CX-3 の買取ポイント
CX-3の人気は?
CX-3はデザインの良さと扱いやすいボディサイズ、SKYACTIVテクノロジーによる環境性能の高さから、幅広い層の支持を得ています。しかし、近年は日本国内・海外共に主要モデルの座を他の車種に譲っている状況です。
販売台数が落ち込んだ理由には、ハイブリッド車が用意されていないことや、ディーゼル車の価格が高いこと、さらにフルモデルチェンジを行っていないことによる基本設計の古さなどが挙げられます。
しかし、手頃な価格のディーゼル車として根強い人気があるため、状態の良い車両は相場以上の買取価格が期待できるでしょう。
リセールバリューの傾向は?
CX-3はガソリン車よりもディーゼル車のほうが人気ですが、ディーゼル車はメンテナンス状況によって車両状態が大きく変わるため、リセールバリューはガソリン車のほうがやや高くなります。
CX-3のリセールバリューは当年が約90%、1年落ちが約75%、2年落ちが約71%、3年落ちが約78%、5年落ちが約57%、7年落ちが約40%、9年落ちが約24%、10年落ちが約22%です。
装備が充実した特別仕様車のリセールバリューも高く、現行モデルでは「15S Urban Dresser」が高く評価されています。
高く評価されるには?
CX-3をはじめとしたマツダ車は、他のメーカーに比べエンジンなどの駆動系統の状態を細かくチェックされる傾向にあります。その理由のひとつがディーゼルエンジンです。
ディーゼルエンジンは「すす」によりエンジンオイルが汚れやすいため、ガソリンエンジンよりも小まめなメンテナンスが求められます。定期的なメンテナンスが行われていない車は、低年式・低走行であっても評価が下がってしまうでしょう。
車両状態以外では、グレードやボディカラーも評価のポイントとなります。グレードでは「XD Touring L Package」「 XD Exclusive Mods」「20S PROACTIVE」、ボディカラーでは「ソウルレッドクリスタルメタリック」「ジェットブラックマイカ」「スノーフレイクホワイトパールマイカ」が人気です。
CX-3の高価買取を目指すならネクステージへ!
CX-3は、SKYACTIVテクノロジーと魂動デザインを採用したコンパクトSUVです。ハイブリッド車の設定がないことからライバルに押され気味ですが、国産乗用車としては貴重なディーゼル車、エレガントな内外装を持つ車として愛されています。
CX-3の売却をお考えの方は、ネクステージにご相談ください。ネクステージは買取後の車を自社製品として販売しているため、中間マージンのない高価買取が可能です。経験豊かなスタッフが丁寧に査定し、お客さまの愛車をしっかりと評価いたします。
CX-3 の歴代モデルを紹介
CX-3 初代モデル(DK5FW型/DK5AW型)2015年式
CX-3は2015年2月に発売されました。初代CX-5で高く評価されたデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」、マツダの新世代技術「SKYACTIVテクノロジー」を採用しています。
日本国内だけでなくアジア・欧州・北米でも販売されており、日本仕様のみディーゼル専用車です。世界初となるノック音抑制技術「ナチュラル・サウンド・スムーザー」の搭載により、静粛性を高めつつも、気持ちの良いエンジン音を実現しています。
CX-3は、デザイン・走り・安全性能・先進性を備える「次の時代のスタンダード」として開発されました。コネクティビティシステム「Mazda Connect」の他、先進安全技術「i-ACTIVSENSE」や次世代4WDシステム「i-ACTIV AWD」も搭載され、都会からアウトドアまで幅広く対応します。
同年12月の一部改良では、ナチュラル・サウンド・スムーザーが全車に標準装備されました。改良により、乗り心地もアップしています。
2016年の一部改良では、新世代の車両運動制御技術である「G-ベクタリング コントロール」が採用されました。
「G-ベクタリング コントロール」は、エンジンの駆動トルクをハンドル操作に応じて変化させることで、4輪への接地荷重を最適化する世界初の制御技術です。無駄なハンドル操作の抑制に加え、長時間の運転による疲労も軽減します。
2017年6月には、一部改良を行うとともにガソリン車を追加しました。ガソリン車に搭載されるのは、2.0L 直列4気筒直噴エンジン「SKYACTIV-G 2.0」です。ディーゼル車と同じく、2WDと4WD両方が用意されています。
既存モデルにはi-ACTIVSENSEが全車標準装備となり、ソウルレッドプレミアムメタリックよりも艶やかで瑞々しい「ソウルレッドクリスタルメタリック」が新色として追加されました。
2018年3月のビッグマイナーチェンジでは、エンジン・デザイン・安全性能の改良を行っています。エンジンでは、より力強い加速を楽しめる「SKYACTIV-D 1.8(1.8L 直列4気筒直噴ディーゼルエンジン)」が採用されました。
ガソリンエンジン(SKYACTIV-G 2.0)には、燃費性能を向上させる「エッジカットピストン」「新ノズル付き拡散インジェクター」などの新技術が採用されています。
車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ ビークルアーキテクチャー)」の一部を採用し、サスペンションとシートウレタンを改良することで、操縦安定性や乗り心地、静粛性も高まりました。
安全装備には、マツダ初となる「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」の他、「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」や「360°ビュー・モニター(オプション)」 「自動防眩ルームミラー」が新たに採用されています。
これらの改良と同時に、特別仕様車「Exclusive Mods」が販売されています。
2020年5月の一部改良では、ガソリンエンジンに1.5Lモデル(SKYACTIV-G
1.5)が追加され、エンジンラインアップが3種類となりました。また、Apple CarPlayやAndroid Autoも新装備として採用されています。
同年7月には、マツダの創立100周年を記念する特別仕様車「100周年特別記念車」が発売されました。100周年特別記念車には、マツダ初の乗用車「R360クーペ」をモチーフとした赤と白のコーディネーションが採用されています。また、10月には上質なシートを採用した特別仕様車「15S Urban Dresser」も発売しています。
2021年10月の一部改良では、クラッディング(樹脂フェンダー)・フロントバンパー・リアバンパーにグロスブラック塗装が施されるセットオプション「ブラック・グロッシー・パッケージ」を一部グレードに追加した他、ワイヤレス充電がオプションに設定されました。
また、CX-3の上質さや洗練さを際立てるツートン仕様の特別仕様車「Super Edgy」も追加されています。
2023年9月の一部改良では、オプション装備だった「Mazda Connect」を全車標準装備としました。新たな特別仕様車として、スタイリッシュ・都市的・先進的をコンセプトとした「Vivid Monotone」も追加しています。
ネクステージで取り扱ったCX-3の買取相場を見ると、2015年~2018年までのモデルが4万円~171万1,000円、2019年~2025年までのモデルが63万9,000円~250万円です(2025年11月時点の情報)。
CX-3 のトリビア
CX-3の概要
マツダのSUVには全て「CX」が付いており、Cは「クロスオーバーコンセプト」、Xは「スポーツカー」を意味します。CXの後ろに付く数字は車体の大きさで、数字が大きくなるほど車体も大きくなります。CX-3は、「MAZDA2」をベースにしたCXシリーズ最小モデルです。
デビュー当時はディーゼル専用車でしたが、2017年に2.0Lのガソリン車が追加されて以降、ディーゼル車とガソリン車の2本立てとなりました。e-SKYACTIVやロータリーEVなど、マツダでも電動化が進んではいるものの、CX-3にはガソリン車・ディーゼル車どちらにもハイブリッドモデルが設定されていません。
CX-3の魅力
マツダは日本国内のみならず、海外でもデザイン性が高く評価されています。CX-3はデビュー年の2015年に、ドイツで行われているデザイン賞「レッドドット・デザイン賞 プロダクトデザイン 2015」「オートモティブ・ブランド・コンテスト 量販車カテゴリー:エクステリアデザイン」の両方で受賞しました。
デザイン性の高さもさることながら、日本国内においては「扱いやすさ」も大きな魅力です。近年車の大型化が進み、狭い道での運転だけでなく、運転そのものが難しく感じる人も増えています。
CX-3は「MAZDA2」とプラットフォームを共有しているため取り回しが良く、立体駐車場への駐車も可能です。「SUVに乗りたいけれど大きい車は避けたい」「コンパクトでおしゃれな車に乗りたい」と考える人にとって、CX-3はぴったりの選択肢となるでしょう。
CX-3のデザイン
SUVらしい塊感のあるボディサイド、スポーツカーを思わせるショートオーバーハングのスタイリングから、デザインテーマ「魂動-Soul of Motion」の生物の生命力や速さ、強さ、美しさ、緊張感を表現しています。
CX-3はデビュー後一度もフルモデルチェンジをしていませんが、エクステリアデザインは2018年3月のビッグマイナーチェンジで変更されています。
デザインコンセプト「魂動-Soul of Motion」をベースに、スタンダードとしての進化を目指す「気品ある美しさと先鋭さ」がテーマに設定されました。エクステリアで変更されたのは、フロントグリル・LEDリアコンビネーションランプ・アルミホイールです。
ピラーガーニッシュやサイドガーニッシュモール、フォグランプベゼルにグロスブラックを採用することで、車格以上のエレガントさ、美しさを演出しています。
CX-3のスペック
CX-3はMAZDA2とプラットフォームを共有していますが、ボディサイズはMAZDA2より大きくなります。しかし、同じ「3」が付く「MAZDA3」はCX-30とプラットフォームを共有している(CX-30のベースはMAZDA3)ため、MAZDA3よりは小さくなります。
CX-3のボディサイズは全長4,275mm×全幅1,765mm×全高1,550mm、室内サイズは室内長1,810mm×室内幅1,435mm×室内高1,210mmです。ボディが小さいことから室内の広さに懸念を抱かれやすくなりますが、1クラス上のCX-30とそれほど変わりません。
CX-3の荷室サイズ(通常時)は荷室幅990mm×荷室長690mm、荷室容量350Lで、フレキシブルボードが備わっています。
・ボディサイズ:全長4,275mm×全幅1,765mm×全高1,550mm
・室内サイズ:室内長1,810mm×室内幅1,435mm×室内高1,210mm
・ホイールベース:2,570mm
・最低地上高:160mm
・最小回転半径:5.3m
・車両重量:1,210kg~1,370kg
CX-3のグレード
2023年9月の一部改良以降に発売されている現行モデルのグレード構成は、ガソリン車1種類、ディーゼル車1種類の計2種類です。それぞれ2WDと4WDが設定されており、トランスミッションはATのみとなります。
「15S Touring」と「XD Touring」の主な違いはエンジンタイプで、15S Touringがガソリン車、XD Touringがディーゼル車です。ハイビーム・コントロール・システムとアダプティブ・LED・ヘッドライトはエンジンタイプによって装備の有無が変わりますが、その他の装備は共通しています。
なお、2025年11月時点の現行モデルには「15S Urban Dresser」「15S Vivid Monotone」「XD Vivid Monotone」の3種類の特別仕様車が用意されています。
「15S Urban Dresser」はピュアホワイトの人工皮革シート、シート中央やダッシュボードにスエード調人工皮革「グランリュクス」を使用したモダンで華やかなモデルです。2020年10月の初登場から現在まで、ガソリン車のみに設定されています。
「15S/XD Vivid Monotone」は、色彩を抑えたシックな色合い、エアログレーメタリック×ブラックのスポーティーなエクステリアが特徴のモデルです。2023年9月に登場し、ガソリン車・ディーゼル車どちらにも設定されています。
【ガソリン車】
・15S Touring(2WD)
・15S Touring(4WD)
【ディーゼル車】
・XD Touring(2WD)
・XD Touring(4WD)
CX-3のエンジン
CX-3は2015年~2017年6月までディーゼル車のみの設定でしたが、それ以降はディーゼル車とガソリン車の両方が設定されています。しかし、2018年・2020年にエンジンの入れ替えが行われているため、購入時期によって搭載エンジンが変わります。
2015年~2017年6月までのモデルに搭載されているのは、1.5L 直列4気筒DOHCディーゼルターボエンジン「SKYACTIV-D1.5」です。2017年6月に2.0L 直列4気筒DOHCガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」が加わりました。
2018年のビッグマイナーチェンジで「SKYACTIV-D1.5」が「SKYACTIV-D1.8(1.8L 直列4気筒DOHCディーゼルターボ)」に変わり、トルク性能をアップさせています。
2020年5月に1.5L 直列4気筒DOHCガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.5」が加わり、ガソリン車が2タイプになりました。2021年10月の一部改良で「SKYACTIV-G 2.0」が廃止され、現在は「SKYACTIV-D1.8」と「SKYACTIV-G 1.5」の2本立てとなっています。
CX-3の燃費性能
CX-3は、走りの良さと環境性能を両立した「SKYACTIVエンジン」を搭載しており、ガソリン車・ディーゼル車共に低燃費です。特にディーゼル車は長距離走行時により優れた燃費性能を発揮します。
現行モデルのWLTCモード燃費は、ディーゼル車(1.8Lターボ)の2WDが20.0km/L、4WDが19.0km/L、ガソリン車(1.5L自然吸気)は2WDが17.0km/L、4WDが15.7km/Lです。
ハイブリッド車ほどの燃費性能はありませんが、軽油はガソリンより単価が安いため、同程度の燃費性能を持つ車両であれば燃料費を抑えられます。
CX-3のボディカラー展開
CX-3のボディカラーは8色あり、レギュラーグレードと特別仕様車「15S Urban Dresser」は5色、特別仕様車「15S/XD Vivid Monotone」は3色用意されています。
レギュラーグレードと15S Urban Dresserで選べるのは、「ジェットブラックマイカ」「プラチナクォーツメタリック」「ソウルレッドクリスタルメタリック」「エアログレーメタリック」「スノーフレイクホワイトパールマイカ」です。
「15S/XD Vivid Monotone」はツートンカラーのみとなり、「プラチナクォーツメタリック(ブラックキャビン)」「ソウルレッドクリスタルメタリック(ブラックキャビン)」「エアログレーメタリック(ブラックキャビン)」が選べます。
