冬タイヤの適正空気圧は夏タイヤと異なる?不適切な場合のリスクも解説!

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冬タイヤの適正空気圧は夏タイヤと異なる?不適切な場合のリスクも解説!

冬タイヤの適正空気圧は夏タイヤと異なる?不適切な場合のリスクも解説!

冬の訪れとともに多くのドライバーが考えるのが、タイヤ交換の実施です。冬用タイヤに履き替える際、空気圧の設定は夏タイヤと違うのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか。タイヤの空気圧は安全性を確保する上で極めて重要な要素です。

 

本記事では、冬タイヤの適切な空気圧や不適切な場合のリスク、適正空気圧を保つ方法を詳しく解説します。これからタイヤ交換をする方は、ぜひ参考にしてください。

 

※目次※

1.冬タイヤの適正空気圧は夏タイヤと異なる?

2.冬タイヤの空気圧が不適切な場合のリスク

3.冬タイヤの空気圧を正しく管理する方法

4.冬タイヤにもおすすめの空気圧監視システム(TPMS)

5.まとめ

 

■POINT

・冬タイヤの適正空気圧は基本的に夏タイヤと同じですが、規格の異なるタイヤを装着する場合は例外があります。

・スタンダード規格からEXTRA LOAD規格の冬タイヤに変更した場合は、ロードインデックスが新車装着タイヤより低くならないよう、充填しなければなりません。

・冬タイヤも夏タイヤと同様に月1回以上の点検・調整を実施することが大切です。

 

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冬タイヤの適正空気圧は夏タイヤと異なる?

冬タイヤの空気圧を調整する様子

タイヤ空気圧の設定は冬タイヤと夏タイヤで違うのか、疑問を抱く方もいるかもしれません。インチアップした場合に、通常のタイヤと異なるのかどうかも押さえておきたいポイントです。安全で快適な冬の運転を実現するために、冬タイヤの適正空気圧は夏タイヤと異なるのかどうかについて詳しく見ていきましょう。

 

冬タイヤの適正空気圧は基本的に夏タイヤと同じ

冬タイヤの適正空気圧は、基本的に夏タイヤと同じ数値で問題ありません。カーメーカーが車種ごとに指定する空気圧は、冬タイヤにも適用される数値です。夏タイヤ・冬タイヤ共通の基準として設定されています。

 

なお、冬の気温や路面状況を考慮し、空気圧の設定を変えるべきか迷うこともあるでしょう。しかし、アイスバーンや雪上路面での走行性能においても、適正空気圧を維持することで最大限発揮されるよう設計されているため、ドライバーが独自に変更する必要はありません。

 

規格の異なるタイヤを装着する場合は適正空気圧の再確認が必要

冬タイヤに規格の異なるタイヤを装着する場合は、適正空気圧が変わるケースもあります。同じタイヤサイズでも、JATMAやETRTOなどのスタンダード規格とEXTRA LOAD規格では、ロードインデックス(LI)が異なるため注意が必要です。

 

規格の異なるタイヤを装着する場合、ロードインデックスが新車装着タイヤと同等以上になるよう、規格に合った適正空気圧を充填しなければなりません。インチアップにEXTRA LOAD規格のタイヤを装着する場合は、より高い負荷に対応するため、スタンダード規格より高い空気圧設定が必要です。

 

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冬タイヤの空気圧が不適切な場合のリスク

冬タイヤがバーストする様子

冬タイヤの空気圧が適正値から外れた状態で走行することは、さまざまなリスクを伴います。ここでは、タイヤの空気圧が高すぎる場合と低すぎる場合、それぞれにどのようなリスクが潜んでいるのか、詳しく確認していきましょう。

 

タイヤの空気圧が高すぎる場合

冬タイヤの空気圧が高すぎる場合のリスクに挙げられるのは、タイヤの寿命や快適性、安全性に与える影響です。まず、タイヤの接地面積が中央部分に集中することで「センター摩耗」と呼ばれる偏摩耗が起こりやすくなります。

 

また、タイヤの弾力性が低下することで、路面からの衝撃を吸収できず乗り心地が悪化するでしょう。外部からの衝撃によるダメージを受けやすくなり、タイヤが破裂(バースト)する恐れがあるため注意が必要です。

 

冬の路面では、雪や凍結路面でのグリップ力低下が深刻な問題となります。接地面積の減少により、ブレーキング時の制動距離が延びることで事故の危険性が高まるでしょう。

 

タイヤの空気圧が低すぎる場合

冬タイヤの空気圧が低すぎる場合のリスクに挙げられるのは、タイヤの寿命や安全性に与える影響や燃費性能の悪化です。空気圧が低すぎる場合は、タイヤの両肩部分が早く摩耗する「両肩べり摩耗」が起こりやすくなります。

 

また、走行中にタイヤの接地部分が過度にたわみ異常発熱が起こることで、最終的にはバーストする恐れがあるため注意が必要です。

 

冬の滑りやすい路面では、ハンドリング性能の低下が事故のリスクを高めます。タイヤのたわみによりグリップ力が不均一になれば、スリップして車両の制御が困難になるでしょう。

 

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冬タイヤの空気圧を正しく管理する方法

冬タイヤの空気圧を調整する様子

冬タイヤの空気圧を適切に管理するには、正確な数値を把握しなければなりません。月に1度は確認し、補填することが大切です。ここでは、指定空気圧の確認方法や点検サイクルについて詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

 

車両の指定空気圧を確認する方法

車両の指定空気圧は、運転席ドアを開けた際のドア枠やダッシュボードの側面、給油口の裏などに貼られているラベルで確認が可能です。このラベルには、前輪と後輪の適正空気圧がkPa(キロパスカル)の単位で記載されています。

 

ラベルが見当たらない、劣化して読み取れない場合は、車両の取扱説明書を確認しましょう。取扱説明書には詳細な空気圧設定が記載されており、正確な数値を把握できます。

 

月1回以上の空気圧点検・補充を行う

冬タイヤの空気圧を適切に管理するには、月1回以上の定期点検が必要です。タイヤのゴム素材は分子構造上、空気が自然に透過するため、1か月で約5%~10%の空気が自然に抜けていきます。そのため、適正空気圧を維持するには定期的な補充が不可欠です。

 

また、点検はタイヤが冷えている状態で行いましょう。走行後のタイヤが温まった状態では、熱膨張により正確な数値を測定できないことが理由です。タイヤが温まった状態で指定空気圧に合わせると、冷めた時に空気圧が下がってしまうため注意が必要です。

 

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冬タイヤにもおすすめの空気圧監視システム(TPMS)

冬タイヤに装着した空気圧監視システム(TPMS)のイメージ

タイヤ空気圧監視システムは「Tire Pressure Monitoring System(TPMS)」といい、車両のタイヤ空気圧をリアルタイムで監視する装置です。センサーを通して各タイヤの空気圧を検知し、空気圧が適正ではない場合にドライバーへ警告します。

 

TPMSには、検知方式の違いにより間接式と直接式の2タイプがあります。間接式は車両に既存のABSセンサーを活用し、タイヤの回転数の差から空気圧低下を検知する方式です。追加ハードウェアが不要なため低コストで導入できますが、精度の面で課題があります。

 

一方、直接式はタイヤ内部やホイールに専用センサーを取り付け、空気圧を直接計測する方式です。空気圧をリアルタイムかつ正確に把握できるメリットがあります。

まとめ

冬用タイヤ

冬タイヤの適正空気圧は基本的に夏タイヤと同じですが、規格の異なるタイヤを装着する場合は例外があります。スタンダード規格からEXTRA LOAD規格の冬タイヤに変更した場合は、ロードインデックスが新車装着タイヤより低くならないよう、充填しなければなりません。

 

タイヤ内部の空気は自然に減るため、月1回以上の点検・調整を実施することが大切です。より確実な管理には、タイヤ空気圧監視システムの導入も有効な手段といえるでしょう。

 

【この記事の執筆者】

冬タイヤの適正空気圧は夏タイヤと異なる?不適切な場合のリスクも解説!

松田 莉乃

過去の愛車は32GT-R、180SX、33Z。車の構造に興味を持ち「自分の車は自分で作りたい」という気持ちから自動車整備工場に勤務した経験を持つ。中古車買取査定員やタウン情報誌の編集部として仕事をした経験を活かし、主に車・タイヤ関係のメディアを対象に2020年からフリーランスのライター兼エディターとして活動中。

 

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