CX-3の次期モデルチェンジは?エンジンやグレードの違い・選び方も紹介!
『CX-3』はマツダのクロスオーバーSUVです。2015年2月に発売後、改良やマイナーチェンジを加えられています。長く続いた現行モデルですが、はたしてこの『CX-3』の次期モデルチェンジはいつ行われるのでしょうか。
今回は次期モデルチェンジの予想だけでなく、『CX-3』の特徴を網羅していきます。『CX-3』にはグレードも複数存在、エンジンタイプも3種に分けられているため、自身に合った車を選ぶには知識が必要です。
ここではグレードやエンジン、価格、走行性能、維持費など様々な視点から『CX-3』の選び方を見定めていきます。
※目次※
2 CX-3の時期モデルチェンジの際は「SKYACTIV-X」にも期待
・CX-3の次期モデルチェンジについての予想、さらに現行CX-3のエンジンタイプ3種やグレード6種の特徴をそれぞれをチェック
・CX-3とCX-30の違いをみてみよう
・CX-3のライバル車を3車ピックアップ、自身に合った車を見つけよう
CX-3の次期モデルチェンジは2022年予想
『CX-3』は2015年2月に発売された車です。その後改良やマイナーチェンジを行ってきましたが、フルモデルチェンジは行われていませんでした。この次期モデルチェンジが2022年に行われるのではないかと噂されています。
ここからは次期モデルがどのような車なのかを検討していきましょう。
(参考:『CX-3(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
2020年新グレード追加でモデル廃止を払拭!
『CX-3』には『CX-30』というライバル車が存在します。『CX-3』は小回りの利くタイプの車でしたが『CX-30』のほうが室内空間も広く、過ごしやすさで分が悪いという点がネックでした。
CX-30の登場でモデル廃止が噂されましたが、2020年6月に1.5Lエンジンモデルが追加されることでCX-3の選択肢も増えて存続危機の噂は消え去ります。価格差によりユーザーが明確に別れたのです。
『CX-30』に搭載されている新開発エンジン『SKYACTIV-X』は高価格なため、リーズナブルな車を検討する方の選択肢として『CX-3』が挙がってきています。
次期モデルチェンジの内容は?
一時期『CX-3』は、『CX-30』に吸収されてしまうのではと疑問視されていました。しかし『CX-3』はクーペ型SUVのパイオニアとも言える車です。
そのような『CX-3』がフルモデルチェンジされるということは、CX-3の形を色濃く残す方向で作り上げられているのではと予想されます。そこで注目されているのが新世代ガソリンエンジンのSKYACTIV-Xです。
『CX-30』に搭載されているSKYACTIV-X(※2L)をダウンサイジングして『CX-3』に搭載するのではと予想されます。排気量が下がり燃費向上も上がるため、新型『CX-3』と『CX-30』が明確に区別されるでしょう。
CX-3とCX-30の違い
『CX-3』はBセグメントのコンパクトSUVです。ハッチバックの『マツダ2』をベースとして作られています。ボディサイズは全長4,275mm、全幅1,765mm、全高1,550mm(室内長1,810mm、室内高1,210mm、室内幅1,435mm)です。
一方の『CX-30』はCセグメントSUVとして『マツダ3』をベースに作られています。ボディサイズは全長4,395mm、全幅1,795mm、全高1,540mm(室内長1,830mm、室内幅1,490mm、室内高1,210mm)です。
『CX-30』は室内空間の広さや静粛性など快適さに注力しています。
(参考:『CX-30(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
CX-3の次期モデルチェンジの際は「SKYACTIV-X」にも期待
『CX-3』の次期モデルチェンジには新世代エンジンのSKYACTIV-Xが搭載されるのではないかと噂されています。
ここではその新世代エンジンのSKYACTIV-Xがどのようなエンジンなのか、確認していきましょう。
2019年導入の「SKYACTIV-X」とは
SKYACTIV-Xとは、ガソリンとディーゼルの長所を融合させたマツダの新世代エンジンです。このエンジンは2017年8月8日に公表され、現在は『マツダ3』と『CX-30』のエンジンとして採用されています。
ここで注目されるのがSKYACTIV-Xに施された2つの技術的な革新です。1つ目は『火花点火制御圧縮着火』で、ほぼ全域でガソリンによるリーンバーン(希薄燃焼)を行うことで、小燃料による燃焼を効率良く行っています。
2つ目は『シリンダー内バランス』です。SKYACTIV-Xではシリンダー内の気体と燃料(ガソリン)のバランスを変更させ、気体の割合を多くすることで燃費を向上させています。
この2点により、エネルギーを効率良く得ているのがSKYACTIV-Xの特徴です。
(参考:『CX-30(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
CX-3にも次期モデルチェンジで搭載される?
『CX-30』『マツダ3』などに搭載されたSKYACTIV-Xは、2L 直列4気筒です。次期モデルにはボディに合わせてダウンサイジングした1.5L 3気筒のSKYACTIV-Xが開発され、新エンジンとして搭載されるのではと期待されています。
『CX-30』のSKYACTIV-Xは価格が高い点がネックです。より安価な『CX-3』を選択する顧客が増えたため、現行の『CX-3』にSKYACTIV-Xが搭載されることによりモデル間の動きがどのようになるのでしょうか。
CX-3のエンジンタイプは3種類に!
『CX-3』には複数のエンジンが採用されています。『SKYACTIV-G 1.5』『SKYACTIV-G 2.0』『SKYACTIV-D 1.8』の3種です。ここではこの3種のエンジンにどのような違いがあるのか確認していきます。
SKYACTIV-G 1.5
まずは『SKYACTIV-G 1.5』のスペックを確認していきましょう。
項目 |
詳細 |
エンジン型式 |
P5-VPS型 |
エンジン種類 |
水冷直列4気筒DOHC16バルブ |
排気量(L) |
1.496 |
圧縮比 |
13.0 |
最大出力(kW[PS]/rpm) |
82[111]/6,000 |
最高トルク(N・m[kgf・m]/rpm) |
144[14.7]4,000 |
燃料供給装置 |
筒内直接噴射(DI) |
3種のエンジンのうち最も排気量が抑えられているのが『SKYACTIV-G 1.5』です。ボア×ストロークが3種の中で最も短い点も特徴と言えるでしょう。エンジンの軽快さが魅力のエンジンです。
SKYACTIV-G 2.0
続いて『SKYACTIV-G 2.0』のスペックを確認していきましょう。
項目 |
詳細 |
エンジン型式 |
PE-VPS型 |
エンジン種類 |
水冷直列4気筒DOHC16バルブ |
排気量(L) |
1.997 |
圧縮比 |
13.0 |
最大出力(kW[PS]/rpm) |
110[1550]6,000 |
最高トルク(N・m[kgfm]/rpm) |
195[19.9]2,800 |
燃料供給装置 |
筒内直接噴射(DI) |
『SKYACTIV-G 2.0』は最も排気量の多いエンジンです。走りには余裕が感じられ、1.5Lよりも静粛性があります。
SKYACTIV-D 1.8
最後は『SKYACTIV-D 1.8』のスペックです。
項目 |
詳細 |
エンジン型式 |
S8-DPTS型 |
エンジン種類 |
水冷直列4気筒DOHC16バルブ 直噴ターボ |
排気量(L) |
1.756 |
圧縮比 |
14.8 |
最大出力(kW[PS]/rpm) |
85[116]4,000 |
最高トルク(N・m[kgf・m]/rpm) |
270[27.5]1,600-2,600 |
燃料供給装置 |
電子式(コモンレール) |
『SKYACTIV-D 1.8』はディーゼルゆえ高価ですが、3種のエンジンの中で最も燃費が良く、長距離運転にも適しています。
CX-3のエンジンを選ぶポイント
『CX-3』はエンジンが『SKYACTIV-G 1.5』『SKYACTIV-G 2.0』『SKYACTIV-D 1.8』の3種に増えました。
ここでは購入時の選択に困らぬよう、『CX-3』の選び方を価格や走行性能、維持費の3つに分けて解説していきます。まずは価格から確認していきましょう。
価格で選ぶ
『CX-3』の選び方1つ目は価格です。まずは各エンジンモデル毎に価格を見比べてみましょう。
エンジンモデル |
車体価格 |
SKYACTIV-G 1.5 |
189万2,000~288万3,200円 |
SKYACTIV-G 2.0 |
248万6,000~314万800円 |
SKYACTIV-D 1.8 |
249万2,600~341万5,800円 |
このように1.5Lエンジンは比較的低価格です。ディーゼルモデルは高価格のグレードも販売されています。
(2021年3月時点での情報です)
走行性能で選ぶ
2つ目の選び方は走行性能です。ディーゼルとガソリンで区別した場合、パワーと燃費性能ならばディーゼル、レスポンスの良さと静粛性ならガソリンモデルを選ぶと良いでしょう。
SKYACTIV-G 1.5はSKYACTIV-G 2.0よりも重量が軽いです。その軽さが運転時の軽やかさに繋がっています。
グレード/エンジン |
カタログ燃費(WLTCモード) (km/L) |
15S(2WD)/SKYACTIV-G 1.5 |
17.0 |
20SPROACTIVE S Package(2WD)/SKYACTIV-G 2.0 |
16.0 |
XD(2WD)/SKYACTIV-D 1.8 |
23.2 |
(2021年3月時点での情報です)
維持費で選ぶ
3つ目の選び方は維持費です。車にかかる費用は様々で、自動車税や重量税など税金も発生します。
税金に大きく関わるのはエコカー減税や環境性能割です。国土交通省が指定している減税措置で、『CX-3』の場合ディーゼルモデルのみ減税や免税の対象とされています。
|
重量税(エコカー減免) |
自動車税(環境性能割) |
XD |
免税 |
非課税 |
XD PROACTIVE S Package |
免税 |
非課税 |
XD Exclusive Mods |
免税 |
非課税 |
(2021年3月時点での情報です)
ガソリンモデルには適用されていない制度なので、維持費を考慮する場合はしっかり確認しておきましょう。
CX-3のグレードラインアップの特徴は?
『CX-3』にはベースグレードだけでなく、ツーリングやアーバンドレッサー、プロアクティブ S パッケージ、エクスクルーシブ モッズなど様々なグレードが存在します。
ここではこれら『CX-3』の各グレードにはどのような違いがあるのでしょうか。その特徴について確認していきましょう。
ベースグレード
ガソリン車のベースは15Sです。15Sは全グレードの中で最も装備が簡素な形で作り上げられています。
ディーゼル車のベースはXDです。15S ツーリングとほぼ同等の装備を揃えている点が特徴といえるでしょう。
このように、同じベース車であってもガソリン車とディーゼル車で装備が多少変わってきます。また、簡素ゆえ自身に必要な装備が揃っているか予め確認が必要とされるグレードです。安全面など、自身に必要な箇所はしっかり見定めておく必要があるでしょう。
ツーリング
2つ目のグレードはツーリングです。このグレードは1.5Lエンジンモデルのみ採用されており、他エンジンモデルにはありません。15Sよりも装備が充実している点が特徴です。
例えば、アップグレードされた箇所にインパネデコレーションパネルが挙がります。素材が樹脂(ブラック)から合成皮革(ブラック)へアップグレードされただけでもインテリアの印象は大きく変わるでしょう。
15Sとの共通点としては、16インチアルミホイールが挙がります。他グレードでは採用されていないため、この点も特徴の1つといえるでしょう。
(参考:『CX-3(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
アーバン ドレッサー
アーバン ドレッサーは特別仕様車です。ツーリング同様、1.5Lエンジンモデルのみ採用されています。シートカラーはホワイトベースです。アクセントカラーのライトブラウンが柔らかく上質な雰囲気を作り出しています。
皮基調のメーターフードドリムも特徴の1つです。15Sにはない安全装備が多数揃えられています。タコメータ―はデジタルではなくアナログです。
その他にもスーパーUVカットガラスやIRカットガラス、電動格納リモコン式カラードドアミラーなど視界補助の機能が多数備えられているため、安全面を考慮したい方におすすめのグレードと言えるでしょう。
(参考:『CX-3(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
プロアクティブ Sパッケージ
プロアクティブ Sパッケージは、2.0エンジンとディーゼルモデルのみに加えられたグレードです。快適装備はベースグレードより充実しています。エクステリアにメッキガーニッシュが施されているのも特徴の1つと言えるでしょう。
電動格納リモコン式カラードドアミラーはボディと同色です。360°ビューモニター+フロントパーキングセンサーはメーカーオプションで追加できますが、ハイビームコントロールシステムは追加できません。
(参考:『CX-3(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
エクスクルーシブ モッズ
『CX-3』現行の最上モデルです。このグレードは2.0エンジンとディーゼルモデルのみ対応しています。ボディカラーは2色減の全6色、タイヤ&ホイールの塗装は高輝度ダークです。
シートの材質はスムースレザーで質感も滑らかです。メインで扱われたディープレッドにアクセントカラーのピュアホワイトが他グレードとは違うモダンな高級感を漂わせています。
フロントシートの運転席には10Wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能が搭載されていて、まさに内外装ともにスペシャル仕様といえるでしょう。
(参考:『CX-3(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
プロアクティブ・ Lパッケージは中古車のみ
最後に、プロアクティブやLパッケージについて紹介します。2018(平成30)年5月に登場していた20S プロアクティブEやXD プロアクティブ、20S LパッケージやXD Lパッケージなどは2019年10月から廃止されたグレードです。
Lパッケージはベースグレードに比べクルーズコントロール、レザーシート、運転席パワーシートなどが標準装備として追加されていました。プロアクティブはクルーズコントロールやリアフォグランプが追加されたグレードです。
当時Lパッケージは最上位モデルでしたが、既に廃止されたグレードゆえ購入を希望する場合は中古を探す必要があります。
(参考:『CX-3(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
CX-3の中古車相場とライバル車をチェック!
ここでは『CX-3』の中古車相場だけでなく、『CX-3』のライバル車としてホンダ『ヴェゼル』トヨタ『ヤリクロス』日産『キックス』などの中古車相場もチェックしていきます。各車の特徴も踏まえ、自身に合う車か検討していきましょう。
CX-3の中古車相場
まずは『CX-3』の中古車相場から確認していきましょう。『CX-3』の全体の中古車相場は約160万円です。コンパクトSUVはその人気さゆえ競争率も高く、中古車相場の値下がりは緩やかな傾向があります。
年式で見た場合、2019年以降の『CX-3』の中古車全体の相場は約200万円です。2017や2018年式なら約180万円、2015年式なら約160万円と徐々に下がっていきます。
ただし、低価格帯の車は走行距離10万km前後のものが多いため、価格重視検討している場合は走行距離の確認が必要です。
(2021年3月時点での情報です)
ヴェゼル(ホンダ)
ここでは『CX-3』のライバル車としてホンダ『ヴェゼル』について解説していきます。ホンダ『ヴェゼル』のサイズは『CX-3』とほぼ同等で燃費の良さが人気です。ラケッジもほぼフラットで、2021年4月にはe:HEVが採用された新型が登場します。
全体の中古車価格相場は約180万円です。1.5 ハイブリッド Z・ホンダセンシングが特に人気があり、中古車価格相場は約230万円程で販売されています。
(2021年3月時点での情報です)
(参考:『ヴェゼル(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ヤリスクロス(トヨタ)
トヨタ『ヤリスクロス』も『CX-3』のライバル車の1つです。各グレード毎に異なる4WDシステムが搭載されています。
マルチテレインセレクト(ガソリン4WD車 )やTRAILモード(ハイブリッドE-Four車)、SNOWモード(ガソリン4WD車/ハイブリッドE-Four車)など、様々な用途でドライバーの運転をサポートしてくれるでしょう。
シートアレンジもでき、車中泊を楽しめる広さも魅力です。中古車価格相場は全体で約230万円と『CX-3』と比べるとやや高い傾向にあります。
(2021年3月時点での情報です)
(参考:『ヤリスクロス(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
キックス (日産)
日産『キックス』の1番の特徴はe-POWERです。走行時、電力の不足を気にする必要はありません。日産『キックス』のエンジンは、ガソリンを燃料にして電力を生み出すことができます。
ラゲッジスペースの広さも魅力の1つです。日産『キックス』のラゲッジスペースは423Lと相当な広さがあります。中古車価格相場約270万円です。
(2021年3月時点での情報です)
(参考:『キックス(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
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まとめ
『CX-3』は2020年新グレード追加によりモデル廃止の懸念が払拭、マツダ2とタイミングをずらして『CX-3』フルモデルチェンジが行われるだろうと予想されています。
その前段階として販売されているのが現行モデルです。現行の『CX-3』には『SKYACTIV-G 1.5』『SKYACTIV-G 2.0』『SKYACTIV-D 1.8』の3種のエンジンが採用、その他様々な装備により、『CX-30』との差別化が図られました。
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