ヤリスクロスのおすすめグレードはどれ?家族構成とライフスタイル別の選び方

ヤリスクロスの購入を検討する際、最も迷うポイントはどのグレードを選ぶべきかという点ではないでしょうか。同じ車種でも、グレードによって価格や装備内容、燃費性能が異なります。
特に家族構成やライフスタイルに合わせたグレード選択は、長期的な満足度と維持費に直結する重要な問題です。この記事では、家族構成別おすすめグレードの他、コストパフォーマンスを重視した最適なグレード選択の方法も解説していきます。
※目次※
1.おすすめグレードが気になるヤリスクロスの全体構成と価格比較
2.家族構成・用途別!ヤリスクロスのおすすめグレード選択基準
・ヤリスクロスは最安のXグレードから最上位のZ"Adventure"まで幅広い価格帯があり、上位グレードほど快適装備や先進安全装備が充実している。
・ハイブリッド車は優秀な燃費を実現し、ガソリン車と比べて約1.5倍の燃費効率があるため、年間走行距離が多い人ほど燃料費の差額で初期投資を回収できる。
・子育て世代にはコストパフォーマンスに優れたGグレード、夫婦2人世帯には快適装備と燃費のバランスが良いハイブリッドG、アウトドア好きには専用装備のZ"Adventure"が推奨される。
おすすめグレードが気になるヤリスクロスの全体構成と価格比較

ヤリスクロスのおすすめグレードを考える際は、まず全体の構成と価格を理解することが大切です。最も安価なモデルから高価なモデルまで大きな差があり、グレードによって装備が異なります。
まずは、適切なグレード選択のために基本的な構成と特徴を見ていきましょう。
(参考:『ヤリスクロス(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
おすすめグレードはどれ?ヤリスクロスの全ラインアップと基本価格一覧
ヤリスクロスのグレードと価格、特徴は以下の通りです。
|
グレード |
ガソリン車2WD |
ガソリン車4WD |
ハイブリッド2WD |
ハイブリッドE-Four |
主な特徴 |
|
X |
204万6,000円 |
227万7,000円 |
243万3,200円 |
266万4,200円 |
エントリー仕様、必要最低限の装備、価格重視 |
|
G |
217万2,500円 |
240万3,500円 |
254万6,500円 |
277万7,500円 |
Xの装備+快適・利便性、バランス型グレード |
|
Z |
251万3,500円 |
274万4,500円 |
288万7,500円 |
311万8,500円 |
上級装備、先進安全・快適装備が充実 |
|
Z“Adventure” |
262万9,000円 |
286万円 |
300万3,000円 |
323万4,000円 |
専用バンパー・内外装、タフなSUV感 |
|
GR SPORT |
264万8,800円 |
設定なし |
303万1,600円 |
設定なし |
スポーツ志向、専用外装・チューニングサス |
|
Z“URBANO” |
262万3,500円 |
285万4,500円 |
299万7,500円 |
322万8,500円 |
アーバン特化デザイン・装備 |
|
U(KINTO専用) |
- |
- |
月額1万7,050円~ |
月額1万9,140円~ |
KINTO Unlimited契約専用の特別仕様 |
(※2025年8月時点の情報)
おすすめグレードが気になるヤリスクロスのハイブリッド車・ガソリン車性能比較
ヤリスクロスのハイブリッド車・ガソリン車では40万円前後の価格差がありますが、燃費性能で大きな違いが生まれるため、長期的な視点での検討が重要です。
燃費面ではハイブリッド車が25.0km/L~30.8km/Lを実現し、ガソリン車の17.6km/L~19.8km/Lと比べて約1.5倍の燃費効率を誇ります。年間走行距離が多い人ほど、燃料費の差額でハイブリッド車の初期投資を回収できるでしょう。
走行性能では、両パワートレインとも1.5Lエンジンをベースとしながら、ハイブリッド車はモーター支援により発進時のレスポンスが向上し、ガソリン車は軽快なエンジンフィールを楽しめるのが特徴です。
家族構成・用途別!ヤリスクロスのおすすめグレード選択基準

ヤリスクロスのおすすめグレードを選択する際は、自分の家族構成や生活スタイルに合わせた判断基準を明確にすることが重要です。子育て世代や夫婦2人、アウトドア好きなど、それぞれに最適な選択肢が異なります。具体的な選び方のポイントを説明します。
子育て世代へのヤリスクロスおすすめグレード
子育て世代がヤリスクロスのグレードを選ぶ際は、安全性と実用性のバランスを重視した検討が必要です。
全グレード共通でToyota Safety Senseが標準装備され、プリクラッシュセーフティ(衝突回避支援)、レーントレーシングアシスト(車線維持支援)、レーダークルーズコントロールなど基本的な予防安全機能に差はないため、どのグレードを選んでも高い安全性を確保できます。
重要なのは、荷室の使い勝手とコストパフォーマンスです。ヤリスクロスは390Lの荷室容量を確保し、ベビーカーや子ども用品の積載に十分対応します。
特にGグレードは、16インチアルミホイールと上級ファブリックシートを装備しながら価格を抑えており、子育て世代に魅力的な選択肢です。ハイブリッド車なら、送迎や買い物での燃料費を大幅に削減できます。
夫婦2人世帯向けヤリスクロスおすすめグレード
夫婦2人世帯がヤリスクロスのグレードを選ぶ際は、燃費性能と快適装備のバランスが重要な判断基準となります。ハイブリッド車は最大30.8km/Lの優秀な燃費性能を実現し、頻繁なドライブでも経済的な運用が可能です。
ハイブリッドGグレードなら、本革巻きステアリングと8インチディスプレイオーディオが標準装備され、快適性と機能性を両立できます。ディスプレイオーディオでTVも映るようにしたいという人は、Zグレードも選択肢です。
旅行や買い物での荷物積載を考慮すると、4:2:4分割可倒式リアシートとアジャスタブルデッキボード(荷室床板調整機能)の有無がポイントになり、G・Zグレードともに搭載されています。
これらの装備により荷室の使い勝手が格段に向上するため、アクティブな夫婦には特に価値のある機能といえるでしょう。
ライフスタイル別ヤリスクロスおすすめグレード
通勤メインの利用では、ハイブリッドGが優れたコストパフォーマンスを発揮します。毎日の通勤で燃料費を抑えながら、必要十分な装備を確保可能です。
週末のレジャー・買い物が中心の人には、バランスの取れたZグレードが適しています。18インチアルミホイールと合成皮革シート+ツィード調ファブリックで上質感を演出しながら、プロジェクター式フルLEDヘッドランプにより夜間の視認性も向上させているのが魅力です。
ファミリー層で実用性を重視する場合は、4:2:4分割可倒式リアシートとアジャスタブルデッキボード(荷室床板調整機能)を活用できる上位グレードが、荷室の使い勝手を格段に向上させます。
アウトドア好き・個性重視の人へのヤリスクロスおすすめグレード
アウトドア愛好家や個性重視の人がヤリスクロスのグレードを選ぶなら、Z“Adventure”がおすすめです。
専用デザインのフロント・リアバンパーとサドルタンカラーの専用シートがタフな印象を演出し、専用ルーフレールとパノラミックビューモニター(全周囲カメラ)によりキャンプ用品の積載性と駐車時の安全性を両立させています。
一方のGR SPORTは、専用チューニングサスペンションによる走行性能向上が最大の特徴です。専用18インチアルミホイールとメッシュグリルがスポーティーな外観を演出し、運転する喜びを高めながら日常使いでの快適性も維持できるため、運転好きには理想的な仕上がりといえます。
ヤリスクロスおすすめグレードのコスト分析と維持費比較

ヤリスクロスのおすすめグレードを選択する際は、購入価格だけでなく、維持費やリセールバリューまで含めた総合的なコスト分析が重要です。ハイブリッド車とガソリン車では、年間維持費に大きな差が生まれます。
最後に、ヤリスクロスの年間維持費やリセールバリューについて詳しく見ていきましょう。
おすすめグレードが気になるヤリスクロスの年間維持費
ヤリスクロスのグレード別の年間維持費を比較すると、燃料費の差が最も大きな要因となるでしょう。ハイブリッド車の年間維持費は約23万円、ガソリン車の約26万円となっており、約3万円の差があります。
ガソリン価格170円/L・年間1万km走行で試算すると、ハイブリッド車の燃料費は約5万5,000円~6万8,000円、ガソリン車では約8万6,000円~9万7,000円です。
自動車税は、全グレード3万500円で統一されています。重量税は、ハイブリッド車ならエコカー減税が適用されるので年間約1万5,000円(新車の初回車検は免税)、ガソリン車は2万4,600円です。
この他、車両の使用状況によりメンテナンス費・任意保険料などが変動します。
ヤリスクロスおすすめグレードのリセールバリューと将来価値
ヤリスクロスのリセールバリュー(売却時価値)では、最上位グレードのZが最も高い残価率を誇り、3年落ちでも90%以上を維持しています。上位グレードほど中古車市場での需要が安定しており、投資回収の観点で優れた選択肢となるでしょう。
また、スポーティーなデザインと走行性能が評価されるGR SPORTも特別な人気を持ち、3年落ちで90%近い残価率を記録しており、将来的な資産価値の維持が期待されます。
車体色では、プラチナホワイトパールマイカが最も高いリセールバリューを実現し、査定時の有利な条件となるでしょう。グレード選択時には、将来の売却も視野に入れた検討が重要です。
まとめ

ヤリスクロスのグレード選択では、X・G・Z・Z“Adventure”・GR SPORTの価格と装備内容の違いを理解することが重要です。ハイブリッド車とガソリン車の性能差、家族構成やライフスタイルに応じた最適なグレードを選びましょう。
また、年間維持費とリセールバリューの比較をし、総合的に判断することも大切です。カラー選択もリセールバリューを左右することを理解し、自分に最適なグレードを選択してください。
▼ライタープロフィール

鈴木祐貴
車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。
現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。
バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。
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