CX-30 の買取ポイント
CX-30の人気は?
CX-30はマツダの基幹モデルとしてグローバル展開されたこともあり、国内だけでなく海外でも人気があります。一般社団法人日本自動車販売協会連合会が発表した「2024年1月~12月 乗用車ブランド通称名別順位」によると、CX-30の販売台数は全体の38位、マツダでは3位です。
コンパクトSUVは5ナンバー車も含め激戦区のため、同クラスの「ホンダ ヴェゼル」「トヨタ ヤリスクロス」と比べるとやや伸び悩みはあります。しかし、高級感のある内外装やディーゼル車の設定などCX-30にしかない魅力はあるため、メンテナンスをしっかりと行っていれば高額査定を期待できるでしょう。
リセールバリューの傾向は?
CX-30は、扱いやすいサイズ感から国内外で人気があるため、一定のリセールバリューを維持しています。エンジンタイプによるリセールバリューの差はそれほどありませんが、ディーゼル車はメンテナンスを怠るとエンジンに不調が出やすくなるため、実際の評価は個体差があるでしょう。
CX-30のリセールバリューは当年が約77%、1年落ちが約71%、2年落ちが約66%、3年落ちが約65%、4年落ちが約60%、5年落ちが約52%、6年落ちが約49%です。
高く評価されるには?
マツダ車はディーゼル車の人気が高いため、CX-30もディーゼル車は高評価が期待できます。その中でも高額査定が期待できるのは、上位グレードの「XD L Package」や「XD PROACTIVE Touring Selection」「XD Black Selection」です。
ボディカラーでは、マツダを象徴する「ソウルレッドクリスタルメタリック」の他、「マシーングレープレミアムメタリック」や「スノーフレイクホワイトパールマイカ」も人気があります。
CX-30の高価買取を目指すならネクステージへ!
CX-30はマツダの新世代商品第2弾として、2019年にデビューしました。扱いやすいコンパクトなボディ、大人もゆったり座れるゆとりのある室内、クーペスタイルの流麗で美しいデザインから、国内外で高く評価されています。
CX-30の売却をお考えの方は、SUV専門店も展開するネクステージをご利用ください。経験豊富なスタッフが、お客さまの愛車を丁寧に査定いたします。査定金額の他、有効期限や還付金の有無、引渡し場所を明確にしているため、初めて車を売却する方も安心です。
CX-30 の歴代モデルを紹介
CX-30 初代モデル(5BA-DMEP型/3DA-DM8P型)2019年式
CX-30は2019年10月に発売されました(SKYACTIV-X搭載車は2020年1月発売)。「MAZDA3」に続く新世代商品第2弾として、「人生の幅や世界観を広げるクロスオーバー」をコンセプトに開発されています。
MAZDA3をベースとしているため、ボディタイプは異なるものの共通点が多々あります。代表的なものが、マツダの新世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー)」と、新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」です。
SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTUREは、車との一体感を強めるためのシート・ボディ・シャシー構造を指し、人間が持つバランス能力に着目して開発されています。中でも注目されたのが「歩行」です。
シートへ着座した際の姿勢を、スムーズな歩行に欠かせない「骨盤が立った状態」にするため、シートバックの形状やバネの数を最適化しました。これにより脊椎が自然なS字を描けるようになり、違和感や不快感のない乗り心地、操縦安定性を実現しています。
SKYACTIV-Xは、ディーゼルエンジンの力強いトルクと、ガソリンエンジンの伸びやかな走りを融合した新開発エンジンです。世界で初めて実用化された「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」と呼ばれる燃焼方式により、パワフルな走りと優れた燃費性能を発揮します。
4WD車には、前後方向のGをコントロールして4輪への接地荷重を最適化し、車両挙動を制御する「G-ベクタリング コントロール」を採用したAWDシステム「i-ACTIV AWD」に加え、新開発の「オフロード・トラクション・アシスト」が採用されました。
パワートレインは「SKYACTIV-G 2.0(ガソリン車)」「SKYACTIV-D 1.8(ディーゼル車)」「SKYACTIV-X 2.0(次世代ガソリン車)」の3種類です。
2020年12月の一部改良では、ディーゼル車と次世代ガソリン車のエンジンを改良した「SKYACTIV-D 1.8」と「e-SKYACTIV X(SKYACTIV-Xから名称を変更)」を搭載しました。SKYACTIV-D 1.8は主にトルクアップ、e-SKYACTIV Xはトルクと出力の両方を向上させています。
2021年10月の一部改良では、e-SKYACTIV X搭載車の燃費を向上させるとともに、新グレード「Smart Edition」を追加しました。また、新カラーとして「プラチナクォーツメタリック」を設定しています。
2022年8月の一部改良では、ガソリン車にマイルドハイブリッドシステム「M ハイブリッド」を組み合わせた「e-SKYACTIV G 2.0」が搭載されました。これにより「SKYACTIV-G 2.0」が廃止され、パワートレインのラインアップも「e-SKYACTIV G 2.0」「SKYACTIV-D 1.8」「e-SKYACTIV X」に変わっています。
2023年9月にマイナーチェンジが行われ、AT誤発進抑制制御の検知対象に前方の歩行者を、ドライバー・モニタリングに「わき見警報機能」を追加しました。この他、Apple CarPlayのワイヤレス接続機能やワイヤレス充電、USB-Type C端子が新装備として追加されています。
この改良でe-SKYACTIV-X搭載車、MT車(全グレード)、20S ProactiveとXD Proactiveの4WDが廃止されました。これまで3種類あったパワートレインは、e-SKYACTIV GとSKYACTIV-Dの2種類に縮小しています。
2024年7月の一部改良では、グレード構成を刷新しました。また、コネクティッドサービスにエアコンなどのコントロールや電話の受発信、ナビ設定を音声で行える「Amazon Alexa」を採用しています。同年11月には、e-SKYACTIV G搭載車にのみ「Black Selection」と「i Selection」が追加されました。
また、2025年10月にはディーゼルエンジン専用の新グレード「XD Drive Edition」を追加しています。
ネクステージで取り扱ったCX-30の買取相場を見ると、価格の目安は2019年式~2024年式のモデルが49万6,000円~283万2,000円です(2025年11月時点)。
CX-30 のトリビア
CX-30の概要
CX-30は、MAZDA3をベースとしたクロスオーバーSUVです。欧州を中心にグローバル展開されており、日本国内・海外共に販売台数を順調に伸ばしています。2025年1月~6月の国内販売はMAZDA全体の第3位、グローバル販売は第2位です。
プラットフォームを共有する「MX-30」は、ボディサイズこそ変わらないものの、コンセプトやパワートレインといったモデルそのものの個性は大きく変わります。CX-30は多彩なパワートレイン(現在は2種類に縮小)を有する基幹モデル、MX-30は電動パワートレインを有するスペシャリティーモデルです。
CX-3とCX-5の中間という「使いやすい大きさ」、マツダらしい「流麗なスタイル」から、ヤングファミリー層をはじめとした幅広い世代の人気を集めています。
CX-30の魅力
衝突安全性の向上やグローバル戦略などから、車のボディサイズは年々大きくなっています。ファミリータイプのSUVやミニバンは大型化が特に顕著なため、居住地によっては好みではなく大きさで車を選ばなくてはなりません。
CX-30はコンパクトSUVの中では大きめ、ミドルサイズSUVよりは小さいという、日本の道路事情にマッチした「扱いやすさ」が大きな魅力です。SUVらしい最低地上高を保ちながらも、都市部に多い立体駐車場に対応しています。
マツダのデザインコンセプト「魂動デザイン」に基づいた、流麗でエレガントなエクステリアも魅力です。前期モデルであれば、SKYACTIV-G・SKYACTIV-D・SKYACTIV-X(e-SKYACTIV X)の中から好みのエンジンを選べます。
CX-30のデザイン
CX-30のエクステリアは、魂動デザインをベースに「引き算の美学」を取り入れ、伸びやかさと力強さ、妖艶さを表現しています。デザインコンセプトは「Sleek&Bold(スリーク&ボールド)」です。
全長が短く全高が高いという、クロスオーバーSUV特有のボディフォルムをなじませるため、ボディ下部の樹脂部分を太めにし、視覚効果により伸びやかなプロポーションを作り出しています。
デザイン性の高さは日本だけでなく海外でも高く評価されており、2020年に「2020~2021日本自動車殿堂 カーデザインオブザイヤー」、ドイツの国際的デザイン賞「2020年レッド・ドット賞:プロダクトデザイン部門」を受賞しました。
CX-30のスペック
CX-30のボディサイズは、全長4,395mm×全幅1,795mm×全高1,540mmです。1クラス下のCX-3は全長4,275mm×全幅1,765mm×全高1,550mmとなり、CX-30はひと回りほど大きくなります。
3ナンバー車の規定(サイズのみ)は「全長4,700mm以上、全幅1,700mm以上、全高2,000mm以上」となるため、全幅以外は5ナンバー規格です。すれ違いができない狭い道や、昔ながらの小さな駐車場を除けば、ボディサイズを気にせず運転できます。
一方で、室内サイズは室内長1,830mm×室内幅1,490mm×室内高1,210mmとゆとりがあり、後席にチャイルドシートを設置したり、身長160cm以上の人が座ったりしても窮屈さを感じさせません。
・ボディサイズ:全長4,395mm×全幅1,795mm×全高1,540mm
・室内サイズ:室内長1,830mm×室内幅1,490mm×室内高1,210mm
・ホイールベース:2,655mm
・最低地上高:175mm
・最小回転半径:5.3m
・車両重量:1,420kg~1,540kg
CX-30のグレード
CX-30はデビューしてから一度もフルモデルチェンジをしていませんが、エンジンラインアップの変更により時期によってグレード構成が変わります。
2019年のデビュー当時は、ガソリン車(SKYACTIV-G)が4グレード、ディーゼル車(SKYACTIV-D)が3グレードです。2020年1月に、次世代ガソリン車(SKYACTIV-X)の3グレードが追加されます(同年12月に「e-SKYACTIV X」に名称を変更)。
2023年9月にe-SKYACTIV Xが廃止され、ハイブリッド車(e-SKYACTIV G)5グレード、ディーゼル車4グレードとなりました。2024年7月にグレード構成が見直されてハイブリッド車2種類、ディーゼル車2種類となり、2024年11月と2025年10月に新グレードが追加されてハイブリッド車3種類、ディーゼル車2種類に変わっています。
「20S Touring」と「XD S Package」は、ガソリン車(20S)とディーゼル車(XD)のベースモデルです。20S Touringは元々中間グレードだったため、XD S Packageよりも装備が充実しています。
「20S i Selection」と「20S Black Selection」は、人気の高い装備を備えたハイブリッド車のみに設定されているグレードです。
20S i Selectionには運転席&助手席シートヒーター、ドライビングポジションメモリー機能付き運転席10ウェイパワーシート、20S Black Selectionにはブラック塗装のドアミラーカバー、アルミホイールが装備されます。
「XD Drive Edition」は、ディーゼル車専用のグレードです。スムースレザーのシートや合成皮革のドアトリム、ブラック塗装のアルミホイールが装備されます。
【ハイブリッド車(ガソリン)】
・20S i Selection(2WD)
・20S i Selection(4WD)
・20S Black Selection(2WD)
・20S Black Selection(4WD)
・20S Touring(2WD)
・20S Touring(4WD)
【ディーゼル車】
・XD S Package(2WD)
・XD S Package(4WD)
・XD Drive Edition(2WD)
・XD Drive Edition(4WD)
CX-30のエンジン
現行モデルのエンジンは「e-SKYACTIV G 2.0」と「SKYACTIV-D 1.8」の2種類ですが、時期によって「SKYACTIV-G 2.0」「SKYACTIV-X」「e-SKYACTIV X」のいずれかが搭載されています。
e-SKYACTIV G 2.0は、2022年8月に「SKYACTIV-G 2.0」と代わって搭載されたマイルドハイブリッドエンジンです。最大出力156PS/最大トルク199N・mを発揮します。SKYACTIV-D 1.8は、デビュー当時から設定されているディーゼルエンジンです。最大出力130PS/最大トルク270N・mを発揮します。
SKYACTIV-G 2.0は、2022年8月まで搭載されていたガソリンエンジンです。最大出力156PS/最大トルク199N・mを発揮します。「SKYACTIV-X」は、2020年1月~2023年9月まで搭載されていた次世代エンジンです。最大出力180PS/最大トルク224N・mを発揮します。
「e-SKYACTIV X」は、2020年12月に「SKYACTIV-X」から名称を変えたエンジンです。燃焼制御のチューニングにより、最大出力190PS/最大トルク240N・mに進化しています。
CX-30の燃費性能
CX-30のWLTCモード燃費は、エンジンと駆動方式によって変わります。
現行モデルに搭載されているマイルドハイブリッドの「e-SKYACTIV G 2.0」は、2WDが16.2km/L、4WDが15.5km/Lです。同じく、現行モデルに搭載されているディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D 1.8」は、2WDが20.2km/L、4WDが19.2km/Lとなります。
以前に搭載されていた「SKYACTIV-G 2.0」は、2WDが15.4km/L(AT)~16.2km/L(MT)、4WDが14.8km/L(AT)~15.6km/L(MT)です。「SKYACTIV-X」と「e-SKYACTIV X」は、2WDが16.8km/L(AT)~17.0km/L(MT)、4WDが15.8km/L(AT)~16.4km/L(MT)となります。
CX-30のボディカラー展開
現行モデルのボディカラーは9色あり、エンジンタイプ・グレードに関係なく全てのモデルで選べます。
カラーラインアップは、「ソウルレッドクリスタルメタリック」「マシーングレープレミアムメタリック 」「ジルコンサンドメタリック」「セラミックメタリック」「ポリメタルグレーメタリック」「ジェットブラックマイカ」「ディープクリスタルブルーマイカ」「スノーフレイクホワイトパールマイカ」「プラチナクォーツメタリック」です。
内装色はグレードによって異なり、XD Drive Edition以外のグレードは「ブラック」、XD Drive Editionは「リッチブラウン」となります。なお、20S Touringはオプションで「リッチブラウン」の選択が可能です。
