ヴェゼルは何人乗り?室内空間や荷室活用術、燃費、安全性能を徹底解説
ホンダの人気コンパクトSUV「ヴェゼル」は、SUVらしいタフさにミニバンの使い勝手の良さを取り入れた実用的な車として注目を集めています。
では、ヴェゼルは何人乗りなのでしょうか。実際の乗り心地や荷室の使い勝手と併せて、この記事で確認しましょう。
家族での使用を考えている方やSUVの購入を検討中の方には、基本スペックも重要な情報です。ヴェゼルについて詳細な情報を押さえながら、その魅力に迫ってみましょう。
※目次※
・ホンダの人気コンパクトSUVヴェゼルは5人乗りの車。
・ヴェゼルはコンパクトな車体ながら、その室内空間は広さと快適性を両立させている。
・価格や燃費などを考慮すると、ホンダのSUVラインアップの中でヴェゼルは魅力的な選択肢といえる。
ヴェゼルは何人乗りの車?
ホンダのコンパクトSUV、ヴェゼルの基本情報と特徴を詳しく解説します。ヴェゼルは街中での取り回しやすさと十分な室内空間を両立させた車です。
まずは、ボディサイズや乗車定員、各グレードの特徴、燃費性能、走行性能、そして安全性能と運転支援機能について、確認しましょう。
ヴェゼルの車体サイズと乗車定員
ホンダの人気コンパクトSUV、ヴェゼルは5人乗りの車です。ボディサイズは全長4,340mm、全幅1,790mm、全高1,590mmで、ホイールベースは2,610mmとなっています。街中での取り回しのしやすさと、十分な室内空間を両立させたサイズ感です。
最低地上高は最大195mmあり、悪路走行にも対応できる余裕があります。乗車定員5名の設定は、一般的な家族構成にマッチしており、大人2人と子ども3人、または大人4人と子ども1人でも快適に乗車できるでしょう。
ヴェゼルはコンパクトなボディサイズながら、効率的な室内設計により、大人5人でもゆったりと乗れる空間を確保しています。
項目 |
詳細 |
全長 |
4,340mm |
全幅 |
1,790mm |
全高 |
1,580mm~1,590mm |
ホイールベース |
2,610mm |
最低地上高 |
170mm~195mm |
乗車定員 |
5名 |
グレード別の特徴と燃費性能
ヴェゼルのグレードは、ガソリン車とハイブリッド車(e:HEV)に大別されます。ガソリン車のGグレードは、264万8,800円と魅力的な価格です。
一方e:HEVは燃費性能に優れ、XグレードのFFモデルで26.0km/L、ZグレードのFFモデルで25.3km/Lを実現しました。Zグレードは安全装備や快適性が充実しており、人気を集めています。
コスパを求めるならe:HEV Zがおすすめです。充実した装備と優れた燃費性能で、長期的な維持費も抑えられるでしょう。
|
e:HEV X(FF) |
e:HEV X(4WD) |
e:HEV Z(FF) |
e:HEV Z(4WD) |
G(4WD) |
燃費 |
26.0km/L |
21.5km/L |
25.3km/L |
21.3km/L |
15.0km/L |
価格 |
288万8,600円 |
310万8,600円 |
319万8,800円 |
341万8,800円 |
264万8,800円 |
ヴェゼルの走行性能
ヴェゼルの走行性能は、ガソリンモデルとハイブリッドモデルで異なります。e:HEVは1.5Lエンジンと電動モーターの組み合わせにより、力強い加速と優れた燃費を実現しました。モーターの最高出力は96kW(131PS)で、最大トルクは253N・mと十分なパワーを発揮します。
ガソリンモデルの1.5Lエンジンは、最高出力は87kW(118PS)、最大トルクが142N・mです。両モデルともCVTを採用し、スムーズな走行を実現しました。
さらに2WDとAWDの選択が可能で、その場のニーズに合わせた走行性能を選べるでしょう。e:HEVは3つの走行モードを自動で切り替え、状況に応じた最適な走りを提供します。
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e:HEV |
G |
|
エンジン |
最高出力 |
78kW(106PS)/6,000~6,400rpm |
87kW(118PS)/6,600rpm |
最大トルク |
127N・m/4,500~5,000rpm |
142N・m/4,300rpm |
|
モーター |
最高出力 |
96kW(131PS)/4,000~8,000rpm |
|
最大トルク |
253N・m/0~3,500rpm |
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安全性能と運転支援機能
ヴェゼルの安全性能は、乗員の安心を第一に考えた設計が特徴です。全グレードに搭載されるHonda SENSINGは、衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能など、事故防止に役立つ先進技術を備えています。
渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロールは、長距離ドライブでの疲労軽減に効果的です。車線維持支援システムや路外逸脱抑制機能は、安全な走行をサポートします。
さらに、チャイルドシートの取り付けに対応したISOFIX/i-Size対応シートや、サイドカーテンエアバッグなど、子どもを含む全乗員の安全を守る装備も充実しています。これらの機能により、ヴェゼルは家族での安心なドライブに適した車といえるでしょう。
(参考:『ヴェゼル(ホンダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ヴェゼルの室内空間と快適性
ヴェゼルは5人乗りのコンパクトSUVですが、その室内空間は広さと快適性を両立させています。家族での使用を想定した機能的な設計により、長距離ドライブでも快適に過ごせるでしょう。
ここではヴェゼルの室内空間の特徴を、前席、後部座席、そして車内収納や快適装備の3つの観点から詳しく解説します。
前席の広さと快適性
ヴェゼルの前席は、快適性と機能性を兼ね備えた設計が特徴です。メーター類やディスプレイが見やすい位置に配置された運転席では、運転中の視線移動を最小限に抑えています。また、スイッチ類も操作しやすい位置にあり、自然な動作で操作できる設計です。
助手席も広々としており、長時間のドライブでも快適に過ごせます。さらに、グレード別に設定される左右独立温度コントロール式フルオートエアコンにより、運転席と助手席で個別に温度調節が可能です。寒い日には、シートヒーターとステアリングヒーターが体を温めてくれます。
後部座席の使い勝手と広さ
ヴェゼルの後部座席は、広さと快適性に優れています。頭上空間も十分に確保されており、大人で窮屈さを感じません。
チャイルドシートの取り付けも容易で、家族での利用に適しています。さらに、後部座席にはUSB充電ポートが2つ設置(グレード別設定)されているので、長距離ドライブの際に役立つでしょう。オプションのパノラマルーフを選べば、開放感のある明るい室内空間が楽しめます。
車内収納や快適装備
ヴェゼルの車内収納と快適装備は、家族での使用を想定した機能性と快適性を兼ね備えています。運転席と助手席の間にあるフロントコンソールアッパートレーは、スマートフォンを置いておくのに便利です。
フロントにもUSB充電ポートが設置され、長距離ドライブ時のデバイス充電も安心です。また、ドアポケットやシートバックポケットなど、多彩な収納スペースが用意されているため、こまごまとした荷物もきれいに整理できます。
左右独立温度コントロール式エアコンやそよ風アウトレットは、快適な室内環境を提供する装備です。さらに静電タッチ式LEDルームランプは、夜間の操作性を向上させます。これらの装備により、ヴェゼルは快適なドライブを実現してくれるでしょう。
ヴェゼルの荷室活用術
ヴェゼルの荷室は、コンパクトSUVながら優れた収納力と使いやすさを誇ります。5人乗りの車内空間を生かしつつ、効率的な荷物の積載が可能です。ここからは、標準時の荷室容量や使いやすさ、荷室の拡張方法について確認しましょう。
標準時の荷室容量と使いやすさ
ヴェゼルの標準時の荷室容量は404Lと、コンパクトSUVとしては十分な広さを確保しています。家族での買い物や旅行を想定すると、大型スーツケース2個と折り畳みベビーカーを、余裕を持って積載できます。荷室の床面がフラットで段差が小さいため、重い荷物の出し入れもスムーズでしょう。
さらに、後部座席のチップアップ機構を活用すれば、背の高い観葉植物や大型の家電製品なども運べます。ハンズフリーアクセスパワーテールゲートを装備したグレードなら、両手に荷物を抱えていても簡単に開閉できるので便利です。
荷室拡張方法と最大容量
ヴェゼルの荷室拡張は、後部座席を折りたたむことで簡単に行えます。6:4分割可倒式リアシートを採用しているため、荷物の大きさや形状に合わせて柔軟な対応が可能です。全ての後部座席を倒せば、マウンテンバイクを2台縦置きできます。
荷室を活用すれば、何かとかさばるキャンプ用品でもすっきりと収納できるでしょう。例えば、テントや寝袋は長尺物として縦置きし、クーラーボックスは取り出しやすい位置に置きます。小物類はコンテナボックスで整理整頓し、床下収納も活用すればさらに効率的に荷物を積めるでしょう。
ホンダの他のSUVとの比較
ホンダのSUVラインアップの中で、ヴェゼルは5人乗りのコンパクトSUVとして人気を集めていますが、他のモデルと比べてどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、ヴェゼルとZR-V、WR-Vを比較し、それぞれの特徴や違いを詳しく解説します。
ヴェゼルとZR-Vの比較
ZR-Vはホンダの人気SUVモデルとして、ヴェゼルと比較されるケースが多いモデルです。ヴェゼルはコンパクトなボディサイズながら広い室内空間が特徴ですが、ZR-Vはヴェゼルよりもサイズアップしており、よりゆとりのある室内空間を提供します。
価格面ではヴェゼルのほうが抑えられており、燃費性能も若干優れています。一方ZR-Vは力強い走りが魅力です。安全性能は両車とも高水準で、「Honda SENSING」を全グレードに搭載しています。
コンパクトで燃費が良く価格も抑えられる点ではヴェゼルがおすすめですが、より広い室内空間を求める場合にはZR-Vも選択肢になるでしょう。
項目 |
ヴェゼル |
ZR-V |
全長 |
4,340mm |
4,570mm |
全幅 |
1,790mm |
1,840mm |
全高 |
1,580mm~1,590mm |
1,620mm |
ホイールベース |
2,610mm |
2,655mm |
乗車定員 |
5名 |
5名 |
燃費 |
15.0km/L~26.0km/L |
13.9km/L~22.1km/L |
価格 |
264万8,800円~341万8,800円 |
320万8,700円~437万9,100円 |
ヴェゼルとWR-Vの比較
次にヴェゼルとWR-Vを比較してみましょう。全長と全幅にはそれほど大きな差はありませんが、WR-Vのほうがヴェゼルよりも全高が60mm~70mmと高く、より大きく感じられます。
価格面では、WR-Vが250万円以下なのに対し、ヴェゼルは264万円台からとやや高めです。これは、ガソリン車のみのラインアップであるWR-Vに対して、ヴェゼルがハイブリッドシステム搭載車をメインにしているためです。
ヴェゼルのほうが燃費性能に優れ、長期的なコスト面で有利になる可能性がありますが、初期費用を抑えたい方はWR-Vがおすすめです。
項目 |
ヴェゼル |
WR-V |
全長 |
4,340mm |
4,325mm |
全幅 |
1,790mm |
1,790mm |
全高 |
1,580mm~1,590mm |
1,650mm |
ホイールベース |
2,610mm |
2,650mm |
乗車定員 |
5名 |
5名 |
燃費 |
15.0km/L~26.0km/L |
16.2km/L~16.4km/L |
価格 |
264万8,800円~341万8,800円 |
209万8,800円~248万9,300円 |
(参考:『WR-V(ホンダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
ヴェゼルは、コンパクトSUVながら快適な室内空間を提供してくれます。全グレードで乗車定員が5名で、後部座席の広さや使い勝手も良好です。折り畳み可能な後部座席により荷室を拡張できるため、多様な用途に対応できるでしょう。
他のホンダSUVモデルと比較しても、燃費性能や室内の使いやすさで高い評価を得ています。家族での使用を考えている方には、チャイルドシートの取り付けやスペースの活用法も検討する価値があるでしょう。ヴェゼルは快適性と実用性を兼ね備えた、魅力的な選択肢といえます。
【この記事の執筆者】
五十嵐巧
大手出版社での書籍編集を皮切りに、25年以上にわたり書籍・雑誌・Webメディアの編集・ライティングに携わる。現在はフリーランス編集者・ライターとして活動し、複数の自動車メディアでもコンテンツの編集・執筆に取り組む。豊富な取材経験と専門知識を活かし、読者に信頼される情報を提供し続けている。
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