フロントガラス凍結防止対策!凍結の原因からやってはいけない行為まで解説

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フロントガラス凍結防止対策!凍結の原因からやってはいけない行為まで解説

フロントガラス凍結防止対策!凍結の原因からやってはいけない行為まで解説

寒い冬の朝、フロントガラスが真っ白に凍結して出発が遅れた経験はありませんか。フロントガラス凍結防止は、冬場のドライバーにとって避けて通れない課題です。

 

凍結メカニズムを理解し、適切な予防策を講じることで、朝の貴重な時間を無駄にせずに済むでしょう。この記事では、フロントガラス凍結の原因から効果的な防止対策、正しい溶解方法、さらには避けるべき行為まで、冬場の車両管理に必要な知識を解説します。

 

※目次※

1.凍結防止できる?フロントガラス凍結の原因と発生条件

2.フロントガラスの凍結防止に有効な方法

3.凍結防止しても凍った!フロントガラスの凍結を溶かす正しい方法

4.凍結防止方法と併せて確認!フロントガラス凍結処理でやってはいけない行為

5.まとめ

 

■POINT

・フロントガラス凍結の主な原因は放射冷却現象であり、気温0℃以下で乾燥しており、晴天で風が弱い冬の夜間から早朝に特に発生しやすい。

・最も有効な凍結防止対策は、専用シート・毛布・プチプチをかぶせたり、屋内・屋根付き駐車場を使用したり、撥水コーティング・油膜除去などでガラス表面に霜が付着しないよう工夫したりすることである。

・フロントガラスが凍結した際に熱湯をかけたり強くたたいたり、ワイパーを無理に動かしたり、金属製・硬質スクレーパーでこすったりするのは、亀裂・破損・傷の原因となるため避けるべきである。

 

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凍結防止できる?フロントガラス凍結の原因と発生条件

寒い夜

フロントガラスの凍結は、夜間の放射冷却や気温・天候の条件が複雑に影響して発生します。駐車環境やガラスの汚れも、凍結リスクを高める要素です。まずは、凍結が起こるメカニズムと主な発生条件について説明します。

 

フロントガラス凍結が起こるメカニズム

フロントガラス凍結の主な原因は、夜間の放射冷却現象です。日中に温められた地表が、夜になると熱を上空に向けて放射することで、地表とその周辺温度が急激に低下します。

 

冷えた空気中の水蒸気が霜として結晶化し、フロントガラスの表面に付着することで凍結が起こるわけです。フロントガラスは、地表に対して平行に近い状態で設置されているため、他の部位よりも霜の付着が起こりやすくなっています。

 

フロントガラス凍結が発生しやすい気象条件

フロントガラスの凍結は気温が0℃以下、晴天で風が弱く、空気が乾燥した夜間から早朝にかけて起こりやすい現象です。

 

快晴で雲がない夜は放射冷却が強まるため、地表やガラス表面の温度が急激に低下し凍結しやすくなります。

 

湿度が低いことで、水蒸気が冷却されやすく霜発生量も増加するので、こうした条件が重なる夜は翌朝の凍結対策が特に重要です。

 

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フロントガラスの凍結防止に有効な方法

シートで凍結対策

フロントガラス凍結防止では、事前の対策が冬場の安全運転を支えます。専用シートや撥水コーティング、ガレージ駐車、車内の湿度管理など多様な方法が有効です。ここでは、実用性と効果を重視した予防策を紹介します。

 

凍結防止シートと毛布を活用したフロントガラス保護法

凍結防止シートは、フロントガラスの凍結予防に最も有効で、夜間に全面を覆うことで霜や氷の直接付着を遮断します。ひもや磁石、ドアに挟むタイプなど多様な固定方法があり、朝は取り外すだけで簡単に使用可能です。

 

専用シートがない場合は、毛布やバスタオルでも代用できます。その場合、風で飛ばされないようしっかり固定しましょう

 

断熱効果のあるプチプチ(気泡緩衝材)も、手軽な凍結防止グッズとして効果的です。

 

撥水剤コーティングによるフロントガラス凍結防止技術

フロントガラスに撥水剤でコーティングを施すことで、水滴がはじかれ付着しにくくなり、氷や霜が付きにくくなります。施工は、ガラス表面の清掃・乾燥後に撥水剤を均一に塗布し、しっかり乾燥させるだけです。

 

JAFによる実証テストでは、撥水剤を塗布したガラスは凍結しても、スクレーパーで簡単に除去できることが確認されています。撥水剤の効果は時間経過で薄れるため、定期的に再施工するのがおすすめです。

(参考:『寒冷地での駐車時は窓やドアの凍結に注意!(JAFユーザーテスト) | JAF』

 

駐車場所の選択とフロントガラス凍結防止の工夫

屋内駐車場や屋根ありの場所は気温変化を緩和し、フロントガラスへの霜や凍結リスクを大きく下げます。

 

屋外に駐車する場合は、フロントガラスを壁や塀に向ければ風の当たりを回避でき、ガラスに水分が付きにくくなることで凍結のリスクを減らすことが可能です。

 

また、朝日が当たる方角へ向けて駐車すれば、自然解凍を早める効果もあります。

 

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凍結防止しても凍った!フロントガラスの凍結を溶かす正しい方法

解氷スプレーのイメージ

フロントガラス凍結予防策を実践していても、強い寒波や予想外の気象条件で凍結が生じることは珍しくありません。そうした際には、適切な除去方法を選ぶことが車両保護にもつながります。以下、安全かつ効果的な凍結除去の手順について見ていきましょう。

 

フロントガラスの凍結防止をしても凍ったなら、デフロスターを活用する

デフロスターは、車内の温風と除湿機能を利用し、フロントガラスの凍結を効率良く溶かします。

 

エンジン始動後、デフロスターボタンで温風をガラス全体に送風し、A/Cスイッチも同時にオンにすると除湿効果も加わり、解氷効率が向上する仕組みです。5分~10分ほどすると、氷が溶け始めます。

 

さらに、「外気導入モード」に切り替えることで効率的に湿気を排出でき、再凍結や曇りの防止にも効果的です。

 

フロントガラスの凍結防止をしても凍ったなら、解氷スプレーを使用する

解氷スプレーは、アルコール系成分で氷・霜を素早く溶かす効果があります。エアゾールタイプは広範囲に強力噴射でき、トリガータイプは低温でも噴射力が衰えず、安定して扱えるのが特徴です。

 

使用時はワイパーを立てて、スプレーをフロントガラス全体に均等に噴霧し、数分待ちます。溶け始めた氷はワイパーかクロスで拭き取りますが、アルコール成分が塗装に付くとシミの原因となるため、水で洗い流すかきちんと拭き取ることが重要です。

 

フロントガラスの凍結防止をしても凍ったなら、アルコール系溶液を自作する

消毒用アルコールなどを用いて、アルコール系溶液(エタノール:水=2:1~3:1)をスプレーボトルで自作する方法もおすすめです。解氷スプレーの代用品であり、凍結部分に吹き付けると氷の融点が下がって溶けていきます。

 

作業は火の気がない場所で行い、作業後は付着したアルコールをきちんと拭き取り、ゴム部品や塗装面の劣化を防ぐことが大切です。

 

家庭にあるアルコールでも、十分に解氷効果があります。スプレーを常備しておけば、冬季の緊急対策に便利です。

 

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凍結防止方法と併せて確認!フロントガラス凍結処理でやってはいけない行為

NGサインを出す女性

フロントガラスの凍結対策は、誤った方法を選ぶと車両に損傷を与える危険性があります。熱湯をかけたり氷を強くたたいたりする行為は、かえってトラブルを招きやすいので注意が必要です。

 

正しい対処法を理解することが、冬季の安全につながります。最後に、避けるべき危険な処理方法を確認していきましょう。

 

フロントガラス凍結防止後に凍っても、熱湯をかけてはいけない

熱湯をかける行為は、フロントガラスの急激な温度差による膨張・収縮で、亀裂や破損を招く恐れがあるのでやめましょう。自動車のフロントガラスは複層構造で、特に表面温度の変化に弱い性質を持ちます。

 

既存の微細な傷・亀裂が熱膨張で急速に広がるケースも多く、最悪の場合は交換が必要になることもあるでしょう。さらに、熱湯で一度溶けた氷は外気で再凍結しやすく、分厚い氷膜となるため、視界不良や操作不良など事故リスクも高まります。

 

フロントガラス凍結防止後に凍っても、氷をたたいて除去してはいけない

ハンマーや金属工具などで氷をたたき割る方法は、フロントガラスそのものへの衝撃ダメージが非常に大きくリスクがあります。

 

衝撃でガラスが割れる恐れがある他、微細なヒビであっても深刻なダメージに発展する可能性があり、修理・交換で数万円以上の経済的負担が生じることも少なくありません。

 

また、氷の破片が周囲に飛散すると、ボディに傷が付いてしまうことも考えられます。

 

フロントガラス凍結防止後に凍ったら、無理にワイパーを動かさない

フロントガラスが凍結している状態で、ワイパーを無理に動かすのはやめましょう。ワイパーゴムが損傷したり、ワイパーブレードの変形・破損を引き起こしたりする恐れがあります。

 

また、ガラスやワイパーモーターにも負担がかかり、故障の原因になりかねません。ワイパー本来の効果が弱まり、雨天時の視界不良や異音の発生につながってしまうため避けましょう。

 

フロントガラス凍結防止後に凍っても、不適切な道具を使用して除去しない

金属製スクレーパーや硬いブラシはガラスよりも硬く、氷とともに表面を強くこすると、目に見えない擦り傷や深い傷を残します。

 

さらに、砂・ほこりなどの不純物が混ざると研磨剤のような働きをするため、ガラス表面の傷がより深くなる原因にもなるでしょう。

 

硬質のプラスチックスクレーパーも注意が必要で、確実な凍結除去にはゴム製のスクレーパーや専用除氷具が安全かつ効果的です。

 

フロントガラスにヒビが入った車は車検に通らないことも

フロントガラスにヒビが入ると、車検に通らないかもしれません。道路運送車両保安基準の第195条により、車の窓ガラスには以下2つの条件が定められています。

 

・透明で運転者の視野を妨げるようなひずみのないものであること

・運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲に関わる部分における可視光線の透過率が70%以上のものであること

 

つまり、フロントガラスに視野を妨げるようなヒビがある車は、車検に通りません。場合にもよりますが、フロントガラスの修理・交換には高額な費用が発生します。このような出費を避けるためにも、凍結したフロントガラスの扱いには注意しましょう。

 

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まとめ

フロントガラス凍結

フロントガラスの凍結防止には、放射冷却現象の理解が重要です。凍結防止シートや毛布によるカバー、撥水剤コーティングによる予防対策が効果的となります。

 

凍結後は、解氷スプレーやデフロスターの活用など、適切な除去方法を選択することが大切です。熱湯をかけたり氷をたたいたりする行為は、フロントガラスの損傷リスクを高めるため避けましょう。

 

適切な知識と対策により、安全で確実な凍結対処が可能になります。

 

▼ライタープロフィール

フロントガラス凍結防止対策!凍結の原因からやってはいけない行為まで解説

鈴木祐貴

車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。

現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。

バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。

 

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