車検証はいつもらえる？ディーラーでの新車購入・車検後の受け取りタイミング
ディーラーで車検を受ける際や新車を購入する際、「車検証はいつ手元に届くのか」という疑問をお持ちではないでしょうか。車検証がなければ公道を走行できないことから、日常生活に与える影響へ不安を感じている方もいるかもしれません。
この記事では、ディーラーでの車検後や新車購入時に車検証がいつもらえるのかを詳しくご紹介します。車検証が交付されるまでの流れについて確認し、スムーズな交付を目指しましょう。
※目次※
・ディーラー車検後の車検証交付は、1週間程度の期間を要する傾向がある。
・車検手続きの遅延を防ぐ鍵は、必要書類を事前にそろえること。
・新車購入時の車検証は、納車時に受け取れる。
ディーラーで車検を受けたら車検証はいつもらえる？
車検を受けた場合、どのタイミングで車検証を受け取れるかは、車検を受ける方法によって異なります。ここでは、車検を受ける方法として、ディーラーで受ける場合とユーザー車検の場合の車検証がもらえるタイミングを紹介します。
ディーラー車検は後日受け取れる
ディーラーに車検を依頼した場合、車検証の受け取りまでには1週間程度の期間を要します。これは車検証が発行されるまでに、いくつかの工程があるためです。車検は依頼先が指定工場と認証工場で工程が異なりますが、工場で点検や整備が行われる点は同様です。
認証工場は車両を陸運支局に持ち込んで検査を受ける必要があります。指定工場は検査設備があるため保安基準適合証を発行できますが、手続きは運輸支局へ書類を提出する必要があるのです。
工場の混雑状況によっては、運輸支局での対応にかかる期間に加えてより多くの時間を要するのが一般的です。
ユーザー車検はすぐに受け取れる
ユーザー車検は、車の所有者が自ら運輸支局や軽自動車検査協会に車両を持ち込んで検査を受ける方法です。この方法では、検査当日に新しい車検証をその場で受け取れます。検査に合格し、提出書類に不備がなければ、窓口で車検証が交付されます。
ただし、ユーザー車検は平日の日中に限定されるため、仕事の都合で時間を確保できない方には難しい選択肢かもしれません。
車検証がいつもらえるかは準備の状況によって異なる
車検時にスムーズな車検証の交付を受けるには、車検の流れを理解し必要書類をそろえて置くことが大切です。手順を理解していなければ想像よりも長い時間がかかってしまうかもしれません。
ここでは一般的な車検の流れや必要書類の例を紹介しますので、ぜひお役立てください。
一般的な車検の流れ
車検の流れは、まず見積もりからスタートします。業者に車を持ち込むと、整備士が車両の状態を確認し、必要な整備箇所を洗い出して費用を提示してもらいましょう。見積もりに納得したら入庫予約を行い、予約日に車を預けます。
入庫後は、点検と車検基準に適合するための整備が実施されます。整備の所要時間は車両の状態によって異なり、問題がなければ1時間程度で完了する当日車検もあれば、部品交換が必要な場合は数日かかることもあります。整備完了後、保安基準適合証が発行される場合は自賠責保険や整備記録簿を受け取り、後日届いた車検証を車に携帯する流れとなります。
車検の必要書類
車検をスムーズに完了させるには、事前の書類準備が不可欠です。必要書類の一例は、次の通りです。
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自動車検査証 |
自動車損害賠償保険証明書 |
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自動車税納税証明書 |
ロックナット |
これらは車検の際に確認されるため、紛失している場合は前もって用意しておくと良いでしょう。また、依頼先や車の状況によっては別途必要な書類がある場合があるため、見積もりをとる際に必要書類を確認しておくことが大切です。
ディーラーで新車を購入したときの車検証はいつもらえる？
では、ディーラーで新車を購入した際は、いつ頃車検証をもらえるのでしょうか。納車直後から車に乗りたいと思っていても、車検証がなくて任意保険の加入手続きができずに困っている方もいるかもしれません。
ここでは、新車購入時の納車までの流れと、車検証が発行される前に任意保険の手続きを進める方法について紹介します。
新車購入から納車までの流れ
新車購入から納車までは、複数の段階を経て進行します。まず、契約・注文後にディーラーがメーカーへ発注し、車両の製造・出荷を待ちます。この期間は車種や在庫状況によって2週間から数か月と幅があります。
車両がディーラーに到着すると、次は陸運支局での登録手続きです。登録が完了すると車検証が交付され、最終点検を行い納車となります。車検証は納車時に車両とともに受け取るケースが一般的です。
任意保険の手続きは車検証なしでも可能なケースがある
納車前でも任意保険の加入手続きは進められます。多くの保険会社では、車検証が手元になくても車台番号や型式、予定登録日といった情報があれば仮契約が可能です。
ディーラーに依頼すれば、納車前でも必要な車両情報を教えてもらえる傾向があります。納車前に仮手続きを済ませておけば、納車当日から安心して運転できる体制が整うでしょう。車検証を受け取る前に任意保険の手続きができるかは、保険会社によって対応が異なるため、前もって確認しておくことをおすすめします。
まとめ
車検証の交付タイミングは、車検か車の購入か、そして車検の依頼先によって異なります。ディーラーや整備工場などで車検を受けるときは、業者の込み具合や運輸支局での手続きの都合にもよりますが、車検証が受け取れるまでに約1週間程度の期間を要します。
また、ディーラーで新車を購入する場合は、納車と同時に車検証を受け取るのが一般的です。納車前に任意保険の手続きを進めたいときは、車検証なしでも手続きが進められるかを保険会社に相談するとよいでしょう。
【この記事の執筆者】
福沢知留
フリーランスとして2017年から活動するライター兼エディター。豪雪地帯で約10年間FRセダンを走らせた経験を持ち、現在は子育てに適したファミリーカーを愛用する3児の母。車への深い愛情と豊富な経験を生かし、複数の車関係メディアで編集を担当するなど数々の記事制作に携わっている。
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