車のヘッドライトの交換はどうすればいい?方法や交換費用について解説

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車のヘッドライトの交換はどうすればいい?方法や交換費用について解説

車のヘッドライトの交換はどうすればいい?方法や交換費用について解説

気づいたらヘッドライトが点灯していなかった、という経験はないでしょうか。夜間や悪天候時にヘッドライトが故障すると、安全に運転できなくなってしまいます。ただ、ヘッドライトの交換時期や方法について知らないという方もいるかもしれません。

 

バルブの種類別の特徴や費用の相場、自分で交換する場合のポイントなど、ヘッドライトの交換に関して把握しておくべき知識を解説します。

 

※目次※

1.車のヘッドライト交換の2パターン

2.車のヘッドライト交換費用の目安

3.ヘッドライトのバルブの種類

4.ヘッドライトのバルブ交換は自分でも可能

5.車のヘッドライトの交換を判断する基準

6.まとめ

 

■POINT

・車のヘッドライト交換には、バルブのみの交換とヘッドライト本体全体の交換という2つのパターンがある。

・バルブだけの交換であれば自分でも可能だが、ヘッドライト本体全体の交換は業者に依頼するのが一般的。

・ヘッドライトが故障したまま走行すると整備不良とみなされるため、速やかな対応が必要。

 

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車のヘッドライト交換の2パターン

車のヘッドライトのバルブ交換

ヘッドライトの交換には、大きく分けて2つの方法があります。状況や車種、ヘッドライトの種類によって最適な交換方法が異なるため、あらかじめ理解しておきましょう。交換方法を誤ると余計な費用がかかったり、安全性に問題が生じたりする可能性があります。

 

バルブのみを交換するケースとヘッドライト本体を交換するケースについて、それぞれの特徴や適した状況、費用の目安などを確認しましょう。

 

バルブのみの交換

バルブは、ヘッドライトの中に装着する電球を指します。ライトがつかない、チカチカと点滅しているといった状態は、多くの場合がバルブの寿命です。同時期に交換・装着していても、片方だけつかなくなるというパターンもあります。

 

バルブ交換ができるのはハロゲンとHIDのみで、LEDの場合は交換できません。また、車種やグレードによって、装備の種類が異なります。

 

光源は同じでも、車種に適合していない製品や車検に対応していない製品もあるため、自分で交換する場合は注意が必要です。

 

ヘッドライト全体の交換

ヘッドライト全体とは、ヘッドライトカバーやバルブを含めたユニット一式を指します。事故や不注意などによりヘッドライトが破損した場合やハイビームへの切り替えができない場合などは、ヘッドライト全体の交換が必要です。

 

LEDライトはヘッドライトに埋め込まれているため、バルブ交換ができません。LEDライトが切れた場合にも、ヘッドライト全体を交換する必要があります。

 

ヘッドライト全体を交換する場合は、バンパーの着脱や光軸調整をしなくてはなりません。ヘッドライトの形状と光源も車種やグレードによって異なるため、ディーラーや整備工場に依頼しましょう。

 

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車のヘッドライト交換費用の目安

車のヘッドライト交換作業中の整備士

ヘッドライト交換にかかる費用は、どの部分を交換するか、またどこで交換するかによって大きく異なります。バルブのみの交換であれば比較的安価な傾向ですが、本体の交換となると高額な費用がかかる可能性が高いでしょう。

 

交換方法別の具体的な費用相場と、バルブの種類や交換場所による価格差について詳しく解説します。

 

バルブのみを交換する場合

バルブのみの交換は、ヘッドライト交換の中で最も一般的です。交換費用も比較的安価で、作業時間もさほどかかりません。交換を依頼できる業者として、ディーラー・整備工場・カー用品店・ガソリンスタンドが挙げられます。

 

ディーラーでの交換に使用されるのは、基本的に純正品の新品バルブです。費用は高めですが、安心して依頼できるでしょう。

 

交換費用を抑えたい場合は、ディーラー以外の業者を選ぶのがおすすめです。カー用品店での交換は、店舗に在庫がある商品から好みのバルブを選べます。ガソリンスタンドでの交換は、給油のついでに依頼できるのがメリットです。

 

交換を依頼できる業者とそれぞれの費用目安は、以下を確認しましょう。車種や使用するバルブによって費用が異なるため、事前に確認することをおすすめします。

業者

費用の目安

ディーラー

4,000円~1万円程度

整備工場

2,500円~3,000円程度

カー用品店

2,000円程度

ガソリンスタンド

2,500円程度

※slide →

 

ヘッドライト本体を交換する場合

事故などでヘッドライトユニットが破損した場合やLEDヘッドライトを搭載している車の場合は、ヘッドライト本体の交換が必要です。

 

バルブのみを交換する場合とは異なり費用は高額で、例えば高級輸入車のLEDヘッドライトなどの場合は、部品代だけで数十万円という金額になってしまうケースもあります。

 

また、先進安全技術を搭載している車では、「光軸調整」という作業も必要になるでしょう。これは、ヘッドライトが正常な場所や範囲を照らせるように調整する作業です。

 

業者ごとの費用の目安は、以下を確認しましょう。

業者

費用の目安

ディーラー

5万円程度

整備工場

2万円程度

カー用品店

2万5,000円程度

ガソリンスタンド

2万5,000円程度

※slide →

 

無料で交換できる可能性も

新車購入時や交換直後の初期不良といったケースであれば、メーカーやディーラーの保証対象になっている可能性があります。そのような場合には、無料でヘッドライト交換が可能です。

 

中古車の場合でも、新車購入時の保証が残っていたり、販売店独自の保証が適用されたりする可能性があります。保証期間内でヘッドライトに問題が生じた場合は、ディーラーや販売店に問い合わせてみましょう。

 

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ヘッドライトのバルブの種類

自動車用のハロゲンバルブ

車のヘッドライトに使用されているバルブには複数の種類があり、それぞれ特性や価格、寿命が異なります。車の安全性と快適な夜間走行を確保するためには、各バルブの特徴を理解して最適なものを選ぶことが重要です。

 

現在主流となっている3種類のヘッドライトバルブについて、それぞれの特徴や価格帯、寿命、明るさ、交換のしやすさなどを詳しく解説します。

 

ハロゲンバルブの特徴

ハロゲンバルブは、電球内の不活性ガスとハロゲンガスを通電したフィラメントの熱で発光する仕組みです。家庭用の白熱電球にハロゲンガスを加えたものと考えるとイメージしやすいでしょう。

 

黄色っぽい電球色の光を放ち、雨や霧などの悪天候時の視認性に優れています。また発熱量が多いため、雪が多い地域ではヘッドライトに付着した雪を溶かし、水分を蒸発させてくれる点もメリットです。

 

3種類のバルブの中で最も安価ではあるものの、寿命は短く1,000時間程度が目安とされます。消費電力も他のバルブに比べて大きいですが、コストを抑えたい場合に最適です。

 

HIDバルブの特徴

HIDバルブは高輝度放電灯とも呼ばれ、キセノンガスを封入したガラス管内での電極間放電によって発光します。ハロゲンと比較して圧倒的に明るく、夜間走行時の視認性が大幅に向上するのが最大の魅力です。

 

消費電力も少なく、寿命は約2,000時間とハロゲンの2倍以上持続します。ただし、点灯から最大光量に達するまで5秒~10秒ほどかかるため、瞬時の明るさが必要なハイビームには不向きです。

 

また、電圧負荷が大きいため交換作業には専門知識が必要で、工賃が高めになる傾向があります。近年ではLEDの性能向上により、HIDからLEDへの移行が進んでいるのが現状です。

 

LEDバルブの特徴

LEDバルブは最新鋭のヘッドライト技術として、急速に普及しています。省電力性に優れており、バッテリーへの負担が大幅に軽減されるのがメリットです。

 

寿命も圧倒的に長く、最大で約3万時間持続するため、多くの場合は車の使用期間中に交換する必要がありません。

 

スイッチを入れた瞬間に最大光量に達するため、ハイビームにも最適です。HIDほどの明るさはないものの、視認性は十分に確保できます。発熱量が少なく小型なため、ヘッドライトデザインの自由度が高く、多くの新型車で標準装備となっているのが現状です。

 

ただし、LEDはユニット一体型が多いため、故障時には高額な本体交換が必要になる点が注意点といえます。

 

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ヘッドライトのバルブ交換は自分でも可能

メンテナンス用の工具

ヘッドライト本体の交換は業者に依頼するのが適していますが、バルブ交換だけであれば自分で行うことも可能です。バルブの種類や車種によって交換方法に若干の違いはありますが、基本的な流れは共通しています。

 

ヘッドライトのバルブを交換する具体的な手順と、作業時の重要な注意点を押さえておきましょう。

 

ヘッドライトのバルブ交換の手順

バルブ交換に入る前に、あらかじめエンジンを停止しておきましょう。バルブが完全に冷えていることを確認したらボンネットを開け、バッテリーの端子を外して感電を防止します。

 

次にヘッドライト裏側のゴムカバーにつながっているコネクターを引き抜き、ゴムカバーを取り外しましょう。バルブを固定している留め金具を外して古いバルブを取り出し、新品と交換します。

 

その後、逆の手順で部品を元に戻し、最後にエンジンをかけてライトが正常に点灯するか確認したら完了です。

 

ヘッドライトのバルブを交換する際の注意点

ヘッドライトのバルブ交換を安全に行うために、いくつか注意点があります。

 

まず、車を使用した直後の作業は避けましょう。ハロゲンやHIDのバルブは点灯時に高温になるため、十分に冷えてからの作業が必須です。エンジン停止後30分程度は時間を置きましょう

 

次に、バルブのガラス部分には素手で触れないことが重要です。手の油分がガラスに付着すると、点灯時にその部分に熱が集中し、最悪の場合にはバルブが破損する原因になります。滑り止め付きのゴム手袋を使用しましょう。

 

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車のヘッドライトの交換を判断する基準

黄ばんだヘッドライト

ヘッドライトの交換時期を適切に判断することは、安全運転の基本です。暗くなった、黄ばんできた、あるいは完全に切れてしまったなど、さまざまな状況でヘッドライト交換が求められます。

 

ヘッドライト交換を検討すべき主な状況と判断基準について確認しましょう。

 

普段よりも明るさが足りないと感じたとき

ヘッドライトの明るさが以前より落ちたと感じたら、交換のタイミングかもしれません。

 

夜間走行時に前方がいつもより見えにくい、片方だけ明るさが違うといった症状があれば注意が必要です。ヘッドライトは前方視界の確保だけでなく、自車の存在を周囲に知らせる重要な役割も担っています。

 

明るさの低下は主にバルブの経年劣化が原因で、特に夜間走行が多い場合や山間部など厳しい環境で運転する機会が多い場合は、バルブの劣化が早まります。安全運転のためにも、明るさの低下を感じたら早めの交換を検討しましょう。

 

ヘッドライトに黄ばみや曇りが生じたとき

ヘッドライトの黄ばみや曇りは、見た目の問題だけでなく安全面でも重大な影響があります。主に紫外線による化学変化が原因で、もともとヘッドライトレンズに使われているポリカーボネート素材の劣化によるものです。

 

黄ばみや曇りがあると光が適切に拡散せず、夜間の視界が大幅に低下します。これは事故リスクを高める要因となるため、早めの対処が必要です。特に屋外駐車が多い車は劣化が早まる傾向があります。

 

故障した場合はすぐに交換が必要

ヘッドライトが故障した状態での走行は、道路交通法上「整備不良」という違反行為に該当します。片方だけ切れている場合も同様です。この違反に対して、普通車の場合には反則金7,000円と違反点数1点が科せられます。

 

夜間や悪天候時にヘッドライトが正常に機能しないと、前方視界が著しく低下するだけでなく、対向車からの視認性も悪化し、重大な事故につながる危険性があるでしょう。

 

万が一、走行中にヘッドライトが切れた場合は、ハザードランプを点灯させて安全な場所に停車し、ロードサービスやJAFに連絡することをおすすめします。

 

また、ロービームが切れた際にハイビームだけで走行するのも避けるべきです。これは対向車に迷惑をかけるだけでなく、整備不良を隠す行為とみなされる可能性があります。

 

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まとめ

スポーツカーのヘッドライト

車のヘッドライト交換には、バルブのみの交換とヘッドライト本体全体の交換という2つのパターンがあります。交換費用はバルブの種類や車種によって異なり、メーカー保証などにより無料になる可能性もあるでしょう。

 

バルブだけの交換であれば知識と適切な工具があれば自分でも可能ですが、安全面と故障防止に対する注意が必要です。

 

交換するか否かの判断基準としては、明るさの低下、レンズの黄ばみや曇りが挙げられます。ヘッドライトが故障したまま走行すると整備不良とみなされるため、速やかな対応が必要です。適切な時期に交換することで、安全な夜間走行を確保しましょう。

 

▼ライタープロフィール

車のヘッドライトの交換はどうすればいい?方法や交換費用について解説

五十嵐巧

大手出版社での書籍編集を皮切りに、25年以上にわたり書籍・雑誌・Webメディアの編集・ライティングに携わる。現在はフリーランス編集者・ライターとして活動し、複数の自動車メディアでもコンテンツの編集・執筆に取り組む。豊富な取材経験と専門知識を活かし、読者に信頼される情報を提供し続けている。

 

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