高価買取が期待できるでしょう。レンジローバーのリセールバリューは、当年で約118%、3年落ちが約57%、5年落ちが約42%、7年落ちが約26%、10年落ちが約22%です。
高く評価されるには?
高評価が期待できるのは、高年式の車両、人気カラーの車両、ガリソン車です。レンジローバーは現在5代目となり、日本国内での販売は2022年より始まりました。そのため、高く評価されるのは5代目モデル、4代目モデルの場合は後期モデルとなります。
ボディカラーはホワイト系・ブラック系の人気が高く、日本国内だけでなく海外での需要が高いため、車両状態が良ければ高額査定を狙えるでしょう。パワートレインでは、V8エンジンを搭載するガソリン車が人気です。
レンジローバーの高価買取を目指すならネクステージへ!
レンジローバーは「砂漠のロールス・ロイス」とも呼ばれる、ランドローバーのフラッグシップSUVです。日本のみならず世界中で高く評価されており、中古車の需要も増えています。
レンジローバーの売却は、ネクステージにお任せください。ネクステージの「フルスイング買取」は、査定後最短30分で見積金額を提示するだけでなく、納得の金額を一発で提示いたします。買取後の車両を自社製品として販売するため、中間マージンを省いた高額査定が可能です。
レンジローバー の歴代モデルを紹介
レンジローバー 5代目モデル(LK93WA型/LK934A型/LKB447A型/LKB447B型)2021年式
5代目レンジローバー(開発コード:L460)は、2021年に本国発表、2022年1月に日本で発売されました。ボディの表面から凹凸と装飾を極限にまで排除することで、塊感を出しながらもフラッグシップらしい気品を表現しています。
ボディタイプは、先代モデルと同じくスタンダードホイールベースとロングホイールベースの2種類です。5代目モデルから3列シートの7人乗り(レンジローバー初)が加わり、乗車定員のラインアップが4人乗り・5人乗り・7人乗りの3種類になりました。
この世代から、日本仕様車にもディーゼル車(マイルドハイブリッド)が追加されます。エンジンラインアップは、4.4L V型8気筒ツインスクロールターボチャージドガソリンエンジン、3.0L 直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジン、3.0L 直列6気筒INGENIUMガソリンエンジン搭載のPHEVの3種類です。
2023年5月に2024年モデルが発売されました。2024年モデルの大きな特徴は、4.4L V型8気筒ツインスクロールターボチャージドガソリンエンジンにマイルドハイブリッドシステムが搭載されたことにより、全てのパワートレインがハイブリッド化したことです。
また、パーソナライゼーションの新サービス「SV BESPOKE」を導入しています。SV BESPOKEを選択することで、通常モデルにはない色・素材・ステッチ・フィニッシャーなどが選べるようになります。
2024年4月に2025年モデルが発売されました。2025年モデルの大きな特徴は、ディーゼル車に7人乗り仕様が追加されたことです。また、ディーゼル車は最大出力が50PSアップした350PSとなり、よりパワフルな走りを楽しめるようになりました。
ランドローバーは2030年までに9車種のEV投入に向け開発を進めており、2025年5月にレンジローバーのEVモデル「RANGE ROVER ELECTRIC」のプロトタイプが北米の極寒地で2回目のテスト走行を終了させています。明確な受注開始時期は発表されていませんが、2025年後半から2026年にかけてが濃厚だと見られています。
5代目レンジローバーの買取価格は、570万円~2,406万円です。
レンジローバー 4代目モデル(LG5NA型/LG5SA型)2012年式
4代目レンジローバー(開発コード:L405)は、2012年に本国発表、2013年3月に日本で発売されました。歴代モデルの意匠を継承しながらも、現代的な要素を取り入れたモダンなデザインが採用されています。
SUVでは世界初となる「オール・アルミニウム製軽量モノコックボデイ構造」を採用しており、従来のスチール製ボデイから39%軽くなりました(最大420kgの削減)。これにより燃費性能が向上し、同時にCO2排出量も削減しています。
搭載エンジンは、5.0L V型8気筒自然吸気エンジン、5.0L V型8気筒スーパーチャージドエンジンの2種類です。どちらにも、専用チューニングを施した副変速機付き8速ATが組み合わされています。
この他、ランドローバーのコネクテッドシステム「インコントロール」や、キューアシスト付きアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)をはじめとしたドライバー・アシス ト・システム(運転支援システム)も採用されました。
なお、本国ではディーゼル車がフルモデルチェンジのタイミングで追加されていますが、日本仕様車には採用されていません。
2013年9月に本国発表された2014年モデルには、「パーキング・エグジット」「パーペンディキュラー・パーク」などの駐車システムが追加されています。
2014年3月、新開発の3.0L V6気筒スーパーチャージドエンジンを搭載した、2014年モデルの販売を日本国内で開始しました。
従来の5.0L V型8気筒DOHCスーパーチャージドエンジンを搭載した「5.0 V8 SUPERCHARGED VOGUE」「Autobiography」、3.0L V6気筒スーパーチャージドエンジンを搭載した「3.0 V6 SUPERCHARGED VOGUE」の3グレード構成となります。
2014年3月には、3.0 V6 SUPERCHARGED VOGUEとAutobiographyにロングホイールベースモデルを追加しました。後輪前方のボディシェルが延長されたことにより、後部座席のレッグルームが200mm拡大しています。
ロングホイールベースモデルはリアシートに「エグゼクティブ・クラスシート」が選択できる他、スライディング・パノラミックルーフや電動サイドドアブラインドが標準装備されます。
2018年6月には、ランドローバー初となるPHEVが追加されました。PHEVシステムはINGENIUMガソリンエンジンと高出力のモーターを組み合わせたパラレル・ハイブリッドとなり、最高出力404PS、最大トルク640N・mを発揮します。
4代目レンジローバーの買取価格は、2013年~2018年までのモデルが327万円~457万2,000円、2019年~2021年までのモデルが443万6,000円~837万2,000円です。
レンジローバー 3代目モデル(LM44型)2001年式
3代目レンジローバー(開発コード:L322)は、2001年に本国発表、2002年4月に日本で発売されました。「サードレンジ」の名前で親しまれる、今もなお根強い人気を誇るロングセラーモデルです。
1994年にランドローバーは買収によりBMWの傘下に入りましたが、2000年に米国のフォードがランドローバーを買収したことで2005年までBMWが開発(前期モデル)、それ以降はフォードが開発をしています(中期・後期モデル)。
なお、2008年にインドの「タタ・モーターズ」がランドローバーとジャガーを買収しました。そこから現在に至るまで、タタ・モーターズが親会社となり「ジャガー・ランドローバー」を運営しています。
前期モデルには、BMW X5と同タイプの「4.4L V型8気筒DOHCエンジン」が搭載されました。それまで搭載されていたV型8気筒OHVエンジンよりも高回転・高出力となり、BMWらしいスポーティーで力強い走りにバージョンアップしています。
モノコックボディと独立懸架サスペンションの採用により、一般道路・高速道を含むオンロード性能も向上しました。
2006年以降の中期モデルには、ブランドを統合したジャガー製のV8エンジンが搭載されます(自然吸気は4.4L、スーパーチャージドは4.2L)。2010年の後期モデルから排気量が5.0Lに統一され、LEDなどの電子デバイスが採用されるようになりました。
2010年9月には、それまでオプションだった「Autobiography(オートバイオグラフィー)」を標準グレードとして追加します。チタンフロントグリルや20インチアロイホイールなど、Autobiography専用デザインが多数採用されました。
2011年12月発売の2012年モデルではエクステリア・インテリアデザインの刷新が行われ、Harman Kardon製のオーディオシステムが標準装備されています。
レンジローバー 2代目モデル(LH36D型/LH40D型)1994年式
2代目レンジローバー(開発コード:P38A)は、1994年に本国発表、1995年4月に日本で発売されました。開発コードの「P38A」の他、「セカンドレンジローバー」や「セカンドレンジ」の名で親しまれています。
2代目モデルの特徴は4ドアのみになったこと、オンロード性が強化されたこと、AT車のみとなったこと、角目ヘッドライトになったことです。ボディフレームやV8エンジン、フルタイム4WDなどの基本システムは、初代から継承しています。
1994年にランドローバーがBMWに買収された関係で、ランドローバーのみで開発している前期型と、BMWの手が加わった後期モデルに分けられます。後期モデルはエンジンが改良されており、前期モデルよりも燃費性能とトルク性能がアップしました。
1996年には、ピクニックテーブルやツートンシートなどを備えた「Autobiography」が追加され、ラグジュアリー路線を強めています。
レンジローバー 初代モデル(LH38D型)1970年式
初代レンジローバーは、1970年に本国発表、1991年4月に日本で発売されました。2代目以降の愛称ともなっている開発コードはありませんが、代わりに「レンジローバークラシック(クラシックレンジローバー)」の名で親しまれています。
レンジローバーは現在も受け継がれる「ラグジュアリーSUV」として開発され、1969年に「VELAR(ヴェラール)」と命名したプロトタイプを発表しました。当時のSUVはショートボディの2ドアが主流だったこともあり、プロトタイプ・量産モデル共にボディがやや短めの2ドアです。
1981年、4ドアのレンジローバーが誕生します。4ドアモデルは日本でも販売されており、クラシック・レンジローバーと呼ばれるのは一般的にこのモデルです。4ドアモデルは販売当時の人気が高く、1996年まで2代目モデルと並行して販売されました。
レンジローバー のトリビア
レンジローバーの概要
レンジローバーは、1970年に英国で発表されたランドローバーのフラッグシップSUVです。「砂漠のロールス・ロイス」の異名を持っており、常に先を行くデザイン性・悪路走破性・先進性からラグジュアリーSUVの最高峰と称されています。
日本国内での販売が始まったのは、初代モデル後期の1991年です。日本国内での評価も高く、中でも初代モデル(レンジローバークラシック)は2代目がデビューしたにもかかわらず販売が続くといった、驚きの現象まで起きました。
時代とともにレンジローバーは進化し、2018年にPHEV追加、2023年には全パワートレインにハイブリッドシステムが搭載され、EVの追加も予定されています。
レンジローバーの魅力
レンジローバーの魅力は、ランドローバーのフラッグシップモデルらしいモダンで先進的なデザイン、オンロードからオフロードまで対応する高い走行性能、ラグジュアリーサルーンをしのぐ静かで滑らかな乗り心地です。
5代目モデルには新開発のプラットフォーム「MLA-Flex」が初採用され、走破性とハンドリングを向上させています。ガソリンエンジンだけでなくPHEVやBEVにも対応するように設計されているため、どのパワートレインでも快適なドライブが可能です。
5代目モデルからは日本未発売だったディーゼル車(マイルドハイブリッド)が追加され、ロングホイールベースモデルであれば7人乗りも選べるようになりました。ドライバーコンディションレスポンスやオキュパントプロテクションアシスト、リモートパークアシストをはじめとした、運転支援システムも充実しています。
レンジローバーのデザイン
5代目レンジローバーのエクステリアは、歴代レンジローバーが持つショートオーバーハングやクラムシェルボンネット、直立したフロントガラスなどの特徴を継承しつつも、新世代らしいアバンギャルドなデザイン・技術が用いられました。
何よりも目を引くのは、フラッシュグレージングやレーザー溶接などの最新技術を駆使した凹凸のない滑らかなボディ表面です。フロントには新デザインのフロントグリルやエアインテーク、リアには点灯するまで存在に気付かないブラックアウトしたリアランプが採用されています。
この独特なデザインは空気抵抗の向上に寄与しており、空気抵抗係数(Cd値)は0.30です。
レンジローバーのスペック
レンジローバーのボディサイズは、全長5,052mm~5,252mm×全幅2,209mm×全高1,867mmとなり、スタンダードホイールベースモデルとロングホイールベースモデルで全長が変わります。
スタンダードホイールベースモデルのボディサイズは全長5,052mm×全幅2,209mm×全高1,867mm、ロングホイールベースモデルのボディサイズは全長5,252mm×全幅2,209mm×全高1,867mmです。
また、スタンダードホイールベースモデルとロングホイールベースモデルとではホイールベースも変わります。スタンダードホイールベースモデルは2,997mm、ロングホイールベースモデルは3,197mmです。
ラゲッジスペースの容量は、スタンダードホイールベースモデルとロングホイールベースモデルに加え7人乗り仕様で変わってきます。ホイールベースモデルの最大容量は2,335L、ロングホイールベースモデルの最大容量は2,727L、7人乗り仕様の最大容量2,601Lです。
・ボディサイズ:全長5,052mm~5,252mm×全幅2,209mm×全高1,867mm
・ホイールベース:2,997mm~3,197mm
・最低地上高:215mm
レンジローバーのグレード
5代目レンジローバーのグレードはSE・HSE・Autobiography・SVの4つがあり、スタンダードホイールベース・ロングホイールベース・ロングホイールベース7席シートによって設定されるグレード数が変わります。
「SE」はベースグレードです。スタンダードホイールベースのみに設定されており、ディーゼル車・PHEVが選べます。
「HSE」は上級モデルです。全てのボディタイプに設定されており、スタンダードホイールベースはガソリン・ディーゼル・PHEVが選べますが、ロングホイールベースとロングホイールベース7席シートはディーゼル車のみとなります。
「Autobiography」は、上質な装備がそろう上級モデルです。全てのボディタイプに設定されており、スタンダードホイールベースはガソリン・ディーゼル・PHEVが選べますが、ロングホイールベースとロングホイールベース7席シートはガソリン車のみとなります。
「SV」は最上級モデルです。スタンダードホイールベースとロングホイールベースのみに設定されており、スタンダードホイールベースはガソリン・ディーゼル・PHEVが選べますが、ロングホイールベースはガソリン車のみとなります。
【スタンダードホイールベース】
・SE D350(ディーゼル/4人乗り/5人乗り)
・SE P550(PHEV/4人乗り/5人乗り)
・HSE P530(ガソリン/4人乗り/5人乗り)
・HSE D350(ディーゼル/4人乗り/5人乗り)
・HSE P550(PHEV/4人乗り/5人乗り)
・Autobiography P530(ガソリン/4人乗り/5人乗り)
・Autobiography D350(ディーゼル/4人乗り/5人乗り)
・Autobiography P550(PHEV/4人乗り/5人乗り)
・SV 615(ガソリン/4人乗り/5人乗り)
・SV P550(PHEV/4人乗り/5人乗り)
【ロングホイールベース】
・HSE D350(ディーゼル/4人乗り/5人乗り)
・Autobiography P530(ガソリン/4人乗り/5人乗り)
・SV 615(ガソリン/4人乗り/5人乗り)
【ロングホイールベース7席シート】
・HSE D350(ディーゼル/7人乗り)
・Autobiography P530(ガソリン/7人乗り)
レンジローバーのエンジン
5代目レンジローバーはガソリン車・ディーゼル車・PHEVの3つのパワートレインがあり、それぞれ搭載エンジンが異なります。
ガソリン車に搭載されているのは、4.4L V型8気筒DOHCターボチャージドエンジンです。マイルドハイブリッドシステムが2024年モデルから搭載されており、最高出力530PS、最大トルク750N・mを発揮します(SVのみ最高出力が615PSとなります)。
ディーゼル車に搭載されているのは、3.0L 直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジンです。こちらにもマイルドハイブリッドシステムが搭載されており、最高出力300PS、最大トルク650N・mを発揮します。
PHEVに搭載されているのは、3.0L 直列6気筒INGENIUMターボチャージドガソリンエンジンです。1,600kWのモーターが組み合わされており、最高出力550PS、最大トルク800N・mを発揮します。
レンジローバーの燃費性能
レンジローバーのブランドサイトにはWLTCモード燃費の記載がないため、公式の燃費性能は明らかになっていません。ネクステージの調べでは、ガソリンモデル・ディーゼルモデルは7.6km/L~10.5km/L、ガソリンモデルがハイブリッド化した2024年以降のモデルは9.9km/Lとなっています。
レンジローバーと同じくラグジュアリーSUVの最高峰と称される、メルセデス・ベンツ Gクラス 450 d(マイルドハイブリッドシステム搭載のディーゼル車)のWLTCモード燃費は11.7km/Lです。レンジローバーは10km/L前後となるため、燃費性能はGクラスよりわずかに劣ります。
なお、PHEVのモーターのみの航続距離はWLTP値で最大113km、実航続距離は最大88kmです(公式発表)。
レンジローバーのボディカラー展開
5代目レンジローバーのボディカラーは9色となり、SE・HSE・Autobiography・SV共通です。SVビスポークプログラムを選択することで選べるボディカラーが増える他、エクステリア・インテリアを好きなようにカスタマイズできるようになります。
カラーラインアップは「フジホワイト」「サントリーニブラック」「アイガーグレイ」「ベルグレイヴィアグリーン」「ヴァレジネブルー」「オストゥーニパールホワイト」「カルパチアングレイ」「バトゥミゴールド」「シャラントグレイ」です。
なお、特別仕様車の「SV Black」は、この中にはない「ナルヴィックブラック」が採用されます。
