シエンタ の買取ポイント
シエンタの人気は?
シエンタはトヨタのミニバンで唯一の5ナンバーモデルとして、長年にわたり安定した人気を誇ってきました。その理由は、使い勝手の良さとコストパフォーマンスの高さにあります。特に3列シートを備えつつ、都市部でも扱いやすいサイズ感を実現している点が好評です。
ただし、2022年に3代目モデルが登場したため、初代と2代目は中古車市場における価値が急激に下がっているのが現状です。2021年式より前、そして2014年式より前というように、モデルチェンジのタイミングを境に買取相場が急落しています。
走行距離で見ると、4万Kmと7万Kmを超えるところで価格が大きく落ちる傾向です。シエンタの売却を検討している場合には、早めの決断をおすすめします。
リセールバリューの傾向は?
シエンタは中古車市場において、安定したリセールバリューを持つ車種です。ただし、シエンタにはガソリン車・ハイブリッド車、5人乗り・6人乗り・7人乗りと多様な選択肢があり、グレードによってリセールバリューが異なります。
買取相場が高いのは、比較的上位のグレードまたはハイブリッドモデルで、「ハイブリッドZ」「Z」「ハイブリッドG」「ハイブリッドX」「G」辺りに、高額な買取価格が付きやすい傾向です。
中古車市場におけるシエンタは年式が新しいほど高値になりやすく、特に3代目モデルは流通量が増えつつあるため、価格も落ち着きつつあります。
高く評価されるには?
シエンタをできるだけ高く売りたいのであれば、ボディカラーに注目すると良いでしょう。シエンタで人気が高い色は、ホワイト・ブラックといった定番色です。これに加えて、3代目モデルにおいてはグレーも高い人気を維持しています。
直近の買取実績を見ると、ホワイト・ブラックで全体の70%程度を占めているのが実情です。3代目モデルに完全に切り替わった2023年式以降では、ホワイト・ブラック・グレーで全体の90%以上を占めているのも特徴的といえるでしょう。
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シエンタ の歴代モデルを紹介
シエンタ 3代目モデル(MXPC10G型)2022年式の特徴
2022年にデビューした3代目シエンタ(MXPC10G型)は、2代目モデルから大きく進化を遂げた最新型コンパクトミニバンです。
最大の特徴は、丸みを帯びた親しみやすいデザインといえるでしょう。フロントフェイスからリアエンドまで流れるようなフォルムに刷新され、優しさと現代的な個性が両立しています。また全高が高くなり、全体的にボリューム感が増しているため、圧迫感なく広い室内空間を実現しました。
インテリアに目を向けると、乗員全員が快適に過ごせるゆとりの設計が随所に感じられます。3列シートは乗降性・シートアレンジの自由度が格段に向上し、リアシートもワンタッチで折り畳み可能です。
フラットなラゲッジスペースは大きな荷物の積み下ろしも容易で、ファミリーユースはもちろん、趣味やアウトドア用途にも幅広く対応します。
パワートレインには、新たに開発された1.5L直列3気筒ガソリンエンジンと、最新のハイブリッドシステムが導入されました。
ハイブリッドはシステム全体でさらなる高効率化が進められ、クラストップレベルの燃費性能を達成しています。またガソリンモデルでも、2代目モデルよりも低燃費を実現しました。
発進から加速、高速走行まで、滑らかな乗り味と低燃費を両立し、日常からレジャーまで幅広いニーズに応えます。
安全装備も大きく進化し、最新のToyota Safety Senseが全車に標準装備です。歩行者検知機能付きプリクラッシュセーフティ、レーンキープアシスト、アダプティブクルーズコントロールなど先進的な運転支援システムが搭載され、安心して乗っていられるミニバンに仕上げられました。
コネクテッド機能にも対応しており、スマートフォン連携や遠隔操作が可能で、日常使いにおける利便性がさらに高まっています。
インテリアには質感の高い素材や多彩な収納スペースが随所に配され、快適な車内空間です。静粛性も大幅に向上し、ロードノイズやエンジン音の低減によって長距離移動時にも快適さを維持します。
各グレードで快適装備や先進機能が豊富に用意されており、ベースグレードからハイブリッド上級グレードまで、ライフスタイルや用途に合わせて選択が可能です。
駆動方式はFFと4WDの両方を設定し、積雪地帯などに住むユーザーにも配慮されています。ボディカラーはホワイト系、ブラック系に加え、鮮やかなブルーやベージュ、グリーンなど、個性的なカラーラインアップも充実しています。
3代目モデルの買取価格は、2023年式が178万8,000円~334万4,000円、2024年式が166万6,000円~339万8,000円、2025年式が245万9,000円~345万8,000円です(2025年8月時点の情報です)。
シエンタ 2代目モデル(NSP170G型)2015年式の特徴
2015年に登場した2代目シエンタ(NSP170G型)は、従来の角ばったデザインから一転し、スポーティーで躍動感のある外観へと大きく進化しました。
フロントマスクにはアグレッシブな意匠が施され、サイドのキャラクターラインやリアコンビネーションランプも都会的なスタイルを強調したデザインです。全体的に低重心なフォルムを実現しながら、車高を維持しているため、室内空間の広さと乗降性の良さを両立させています。
最大7人乗りの3列シートを採用し、2列目・3列目のシートはスライドやリクライニング機能を備えており、乗員が快適に過ごせるアレンジが可能です。シートを全て倒すと荷室はフルフラットになり、大きな荷物や自転車なども積載できます。
パワートレインは1.5L直列4気筒ガソリンエンジンに加え、低燃費を実現したハイブリッド仕様が新たにラインアップに加わりました。各モデルのパワーや加速性能は日常使いに適しており、取り回しやすさも高評価ポイントです。FFだけでなく4WDの設定もあるため、幅広い環境への対応力も持ち合わせています。
安全面ではToyota Safety Senseや衝突被害軽減ブレーキなど先進の安全装備が順次追加され、ファミリーカーとしての安心感も万全です。サイドカーテンエアバッグやVSC(車両安定制御システム)などもグレードにより装備されています。
インテリアの質感も向上し、シート表皮や樹脂パーツの仕上げなど細部にもこだわっています。シートヒーターやオートエアコンなど、快適装備も充実しました。収納スペースの多さや荷室の使い勝手といった、日常利用の便利さも魅力です。
グレード展開は「G」「X」「ファンベース」など多彩で、用途や予算に合わせた選択肢が用意されていました。ボディカラーも豊富で、ビビッドな色合いから落ち着いたトーンまで幅広く対応します。
2代目シエンタは、バランスの良い機能性・経済性・デザイン性によって、多くのファンを獲得しました。中古市場でも依然高い人気を誇り、特にハイブリッド仕様や走行距離の少ない車両・状態の良い車両は高値での買取が期待できます。
2代目モデルの買取価格は、2015年式が9万9,000円~180万1,000円、2017年式が24万円~186万6,000円、2019年式が38万5,000円~219万8,000円、2021年式が86万2,000円~235万円です(2025年8月時点の情報です)。
シエンタ 初代モデル(NCP81G型)2003年式の特徴
2003年に誕生した初代シエンタ(NCP81G型)は、コンパクトながら3列シート7人乗りを実現した、革新的なミニバンとして登場しました。全長4,100mmという取り回しやすいボディサイズに、大人7人が座れる室内空間を確保している点は、当時としては画期的な設計でした。
個性的で四角いエクステリアデザインは、ミニバン市場に新しい風を吹き込む存在となり、ユニークなフロントフェイスや大型ヘッドライト、カラフルなボディカラーも多くの人の目を引きました。
2010年に一旦販売終了となったものの、9か月後の2011年5月に安全装備の追加などが行われ販売が再開されました。
エンジンは1.5L直列4気筒ガソリンを搭載し、十分なパワーと高い燃費性能を実現しています。FFと4WDの2タイプを用意し、都市部から雪国まで幅広い地域で支持されました。
3列シートは多彩なアレンジが魅力で、2列目・3列目をフラットに倒せば大きな荷物も楽に積載できます。乗降性にも優れ、スライドドアを採用しているため子どもや高齢者のいる家庭でも安心です。
安全面では、衝突安全ボディ(GOA)やABS、デュアルSRSエアバッグなど、当時の最新装備を標準またはグレード別に搭載しました。
インテリアはシンプルながら機能的なデザインで、収納やシートアレンジなど日常の使いやすさを追求しています。ラゲッジスペースも十分に広く、普段使いからレジャー、旅行まで多様なシーンに対応可能です。
グレードは「G」「X」「Xリミテッド」などがラインアップされており、装備や価格帯の違いを見て選べました。シンプルで無駄のない設計により耐久性が高く、長期にわたって愛用できる点も初代シエンタの魅力です。
初代シエンタは、幅広いユーザー層に支持され、長年にわたり中古車市場でも根強い人気を維持してきました。状態の良い個体や低走行距離車は価格も安定しており、手頃な価格で実用的なミニバンを探している方に適した選択肢です。
初代モデルの買取価格は、2011年式が5万3,000円~37万4,000円、2012年式が4万円~49万9,000円、2013年式が6万7,000円~58万円、2014年式が6万円~79万円です(2025年8月時点の情報です)。
シエンタ のトリビア
シエンタの概要
シエンタは、トヨタのミニバンにおける唯一の5ナンバーモデルで、都市部での取り回しやすさとファミリーカーとしての多機能性を両立したコンパクトミニバンです。3列シートを備えることで、最大7人乗りにも対応し、幅広いライフスタイルにフィットします。
歴代モデルはそれぞれ、個性的なデザインと高い実用性を追求してきました。最新モデルでは先進安全装備やハイブリッドシステム、コネクテッド機能など先進的な要素を搭載し、快適なドライブと経済性を両立しています。
シエンタの魅力
シエンタの最大の魅力は、都市部でも運転しやすいコンパクトなボディサイズと、高い居住性・実用性のバランスにあります。3列シートの採用により、大家族やグループでの移動にも十分に対応可能です。多彩なシートアレンジにより、大型の荷物やベビーカーなどを積む際も困りません。
またハイブリッドモデルは特に燃費性能が高く、ランニングコストを抑えられるため、経済的メリットも大きいでしょう。
トヨタならではの安全技術や先進装備の充実も安心材料のひとつです。加えて、故障が少ない信頼性や丈夫なボディ、豊富なグレード・カラーバリエーションなど、多様なニーズに応える設計となっています。
シエンタは、コンパクトなボディながら多人数乗車や大容量ラゲッジスペースを備えており、日常の移動からレジャーまであらゆるシーンに対応する万能な1台です。
シエンタのデザイン
シエンタは、世代ごとに独自のデザイン哲学を持っています。初代モデルは角ばったフォルムが特徴的で、都会的な印象を与えながらも親しみやすさを備えていました。2代目はスポーティーで躍動感を重視した外観に進化し、ビビッドなカラーリングや流れるようなボディラインが若年層にも人気です。
2022年に登場した3代目は丸みを帯びた柔らかな造形が特徴で、フロントフェイスやヘッドランプ、バンパーなどが現代的かつ親しみやすいデザインに仕上げられています。
インテリアは世代を追うごとに質感や使い勝手がアップし、操作性と快適性を両立した空間設計がなされています。収納の豊富さやシートアレンジ、視認性の高さも魅力です。
シエンタのスペック
シエンタの現行モデルのボディサイズは、全長4,260mm×全幅1,695mm×全高1,695mmです。ハイブリッドのE-Four(4WD)モデルに関しては、全高が1,715mmとわずかに高い設定になっています。
室内空間は室内長2,030mm~2,545mm×室内幅1,530mm×室内高1,300mmで、乗員全員が快適に過ごせる数値です。2代目モデルと比べて、全体的なゆとりがアップしています。室内長の違いは、5人乗り(2列シート)が2,030mm、7人乗り(3列シート)が2,545mmという点に起因するものです。
車両重量はグレードや乗車定員、駆動方式によって異なりますが、おおよそ1,300kg~1,400kg前後となっており、燃費性能と走行安定性のバランスが取れています。ガソリン車よりもハイブリッド車、5人乗りよりも7人乗りのほうが重量はかさみ、ハイブリッド車の中でもE-Fourモデルかつ7人乗りが最も大きな重量です。
最小回転半径は5.0mを実現し、狭い路地や駐車場でもスムーズに取り回しができる設計といえるでしょう。
ボディサイズと室内サイズのバランス、運転のしやすさや高い燃費性能を意識した設計は、シエンタが多くのユーザーから支持される要因です。
・ボディサイズ:全長4,260mm×全幅1,695mm×全高1,695mm~1,715mm
・室内サイズ:室内長2,030mm~2,545mm×室内幅1,530mm×室内高1,300mm
・ホイールベース:2,750mm
・最低地上高:140mm
・最小回転半径:5.0m
・車両重量:1,270kg~1,420kg
シエンタのグレード
シエンタの現行モデルにはさまざまなグレードが用意されており、ユーザーのニーズに合わせて選択が可能です。大きくは「Z」「G」「X」の3つに分けられ、そのそれぞれがガソリン車とハイブリッド車に分かれます。
さらに、各グレードで5人乗りモデルと7人乗りモデルが設定されており、ハイブリッド車に関しては全てのモデルに2WDとE-Four(4WD)という選択肢が用意されています。つまり、全部で18の仕様に分かれるというのが、シエンタのグレード構成です。
上級グレードの「Z」には、先進安全装備や快適装備が標準で充実し、本革巻きステアリングや合成皮革+ファブリックシート、さらにパワースライドドアやLEDヘッドランプなど、上質な装備がそろっています。
中間グレードの「G」は、安全装備・快適装備をバランス良く備えており、コストパフォーマンスに優れた構成です。
エントリーグレードの「X」は、厳選された必要最低限の装備を搭載しており、その分リーズナブルな価格設定となっています。
加えて、車いすに乗ったまま乗車できる福祉車両としての仕様である「ウェルキャブ」も用意されており、幅広い用途にも対応可能です。
【ガソリン車】
・Z(1.5L・2WD・5人乗り)
・Z(1.5L・2WD・7人乗り)
・G(1.5L・2WD・5人乗り)
・G(1.5L・2WD・7人乗り)
・X(1.5L・2WD・5人乗り)
・X(1.5L・2WD・7人乗り)
【ハイブリッド車】
・Z(1.5L・2WD・5人乗り)
・Z(1.5L・2WD・7人乗り)
・Z(1.5L・4WD・5人乗り)
・Z(1.5L・4WD・7人乗り)
・G(1.5L・2WD・5人乗り)
・G(1.5L・2WD・7人乗り)
・G(1.5L・4WD・5人乗り)
・G(1.5L・4WD・7人乗り)
・X(1.5L・2WD・5人乗り)
・X(1.5L・2WD・7人乗り)
・X(1.5L・4WD・5人乗り)
・X(1.5L・4WD・7人乗り)
シエンタのエンジン
シエンタの現行モデルのエンジンは、ガソリン車には1.5L直列3気筒DOHCエンジン(M15A-FKS型)とハイブリッド専用の1.5L直列3気筒DOHCエンジンエンジン(M15A-FXE型)の2系統を展開しています。
ガソリン車のエンジンは最高出力88kW(120PS)/6,600rpm、最大トルク145N・m(14.8kg・m)/4,800rpm~5,200rpmで、日常使いから長距離走行まで快適なドライビングが可能です。
ハイブリッド車のエンジンは最高出力67kW(91PS)/5,500rpm、最大トルク120N・m(12.2kg・m)/3,800rpm~4,800rpmというスペックです。そこにさらに最高出力59kW(80PS)、最大トルク141N・m(14.4kg・m)のモーターを組み合わせ、滑らかで力強い加速と静粛性を両立しています。
E-Fourモデルはさらに、最高出力2.2kW(3.0PS)、最大トルク44N・m(4.5kg・m)のリアモーターも搭載しています。
シエンタの燃費性能
シエンタは、燃費性能と走行性能の両面において高い評価を得ている車種です。特にハイブリッドモデルに関しては、燃費性能の優秀さが際立ちます。グレードごとのWLTCモード燃費は以下の通りです。
ガソリン車では、「Z」「G」「X」の全てで共通で、7人乗りが18.3km/L、5人乗りが18.4km/Lです。
ハイブリッド車の2WDは、「Z」「G」では7人乗りが27.6km/L、5人乗りが28.0km/L、「X」では7人乗りが28.0km/L、5人乗りが28.4km/Lと優れた燃費性能を誇ります。
ハイブリッド車のE-Fourは、「Z」「G」「X」の全て、また7人乗りか5人乗りかを問わず24.8km/Lです。
高効率ハイブリッドシステムは発進時から加速までスムーズな走行を実現しながら高い燃費性能を発揮します。ガソリン車も、安定したパワーを持ちながら十分な燃費性能も持ち合わせているといえるでしょう。
シエンタのボディカラー展開
シエンタの現行モデルのボディカラーは9色あり、そのうち7色はモノトーン、2色はツートーンが用意されています。ツートーンは「Z」グレードと「G」グレードのみが選べる設定です。ガソリン車とハイブリッド車で、選べるカラーの種類に違いはありません。
「Z」と「G」に用意されているモノトーンカラーは、「プラチナホワイトパールマイカ」「ダークグレー」「ブラック」「スカーレットメタリック」「ベージュ」「アーバンカーキ」「グレイッシュブルー」です。ツートーンカラーは「ダークグレー×スカーレットメタリック」「ダークグレー×アーバンカーキ」から選べます。
「X」グレードで選択できるのはモノトーンカラーのみで、「プラチナホワイトパールマイカ」「ブラック」「ベージュ」「アーバンカーキ」の4色です。
