ハイエースワゴン の買取ポイント
ハイエースワゴンの人気は?
ハイエースには乗用車のワゴン、貨物車のバン、乗合自動車のコミューターがあり、それぞれ用途が異なります。ハイエースワゴンはビジネスからプライベートまで使える汎用性の高さから、ユーザー層の幅が他のモデルに比べて広いことが特徴です。
3ナンバーのワンボックスカーでは圧倒的な人気を誇り、日本国内だけでなく海外での需要も増えています。なお、一般社団法人日本自動車販売協会連合会が発表した2024年1月~12月の「乗用車ブランド通称名別順位」では、ハイエースバンを抑えて49位となりました。
リセールバリューの傾向は?
ハイエースワゴンはハイエースバン同様にリセールバリューが高く、低年式車であっても比較的高い数値を保持しています。しかし、海外需要はワゴンよりもバンのほうが高いため、バンに比べると低年式車の値下がりが早い傾向にあります。
ハイエースワゴンのリセールバリューは当年が115約%、1年落ちが約119%、2年落ちが約115%、3年落ちが約109%、5年落ちが約104%、7年落ちが約93%、9年落ちが約85%、10年落ちが約79%です。
高く評価されるには?
ハイエースワゴンは1967年に誕生した歴史のあるモデルのため、評価されやすいのは現行モデルの5代目です。その中でも、Toyota Safety Senseが標準装備された2017年以降のモデルはより高く評価される傾向にあります。
人気のあるグレードは最上級グレードの「グランドキャビン」、中間グレードの「GL」です。駆動方式では4WDよりも2WD、ボディカラーではホワイト系が高く評価される傾向にあります。
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ハイエースワゴンは大人数が乗れる利便性の高さから、ビジネスだけでなくファミリーカーとしても使われています。近年は発展途上国を中心とした諸外国での需要も高まっているため、低年式車でも高価買取が期待できるでしょう。
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ハイエースワゴン の歴代モデルを紹介
ハイエースワゴン 5代目モデル 2004年式の特徴
5代目ハイエースワゴンは、2004年8月に発売されました。高級路線の強かった4代目モデルから、ビジネスからレジャーまで対応するマルチユースカーに路線を変更しています。
4代目モデルの中でも特に装備が充実していたスーパーカスタム系は、このモデルチェンジを機に「トヨタ アルファード」に統合されました。
全幅が1,880mmに拡大されたことにより、ハイエースワゴンは全車3ナンバー車となりました。7人乗り~10人乗りまであった乗車定員は10人乗りに絞られ、ボディタイプはロングとスーパーロング、ルーフ形状はハイルーフとミドルルーフに変更されています。
快適装備としてフロントエアコン+リアクーラー、UVカットグリーンガラス、プライバシーガラスが採用されました。また、オプション装備としてGPS・CDボイスナビゲーション付きワイドマルチAVステーションII、音声ガイダンス機能付きカラーバックガイドモニターが設定されています。
2007年8月のマイナーチェンジでは、新グレード「GL」を追加するとともにディーゼル車を廃止しました。グレード構成もシンプルになり、DXとGLはロングボディ・ミドルルーフ・2WDに、グランドキャビンはスーパーロングボディ・ハイルーフ・4WDに変わっています。
2010年7月のマイナーチェンジでは、グランドキャビンとGLにオートレベリング機能付きディスチャージヘッドランプをオプション設定、オートエアコンを標準装備に、DXにはパワーウインドーを標準装備しました。
2013年1月のマイナーチェンジでは、内外装のデザインを変更するとともに、マルチインフォメーションディスプレイを標準装備しています。また、LEDヘッドランプやデュアルパワースライドドア、スマートエントリー&スタートシステムがオプション装備に設定されました。
2017年11月の一部改良では、全車に「Toyota Safety Sense P」を標準装備し、安全性能を高めています。また、2020年4月の一部改良で「パノラミックビューモニター」「デジタルインナーミラー」「インテリジェントクリアランスソナー」がオプション装備として追加されました。
2022年4月の一部改良では、「パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)」を全車標準装備し、GLのフロントフォグランプをLEDに変更しています。
ネクステージにおけるハイエースワゴンの買取価格は、2011年~2021年までのモデルが128万6,000円~391万6,000円、2022年~2025年までのモデルが311万5,500円~485万2,500円です。
ハイエースワゴン 4代目モデル 1989年式の特徴
4代目ハイエースワゴンは、1989年8月に発売されました。バブル景気による高級車志向、1988年に施行された「改正労働基準法」により高まるレジャーへの関心に対応すべく、あらゆる面での向上・変更が行われています。
特に大きく変わったのは室内装備です。新たな装備としてトリプルムーンルーフ(世界初)とツインムーンルーフ、電動スライドドア(世界初)&イージークローザー、沸しポット、アイスメーカー付き冷温蔵庫、ジョイフルトークシステム(世界初)が採用されました。
最上位グレード「スーパーカスタムリミテッド」には、2列目シートに90度・180度・270度の回転ができる2人がけ大型ベンチシート、3列目に前後680mmのスライドが可能なスーパースライド機構(世界初)が採用されています。
また、運転席にはキーの抜き差しに連動して運転席とステアリングが自動的に動く「パワーイージーアクセスシステム」が世界で初めて採用されました。
エンジンラインアップは、ガソリン車が2.0Lと2.4Lの2種類、ディーゼル車が2.4Lと2.8L、2.4Lターボの3種類です。ガソリン車には3ナンバー車が、ディーゼル車には4WDが設定され、グレードの幅も広がっています。
1999年7月のマイナーチェンジでは、エクステリアの意匠変更と内装の仕様変更、安全装備の追加が行われました。
本革グリップ付きのステアリングホイール、オプティトロンメーター、2列目キャプテンシート、AC100Vのアクセサリーコンセントを「スーパーカスタムリミテッド」に採用し、高級感を出すとともに機能性を向上させています。
安全装備としてプリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルト、点滅式シートベルト非着用警告灯が全車標準装備されました。
また、ディーゼルターボ車は2.4Lから3.0Lに変わり、水冷インタークーラーを追加することでトルクと環境性能を向上させています。
ハイエースワゴン 3代目モデル 1982年式の特徴
3代目ハイエースワゴンは、1982年12月に発売されました。高級志向のユーザーからRV(レクリエーショナル・ビークル)として評価が高まってきたことを受け、内外装ともにファッショナブルなスタイルに変更されています。
ワゴンに採用された主な新装備はオールフラットシート、電動サン&ムーンルーフ、フルエアミックス・フロントヒーター&サイドトリム・ ビルトイン・リアヒーター、スーパー・ スペースコンポです。
オールフラットシートは全てのシートがフルリクライニングするシートで、日本で初めてハイエースワゴンに採用されました。スーパー・スペースコンポは7つのスピーカーを備える、臨場感ある音楽を楽しめるオーディオシステムです。
この他、エンジン回転数感応型パワーステアリング&チルトステアリング、ディーゼル車には2ウェイオーバードライブ付き4速フロアATが装備されました。
エンジンラインアップはガソリン車とディーゼル車となり、それぞれに8人乗り・9人乗り・10人乗りが設定されています。ルーフ形状は、標準ルーフとミドルルーフの2種類です。
ルーフ形状は乗車定員で変わります。標準ルーフはガソリン車の10人乗り、ディーゼル車の9人乗り・10人乗り、ミドルルーフはガソリン車の8人乗り・9人乗り、ディーゼル車の8人乗りです。
ハイエースワゴン 2代目モデル 1977年式の特徴
2代目ハイエースワゴンは、1977年4月に発売されました。特徴的だった丸型4灯式ヘッドライトを丸型の2灯式に変えるなど、エクステリアデザインを刷新しています。
ワゴンの変更点は、4列シートの10人乗りが追加されたこと、3列シート車(9人乗り)の2列目・3列目シートにリクライニング機能が付いたことです。初代モデルに比べ装備を充実させていますが、ワンボックスカーに対する商用車のイメージはまだまだ強く、パーソナルユースはそれほど多くありませんでした。
なお、後の改良で丸型2灯式ヘッドライトは角型2灯式となり、10人乗りをロングホイールベース化しています。その他、ハイルーフやAT、エアコン(オプション)が一部のモデルに設定されました。
モデルチェンジ当初はガソリン車のみでしたが、オイルショックに対応すべく1979年にディーゼル車を追加しています。
ハイエースワゴン 初代モデル 1967年式の特徴
初代ハイエースワゴンは、1967年10月に発売されました。「トヨタエース」に由来する名前には、「高級」や「より優れた」という意味が込められています。ハイエースワゴンは9人乗りのハイエースワゴンデラックスの1種類です。
ボディの基本構造はハイエースバン(当時の名称はハイエース デリバリーバン)と共有していますが、ハイエースワゴンにはラジオやヒーター、熱線を吸収するフロントウインドーガラスなどの乗用車らしい快適装備が採用されています。
また、子どもや高齢者の乗り降りをサポートするアシスト・グリップ、乗降用ステップが装着されているのもハイエースワゴンの特徴です。
2列目シートはフルリクライニング式となり、後ろへ倒すことで大人も寝転べる空間が作れ、前方に倒せば荷室を広げられます。
搭載エンジンは1.5L 4気筒直列頭上弁式2R、最大出力は70PS/5,000rpm、最大トルクは11.5kg・m/2,600rpmです。全長4,310mm×全幅1,690mm×全高1,880mmの5ナンバーとなり、乗車定員は9人です。
ハイエースワゴン のトリビア
ハイエースワゴンの概要
ハイエースには、現在ワゴン・バン・コミューターの3種類があり、ワゴンは3ナンバーの「乗用車」です。バンは1ナンバーまたは4ナンバーの「貨物車」、コミューターは2ナンバーの「乗合自動車」となるため、同じハイエースでも使う目的が異なります。
初代モデルのデビューは、バン・コミューターと同じ1967年です。2代目モデルから4代目モデルにかけて装備・機能性に富んだRV(レクリエーショナル・ビークル)としての道を歩みますが、5代目へのモデルチェンジを機にさまざまな用途に対応するマルチユースカーに進化しています。
ハイエースワゴンの魅力
ハイエースワゴンの魅力は、普通免許で多くの人を移動させられることです。普通免許で許可されている乗車人数は「10人以下」となり、これ以上の人数を乗車させるには中型免許以上を取得しなければなりません。
普通免許で運転できるという点はハイエースバンも変わりませんが、ハイエースバンは貨物車のため乗車人数はハイエースワゴンよりも少なく、最小で2人、最大で9人です。
また、ハイエースバンは1ナンバー、もしくは4ナンバーとなることから継続車検を毎年受けなくてはなりません(それぞれ初回は2年)。一方のハイエースワゴンは3ナンバーのため一般的な乗用車と同じく初回3年、以降は2年ごととなります。
人と荷物、両方を移動させたい人にとって、ハイエースワゴンはミニバン以上に頼もしい存在といえるでしょう。
ハイエースワゴンのデザイン
ハイエースワゴンのエクステリアは、シンプルながらも力強いデザインです。2013年のマイナーチェンジではフロントグリルとフロントバンパー、ヘッドランプ、リアコンビネーションランプの意匠が変更され、よりスタイリッシュな外観となりました。
ハイエースワゴンは「人の移動」をメインとしているため、内装デザインもシンプルです。運転席は使いやすさと見やすさを重視しており、スイッチ類の配置もドライバー目線で考えられています。
後席には、シートバックポケットやカップホルダーなど最低限の装備はあるものの、ミニバンのようなおもてなし機能はありません。
ハイエースワゴンのスペック
ボディタイプが豊富なハイエースバンと違い、ハイエースワゴンのボディタイプは非常にシンプルです。ハイエースワゴンは全グレード「ワイドボディ」となり、グレードによりボディ長とルーフ形状が変わります。
ボディ長とルーフ形状の組み合わせは、「スーパーロング×ハイルーフ」と「ロング×ミドルルーフ」の2種類です。
スーパーロング×ハイルーフは「グランドキャビン」に採用されています。ボディサイズは、全長5,380mm×全幅1,880mm×全高2,285mmです。全長が長くなる分ホイールベースも長くなり、最小回転半径も大きくなります。
室内サイズは室内長3,525mm×室内幅1,695mm×室内高1,565mm、ホイールベースは3,110mm、最小回転半径は6.1m~6.3mです。
ロング×ミドルルーフは「GL」と「DX」に採用されています。ボディサイズは、全長4,840mm×全幅1,880mm×全高2,105mmです。ボディサイズは変わらないものの、室内サイズはGLとDXとで変わります。
GLの室内サイズは室内長3,715mm×室内幅1,695mm×室内高1,390mm、DXは室内長3,525mm×室内幅1,730mm×室内高1,390mmです。
ホールベースと最小回転半径に違いはなく、それぞれホールベースは2,570mm、最小回転半径は5.2m~5.4mです。
・ボディサイズ:全長4,840mm~5,380mm×全幅1,880mm×全高2,105mm~2,285mm
・室内サイズ:室内長3,525mm~3,715mm×室内幅1,695mm~1,730mm×室内高1,390mm~1,565mm
・最低地上高:175mm~185mm
・ホイールベース:2,570mm~3,110mm
・最小回転半径:5.2m~6.3m
・車両重量:1,930kg~2,150kg
ハイエースワゴンのグレード
5代目ハイエースワゴンのグレードは「DX」「GL」「グランドキャビン」の3種類です。それぞれ10人乗りとなり、2WDと4WDが用意されています。
「DX」はベースグレードです。全グレードの中で最も室内幅が広いため、2列目から4列目までゆったりと座れます。後席の座席配置は、2列目が2席、3列目が2席+1席、4列目が2席+1席です。ベースグレードのため装備は簡素ですが、Toyota Safety Senseは標準装備されています。
「GL」は中間グレードです。4列目シートを跳ね上げて格納できる「最後列スペースアップシート」を唯一搭載しており、シーンに合わせて座席を収納スペースに変えられます。
後席の座席配置は、2列目が2席、3列目が2席、4列目が4席です。トリコットのシート表皮、表皮巻きのフロントドアトリムなど、内装もグレードアップします。
「グランドキャビン」は最上級グレードです。後席の座席配置はDXと同じ「2列目2席、3列目3席、4列目3席」ですが、スーパーロングボディとなるため4列目シートの後ろに収納スペースが確保されています。
装備の多くはGLと共通していますが、グランドキャビンにはAC100V・100Wのアクセサリーコンセントが標準装備されています。
・DX(2WD)
・DX(4WD)
・GL(2WD)
・GL(4WD)
・グランドキャビン(2WD)
・グランドキャビン(4WD)
ハイエースワゴンのエンジン
ハイエースワゴンのエンジンはグレードによる違いはなく、全グレードに「2.7L 2TR-FE Dual VVT-i ガソリンエンジン( 直列4気筒DOHCエンジン)」が搭載されています。
「Dual VVT-i(吸・排気連続可変バルブタイミング機)」は、吸気側のVVT-i(連続可変バルブタイミング機構)に加え、排気側のカムシャフトにもアクチュエーターを取り付けたシステムです。これにより吸排気効率が高まり、力強い走りと高い燃費性能を発揮します。
エンジンスペックは最大出力160PS/5,200rpm、最大トルク243N・m/4,000rpmです。
ハイエースワゴンの燃費性能
ハイエースワゴンのWLTCモード燃費は、2WDが8.8km/L、4WDが8.1km/Lです。2004年のフルモデルチェンジ時に「Dual VVT-i」を採用することで燃費性能を向上させましたが、ボディサイズが大きい、ハイブリッドシステムが搭載されていないなどから、一般的な3ナンバー車に比べると燃費性能は低くなります。
同等サイズのハイエースバン「スーパーGL(1ナンバー車)」「DX(スーパーロング・ガソリン車)」はハイエースワゴンと同じエンジンを搭載しているため、燃費性能に違いはありません。
ライバル車「日産 キャラバン(ワゴン)」のWLTCモード燃費は2WDが8.7km/L~8.9km/L、4WDが8.3km/L~8.5km/Lのため、数値だけ見るとキャラバンのほうが高くなります。しかし、キャラバンのワゴンは排気量2.5Lのため、総合的に見ると大きく変わらないといえるでしょう。
ハイエースワゴンのボディカラー展開
ハイエースワゴンのボディカラーは7色用意されていますが、グレードによって選べるカラーが変わります。
DXで選べるのは「ホワイト」「シルバーマイカメタリック」「ライトイエロー」の3色です。選択肢が少ないことに加え、オプションカラーも用意されていません。
GLで選べるのは「ホワイトパールクリスタルシャイン」「シルバーマイカメタリック」「ブラックマイカ」の3色です。カラー数はDXと変わりませんが、ライトイエローの代わりにオプションカラー「ホワイトパールクリスタルシャイン」が選べるようになります。
グランドキャビンで選べるのは「ホワイトパールクリスタルシャイン」「シルバーマイカメタリック」「ベージュメタリック」「ラグジュアリーパールトーニング」の4色です。カラー数は多くなるものの、半分はオプションカラーとなります(ホワイトパールクリスタルシャインとラグジュアリーパールトーニング)。