レクサスの新型ミニバン「LM」とは？日本登場モデルの特徴を紹介
レクサス初のミニバンとなるLMが登場したのは2019年ですが、これまでは海外のみでの販売となっており、日本での販売開始を望む声がたくさんありました。そして、2023年のフルモデルチェンジをきっかけに、日本でも販売が開始されたため気になっているという人も多いのではないでしょうか。
本稿では新型レクサスLMのデザインやリアシートに備わる機能などの特徴を紹介しますので、気になっている方はチェックしてみましょう。
※目次※
・レクサスLMは2023年のフルモデルチェンジで待望の国内導入が開始
・レクサスLMはトヨタのアルファードなどとプラットフォームを共有しているが、スピンドルグリルや質感の高い内装で、レクサスらしい高級ミニバンに仕上がっている
・少しでも価格を抑えたい場合は、兄弟車のアルファードやヴェルファイアの検討もおすすめ
レクサスの新型ミニバン「LM」がついに日本へ！
レクサスLMが初めて登場したのは2019年のことですが、当時は海外のみでの販売でした。しかし、2023年に兄弟車となるアルファードとヴェルファイアのフルモデルチェンジが行われたタイミングで、日本でも販売が開始されました。
これまでもLMは国内で話題になることも多く、日本での販売を待ち望んでいた方も多い1台です。まずは初代LMと2代目LMの登場について見てみましょう。
2019年に海外で発売開始となった
2019年に発表された初代LMはレクサス初となるミニバンですが、中国・香港・台湾・インドネシア・インドなど海外専用車だったことや、プラットフォームを共有する「アルファード」や「ヴェルファイア」が存在していたため日本国内では販売されませんでした。
吸音材の変更や専用チューニングされた独自のショックアブソーバーの採用によって、静粛性と乗り心地が向上し、レクサスらしい高級感を演出しています。
2023年登場の2代目は日本初の発売モデル
2019年に初登場した4年後の2023年にフルモデルチェンジが行われ、それをきっかけに日本でも発売されることになりました。
レクサスLMは豪華装備が多く備わっており、高級ミニバンという言葉がぴったりでしょう。ベース車両はトヨタのアルファードとヴェルファイアとなっていますが、内装や機能などが一新されていて、ラグジュアリーな空間が特徴です。
シートなどの品質が良いのはもちろんですが、フロントシートと後席を区切るようなパーティションが装備されており、乗客のプライベートな空間を作れる設計が行われています。
レクサスの新型LMはどのようなミニバン？
レクサスLMはこれまで海外のみでの販売でしたが、フルモデルチェンジをきっかけとして、ついに日本でも販売開始され話題になりました。ここでは、国内で発売となった2代目レクサスLMの特徴を紹介します。
ラグジュアリーさを感じるデザイン
レクサスLMはエクステリアもインテリアも高級感が溢れていて、他のミニバンとは大きく違います。フロントグリルは台形で踏ん張るような力強いデザインながらも、繊細に光るイルミネーションランプからは先進性を感じられることでしょう。
インテリアはシンプルなことにより開放感を感じられる設計です。また、アルファードにも使われるロングホイールベースのプラットフォームにもかかわらず4人乗りのため、足元はとても広々した空間になっています。またルーフには木目調の素材が使われているなど、細部にもこだわりが詰まっている1台です。
対話のできる走りを適えた静粛性
レクサスLMは静粛性についても定評があります。吸音材や遮音材、制振材を各所に最適に使用することで、外部からのノイズが大きく抑えられているのも特徴です。また、パフォーマンスダンパーによる剛性と減衰のコントロール性が高くなり、それにより振動が抑えられ、静粛性にもつながっています。
さらに、前席と後席を区切るパーティションによって、後席の会話が前席には聞こえづらくなっており、プライベートな会話も可能です。
おもてなしを感じる装備
レクサスLMの最大の特徴といえば、お客さまをおもてなしするリアシートの機能の数々でしょう。左右の席の間には液晶パネルが設置してあり、そのパネルからシートの角度の調整や、リラクゼーション機能の使用が可能です。
また、正面のモニターには好みの映画などを映し出せる、長時間の移動でも退屈しにくい工夫が施されています。それだけでなく、オンライン会議などの映像を流せば、車内で仕事を効率よく進めることも可能でしょう。
レクサスLMのベース車はトヨタのミニバン2車種
レクサスLMは、トヨタのアルファードとヴェルファイアがベース車両となっています。ボディサイズなどに大きな変わりはありません。
そのため、レクサスLMとアルファードやヴェルファイア、どれを購入しようかと迷う場合もあるのではないでしょうか。ここではアルファードとヴェルファイアの特徴を紹介します。
重量感があるトヨタのミニバン「アルファード」
トヨタのアルファードは、2002年にトヨタの最高級ミニバンとして登場しました。その言葉の通り、後席のシートにはオットマンが装備されるなどして、上質な移動空間を実現しています。
また、それぞれのニーズに応えられるように、4人乗りから7人乗りまで選択が可能です。装着されているサスペンションはプラットフォームに対して新たに開発されたマクファーソンストラット式になっており、しっとりとした乗り心地が実現されています。
アルファードの兄弟車「ヴェルファイア」
ヴェルファイアはアルファード同様のプラットフォームを採用していますが、より運転を楽しめるキャラクターの位置付けになっています。アルファードには無い、ヴェルファイア専用の剛性部品が組み込まれているため、車がキビキビと動く感覚を味わえるでしょう。
また、動力性能については低速度域でのトルクを大きくし、アクセルペダルの可動域を小さくしたことによって、小さい操作量で余裕のある走りを実現しています。
レクサスLMは幾らで買える？
装備の豪華さなどが特徴のレクサスLMは、どのくらいの価格で購入できるのでしょうか。ここでは、レクサスLMの新車価格と中古車価格を紹介します。最高級ミニバンのため値が張りますが、他の車には無い装備やデザインなど、特別感を味わえる車です。
レクサスLMの新車販売価格
|
グレード |
トランスミッション |
駆動 |
価格 |
|
|
LM500h |
EXECUTIVE |
Direct Shift -6AT |
AWD |
2,000万円 |
（2024年3月時点の情報です）
現在日本で販売されているレクサスLMのグレードは、500hのEXECUTIVEの1種類の展開のみで、価格は2,000万円とかなり高額です。
レクサスLMの中古車相場
現在ネクステージでは、レクサスLMの在庫は取り扱っていません。まだ販売されてから時間が経過していないことと、流通が少ないことから、中古車市場に在庫が少ないことが現状です。
少しでも安い中古車を狙っている場合は、小まめにチェックしておきましょう。
まとめ
レクサスLMは他にライバルがいないほどの最高級ミニバンです。特にリアシートには大型のモニターやゆったりとしたシート、冷蔵庫など至れり尽くせりの装備が備わっています。
また、フロントシートとリアシートの間にはパーティションが設置されていることから、プライベートな空間となっており、それはまさに移動する部屋と言っても良いでしょう。
その装備からかなり値が張るため、もう少し手頃なミニバンを探すのであれば、アルファードやヴェルファイアも合わせて検討してみてはいかがでしょうか。
▼ライタープロフィール
兵頭 倫果（ひょうどう りんか）
大学時代は工学部で電気の分野を専攻し、電気自動車やソーラーカーの製作に励む。大会への出場あり。大学卒業後は国産自動車メーカーに技術者として入社。後に退職し、現在はフリーランスで、「若者にも響かせる」をモットーにYouTubeやライティング活動を行っている。
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