ハリアーハイブリッド の買取ポイント
ハリアーハイブリッドの人気は?
ハリアーの人気はミドルSUVトップクラスを誇ります。一般社団法人日本自動車販売協会連合会が発表した「乗用車ブランド通称名別順位」によると、2024年1月~12月は全体で13位、ミドルSUVでは1位、 2025年1月~2025年6月は全体で15位、ミドルSUVでは1位です。
しかし、ハリアー全体ではハイブリッド車よりもガソリン車のほうがわずかに販売台数が多く、中古車市場でもガソリン車のほうが高値で取引されています。
ハリアー自体の人気は高いため、他のSUVに比べると高価買取が期待できますが、ガソリン車に比べると価格が少し下がる可能性があるでしょう。
リセールバリューの傾向は?
ハリアーは日本国内だけでなく海外でも人気があることからリセールバリューが高く、一定の高さを維持しています。しかし、海外ではハイブリッド車よりもガソリン車の需要が高いため、ガソリン車のほうが高値で取引される傾向にあります。
ハリアーハイブリッドのリセールバリューは、当年が約87%、1年落ちが約84%、2年落ちが約89%、3年落ちが約75%、5年落ちが約67%、7年落ちが約52%、10年落ちが約37%です(2025年9月時点の情報)。
高く評価されるには?
ハリアーハイブリッドは、グレードによって装備や機能が変わるため、上位グレードであるほど評価されやすくなります。2代目モデルであれば「PREMIUM」、3代目モデルであれば「Z」や「Z“Leather Package”」です。
調光パノラマルーフやアクセサリーコンセント、純正ナビなどのオプション装備が装着されていると、査定額アップを狙えるでしょう。ボディカラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン」の人気が最も高く、次いで「プレシャスブラックパール」「ブラック」が人気です。
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ハリアーハイブリッドはラグジュアリーな内外装、高い走行性能と燃費性能から、ミドルSUVトップクラスの人気を誇ります。リセールバリューはガソリン車のほうが高い傾向にありますが、車両状態やグレードなどの条件が合えば高値での売却が可能です。
ハリアーハイブリッドをはじめとしたSUVの買取は、実績が豊富なネクステージにお任せください。ネクステージの「フルスイング買取」は、書面にて買取金額・有効期限をお渡ししています。納得の金額を一発で提示しますので、ぜひご利用ください。
ハリアーハイブリッド の歴代モデルを紹介
ハリアーハイブリッド 3代目モデル(AXUH80型)2020年式
3代目ハリアーハイブリッド(ハリアーとしては4代目)は、2020年6月に発売されました。「より人生を豊かにするパートナー」という価値を提示すべく、プラットフォーム・内外装デザインを一新し、乗り心地と快適性を大幅に向上させています。
プラットフォームには、エンジン横置きタイプでは最も大きなTNGAプラットフォーム「GA-K」が採用されました。ボディの高剛性化と低重心化を図るとともに、サスペンションを最適化することで重厚感のある安定した走りを実現しています。
TNGAプラットフォームの採用に合わせ、パワーユニットも変更されました。ハイブリッド車には「2.5L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン(A25A-FXS)」と最新の「THS II」が搭載され、新たに2WD(FF)が加わっています。
エクステリアは、クーペフォルムを際立たせるたくましくて美しいスタイリングが特徴です。ボディに入った大胆なくびれ、左右に張り出したホイールハウス、鋭さのある一文字ヘッドランプが、躍動感と存在感を強調させています。
インテリアには、調光ガラスを用いた「電動シェード付きパノラマルーフ」がトヨタ車で初めて採用されました。ブラウン・グレー・ブラックなど落ち着きのある内装色により、プレミアムSUVらしい高級感のある空間に仕上がっています。
安全装備では、昼夜の歩行者や昼間の自転車運転者も検知するプリクラッシュセーフティを搭載した「Toyota Safety Sense」、インテリジェントクリアランスソナー、デジタルインナーミラー(トヨタ車初)などが採用されました。ハイブリッド車には、AC100V/1,500Wのアクセサリーコンセントも装備されています。
2025年6月の一部改良では、Toyota Safety Senseをはじめとする安全性能の拡充・強化が図られました。プリクラッシュセーフティの検知対象に夜間の自転車運転者、昼間自動二輪車、交差点右左折時の横断自転車運転者などが加わり、レーンディパーチャーアラートやプロドライビングアシストも追加されています。
この他、快適装備としてステアリングヒーターとシートヒーター(運転席・助手席)が全車標準装備となり、Z“Leather Package”には「おくだけ充電」とデジタルキーも標準装備されました。2020年式~2025年式ハリアーハイブリッドの買取価格の相場は、184万2,000円~528万7,000円です(2025年9月時点の情報)。
ハリアーハイブリッド 2代目モデル(AVU65W型)2014年式
2代目ハリアーハイブリッドは、2014年1月に発売されました。初代モデルは「ハリアー」と「ハリアーハイブリッド」で車名を分けていましたが、このモデルチェンジを機にハイブリッド車も「ハリアー」となり、ハイブリッド仕様・ガソリン仕様として扱われるようになっています。
2代目ハリアーは「高級・進化・新規」をテーマに開発され、内外装デザインの一新、安全性や快適性を上げる先進機能の採用など、大幅な改良が行われました。ハイブリッド車に関しては、ダウンサイジングした低燃費エンジンも搭載されています。
グレード構成は「GRAND」「ELEGANCE」「PREMIUM」「PREMIUM“Advanced Package”」の4種類で、グレード名・グレード数はガソリン車と共通です。初代モデルと同じく、ハイブリッド車の駆動方式はE-Four(トヨタの電気式4WD)のみとなります。
エクステリアのデザインテーマは「Elegant Velocity」です。ハリアーの特徴である流麗なフォルムはそのままに、フロントオーバーハング&リヤオーバーハングとすることでダイナミックさを加えています。
中でも大きく変わったのはフロントフェイスです。後方に引き込まれた大胆なフロントバンパー、大型化したフロントグリルにより、これまで以上に先進的で洗練された印象になりました。
ハイブリッド車は3.3L V型6気筒エンジンから「2.5L 直列4気筒エンジン(2AR-FXE)」に変わり、JC08モードで21.8km/Lの低燃費を実現しています。
2015年の一部改良では、PREMIUM“Advanced Package”にパノラミックビューモニター、T-Connect SDナビゲーションシステムが搭載されました。GRANDにもオプションでプリクラッシュセーフティが用意され、安全性を高めています。
2017年6月のマイナーチェンジでは、ガソリン車を含む全グレードに「Toyota Safety Sense P」が標準装備されました。この他、電動パーキングブレーキやブレーキホールド、シーケンシャルターンランプ、LEDコーナリングランプも採用されています。
インテリアには、プレミアムナッパ本革のシートやアルミヘアラインのシフトパネル、シートベンチレーション機能(フロントシート)が採用されました。フロントグリルのデザイン変更により、フロントフェイスの印象がよりダイナミックになっています。
買取価格の相場は2014年式~2016年式のモデルが52万6,000円~244万7,000円、2017年式~2020年式のモデルが124万7,000円~460万3,000円です(2025年9月時点の情報)。
ハリアーハイブリッド 初代モデル(MHU38W型)2005年式
初代ハリアーハイブリッドは、2005年3月に発売されました。プレミアムSUV「ハリアー」のハイブリッドモデルとして、新開発のハイブリッドシステム「THS II」と「E-Four」を搭載しています。
エクステリアやインテリアはガソリン車と共通しており、モデル間の違いは主にパワーユニットです。ガソリン車は3.0L V6エンジン・2.4L 直列4気筒エンジンを搭載していますが、ハイブリッド車にはよりパワフルな「3.3L V6 VVT-iエンジン(3MZ-FE)が搭載されています。
このエンジンに組み合わされるのは、小型化・高性能化した新開発バッテリーを搭載する「THS II」です。THS IIではフロントモーターと発電機も新たに開発されており、可変電圧システムを高電圧化することで高出力・高トルクを実現しています。
グレード構成は「ハリアーハイブリッド」「ハリアーハイブリッド“Lパッケージ”」「ハリアーハイブリッド“プレミアムSパッケージ”」の3種類で、全て四輪駆動(E-Four)です。
パワーメーターやドット表示式マルチインフォメーションディスプレイ、電動インバーターコンプレッサーを搭載したオートエアコンが、ハイブリッド専用装備として採用されています。
2006年7月の一部改良では、フロントドアの両側にハイブリッド専用エンブレムを装着するとともに、HDDナビゲーションをオプションで設定しました。
2008年1月には、ハリアーハイブリッドをベースとした特別仕様車「“L パッケージ・ALCANTARA Prime Version”」を発売しています。“Lパッケージ”の装備に本革とアルカンターラを使用した専用シート表皮、LEDハイマウントストップランプ付きリアスポイラー、アルカンターラ仕様の車検証入れなどが装備されました。
ハリアーハイブリッド のトリビア
ハリアーハイブリッドの概要
ハリアーハイブリッドは、プレミアムSUV「ハリアー」のハイブリッドモデルとして、2005年3月にデビューしました。このときハリアーは2代目モデルだったため、一代遅れての登場となります。
ハリアーという名は、タカの仲間の猛禽類「チュウヒ」の英訳「harrier(ハリアー)」が由来です。ハリアーハイブリッドの2代目モデルに付いている鳥のエンブレムは、このチュウヒをモチーフとしています。
ハイブリッド車の現行モデルは2020年に発売された3代目です。このモデルではプラグインハイブリッド車も追加され、ハイブリッドシリーズの幅が広がりました。
ハリアーハイブリッドの魅力
ハリアーハイブリッドの魅力は、ハイブリッド車としての魅力と、ハリアーとしての魅力の2つがあります。
ハリアーはミドルサイズSUVに該当するため、ボディの大きさや重量から燃費の伸びは良くありません。熱効率の良いエンジンを搭載するなど、ガソリン車にも燃費向上に寄与する技術を導入していますが、燃費性能の高さはハイブリッド車が優っています。
2020年に登場したモデルからはFFも選べるようになり、ハイブリッド車の魅力がさらに増しました。
ハリアーとしての魅力は、他のSUVとは一線を画すラグジュアリーなデザインです。快適性や静粛性が高く、安全性能も充実しているため、単身・ファミリー・ビジネスまで幅広く対応します。
都市型SUVのハリアーは悪路走破性を持ち合わせていませんが、エンジンやサスペンションの最適化により街乗り・高速走行は快適です。
ハリアーハイブリッドのデザイン
2020年に登場したモデルからはハリアーのアイコンともいえる「チュウヒのエンブレム」がなくなり、トヨタエンブレムとなりました。
トヨタエンブレムはハイブリッド車とガソリン車で色が変わり、ハイブリッド車は内側が「青」、ガソリン車は内側が「黒」になっています。デザインだけでエンジンタイプを見極めるのは困難ですが、エンブレムを見ればどちらなのかがすぐに判断できます。
エンブレムから外れたチュウヒのモチーフは、鋭くなったヘッドライトで表現されました。また、完全になくなったわけではなく、ドアトリムのワンポイントとしてボディの中に残っています。
ハリアーハイブリッドのスペック
3代目モデルのボディサイズは、全長4,740mm×全幅1,855mm×全高1,660mmです。車種によってはハイブリッド車とガソリン車でボディサイズや室内サイズが変わりますが、ハリアーは全タイプでサイズが共通しています。
グレード間でサイズが変わるのは、オプションの「調光パノラマルーフ」を装着した場合です(Z/Z“Leather Package”)。調光パノラマルーフを装着すると室内サイズが30mm低い1,185mmとなります。
ハリアーハイブリッドのライバル車「日産 エクストレイル」のボディサイズは、全長4,690mm×全幅1,840mm×全高1,720mmです。全長と全幅はハリアーのほうが大きくなりますが、全高はエクストレイルのほうが60mm高くなります。
エクストレイルの室内サイズは、室内長1,980mm×室内幅1,540mm×室内高1,255mmです。ハリアーハイブリッドは室内長1,880mm×室内幅1,520mm×室内高1,215mmとなるため、室内長・室内幅・室内高ともにエクストレイルが大きくなります。
・ボディサイズ:全長4,740mm×全幅1,855mm×全高1,660mm
・室内サイズ:室内長1,880mm×室内幅1,520mm×室内高1,215mm
・ホイールベース:2,690mm
・最低地上高:190mm
・最小回転半径:5.5m~5.7m
・車両重量:1,650kg~1,750kg
ハリアーハイブリッドのグレード
3代目ハリアーハイブリッドのグレード構成は「G」「Z」「Z“Leather Package”」の3種類となり、ガソリン車と共通しています。全グレード共に、駆動方式は2WDとE-Four(4WD)です。
3代目モデルへフルモデルチェンジ時のベースグレード「S」は、2025年6月の一部改良で廃止されました。
「G」は「S」の上位グレードです。オートレベリング機能付きプロジェクター式LEDヘッドランプ、電動ランバーサポート(2ウェイ)、デジタルインナーミラーなどは標準装備されますが、デジタルキーや調光パノラマルーフはオプションでも装備できません。
「Z」は上級グレードです。スーパークロームメタリック塗装の19インチアルミホイール、ハンズフリーのパワーバックドア、コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオPlusが標準装備されます。
「Z“Leather Package”」は、本革シートが採用される最上級グレードです。ポジションメモリー(ステアリング&シート)、前席シートベンチレーション、前席に加え後席左右にもシートヒーターが標準装備されます。
・G(2WD)
・G(E-Four)
・Z(2WD)
・Z(E-Four)
・Z“Leather Package” (2WD)
・Z“Leather Package” (E-Four)
ハリアーハイブリッドのエンジン
3代目ハリアーハイブリッドの搭載エンジンは、2.5L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン(A25A-FXS)です。ロングストローク化や直噴インジェクターの採用により高速燃焼を実現し、VVT-iEを採用することで低燃費も実現しています。
A25A-FXSに組み合わされるハイブリッドシステムは、高効率化技術を取り入れた「リダクション機構付のTHSII」です。トランスミッションには、マニュアルモード搭載の「6速シーケンシャルシフトマチック」を採用しています。
エンジンスペックは最高出力178PS/5,700rpm、最大トルク221N・m/3,600~5,200rpmです。
ハリアーハイブリッドの燃費性能
3代目ハリアーハイブリッドのWLTCモード燃費は、2WDが22.4km/L~22.7km/L、E-Fourが21.7km/L~22.0km/Lです。グレード別で見るとGが22.7km/L(2WD)/22.0km/L(E-Four)で最も高く、ZとZ“Leather Package”は22.4km/L(2WD)/21.7km/L(E-Four)で横に並んでいます。
ガソリン車のWLTCモードは2WDが15.6km/L~15.8km/L、4WDが14.8km/L~15.0km/Lのため、ハイブリッド車の燃費性能は圧倒的な高さです。
ライバル車のエクストレイル(e-POWER)は2WDが19.4km/L、e-4ORCE(4WD)が18.1km/Lとなり、ハリアーのガソリン車と同じく大きく引き離しています。
ハリアーハイブリッドのボディカラー展開
ハリアー全体のカラーラインアップは4色ですが、そのうちの1色はプラグイハイブリッド専用色となるため、ハイブリッド車で選べるのは3色です。なお、グレードによるカラーの制限はありません。
ハリアーハイブリッドに用意されているボディカラーは、「プレシャスブラックパール」「ブラック」「プラチナホワイトパールマイカ」です。プレシャスブラックパールとプラチナホワイトパールマイカの2色は、有償カラーとなります。
内装色は「ブラック」「ブラウン(オプション)」の2色です。シートステッチやパネル加飾、パイピングオーナメントは内装色によって変わります。
