スペーシアカスタム の買取ポイント
スペーシアカスタムの人気は?
スペーシアカスタムは、スズキの軽自動車の中でもトップクラスの人気を誇る車種です。一般社団法人全国軽自動車協会連合会が発表した「2024年4月~2025年3月軽四輪車通 称名別新車販売確報」では、ホンダ N-BOXに次ぐ第2位を記録しています(スペーシア・スペーシアカスタムを合わせた販売台数)。
N-BOXは、2021年4月~2025年3月まで国内販売台数1位を獲得していますが、2024年5月はスペーシアが首位を取りました。年間1位こそ取れていないものの、N-BOXとは接戦を続けている状況です。
なお、スペーシアとスペーシアカスタムでは、スペーシアカスタムのほうが人気の高い傾向にあります。
リセールバリューの傾向は?
スペーシアカスタムは人気車種のため、リセールバリューも高い傾向にあります。現行モデルは2023年にデビューしたばかりということもあり、高値での売却が期待できるでしょう。
スペーシアカスタムのリセールバリューは、当年が約93%、1年落ちが約88%、2年落ちが約82%、3年落ちが約78%、5年落ちが約74%、7年落ちが約43%、10年落ちが約18%です。
高く評価されるには?
スペーシアカスタムはノンターボ車よりもターボ車のほうが人気のため、現行モデル・2代目モデルともに「HYBRID XSターボ」が高く評価されるでしょう。ノンターボ車は、装備が充実している「HYBRID XS」が高く評価される傾向にあります。
ボディカラーで人気があるのは、ピュアホワイトパールとブルーイッシュブラックパール3です。ツートンは「ピュアホワイトパール ブラック2トーンルーフ」の人気が高くなっています。これらのボディカラーは、評価点が高くなるでしょう。
スペーシアカスタムの高価買取を目指すならネクステージへ!
スペーシアカスタムは、スズキの軽自動車の中でも人気があるスーパーハイトワゴンです。軽自動車トップクラスの広い室内、マイルドハイブリッドによる低燃費、スズキ セーフティ サポートによる高い安全性から、中古車市場でも高い人気を誇ります。
スペーシアの売却をお考えの方は、ネクステージの「フルスイング買取」をお試しください。ネクステージは豊富な買取実績により、納得の金額を一発で提示いたします。Webサイトより簡単に申し込めますので、お気軽にご利用ください。
スペーシアカスタム の歴代モデルを紹介
スペーシアカスタム 3代目モデル (MK94S) 2023年式の特徴
3代目スペーシアカスタムは、2023年11月に発売されました。「わくわく満載!自由に使える安心・快適スペーシア」をコンセプトに、居住性・安全性・デザイン性を進化させています。
中でも大きく進化したのは後席の居住性で、リアシートに「マルチユースフラップ」をスズキで初めて採用しました。マルチユースフラップは、フラップの位置や角度を変えられる快適機能です。フラップを調整することで、リアシートがオットマンモード・レッグサポートモード・荷物ストッパーモードの3つに変化します。
また、左右独立した後席センターアームレスト、スマートフォンやタブレットを立てかけられるストッパー、500mLの紙パック・乳児用マグに対応したドリンクホルダー、パーソナルテーブルも採用されました。
後席格納時に床面がフラットになったこと、荷室高が拡大したことで、自転車などの大きな荷物が積み込みやすくなっています。
安全性能では、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた「デュアルセンサーブレーキサポートII」が初採用されました。デュアルセンサーブレーキサポートIIは全車標準装備となり、低速時ブレーキサポート(前進・後退)、全車速追従機能・停止保持機能付きアダプティブクルーズコントロールなども加わります。
スズキの軽自動車初の「電動パーキングブレーキ」「ステアリングヒーター」も採用され、ドライバーの快適度もアップしました。
3代目スペーシアカスタムの買取価格は、152万1,000円~213万2,000円です。
スペーシアカスタム 2代目モデル (MK53S) 2017年式の特徴
2代目スペーシアカスタムは、2017年12月に発売されました。内外装デザインの刷新、走行性・安全性の進化など、全面的な改良が行われています。
大きく変化したのは安全性能です。このフルモデルチェンジを機に「スズキ セーフティ サポート」が全車標準装備となり、軽自動車で初めて「後退時ブレーキサポート」も採用されました。
スズキ セーフティ サポートに含まれるこの他の機能は、デュアルセンサーブレーキサポート、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、リアパーキングセンサーなどです。
なお、スズキ セーフティ サポート非搭載の「衝突被害軽減ブレーキ非装着車」も用意されています。
この他、ヘッドアップディスプレイと3Dビューも軽自動車初採用となり、これらはオプションの「全方位モニター用カメラパッケージ」で装備可能です。
新プラットフォーム「HEARTECT」の採用により、室内高が高くなり、足元空間が広がりました。前席の左右乗員間距離を30mm、ショルダールームを25mm、後席のヘッドクリアランスを45mm拡大しています。
室内高は高くなりましたが、低床を維持しているため、先代モデル同様に後席の乗り降りはスムーズです。Bピラーの両側にある乗降グリップの位置を低くすることで、乗り降りのしやすさを向上させています。
スライドドアは先代モデル同様、両側パワースライドドアです。新たな機能として「パワースライドドア予約ロック機能」と「パワースライドドア一時停止機能」を採用しています。
パワートレーンにも改良が行われ、このモデルチェンジを機にスペーシアを含む全モデルがマイルドハイブリッド車となりました。なお、スペーシアカスタムにはターボ車も設定されています。
2020年8月の一部改良では、安全性能の改良が行われました。夜間の歩行者を検知する「デュアルカメラブレーキサポート」、全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロール、SRSカーテンエアバッグを全車標準装備とし、標識認識機能に車両進入禁止・はみ出し通行禁止・法定速度・一時停止を追加しています。
この他、快適装備としてUSB電源ソケット(2個)、時間調整付きフロント間欠ワイパーが追加されています。
2021年12月の一部改良では、コネクテッドサービス「スズキコネクト」への対応が始まりました。スズキコネクト対応車載機器は、オプションの「全方位モニター付きメモリーナビゲーション・スズキコネクト対応通信機」を追加することで設置できます。この他、フロントグリルの意匠も変更されました。
2代目スペーシアカスタムの買取価格は、2017年~2020年までのモデルが21万6,500円~165万3,000円、2021年~2023年までのモデルが61万2,300円~197万2,000円です。
スペーシアカスタム 初代モデル (MK32S) 2013年式の特徴
初代スペーシアカスタムは、2013年6月に発売されました。同年2月にデビューした「スペーシア」をベースに存在感のある内外装デザイン、充実した機能を採用しています。
グレード構成はNA車が2グレード、ターボ車が1グレードの計3種類で、グレード数と内訳はスペーシアと変わりません。スペーシアカスタムの特徴は力強さのあるエクステリアですが、上質で機能的な装備もエクステリアと並ぶ特徴です。
スペーシアカスタムは、最上グレードの「TS」に後席両側ワンアクションパワースライドドアを標準装備しています。ワンアクションスライドドアは、スイッチ操作で自動的に解錠と開閉をする機能です。軽自動車で初めてスペーシアに搭載されましたが、両側の標準搭載はスペーシアカスタムが初となります。
この他、解錠時にハザードランプの点滅、およびLEDポジションランプとLEDイルミネーションが15秒間点灯する「アンサーバック機能」、マルチリフレクターフロントフォグランプ&LEDサイドターンランプ付きドアミラー、照明付きバニティミラーなども採用されました。
同年8月には、衝突被害軽減ブレーキ・誤発進抑制機能・エマージェンシーストップシグナル・ESP(横滑り防止装置)を搭載する「レーダーブレーキサポート装着車」を、全グレードにオプションで追加しています。
2014年6月には、XSレーダーブレーキサポート装着車をベースとした特別仕様車「スペーシア カスタム XSリミテッド」を発売しました。スペーシア カスタム XSリミテッドには専用の内外装デザインが採用され、ブラックルーフのツートンカラー3色、モノトーンカラー4色の全7色が用意されています。
同年12月には、和のデザインを取り入れた特別仕様車「J STYLE」を発売しました。ボディサイドとボンネットの専用デカール、ドアミラー・アウタードアハンドル・インテリアのゴールドカラーが特徴です。また、スペーシア カスタムにはオーディオスイッチ付きステアリングホイールも採用されています。
2015年5月の一部改良では、NA車に低燃費技術「Sエネチャージ」を搭載するとともに、軽自動車初の衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」を搭載しました(全車オプション)。
Sエネチャージに改良型のR06A型エンジンを組み合わせることで、クラストップレベルの32.0km/L(JC08モード)を達成しています。
同年8月には、ターボ車にも「Sエネチャージ」を搭載し、グレード数を2グレードに増やしました。Sエネチャージ搭載により、ターボ車もエコカー減税の対象となっています。
2016年12月には、大型メッキフロントグリルなどの専用装備を採用した「スペーシア カスタムZ」を追加しました。スペーシア カスタムZには専用デザインが内外装に取り入れられ、「ユーティリティパッケージ」をはじめとしたオプションパッケージも複数用意されています。
初代スペーシアカスタムの買取価格は、5万5,000円~92万5,500円です。
スペーシアカスタム のトリビア
スペーシアカスタムは、スズキの人気スーパーハイトワゴン「スペーシア」のカスタムモデルです。スペーシアの発売から約4か月後の、2013年6月にデビューしました。
スペーシアが持つ広々とした室内、乗り降りしやすいパッケージングはそのままに、カスタムモデルらしい存在感のあるエクステリア、上質さを感じられるインテリアが採用されています。また、初代モデルから後席両側ワンアクションパワースライドドアを標準装備するなど、機能が充実しているのも大きな特徴です。
スペーシアカスタムの魅力
スペーシアカスタムの魅力は、軽自動車トップクラスの広い室内、高い燃費性能、上質で力強い内外装デザイン、そして、ユーザー目線で考えられた快適装備です。
3代目スペーシアカスタムは後席を中心とした快適装備が充実しており、そのひとつが「マルチユースフラップ」です。マルチユースフラップは、座席先端にあるフラップを引き出したり、角度を調整したりできる機能で、左右のリアシートどちらにも付いています。
フラップを引き出すと「レッグサポートモード」、フラップを引き出して角度を上げると「オットマンモード」、フラップを引き出さずに角度のみ上げると「荷物ストッパーモード」に変化します。
また、3代目モデルからは後席格納時の床面がフラットになり、自転車の積み下ろしガイドも設置されたため、自転車の積載もスムーズです。「ワンタッチダブルフォールディングリアシート」により、荷室だけでなくスライドドア側からでも後席の背もたれを倒せます。
スペーシアカスタムのデザイン
3代目スペーシアはコンテナをモチーフにデザインされており、スペーシアカスタムにもコンテナをイメージさせる凹凸のライン(ビード形状)がボディサイドに入っています。
フロントグリルには艶のあるブラックとメッキを組み合わせた大型グリルが採用され、ヘッドライトは、周辺をブラック化した薄型フルLEDヘッドランプです。ターンランプはLEDシーケンシャル、リアコンビネーションランプには厚肉導光レンズのLEDランプが採用されています。
インテリアは、ブラックを基調にセミマットのボルドー、光沢のあるピアノブラックが挿し色に入るシックな空間です。シート素材はファブリックですが、シート表皮がスエード調起毛で仕上げられています。HYBRID XS・HYBRID XS TURBOには、ボルドーのシートパイピングが入るレザー調シートが採用されました。
スペーシアカスタムのスペック
3代目スペーシアカスタムのボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,785mmです。
グレードによるボディサイズの違いはないものの、HYBRID XSとHYBRID XS TURBOは15インチホイールが装着されることから、最小回転半径が大きくなります。HYBRID GSの最小回転半径は4.4m、HYBRID XSとHYBRID XS TURBOは4.6mです。
スペーシアカスタムは、軽自動車トップレベルの室内空間を持っています。室内サイズは室内長2,170mm×室内幅1,345mm×室内高1,415mmとなり、ライバル車の「ホンダ N-BOX カスタム」にも引けを取りません。
N-BOX カスタムの室内サイズは、室内長2,125mm×室内幅1,350mm×室内高1,400mmです。室内幅はN-BOXのほうが5mm広くなりますが、室内長と室内高はスペーシアのほうが広くなります。なお、N-BOX カスタムのボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,790mm~1,815mmです。
・ボディサイズ:全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,785mm
・室内サイズ:室内長2,170mm×室内幅1,345mm×室内高1,415mm
・ホイールベース:2,460mm
・最低地上高:150mm
・最小回転半径:4.4m~4.6m
・車両重量:890kg~960kg
スペーシアカスタムのグレード
3代目スペーシアカスタムのグレード構成は、NA車2グレード、ターボ車1グレードの全3グレードです。どのグレードにも2WDと4WDがあり、トランスミッションにはCVTが採用されています。
「HYBRID GS」は、NA車のベースグレードです。スズキ セーフティ サポートやLEDヘッドランプ&リアコンビネーションランプなどは標準装備されますが、ワンアクションパワースライドドアは左側のみとなり(右側は手動)、マルチユースフラップやスリムサーキュレーターが非搭載となります。
「HYBRID XS」は、NA車の上位グレードです。両側ワンアクションパワースライドドアやマルチユースフラップ、ステアリングヒーター、本革巻きステアリングホイールなどが標準装備されます。
「HYBRID XS TURBO」は、ターボ車の最上級モデルです。装備の多くがHYBRID XSと共通していますが、パドルシフトが標準装備されること、ステアリングに「パワーモードスイッチ」が装備されます。
・HYBRID GS(2WD)
・HYBRID GS(4WD)
・HYBRID XS(2WD)
・HYBRID XS(4WD)
・HYBRID XS TURBO(2WD)
・HYBRID XS TURBO(4WD)
スペーシアカスタムのエンジン
3代目スペーシアカスタムは全グレードにマイルドハイブリッドシステムを搭載していますが、搭載エンジンはターボ車とノンターボ車で変わります。
ターボ車の搭載エンジンは、0.658L 水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ「R06A型エンジン」です。ロングストローク化により低速トルクが特徴で、軽自動車で初めて吸排気VVT機構を採用しています。
エンジンスペックは、最高出力64PS/6,000rpm、最大トルク98N・m/3,000rpmです。
ノンターボ車には、デュアルインジェクションシステムやクールドEGRなどの熱効率向上技術を採用した0.657L 水冷4サイクル直列3気筒「R06D型エンジン」が搭載されています。
エンジンスペックは、最高出力49PS/6,500rpm、最大トルク58N・m/5,000rpmです。
スペーシアカスタムの燃費性能
3代目スペーシアカスタムのカタログ燃費は、エンジンタイプと駆動方式で変わります。
ターボ車のWLTCモード燃費は、2WDが21.9km/L、4WDが19.8km/Lです。ノンターボ車は2WDが23.9km/L、4WDが22.4km/Lとなります。
スペーシアカスタムのライバル車は「ホンダ N-BOX」と「ダイハツ タント」ですが、どちらもハイブリッドシステムを搭載していないため、厳密な比較ができません。代わりに、マイルドハイブリッドを搭載している「日産 ルークス(ハイウェイスター)」と比較します。
ターボ車のWLTCモード燃費は、2WDが19.2km/L、4WDが17.5km/Lです。ノンターボ車は2WDが20.9km/L、4WDが19.0km/Lとなるため、どちらの場合もスペーシアカスタムに軍配が上がります。
なお、N-BOXカスタムのWLTCモード燃費は21.5km/L~20.3km/L、タントカスタムは21.9km/L~19.6km/Lです。
スペーシアカスタムのボディカラー展開
3代目スペーシアカスタムのボディカラーは、モノトーン7色、ツートン4色の全11色です。モノトーンは全グレード共通していますが、ツートンはHYBRID XSとHYBRID XS TURBOのみの設定となります。
モノトーンのラインアップは、「ピュアホワイトパール」「インディゴブルーメタリック2」「スチールシルバーメタリック」「フェニックスレッドパール」「アーバンブラウンパールメタリック」「ブルーイッシュブラックパール3」「クールカーキパールメタリック」です。
ツートンは「ピュアホワイトパール ブラック2トーンルーフ」「インディゴブルーメタリック2 ブラック2トーンルーフ」「スチールシルバーメタリック ブラック2トーンルーフ」「フェニックスレッドパール ブラック2トーンルーフ」となり、Dピラーデカールとブラックのカラードドアミラーが専用装備として装着されます。