レンジローバースポーツの歴史と特徴は?魅力や新車・中古車価格を紹介
レンジローバースポーツは、SUVに特化したカーメーカーとして知られるランドローバーが製造・販売しているプレミアムSUVです。高級SUVの購入を検討している方は、レンジローバースポーツが候補に入ることも多いでしょう。
レンジローバースポーツは、レンジローバーシリーズの中でも、スポーティーさや走行性能を重視したモデルとなっています。
この記事では、「レンジローバースポーツ」に焦点を当て、歴史や特徴、グレードごとの違いを紹介します。車種・グレードの特徴を正しく知ることで、自分の好みやニーズに合った1台を選べるようになるでしょう。
※目次※
・レンジローバースポーツはスポーティーな走りを意識して開発されたプレミアムSUV。
・ガソリン車・ディーゼル車・PHEVをラインアップしていて選択肢が豊富。
・ネクステージでは新車から中古車まで扱っているため、好みの1台を探したい方におすすめ!
レンジローバースポーツの歴史と世代
2005年に初代レンジローバースポーツが発売されてから、これまでにモデルチェンジが何度か実施され、2025年時点における最新の車は3代目です。
まずは歴代モデルの違いや進化の過程などの、レンジローバースポーツの歴史を見ていきましょう。
(参考:『レンジローバースポーツ(ランドローバー)のクルマカタログ|中古車の【ネクステージ】』)
2005年:スポーティーな走りを目指したSUVとしてリリース
レンジローバースポーツはランドローバーから2005年に発表・発売されました。プラットフォームはディスカバリー3と共有しつつ、よりスポーティーな走りと高級感を重視したモデルとして位置付けられており、日本市場でも2005年に販売が開始されています。
ドライバーの操縦をサポートするテレイン・レスポンスや電子制御エアサスペンションなどの電子制御システムを搭載しており、オフロードでも安定した走りを見せてくれるのが特徴です。
フラッグシップの「レンジローバー」の弟分的な存在で、操縦性や安定性が高く、走りを楽しみたい人におすすめのSUVといえるでしょう。なお、レンジローバーよりも、やや小型で取り回しの良い点もポイントです。
(参考:『ランドローバーとレンジローバーの違いとは一体?それぞれの特徴を徹底解説!|中古車の【ネクステージ】』)
2013年:2代目にハイブリッド車・ディーゼル車を設定
2013年にモデルチェンジし、2代目がリリースされました。リリース当初のグレード構成は、「SE」「HSE」「オートバイオグラフィーダイナミック」の3グレードです。その後、2015年に「SVR」と「HST」が追加されています。
2代目は日本国内でもディーゼル車が設定され、3Lの直列6気筒エンジンにマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた車両が販売されていました。
いずれのグレードもプレミアムSUVらしい高級感がある1台で、オンロード・オフロードを問わず十分な走行性能を見せてくれます。
2022年:3代目に新アーキテクチャ採用で剛性アップ
2025年時点の現行モデルである3代目レンジローバースポーツは2022年に発売され、MLA-Flexと呼ばれる新たなアーキテクチャを採用しています。これによってボディの剛性が高まり、より機敏な走りを楽しめるようになりました。
グレードラインアップも豊富で、「S」「Dynamic SE」「Dynamic HSE」「Autobiography」「SV Edition Two」が設定されています。限定グレードや特別仕様車もあり、多種多様な車が販売されています。
レンジローバースポーツの特徴・魅力
レンジローバースポーツは高級感があるプレミアムSUVであることに加えて、高い走行性能を備えていることで多くのユーザーから支持されている車です。
世の中に数多く出回っているSUVの中でも、レンジローバースポーツが多くの人に支持されている理由にはどのような点があるのでしょうか。ここでは、ユーザーを引きつける4つの魅力を紹介します。
スポーティーで機敏な走りを楽しめる
レンジローバースポーツは走行性能を重視したプレミアムSUVとして開発されました。そのため、ユーザーの操縦操作に対するレスポンスがよく、機敏でスポーティーな走りを楽しめます。
テレインレスポンスと呼ばれる路面の状況に応じて走行モードを変更する機能を搭載しており、オンロードでもオフロードでも十分な走行性能を維持できるのも魅力です。
SUVらしい積載性や居住性を求める方にはもちろん、走りを楽しみたい方にもおすすめの1台といえます。
パワートレインの選択肢が豊富である
ガソリン車・ディーゼル車・PHEVの3種類をラインアップしており、好みに応じて選べるのもレンジローバースポーツの魅力です。
ガソリン車は加速性能が高く、軽快な走りを楽しめます。ディーゼル車はトルクが高く、オフロード走行で力強い走りを見せてくれるのが特徴です。燃費性能・環境性能を重視するなら、PHEVを選ぶとよいでしょう。
複数の選択肢が用意されていて、自分が重視するポイントや使用する環境に応じて適した1台を選べるのはうれしいポイントです。
十分な性能を備えたサスペンションを搭載している
レンジローバースポーツは乗り心地を高めるため、路面状況に応じて動作を細かく調整するダイナミックエアサスペンションを搭載しています。ダイナミックエアサスペンションは、走行状況に応じて車高と減衰力をリアルタイム制御する知能型サスペンションです。
特にレンジローバースポーツのような背の高い車体でも乗りやすくなり、市街地における日常的な利用からキャンプや登山などのアウトドアシーンまで、さまざまな状況で安定した走りを見せてくれるでしょう。
燃費性能を重視するならPHEVモデルがおすすめ
日常的に利用する車を選ぶ上で、燃費性能は重要なポイントです。レンジローバースポーツのガソリン車・ディーゼル車の燃費性能はカタログ値で11.6km/L程度で、実際の燃費は使用する環境によって大きく変化します。
レンジローバースポーツはPHEVもラインアップしているため、少しでも燃費性能が高い車を購入したいと考えているのであれば、PHEVを選びましょう。EV走行時の航続距離は、カタログ値で116kmです。
(参考:『ランドローバーの燃費性能に優れたモデルはどれ?選び方や中古車情報も紹介|中古車の【ネクステージ】』)
レンジローバースポーツのグレード別の特徴
3代目レンジローバースポーツのグレードラインアップは、限定グレードを含めて「S」「Dynamic SE」「Dynamic HSE」「Autobiography」「SV Edition Two」の5種類です。
ここでは、それぞれのグレードについて紹介します。レンジローバースポーツの購入を検討している方は、比較しつつ自分に合ったグレードを探してみましょう。
(参考:『レンジローバースポーツ(ランドローバー)の燃費情報|中古車の【ネクステージ】』)
S
Sはベースグレードに位置付けられている1台で、ラインアップはディーゼル車のみです。ベースグレードである分、装備は限られていて、利便性や快適性を高める装備の一部が省略されています。
ただし、アダプティブクルーズコントロールやリアトラフィックモニターなど、安全性を高める装備や操縦操作を支援してくれる装備は標準搭載です。ベースグレードであるとはいえ、必要な装備まで省かれているわけではなく、必要十分な性能を備えた1台といえるでしょう。
Dynamic SE
Dynamic SEにはディーゼル車に加えてガソリン車とPHEVをラインアップしており、選択肢が広がっています。Sグレードとはホイールが異なっていたり、ピクセルLEDヘッドライトが搭載されていたりするのが主な違いです。
エクステリアの装備として、ダイナミックエクステリアパックを採用しています。インテリア装備にはラゲッジスペースカッププレートなど、利便性を高める装備が追加されているグレードです。安全装備や運転支援装備は、Sグレードと変わりありません。
Dynamic HSE
Dynamic HSEはディーゼル車のみのラインアップですが、上位グレードに位置付けられている1台で、ソフトドアクローズやMERIDIAN 3Dサラウンドシステムなどの装備が追加されています。さらに、シートの機能も拡充されていて、より快適なドライブを楽しめる車です。
運転支援装備に目を向けると、本グレードからパークアシストが追加されています。駐車時の操作に不安を感じる方にとっては、あるとうれしい機能といえるでしょう。
Autobiography
Autobiographyは、ガソリン車・ディーゼル車・PHEVの3種類がラインアップされた上位グレードです。スライディングパノラミックルーフや、デジタルLEDヘッドライトなどの装備が追加されていて、より利便性が高く高級感のある車に仕上がっています。
インテリアに目を向けると、フロントシートの機能が拡充されていたりイルミネーション機能付きのシートベルトバックルが追加されていたりするなど、上位グレードであることを感じさせる作りになっていることが分かるでしょう。
安全装備や運転支援装備はDynamic HSEと同じ構成で、パークアシストも搭載されています。
SV Edition Two
SV Edition Twoは2025年に発売された限定グレードで、常時販売されているグレードと比較するとデザインが大きく異なります。カラーラインアップは「ブルーネブラ」「マールグレイ」「サンライズカッパー」「リグリアンブラック」の4種類で、いずれも落ち着いていて重厚感がある仕上がりです。
ホイールには専用の23インチ鍛造ブラックホイールが採用されています。インテリアに目を向けると、シートのクオリティや快適性が大幅に向上していて、細かい部分のデザインにもこだわっているのが魅力です。コントラストルーフや6D DYNAMICSなど、SV Edition Twoならではの装備もあります。
レンジローバースポーツの販売・売却価格
3代目レンジローバースポーツは2022年から販売されていて、新車・中古車のいずれも購入可能です。2代目以前はすでに製造されていないため、これから購入する場合は中古車を検討しましょう。
ここでは、2025年時点における新車・中古車それぞれの価格を紹介します。購入したい車種や予算に応じて選ぶとよいでしょう。
新車価格
2025年8月時点における、レンジローバースポーツの新車価格をグレード別にまとめると以下の通りです。
グレード |
新車価格 |
S |
1,258万円~ |
Dynamic SE |
1,298万円~ |
Dynamic HSE |
1,409万円~ |
Autobiography |
1,579万円~ |
ベースグレードのSとその上に位置付けられているDynamic SEの価格差は40万円で、そこまで大きくありません。装備が充実していてパワートレインの選択肢が豊富なため、Dynamic SEをベースにしつつ、それぞれの違いを考慮してグレードを選択することをおすすめします。
中古車価格
ネクステージが2025年8月時点で販売している車両から、中古車価格をまとめると以下の通りです。
世代 |
中古車価格 |
初代 |
在庫なし |
2代目 |
299万9,000円~999万9,000円 |
3代目 |
989万9,000円~1,464万3,000円 |
初代レンジローバースポーツの在庫はありませんが、2代目以降は複数の在庫があります。ガソリン車・ディーゼル車などさまざまな車が販売されているため、自分に合った1台がないか探してみましょう。
(参考:『レンジローバースポーツ(ランドローバー)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
買取価格
2025年8月時点でのネクステージにおけるレンジローバースポーツの買取価格は、以下の通りです。
世代 |
中古車価格 |
初代(2012年式まで) |
78万6,000円~121万1,000円 |
2代目(2013年式~2021年式) |
106万1,000円~917万5,000円 |
3代目(2022年式~) |
515万円~1,497万3,000円 |
上記の買取価格はあくまでも相場で、実際の価格は年式や走行距離、各パーツのコンディションによって大きく異なります。状態が良い車や上位グレードの車などは評価が高くなるため、売却を検討している方は一度査定をご依頼ください。
(参考:『レンジローバースポーツ(ランドローバー車)の買取相場・査定実績一覧|中古車の【ネクステージ】』)
レンジローバースポーツの購入はネクステージで!
レンジローバースポーツの購入を検討している方は、在庫が豊富で自分に合った1台を選びやすいネクステージにご相談ください。
ネクステージは全国に店舗展開する中古車販売店ですが、輸入車の正規ディーラーでもあるため、新車から中古車まで広く販売しています。
ランドローバーの正規ディーラー
ネクステージは輸入車の正規ディーラーであり、ランドローバー車も正規ディーラーとして販売しています。レンジローバースポーツの新車を検討している方も、ネクステージの利用をご検討ください。2025年8月時点で展開しているランドローバーのショールームは、全国で8か所です。
ネクステージでは「お客さまファースト」を意識しており、ひとりひとりのニーズに合致した車を提案しています。
全国の在庫から欲しい車を探せる
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まとめ
レンジローバースポーツはスポーティーな走りを実現したプレミアムSUVで、オンロード・オフロード双方でその走行性能を楽しめます。車内空間も高級感があって居住性や快適性に優れているため、ファミリーカーとしてもおすすめです。
ネクステージはランドローバーの正規ディーラーであり、新車も扱っています。また、中古車も豊富に取りそろえているため、中古車を検討している方にもおすすめです。