プリウスα の買取ポイント
プリウスαの人気は?
プリウスαは室内が広く荷物もたくさん載せられるため、デビュー当時から人気を集めました。デビュー当初の月販目標台数は3,000台だったにもかかわらず、デビュー約1か月後の受注台数は約5万2,000台と予想を大幅に超えています。
プリウスαは2021年に生産が終了したため、現在は中古車でしか購入できません。トヨタの現行モデルのハイブリッド車のステーションワゴンは「カローラツーリング」しかないこと、7人乗りはミニバンもしくはSUVとなることから、生産が終了した現在も一定の人気を誇ります。
リセールバリューの傾向は?
プリウスαは、プリウス譲りの燃費性能、ステーションワゴンらしい広い室内から人気があるため、生産終了から5年たった現在も高いリセールバリューを維持しています。5人乗りタイプよりも7人乗りタイプのほうが若干高めといえるでしょう。
ただし、年式が古くなるとバッテリーやモーターの劣化が進むことから、10年落ちになると一気に下がる傾向にあります。
高く評価されるには?
プリウスαはデビュー当時から先進機能を装備していますが、2017年の一部改良で「Toyota Safety Sense P」が全車標準装備となったため、2017年以降の車両は高く評価されるでしょう。
グレード別で見ると、装備が充実したS“ツーリングセレクション、”G“ツーリングセレクション”も評価されやすく、GRの専用装備を備えたS”ツーリングセレクション・GR SPORT”はさらに高い評価が期待できます。
ボディカラーは、パールホワイト系・ブラック系が人気です。樹脂パノラマルーフやインテリジェントパーキングアシストなどのオプション装備が装着されていれば、より高く評価されるでしょう。
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2021年に惜しまれながら終了したプリウスαは、数少ないハイブリッド車のステーションワゴンとして現在も人気があります。しかし、高年式の車両はリセールバリューが比較的高いものの、デビュー直後の車両は買取金額に期待できないといった不安もあるでしょう。
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プリウスα の歴代モデルを紹介
プリウスα 初代モデル (ZVW40/41系) 2011年式の特徴
プリウスαは2011年5月に発売されました。販売が終了する2021年までフルモデルチェンジが一度も行われなかったため、2代目モデルはありません。プリウスαは、プリウスをベースとしたステーションワゴンです。プリウス同様ハイブリッド専用車となり、5人乗りの2列シート車、7人乗りの3列シート車が用意されています。
ハイブリッドシステムやデザインなど3代目プリウスを踏襲している部分は多々あるものの、全く一緒というわけではありません。そのひとつが先進技術です。
プリウスαには、トヨタで初めて樹脂パノラマルーフが装備されました(一部グレードにオプション)。樹脂パノラマルーフには電動ロールシェード&ドアロック連動クローズ機構が採用されており、車内にいるときはスイッチひとつでシェードを開閉でき、車外からはドアロックをすることでシェードを閉じられます。
その他、ブレーキ制御付きレーダークルーズコントロール、プリクラッシュセーフティシステムなどを備えた最新のToyota Safety Sense、6個のSRSエアバッグなどが標準装備されました。
2012年10月に「S」「S“ツーリングセレクション”」「G“ツーリングセレクション”」が追加され、5人乗りしかなかったSシリーズに7人乗りが設定されました。Gシリーズも7人乗りの選択肢を増やしています。
2014年11月にマイナーチェンジが行われ、エクステリアとインテリアを変更するとともに、安全性能を強化しました。
エクステリアの主な変更点は、フロントグリルとヘッドランプ、リヤコンビネーションランプです。フロントグリルはダークグレーメタリックに変わり、ヘッドランプは従来よりシャープになりました。リヤコンビネーションランプには赤色のインナーレンズが採用され、前後共に上質さをプラスしています。
安全性能においては、一部グレードにレーンディパーチャーアラートやオートマチックハイビーム、プリクラッシュセーフティシステム&レーダークルーズコントロール、Bi-Beam LEDヘッドランプをオプション装備としました。
同年12月には、GAZOO Racingが手がけるコンプリートカー「S“ツーリングセレクション・G's”」が追加されます。また、2017年11月の一部改良では、全車に「Toyota Safety Sense P」が標準装備されました。
なお、2017年9月に「G's(G Sports)」が「GRシリーズ」に一新されたため、それに伴いS“ツーリングセレクション・G's”は「S”ツーリングセレクション・GR SPORT”」に名称を変更しています。
プリウスαの買取価格は、2011年~2014年までのモデルが3万7,000円~127万4,000円、 2015年~2017年までのモデルが38万8,000円~189万3,000円、2018~2021年までのモデルが68万8,000円~258万8,000円です。
(2025年4月時点の情報)
プリウスα のトリビア
プリウスαの概要
プリウスαは、プリウスの持つ燃費性能や環境性能、先進性を引き継いだハイブリッド専用のステーションワゴンです。ステーションワゴンならではの広い室内空間、大容量ラゲッジスペース、トヨタ初の新技術を搭載するなど、プリウスにはない魅力を持ち合わせています。
ステーションワゴンの多くが5人乗りである中、プリウスαは7人乗りの3列シート車を設定するなど一定の人気を集めましたが、2021年に販売を終了しました。販売期間は2011年~2021年の10年間となり、その間にフルモデルチェンジは一度も行われていません。
プリウスαの魅力
プリウスαの魅力は、広々とした居住空間です。2列目シート車の室内長は3代目プリウスとそれほど変わりませんが、3列シート車は2列目シート車よりも785mm長くなります。2列目シート車・3列シート車共に足元のゆとりがあるため、窮屈さを感じません。
2列目シート車の室内サイズは室内長1,910mm×室内幅1,520mm×室内高1,220mm、3列シート車は室内長が2,690mmに変わります。3代目プリウスは、室内長1,905mm×室内幅1,470mm×室内高1,225mmです。
室内が広くなることで荷室も広くなり、2列目シート車はシート数が少ない分その恩恵をより強く受けられます。2列目シートの荷室容量は5人乗車時で535L、2列目シートを倒したフルラゲージモードは1,070Lです。
3列シート車は7人乗車時には200Lほどですが、3列目シートを倒すことで505Lに、2列目シートを倒せば1,035Lにまで広げられます。
プリウスαのデザイン
プリウスαのエクステリアで特徴的なのは、2代目プリウスから採用されている「トライアングル・シルエット」です。トライアングル・シルエットは運転席の頭上を頂点に前方へなだらかに下がる三角形のスタイリングで、4代目プリウスまで継承されています。
プリウスαにはトライアングル・シルエットの特徴を生かしつつ、居住性と空力性能を配慮した独自のデザインが採用されました。
インテリアは、シンプルながらも開放感のあるデザインです。水平基調のインパネや凹面状のドアトリムなど、室内を広く見せる工夫が随所に施されています。
プリウスαのスペック
プリウスαのボディサイズは、5人乗りと7人乗りで変わらないものの、グレードによって全長が変わります。S・G共に「ツーリングセレクション」は4,645mm、GR SPORTは4,665mm、その他のグレードは4,630mmです。
GR SPORTに関しては、全高が1,575mmと他のグレードより15mm高くなっています。全幅はどのグレードも変わらず1,775mmです。
ステーションワゴンが減っていることから、現行モデルでライバル車となるのは「トヨタ カローラツーリング」と「スバル レヴォーグ」の2車種しかありません。どちらも5人乗りとなるため、7人乗りのライバル車は生産が終了している「ホンダ ジェイド」のみとなります。
カローラツーリングのボディサイズは全長4,495mm×全幅1,745mm×全高1,460mm、 レヴォーグは全長4,755mm×全幅1,795mm×全高1,500mmのため、取り回しはプリウスαのほうが良いでしょう。
ジェイドの6人乗り(ハイブリッド車)は全長4.660mm×全幅1.775mm×全高1.530mmのため、プリウスαの7人乗りと変わりません。 なお、3代目プリウスと比較した場合はプリウスαがひと回り大きくなります。
・ボディサイズ:全長4,630mm~4,665mm×全幅1,775mm×全高1,560mm~1,575mm
・室内サイズ:室内長1,910mm~2,690mm×室内幅1,520mm×室内高1,220mm
・最低地上高:145mm
・ホイールベース:2,780mm
・最小回転半径:5.5m~5.8m
・車両重量:1,450kg~1,480kg
・荷室容量:5人乗り535L~1,070L、7人乗り200L~1,035L
プリウスαのグレード
プリウスαは2012年・2014年にグレードが追加され、最終的には6グレード編成となりました。S”Lセレクション”はエントリーグレードです。ハロゲンヘッドランプ、運転席&助手席4ウェイマニュアルシートなど装備がシンプルになり、5人乗りしか選べません。
Sは標準グレードです。LEDフォグランプ、運転席6ウェイ&助手席4ウェイマニュアルシートが標準装備されます。Gは中間グレードです。Bi-Beam LEDヘッドランプ& LEDフロントフォグランプ、運転席8ウェイパワー&助手席4ウェイマニュアルシート、運転席電動ランバーサポートが標準装備されます。
S・G共に設定されているツーリングセレクションは、スポーティーな装備が追加された上級グレードです。センターオーナメント付き17インチアルミホイール、フロントバンパースポイラー ・リヤバンパースポイラーが標準装備されます。
S”ツーリングセレクション・GR SPORT”は、TOYOTA GAZOO Racingが手がけるコンプリートモデルです。足回りやエクステリア、インテリアなどにGR専用パーツが採用され、ボディに専用エンブレムが装着されます。
・S”Lセレクション”(5人乗り・FF)
・S(5人乗り・FF)
・S(7人乗り・FF)
・S”ツーリングセレクション”(5人乗り・FF)
・S”ツーリングセレクション”(7人乗り・FF)
・S”ツーリングセレクション・GR SPORT”(5人乗り・FF)
・S”ツーリングセレクション・GR SPORT”(7人乗り・FF)
・G(5人乗り・FF)
・G(7人乗り・FF)
・G”ツーリングセレクション”(5人乗り・FF)
・G”ツーリングセレクション”(7人乗り・FF)
プリウスαのエンジン
プリウスαの搭載エンジンは、3代目プリウスと同じ1.8L 直列4気筒エンジン「2ZR-FXE」です。ハイブリッドシステムにも、プリウスと同じ「リダクション機構付きのTHS II」が採用されています。
プリウスと異なる点は、3列シート車の搭載バッテリーです。3代目プリウスとプリウスαの2列シート車の搭載バッテリーはニッケル水素電池、3列目シート車はトヨタのハイブリッド量産車初の「リチウムイオン電池」を搭載しています。
ニッケル水素電池よりも小型・軽量のリチウムイオン電池により、3列目シート車の居住スペースの確保、動力性能の向上を実現しました。
プリウスαの燃費性能
プリウスαのWLTCモード燃費は、乗車人数にかかわらず20.7km/Lです(S”ツーリングセレクション・GR SPORT”を除く)。JC08モードでは26.2km/Lとなり、JC08モードで30.4km/Lの3代目プリウスに比べると数値は低くなります。
しかし、プリウスより車体が大きいこと、車両重量が重いことを考えると、むしろ高い数値といえるでしょう。
ライバル車のトヨタ カローラツーリング(ハイブリッド車・FF)は27.3km/L~29.5km/L、スバル レヴォーグ(1.8Lガソリン車・AWD)16.5km/L、です。販売終了車と現行車という点で考えても、プリウスαの燃費は高いといえます。
同じく販売が終了しているホンダ ジェイド(6人乗り・ハイブリッド車・FF)は、JC08モードで24.2km/Lです。こちらもプリウスαに軍配が上がります。
プリウスαのボディカラー展開
プリウスαのボディカラーは、GR SPORT以外のグレードが8色、GR SPORTは5色用意されています。
GR SPORT以外のグレードで選べるカラーは「スーパーホワイトII」「ホワイトパールクリスタルシャイン」「シルバーメタリック」「グレーメタリック」「アティチュードブラックマイカ」「センシュアルレッドマイカ」「ダークシェリーマイカメタリック」「ダークブルーマイカ」です。
このうち、ホワイトパールクリスタルシャインとセンシュアルレッドマイカはオプションカラーとなります。
GR SPORTで選べるカラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン」「シルバーメタリック」「グレーメタリック」「アティチュードブラックマイカ」「センシュアルレッドマイカ」「ダークブルーマイカ」です。
GR SPORT以外のグレードと同じく、ホワイトパールクリスタルシャインとセンシュアルレッドマイカがオプションカラーとなります。