車高が高いダイハツ タフトの特徴を解説!スズキ ハスラーとの比較も
ダイハツ タフトは軽自動車でありながら、高い車高と広々とした室内空間を兼ね備えています。その魅力はどこにあるのでしょうか。
本記事では街中での取り回しやすさとアウトドアでの活躍、日常の使い勝手の良さを持つタフトの特徴を、ボディサイズや基本スペック、価格、走行性能など多角的な視点から解説します。ライバル車との比較を通して、タフトの真の魅力に迫ってみましょう。
※目次※
・ダイハツ タフトは高い車高(全高)が特徴の軽トールワゴンで、広々とした室内を持つ車種。
・タフトは全高だけでなく最低地上高も高いため、悪路走破性にも優れている。
・タフトとライバル車であるスズキ ハスラーは、リセールバリューが高く、長期的なコストパフォーマンスに優れている。
タフトの車高の魅力
ダイハツ タフトの魅力的な特徴のひとつが、その車高です。一般的な軽スーパーハイトワゴンとは一線を画す設計で、高い最低地上高と相まって、SUVらしい走破性を実現しています。
運転時の視界の広さや乗降時の快適性、室内空間の広さなど、高い車高がもたらすメリットを、具体的に見ていきましょう。
タフトの車高と最低地上高
ダイハツ タフトの車高(全高)は1,630mmで、1,700mm以上の全高を持つ一般的な軽スーパーハイトワゴンよりも低めに設計されています。これは安定性を向上させ、快適な乗り心地を維持する上で重要な点です。
一方で、最低地上高は190mmと高めに設定されており、悪路走破性に優れています。この数値は全グレードで共通です。 駆動方式は、FF(前輪駆動)とフルタイム4WDの2種類から選択でき、さまざまな路面状況や走行シーンに対応できます。
(参考:『タフト(ダイハツ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
高い車高による運転時のメリット
タフトの高い車高は、運転時に大きなメリットをもたらします。まずは、視界の良さが挙げられるでしょう。高いアイポイントにより、前方の交通状況や周囲の車両をより広く見渡せるため、安全運転に貢献します。
特に、狭い道路での対向車とのすれ違いや駐車時の操作が容易になるでしょう。また、乗降時の快適性も向上します。高い着座位置により、膝を大きく曲げずに乗り降りできるため、お年寄りや体の不自由な方にも優しい設計です。
さらに、悪路走行時の安心感も魅力といえます。路面の凹凸や障害物を早めに確認できるため、スムーズな走行が可能です。ただし、車高が高いことで重心も上がるため、コーナリング時の安定性には注意が必要といえるでしょう。
乗り降りのしやすさと室内空間の広さ
タフトの高い車高は、乗り降りのしやすさと室内空間の広さにも大きく貢献します。ドアの開口部が広く、足元にも十分なスペースも確保されているため、小さな子どもでも楽な乗り降りが可能です。
また頭上空間にも余裕があり、背の高い方でも窮屈さを感じにくいでしょう。室内は、高い車高を活かしたゆとりある設計で、4人がしっかりと座れる空間が確保されています。荷室も広々としているため、アウトドア用品や大きな荷物も積載が可能です。
タフトの基本スペックとグレード別の特徴
ダイハツ タフトは、高い車高と充実した装備が魅力の軽SUVです。ここでは、タフトの基本スペックとグレード別の特徴を詳しく見ていきましょう。エンジンや駆動方式、燃費性能、安全装備など、各グレードの特徴を比較しながら、タフトの魅力を探っていきます。
タフトの各グレードの基本スペック
タフトのグレード構成は、「X」「Xターボ」「G」「Gターボ」の4つです。全グレードに2WDと4WDの選択肢があり、駆動方式に応じて燃費性能が異なります。エンジンは、自然吸気とターボの2種類があり、ターボエンジンはより高い出力です。
全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,630mmというコンパクトなボディサイズながら、190mmの最低地上高を確保しています。全グレードに大径タイヤやLEDヘッドランプなどが標準装備され、上位グレードはさらに充実した装備です。
特別仕様車として、「G」と「Gターボ」のグレードに「クロムベンチャー」「ダーククロムベンチャー」が設定されており、個性的なスタイリングを楽しめます。
項目 |
スペック |
全長 |
3,395mm |
全幅 |
1,475mm |
全高 |
1,630mm |
室内長 |
2,050mm |
室内幅 |
1,305mm |
室内高 |
1,270mm |
最低地上高 |
190mm |
最小回転半径 |
4.8m |
エンジン性能と燃費の詳細
タフトに、自然吸気とターボの2種類のエンジンが用意されています。自然吸気エンジンは最高出力52PS、ターボエンジンは64PSと、軽自動車ながら十分なパワーです。
燃費性能も優れており、WLTCモードで2WD車が21.3 km/L~21.4km/L、4WD車が21.1km/Lと、駆動方式による差が小さいのが特徴といえます。
項目 |
自然吸気エンジン(2WD) |
自然吸気エンジン(4WD) |
ターボエンジン(2WD) |
ターボエンジン(4WD) |
最高出力 |
52PS/6,900rpm |
52PS/6,900rpm |
64PS/6,400rpm |
64PS/6,400rpm |
最大トルク |
60N・m/3,600rpm |
60N・m/3,600rpm |
100N・m/3,600rpm |
100N・m/3,600rpm |
WLTCモード燃費 |
21.4km/L |
21.1km/L |
21.3km/L |
21.1km/L |
安全性能と先進装備
タフトは先進の予防安全機能である「スマートアシスト」が全車に標準装備です。ステレオカメラで周囲を認識し、衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制装置など、さまざまな状況でドライバーをサポートします。夜間の歩行者検知も可能になり、安全性が向上しました。
運転支援機能として、アダプティブクルーズコントロールやレーンキープコントロールを搭載し、長距離運転の負担を軽減します。駐車時に安全確認をサポートするのは、スマートパノラマパーキングアシストやパノラマモニターです。
さらに、夜間走行時の視認性を高めるオートハイビームやアダプティブドライビングビームも採用しています。これらの充実した安全装備により、タフトは「サポカーSワイド」に認定されており、誰もが安心して運転できる車といえるでしょう。
タフトの走行性能
ダイハツ タフトの走行性能は、高い車高を活かしつつ、多様な道路状況に対応できる柔軟性を持っています。市街地での取り回しから高速道路や山道での安定性まで、タフトは幅広い走行シーンで力を発揮するでしょう。
タフトの車高が走行性能にどのような影響を与えているのか、具体的な特徴やメリットを詳しく見ていきましょう。
市街地走行での取り回しのしやすさ
ダイハツ タフトは、高い車高を活かしつつ、市街地での取り回しやすさも兼ね備えています。コンパクトなボディサイズながら、SUVらしい高いアイポイントにより、周囲の状況を把握しやすく、運転時には安心です。
最小回転半径は4.8mと小さく、狭い道路や駐車場でもスムーズに操作できるでしょう。さらに、ドライバー席からの見切りが良好で、車両感覚をつかみやすいのも特徴です。ボンネットフードの左右前端が見やすく、狭い場所での運転も安心して行えます。
またスカイフィールトップにより、頭上の見晴らしも良好です。これらの特徴により、タフトは都市部での日常使いに適した、使い勝手の良い車両といえるでしょう。
高速道路や山道での安定性
タフトは、高速道路や山道でも安定した走行を実現する1台です。DNGAプラットフォームの採用により、高剛性ボディと最適化されたサスペンションが、優れた操縦安定性を提供します。
高速走行時には、全車速追従機能付ACCとLKCが快適なドライビングをサポートします。山道では、高い最低地上高と四輪駆動システムが、安心感のある走りを実現するでしょう。
ただし、軽自動車特有の軽量ボディは横風の影響を受けやすいため、高速道路では注意が必要です。また硬めの足回りは悪路での走破性を高めますが、長時間の走行では乗り心地が犠牲になる可能性があります。
タフトとスズキ ハスラーを比較
人気の軽SUVであるタフトとハスラーの特徴を、詳しく比較します。車高や全高、デザイン、走行性能、燃費、価格帯など、さまざまな観点から両車の違いを見ていきましょう。
タフトの車高の高さがもたらすメリットや、ハスラーとの性能差にも注目です。購入を検討されている方の参考になる情報を紹介します。
タフトとハスラーの車高を比較
タフトとハスラーはどちらも人気の軽SUVですが、車高や全高に違いがあります。タフトの最低地上高は190mmで、全高は1,630mmです。一方ハスラーの最低地上高は180mmで、全高は1,670mmとなっています。
タフトは角ばったデザインと力強いラインが特徴で、無骨な印象を与えます。ハスラーは重厚感がありつつも、愛らしい丸目のデザインで親しみやすさが特徴です。
走行性能面では、最小回転半径はハスラーのほうが小さく、小回りが利きます。悪路走破性は、4WDを選択した場合、両車とも高い性能を発揮するでしょう。室内空間はほぼ同等ですが、シートアレンジの自由度ではハスラーが優れています。
タフトとハスラーの走行性能と燃費
タフトとハスラーの走行性能と燃費を比較すると、さほど大きな差はありません。両車とも658cc直列3気筒DOHCエンジンを搭載し、ターボ未搭載モデルの最高出力はタフトが52PS、ハスラーが49PSとほぼ互角です。
同じくターボ未搭載モデルの燃費性能は、WLTCモードでタフトの2WDは21.4km/L、4WDで21.1km/Lと、ハスラーの25.0km/L(2WD)、23.4km/L(4WD)よりもわずかに劣ります。
さらに、ハスラーは多くのモデルでマイルドハイブリッドシステムを採用しており、市街地での燃費向上が期待できるでしょう。走行性能面では、タフトは高い最低地上高を活かした悪路走破性に優れ、ハスラーは軽量・高剛性ボディによる軽快な走りが特徴です。
タフトとハスラーの価格帯と装備を比較
タフトとハスラーの価格帯を比較すると、ハスラーがやや高めといえるでしょう。タフトの価格帯は132万円~180万4,000円で、ハスラーは151万8,000円~202万1,800円です。
タフトは手頃な価格ながら、充実した安全装備や機能が標準搭載されており、燃費性能も悪くありません。一方ハスラーは初期投資こそ高くなりますが、維持費も抑えられるため、コスト重視の場合に適しています。
両車ともリセールバリューが高く、長期的なコストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。選択の際には、予算と自分が重視するポイントを考慮することが大切です。
(参考:『ハスラー(スズキ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
タフトの車高調整の可能性と注意点
タフトの車高調整は、車両の性能や外観を大きく変える可能性がある重要な要素です。ここでは、タフトの車高を変更する方法とその効果、走行性能や燃費への影響、法規制や保証への影響について詳しく解説します。
タフトの車高を変更する方法と効果
タフトの車高を変更する方法には、ローダウンとリフトアップがあります。ローダウンは車高を下げることで、見た目のスタイリッシュさと走行安定性を向上させる方法です。一方リフトアップは、車高を上げて、悪路走破性を高めます。
車高調整キットを使用すれば、好みの高さに調整可能です。ただし、過度の変更は乗り心地や燃費に影響を与える可能性があります。4cm以内の変更であれば構造変更検査は不要ですが、それ以上の場合は注意が必要です。
車高変更はタフトの魅力をさらに引き出す効果的な方法ですが、メリットとデメリットを十分に理解した上で行うことが大切といえるでしょう。
車高変更が走行性能や燃費に与える影響
タフトの車高変更は、走行性能や燃費に大きな影響を与えます。車高を下げると重心が低くなり、走行安定性が向上し空気抵抗も減少するため、燃費改善が期待できるでしょう。
一方、車高を上げると悪路走破性は向上しますが、重心が高くなるため、コーナリング時の安定性が低下し、燃費も悪化する傾向にあります。また車高変更は乗り心地にも影響し、硬めのサスペンションを使用すると、乗り心地が悪くなる可能性があるでしょう。
さらに、極端な車高変更はタイヤの偏摩耗や車体への負担増加につながる恐れがあるため、注意が必要です。
車高変更時の法規制と保証への影響
タフトの車高変更を検討する際には、法規制や保証への影響を考慮しなければなりません。車検時の地上最低高は9cm以上が義務付けられており、これを下回ると保安基準違反になります。
車高調整装置を使用する場合、調整範囲の中間地点での計測が求められます。また4cmを超える変更は、構造変更申請が必要です。
保証面では、メーカーから想定外の改造とみなされる可能性があり、特にサスペンションやブレーキ系統の故障は保証対象外となる場合があります。タフトの車高変更を検討する際は、安全性と法規制を順守し、適切な部品選択と手続きを行うことが重要です。
まとめ
タフトは、高い車高と独特なデザインが特徴の軽SUVです。高い車高のメリットを活かしつつ、狭い道路での取り回しやすさも兼ね備えています。また、最低地上高も高く悪路走破性にも優れているため、使い勝手の良い車両といえるでしょう。
タフトの購入を検討しているのであれば、車高変更が燃費や乗り心地に与える影響についても把握しておくことをおすすめします。
【この記事の執筆者】
五十嵐巧
大手出版社での書籍編集を皮切りに、25年以上にわたり書籍・雑誌・Webメディアの編集・ライティングに携わる。現在はフリーランス編集者・ライターとして活動し、複数の自動車メディアでもコンテンツの編集・執筆に取り組む。豊富な取材経験と専門知識を活かし、読者に信頼される情報を提供し続けている。
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