エスティマ の買取ポイント
エスティマの人気は?
エスティマは2019年に生産が終了しているものの、他にはないスタイリッシュなデザインから根強い人気があります。しかし、最も新しいモデルでも2020年式となるため、中古車として需要があるのは3代目モデルです。
3代目エスティマはデビュー当時から「インテリジェントパーキングアシスト」や「レーンキーピングアシスト」といった先進装備が採用されていますが、安全装備面は2016年以降のモデルのほうが充実しています。そのため、3代目モデルの中でも後期型はより需要が高くなるでしょう。
リセールバリューの傾向は?
快適性の高いミニバンが次々出ていることもあり、エスティマのリセールバリューはそこまで高くありません。ただし、3代目後期モデルで状態が良いものであれば、価格の下落は緩やかといえるでしょう。
エスティマのリセールバリューの目安は、5年落ちで約53%、7年落ちで約32%、10年落ちで約16%、13年落ちで約8%です。
(2025年4月時点の情報)
高く評価されるには?
エスティマはグレードによって装備が異なるため、3代目後期モデルであれば「アエラス プレミアム」「アエラス プレミアム-G」が高く評価されるでしょう。また、オプションのムーンルーフが装着されていればベースグレードの「アエラス」も高く評価される可能性があります。
ボディカラーはブラック系とホワイト系の人気が高いため、ホワイトパールクリスタルシャイン・ブラック・スパークリングブラックパールクリスタルシャインは高く評価されるでしょう。
安全装備面では、3代目を通してオプション装備となるサイドエアバッグが高く評価される傾向にあります。
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高級ミニバンの礎を築いたともいえるエスティマは、唯一無二のデザイン、充実した装備が魅力です。根強いファンがいることから中古車市場でも一定の人気があるため、年式や車両状態によっては相場以上の査定額が期待できます。
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エスティマ の歴代モデルを紹介
エスティマ 3代目モデル (ACR/GSR50系) 2006年式の特徴
3代目エスティマは、2006年1月に発売されました。初代モデルから続く流れるようなフォルムを受け継ぎながらも、より先進的なスタイルへと進化しました。デザインもさることながら、大きな変化を遂げたのはインテリアと装備面です。
7人乗り・8人乗り共に3列目シートが床下格納方式となり、従来より荷室を広げられるようになりました。7人乗りの2列目シートは800mmのスライドが可能となったため、3列目シートを床下に格納することで足を伸ばしてゆったりと座れます。
オーディオシステムには、天井パネルを振動板とした「パノラミックスーパーライブサウンドシステム」が採用されました。こちらはオプションのHDDナビゲーションシステムを装備すると自動的に装備され、ワイドビューフロントモニターとサイドモニターもセットされます。
2008年12月のマイナーチェンジでは、フロントグリルやバンパー、ヘッドランプなどのエクステリアの意匠変更が行われました。ヘッドランプは涙型から直線的な形に変わり、スタイリッシュさに磨きをかけています。
このマイナーチェンジではステアリングスイッチが全車標準装備となり、快適温熱シートが一部グレードに標準装備されました。
2012年5月に、アエラスの変更を中心とした2度目のマイナーチェンジが行われます。主な変更点は、フロントグリル・バンパーの意匠変更、専用18インチアルミホイールの採用、ヘッドランプ・リアコンビネーションランプの色変更です。
また、アエラスの一部グレードにデュアルパワースライドドア、Gにパワーバックドアが標準装備されました。Gとアエラス“レザーパッケージ”については、ナノイーも標準装備されています。
2013年5月の一部改良では、パノラミックビューモニターとクリアランスソナー&バックソナーがオプション装備として設定されました。2014年9月の一部改良では全車にS-VSC(横滑り防止装置)が標準装備され、安全性を向上させています。
2016年6月に行われた一部改良では、グレード編成を変更するとともに、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」を標準装備としました。
2014年の一部改良まであったGとXは廃止され、アエラス・アエラスプレミアム・アエラススマート・アエラスプレミアム-Gの4グレードに縮小しています。なお、エスティマは2019年10月に生産を終了し、2020年3月に新車販売が終了しました。
3代目エスティマの買取価格は、2007年までの前期モデルが3万5,000円~54万5,000円、2008年~2011年までの中期モデルが3万6,000円~81万3,000円、2012年~2020年までの後期モデルが3万6,000円~293万7,000円です。
エスティマ 2代目モデル (ACR/MCR30系) 2000年式の特徴
2代目エスティマは、2000年1月に発売されました。ミッドシップレイアウトからFFレイアウトに変更し、車名も販売店に合わせトヨタ店は「エスティマT」、カローラ店は「エスティマL」に変更されています。
FFレイアウトになることで実現したのは、フロアの低床化と天井高の確保、振動・騒音の抑制です。また、シートのロングスライド化に加えリラックスキャプテンシート、モコン式パワーアシストドアなどの最新装備を採用することで居住性を高めています。
上級グレードの2列目シートには、485mmのロングスライドが可能なアームレスト付きリラックスキャプテンシートが採用され、全グレード共に3列目シートへは825mmの前後スライド機構が装備されました。
また、全グレードにデュアルスライドドアを標準装備し、助手席側にはパワーアシスト機構をオプションで設定しています。
安全装備には、EBD付きABSや運転席・助手席にSRSエアバッグ、点滅式シートベルト非着用警告灯を全車標準装備とし、3.0Lの2WD車にはブレーキアシストがオプションで用意されました。
一部グレードには、運転支援機能としてバックガイドモニター、レーダークルーズコントロールがオプションで装備できます。
搭載エンジンは2.4L 直列4気筒DOHCエンジン「2AZ-FE」、3.0L V型6気筒DOHCエンジン「1MZ-FE」の2種類です。ベースグレードのみ「2AZ-FE」となりますが、その他のグレードは両方のエンジンを選べます。
2003年5月にマイナーチェンジが行われ、エクステリアとインテリアの意匠が変更されました。フロントバンパーはグレードの個性を生かすデザインに変わり、J・X・Gはフォグランプを組み込んだシャープなデザイン、アエラスは丸型フォグランプを組み合わせた力強いデザインが採用されています。
また、ヘッドランプは丸型6眼に、テールランプとストップランプは反射式LEDを採用したリアコンビネーションランプに変更されました。
インテリアは一部グレードにLEDのブルーグラデーションオプティトロンメーターが採用され、内装色もグレードに合わせてダークグレーとアイボリーに分けられています。
このマイナーチェンジでは「アエラス-S」と「G“レザーセレクション”」の2グレードが追加されました。アエラス-Sは専用装備を備えたスポーティーグレード、G“レザーセレクション”は本革シートをはじめとした上質な装備を備えた上級グレードです。
エスティマ 初代モデル (TCR10/11/20/21W) 1990年式の特徴
初代エスティマは、1990年5月に発売されました。「天才タマゴ」のキャッチコピーで登場したエスティマは、類を見ない独特のワンモーションフォルムで脚光を浴びます。
また、乗用車としては珍しいエンジンのミッドシップレイアウトも初代エスティマの大きな特徴です。ミッドシップレイアウトを採用することで走行性能を高めるだけでなく、広い室内空間を実現しています。
インテリアはエクステリアに合わせた曲面構成となっており、フルカバーリングトリムにより高級感のある空間です。フロアのフラット化によりウォークスルーが可能となり、運転席から3列目シートまで簡単に移動できます。
2列目シートは180度回転可能なキャプテンシートです。3列目シートはサイドに折り畳むスペースアップ機構を採用しているため、荷物の量に応じて荷室を広げられます。
装備面も充実しており、パワーステアリングやオーバーヘッドデュアルオートエアコンの他、9スピーカー+5アンプの「エスティマ ライブ サウンドシステム」も標準装備です。
オプション装備には、ツインムーンルーフとアイスメーカー付き冷温蔵庫も用意されています。
搭載エンジンは、ハイメカツインカム採用の2.5L 直列4気筒DOHCエンジン(2TZ-FE)です。最大出力135PSを発揮するも、車体が大きいことからパワー不足の声もあり、1994年に最大出力160PSのスーパーチャージャーを備えた新エンジンが追加されました。
1993年2月には、2列目シートをベンチシートにした8人乗り仕様を追加しています。1998年のマイナーチェンジではエクステリアデザインを一新し、新グレードとして「アエラス」が追加されました。
エスティマ のトリビア
エスティマの概要
エスティマは「天才タマゴ」のキャッチコピーで親しまれた、トヨタのフルサイズミニバンです。当時のミニバンはトヨタ ハイエースのような商用ワンボックスが多く、スタイリッシュなモデルがありませんでした。
流れるような卵形のフォルム、近未来的なエクステリア・インテリアデザイン、ミニバンとは思えない走行性能から、人気車種へと上り詰めています。
トヨタの高級ミニバンアルファード・ヴェルファイアの登場、ミニバン市場の激戦化により2020年に販売を終了しましたが、状態の良い中古車が比較的高値で取引されるなど人気は衰えていません。
エスティマの魅力
エスティマの魅力は、モデル最大の特徴ともいえる流麗なワンモーションフォルムです。ホンダ ステップワゴンはモデルチェンジによりシンプルなデザインとなりましたが、ミドル・フルサイズミニバンの多くは押し出し感のあるきらびやかなデザインが採用されています。
主張は強くないのに存在感があるエスティマのデザインは、年齢を問わず受け入れられるでしょう。
また、室内の広さと機能的な装備も魅力のひとつです。3代目エスティマはシートアレンジが豊富にあり、7人乗りは2列目シートを800mmもスライドできます。荷物をたくさん積みたい、ゆったり座りたいなどのニーズに合わせたアレンジが可能です。
3代目の後期モデルは「Toyota Safety Sense C」が標準装備されたため、安全装備も充実しています。
Toyota Safety Sense Cに含まれる機能は、衝突回避と被害軽減をサポートする「プリクラッシュセーフティシステム」、車線逸脱を知らせる「レーンディパチャーアラート」、ハイビームとロービームを自動で切り替える 「オートマチックハイビーム」です。
エスティマのデザイン
エスティマのエクステリアは、アエラスとそれ以外でデザインに若干の違いがあります。アエラスはエアロパーツが装着されているため、XやGに比べスポーティーな印象です。
アエラスのエクステリアは2016年のマイナーチェンジでも変わり、大開口のアンダーグリル、バンパーコーナーの張り出しにより、よりワイド感のあるフロントマスクとなりました。
インテリアは、アエラス・X・G共にモダンで高級感のあるデザインです。2016年のマイナーチェンジ以降のモデルはオプティトロンメーターのデザインも一新されたため、先進性も感じられます。
室内の開放感は世代関係なく共通していますが、2列目シートのロングスライド機構や3列目シートの床下格納により、3代目がよりゆったりと過ごせるでしょう。
エスティマのスペック
エスティマはフルサイズミニバンのため、デビュー当時から大きいボディを維持しています。最終モデルのボディサイズは、全長4,820mm×全幅1,810mm×全高1,745mmです。2代目モデルから全長は70mm、全幅は20mm大きくなり、全高は25mm低くなっています。
現行モデルでサイズが近いのは、背が低いという同じ特徴を持つ「ホンダ オデッセイ」です。オデッセイのボディサイズは全長4,860mm×全幅1,820mm×全高1,695mmとなり、全長・全幅・全高共にエスティマのほうが小さくなります。
しかし、室内サイズは室内高を除きエスティマのほうが大きいため、現行モデルに負けないゆとりを感じられるでしょう。エスティマの室内サイズは室内長3,010mm×室内幅1,580mm×室内高1,255mm、オデッセイの室内サイズは室内長2,915mm×室内幅1,560mm×室内高1,285mmです。
【2019年モデル】
・ボディサイズ:全長4,820mm×全幅1,810mm×全高1,745mm
・室内サイズ:室内長3,010mm×室内幅1,580mm×室内高1,255mm
・ホイールベース:2,950mm
・最小回転半径:5.9m
・車両重量:1,770kg~1,780kg
エスティマのグレード
3代目エスティマは、2016年のマイナーチェンジ前後でグレード編成が変わります。マイナーチェンジが行われる前の2015年モデルは「X」「G」「アエラス」「アエラス”レザーパッケージ”」の4種類、それぞれ2.4Lモデルと3.5Lモデル、FFと4WDが選択可能です。
アエラスは7人乗りと8人乗りが選べますが、Xは8人乗りのみ、Gとアエラス”レザーパッケージ”は7人乗りのみとなります。
グレード間の違いは主に装備です。アエラスにはフロント・リアにエアロバンパーが装着されるため、エクステリアにも違いがあります。
マイナーチェンジを機にXとGが廃止され、アエラスのみとなりました。2016年以降は「アエラス」「アエラス プレミアム」「アエラス スマート」「アエラス プレミアム-G」の4種類です。排気量は全車2.3Lとなり、8人乗りはアエラスのみとなりました。
アエラスは最終モデルのベースグレード、アエラス プレミアムはパフォーマンスダンパーが装着される中間グレードです。この2グレードのみムーンルーフをオプションで装着できます。
アエラス スマートは、快適装備が充実する上級グレードです。昇温降温抑制機能付き合成皮革フロントシートはアエラス スマートにしか装備されません。アエラス プレミアム-Gは最上級グレードです。インテリアに木目調加飾があしらわれ、シートにはヌバック調ファブリック「ブランノープ」と合成皮革が用いられています。
【2015年モデル】
・X(2.4L・8人乗り・FF)
・X(2.4L・8人乗り・4WD)
・G(2.4L・7人乗り・FF)
・G(2.4L・7人乗り・4WD)
・G(3.5L・7人乗り・FF)
・G(3.5L・7人乗り・4WD)
・アエラス(2.4L・7人乗り・FF)
・アエラス(2.4L・7人乗り・4WD)
・アエラス(2.4L・8人乗り・FF)
・アエラス(2.4L・8人乗り・4WD)
・アエラス(3.5L・7人乗り・FF)
・アエラス(3.5L・7人乗り・4WD)
・アエラス(3.5L・8人乗り・FF)
・アエラス(3.5L・8人乗り・4WD)
・アエラス”レザーパッケージ”(2.4L・7人乗り・FF)
・アエラス”レザーパッケージ”(2.4L・7人乗り・4WD)
・アエラス”レザーパッケージ”(3.5L・7人乗り・FF)
・アエラス”レザーパッケージ”(3.5L・7人乗り・4WD)
【2019年モデル】
・アエラス(7人乗り・FF)
・アエラス(7人乗り・4WD)
・アエラス(8人乗り・FF)
・アエラス(8人乗り・4WD)
・アエラス プレミアム(7人乗り・FF)
・アエラス プレミアム(7人乗り・4WD)
・アエラス スマート(7人乗り・FF)
・アエラス スマート(7人乗り・4WD)
・アエラス プレミアム-G(7人乗り・FF)
・アエラス プレミアム-G(7人乗り・4WD)
エスティマのエンジン
3代目エスティマの搭載エンジンは「2.4L 直列4気筒エンジン(2AZ-FE)」と「3.5L V型6気筒エンジン(2GR-FE)」の2種類です。
直列4気筒エンジンは2代目モデルから出力・トルクの両方がアップし、7速CVTを組み合わせることで加速性能を高めています(2016年以降はSuper CVT-iまたは6 Super ECT)。エンジンスペックは最大出力170PS/6,000rpm、最大トルク224N・m/4,000rpmです。
なお、直列4気筒エンジンはモデル終了まで搭載されていますが、3代目デビューからエンジンスペックは変わっていません。
3.5L V型6気筒エンジンは、3代目へのモデルチェンジに合わせて搭載されました。新開発の6速オートマチック(6 Super ECT)と組み合わせることにより、力強く滑らかな走行を実現しています。エンジンスペックは最大出力280PS/6,200rpm、最大トルク344N・m/4,700pmです。
エスティマの燃費性能
エスティマのカタログ燃費は、排気量や乗車人数で変わります。2.4LモデルのJC08モード燃費は7人乗り・FFが11.4km/L、8人乗り・FFが11.6km/L、4WDは7人乗り・8人乗り共に11.2km/Lです。
3.5LモデルのJC08モード燃費はFFが7人乗り・8人乗り共に9.7km/L、4WDは7人乗りが9.1km/L、8人乗りが9.4km/Lとなっています。
車体が大きいことに加え、3.5LモデルはV6エンジンを搭載しているため、燃費性能はそこまで高くありません。
なお、エスティマが販売されていた当時のホンダ オデッセイ(ガソリン車)は、WLTCモードでFFが12.6km/L~12.8km/L、4WDが12.0km/L~12.2km/Lです。WLTCモードはJC08モードより詳細なぶん数値が低くなるため、燃費性能に関してはライバル車に劣るといえるでしょう。
エスティマのボディカラー展開
3代目エスティマのボディカラーは、2016年のマイナーチェンジ前後でラインアップが変わります。
2015年までのモデルで選べるカラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン」「シルバーメタリック」「ミディアムシルバーメタリック」「ブラック」「ダークレッドマイカメタリック」「シルキーゴールドマイカメタリック」「ダークブルーマイカ」「ライトブルーマイカメタリック」「グレイッシュブルーマイカメタリック」「アイスチタニウムマイカメタリック」の10色です。
2016年以降は、モノトーン7色とツートン3色が選べます。カラーラインアップは「ダークシェリーマイカメタリック」「レッドマイカメタリック」「アイスチタニウムマイカメタリック」「ブラック」「シルバーメタリック」「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」「ホワイトパールクリスタルシャイン」「ブラック×ダークシェリーマイカメタリック」「ブラック×レッドマイカメタリック」「ブラック×アイスチタニウムマイカメタリック」です。