スバル XVの燃費はどのくらい?クロストレックとの違いを比較
車を購入する際に、デザインや車両価格と同じように気になる項目のひとつが燃費です。水平対向エンジンを搭載するスバルの車は、全体として燃費が悪いといわれていますが、人気車種「スバル XV」の燃費はどのくらいの数値なのでしょうか。
この記事では、スバル XVの燃費性能と、後継モデル「クロストレック」の燃費、ライバル車との比較を紹介します。最後まで読むことで、自分に合ったSUVを見つけられるでしょう。
※目次※
・スバル XVにはガソリン車とハイブリッド車があり、エンジンタイプでカタログ燃費が異なる
・後継モデルのクロストレックはハイブリッド車のみとなり、スバル XVにはない2WDが選べる
・ライバル車のヤリスクロスとヴェゼルは、スバル XVよりも燃費性能が高い
スバル XVはインプレッサのSUVモデル
スバル XVは、コンパクトながら高い走行性能を持つクロスオーバーSUVです。インプレッサの派生車として2010年にデビューし、2022年にクロストレックへと車名を改め進化しています。まずは、スバル XVの歴史と歴代ごとの特徴を見てみましょう。
インプレッサの派生車として登場したXV
2010年にデビューしたスバル XVですが、初代は「インプレッサ XV」という車名でした。ハッチバックのインプレッサをベースに、専用のフロントグリルやフロントバンパー、ルーフレールなどを装備して差別化を図っています。
2012年のフルモデルチェンジで最低地上高が200mmに変わり、ホイールアーチ部分のクラッディングの太さにアクセントが付くなどSUVらしさが増しました。2013年にハイブリッドモデルが追加され、インプレッサ XVから「スバル XV」へと改名されます。アイサイトの搭載は2代目からです。
2017年に3代目へモデルチェンジします。アイサイトはVer.3になり、X-MODEが搭載されました。ハイブリッドシステム「e-BOXER」が搭載されるのもこの3代目からです。
(参考:『XV(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
現行モデルの4代目はクロストレックへ車名変更
スバル XVは北米で「クロストレック」として販売されており、現地で高い人気を得ています。スバルのグローバル戦略の下、2022年のフルモデルチェンジを機にグローバル名である「クロストレック」へと統一されました。
スバル XVの持つスタイリッシュなデザインと高いSUV性能を引き継ぎつつも、よりアグレッシブなデザインに変化しています。また、パワートレインはe-BOXERのみとなり、駆動方式はAWDに加え2WDが設定されました。
アイサイトXは搭載されなかったものの、日本で初となる広角単眼カメラを搭載した最新のアイサイトが搭載されています。
(参考:『クロストレック(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スバル XVとクロストレックの燃費比較
スバルでは、OEM車とEVのソルテラを除く全ての車に水平対向エンジンを搭載しています。高い走行性能を発揮する一方で、構造上の関係から燃費性能がネックです。
しかし、現在の水平対向エンジンは燃費性能を高める工夫が施されています。ここでは、スバル XVとクロストレックのカタログ燃費を見てみましょう。
XVのカタログ燃費
3代目スバル XVには1.6Lと2.0Lのガソリン車、2.0Lのハイブリッド車があり、駆動方式は全モデルAWDです。e-BOXERはマイルドハイブリッドのため、一般的なハイブリッド車に比べ燃費性能は高くありません。それぞれのカタログ燃費は、以下を参考にしてください。
エンジンタイプ |
JC08モード燃費 |
1.6L ガソリン車 |
15.8km/L |
2.0L ガソリン車 |
16.4km/L |
2.0L ハイブリッド車(e-BOXER) |
19.2km/L |
クロストレックのカタログ燃費
クロストレックに搭載されているエンジンは、スバル XVと同じ「FB20型」です。しかし、同じe-BOXER搭載車であってもカタログ燃費は同一ではありません。これは、2DWモデルが追加されたこと、車両重量が増えたことが理由といえるでしょう。
駆動方式 |
JC08モード燃費 |
WLTCモード燃費 |
2WD |
19.3km/L |
16.4km/L |
AWD |
18.8km/L |
15.8km/L |
2WDよりも車両重量が重いAWDは、2WDよりも燃費が悪くなります。燃費性能だけで見るのであれば、AWDモデルよりも2WDモデルがおすすめです。
車名変更前のスバル XVの燃費以外の特徴を見てみよう
近年は20km/Lを上回る車種が続々と登場しているため燃費性能は決して良いといえないスバル XVですが、それを感じさせない多くの魅力を持っています。
中でも、市街地・高速道路・悪路どのようなシーンにも対応するデザインや性能は、スバル XVらしい特徴といえるでしょう。ここでは、3代目スバル XVの特徴をデザイン面と性能面から解説します。
街に映えるエクステリアデザイン
スバル XVに採用されているデザインは「DYNAMIC×SOLID」です。このデザインは、スバルの提供価値「安心と愉しさ」を表しています。
エクステリアで目を引くのは、スバルの象徴であるヘキサゴングリルに幾何学テクスチャーが施されたフロントグリルです。グリル中央にあるウィングレッドはポジショニングランプと連続性が持たれ、スポーティーな印象を与えます。
また、フロントバンパーからリアバンパーまで設けられたマットブラックのクラッティングから、SUVらしい頼もしさを感じられるでしょう。ホイールは、スポーティーでカジュアルな新デザインの切削光沢アルミホイールです。
質感高いインテリアデザイン
インテリアは、黒とグレーを基調としたシンプルでありながら質感の高いデザインです。シートはグレードごとに素材が変わり、トリコットのみ、トリコット×合皮、オレンジステッチ入りのトリコット×合皮が用意されています。シートカラーは、オフブラックまたはオフブラック×グレーです。
グレード別オプションにはなりますが本革シートも選べ、本革シートではフロントシートにヒートシーターを装備できます。
また、最上級グレードの「Advance」はブルー内装とブラック内装の2種類があり、ステッチカラーはブルーです。シートカラーは、ネイビー×オフブラックに変わります。
アイサイトが標準装備されている
3代目スバル XVは、全モデルにアイサイトVer.3が標準装備されています。アイサイトVer.3の機能は、プリクラッシュブレーキ、後退時ブレーキアシスト、全車速追従機能付きクルーズコントロール、アイサイトツーリングアシストなど全9種類です。
ベースグレード以外には後退時ブレーキアシストが追加され、オプションでアイサイトセイフティプラスの追加が可能です。
アイサイトセイフティプラスは運転支援と視界拡張の2つがあり、運転支援では後側方警戒支援システムが、視界拡張ではサイドビューモニターが追加されます。
アクティブ・トルク・ベクタリングを採用
雨や雪の日などの「路面がぬれている」ときは、カーブを曲がるときにひやっとすることがあります。アクティブ・トルク・ベクタリングは、横滑り防止機能(VDC)を利用しながら外側に膨らむことを防ぐ機能です。
安定した姿勢で減速することなくカーブを曲がれるため、コーナリング性能だけでなく、危険回避にも役立ちます。危険度が高まる悪天候時に頼もしい機能といえるでしょう。
安定した走行ができるのは、プラットフォームも大きく関係しています。3代スバル XVに採用されている「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」は、車両剛性や衝突安全に加え、ステアリングレスポンスの良さ、揺れの少なさを実現しています。
スバル XVと他のSUVの燃費を比較
デザインや機能性と同じように燃費を重視する場合は、ライバル車のからログ燃費もチェックしましょう。スバル XVのライバル車は、トヨタ ヤリスクロスと、ホンダ ヴェゼルです。
ここでは、トヨタ ヤリスクロスとホンダ ヴェゼルのカタログ燃費と車種の特徴をそれぞれ紹介します。
トヨタ ヤリスクロスとの燃費の違い
ヤリスクロスは、コンパクトハッチバック「ヤリス」をベースにしたクロスオーバーSUVです。スタイリッシュな外観をしていますが、390Lの大容量ラゲッジスペースを持ち合わせています。
ヤリスクロスにはガソリン車とハイブリッド車があり、ハイブリッド車はクラストップレベルの燃費性能です。
エンジンタイプ |
駆動方式 |
JC08モード燃費 (km/L) |
WLTCモード燃費 (km/L) |
1.5L ガソリン車 |
2WD |
- |
17.6~20.2 |
4WD |
17.4~18.5 |
||
1.5L ハイブリッド車 |
2WD |
31.3 |
25.0~30.8 |
4WD (E-FOUR) |
29.0 |
26.0~28.7 |
(参考:『ヤリスクロス(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ ヴェゼルとの燃費の違い
ヴェゼルは、クーペスタイルが美しいクロスオーバーSUVです。センタータンクレイアウトにより、コンパクトSUVの平均値を超える広々とした室内空間を実現しています。
ヴェゼルにはガソリン車とハイブリッド車があり、ハイブリッドシステムは2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」です。
エンジンタイプ |
駆動方式 |
JC08モード燃費 (km/L) |
WLTCモード燃費 (km/L) |
1.5L ガソリン車 |
2WD |
- |
17.0 |
4WD |
15.6 |
||
1.5L ハイブリッド車 |
2WD |
26.4 |
24.8~25.0 |
4WD |
30.4 |
22.0 |
(参考:『ヴェゼル(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
スバル XVには、1.6Lと2.0Lのガソリン車と2.0Lのハイブリッド車があり、エンジンタイプでカタログ燃費が異なります。ガソリン車よりもハイブリッド車のほうが低燃費ですが、e-BOXERはマイルドハイブリッドのためフルハイブリッド車に比べ燃費性能は高くありません。
燃費性能で見るのであれば、ライバル車のヤリスクロスやヴェセルがおすすめです。しかし、スバル XVには燃費性能が気にならないほどの魅力も多くあるため、性能や機能も併せて比較することをおすすめします。
【この記事の執筆者】
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。
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