車のローンは仕事を辞めたら通らない?ローンを組むときのポイントをご紹介
ローンを組むためには社会的な信用や年収、勤続年数が重視されます。「仕事を辞めたいけどローンに通るだろうか」と不安を抱く方もいるでしょう。
この記事では仕事を辞める前と後、どちらがローンを組むのに向いているのかご説明します。ローンは仕事を辞める前に組む方が、収入や勤続年数の観点から有利です。
ローンを組む前に仕事を辞めてしまった場合でも、家賃収入や資産を用意する、連帯保証人を立てるなどの方法でローンに通りやすくなります。
※目次※
・突然の転職などやむを得ないケースも考えられるが、仕事を辞めた後はローンが通りにくくなる。
・収入や勤続年数が審査基準であるため、ローンを組む場合は事前に審査項目を確認する必要がある。
・カーローン以外のほかのローン完済、転職をアピールするなど審査に通りやすくなる方法もある。
車のローンは仕事を辞めたら通らない?
車や家などの大きな買い物にローンを利用する方は多いでしょう。一時的に借り入れることで、長期間に渡って返済していけるローンは魅力的です。
しかし、仕事を辞める予定がある方は、仕事とローンをセットで考える必要があります。仕事を辞める場合、ローンにも大きく影響するため、以下のポイントをご確認ください。
転職後のローン審査は通りにくい
これから転職する予定がある方の中に「ローンを組むのは転職して落ち着いてから」と考える方もいるかもしれません。転職前に、車のような大きな買い物を事前に行うことに不安を覚えることもあるでしょう。
最終的にローンを組むか組まないかは個人の判断になりますが、転職後ではローンを組もうと思っても組めないことがあります。詳しい理由は後に述べますが、転職後の方が有利に働くことはほぼ考えられません。
転職をお考えの方は、転職後ではローンを組めない可能性があることを踏まえてローンを組む、組まない決断をしましょう。
転職が有利に働くケースもある
「転職はローンに不利」とお伝えしましたが、転職が有利に働くケースもあります。年収やキャリアがアップすることで、ローンに対してプラスになる場合です。
有名大企業への就職や、転職によって得られた高い年収によって社会的な信用が上がる可能性も考えられます。
特に転職前との差が大きな場合は顕著に変化が見られるでしょう。しかし、転職後のリスクと比べて転職後のメリットはさほど大きくない点に注意が必要です。
無職はさらにローンが難しくなる
転職がローンに与える影響は少なからず考える必要があります。転職はローン審査に合格しにくくなりますが、無職の場合は輪をかけて難しくなるでしょう。
カーローンを含めてローンは基本的に正社員を対象としています。必ずしも正社員ということが必須ではありませんが、収入の高さや勤続年数、安定性などは非常に重要です。
これらの条件を満たそうとすると、一定額以上の収入がある正社員しか当てはまらないというのが適切でしょう。無職の場合は条件を満たせないため、転職時よりもさらに不利になることは避けられません。
車のローンは仕事を辞めたらなぜ通りにくくなるの?
転職を予定している場合、自身の事情で転職する時期を調節することは不可能な場合が多いでしょう。仕事やプライベートなどの状況が落ち着いてからローンを組みたいと考える方もいるでしょう。しかし、ローンの審査には勤続年数や安定した収入という条件があるため、仕事を辞めた場合、ローンの審査に通るのは難しくなる可能性が高くなります。
ここでは、仕事を辞めることでローンに通りにくくなる理由について整理します。
勤続年数はローン審査に大きく影響する
ローンの審査基準のひとつに勤続年数があります。勤続年数が長い方はこれまで安定した収入を得てきた証明になり、これからも務めていく可能性が高いと判断されるでしょう。
勤続年数が短い方はこれから先どうなるか判断がつきにくく、すぐに仕事を辞めてしまう可能性も考えられます。先行きが不透明な状態でお金を貸すことにはリスクがあるため、ローン審査も慎重にならざるを得ません。
こうした事情から、転職することは勤続年数の評価に対して不利に働いてしまいます。
安定収入の目安になる
勤続年数が長い方の評価は、これからの収入だけに留まりません。ローンを組んだ後にいかに安定した収入を得られるかは重要な問題です。加えて「今まで安定した収入を得て生活をしてきた」証明にもなります。
収入と勤続年数はセットで考えられるため、仕事を辞めてしまった場合の影響も大きいといえるでしょう。特に仕事を完全に辞めて無職になる場合、このどちらも失われます。
1年から3年以上、勤続していると有利
勤続年数が重要と聞いても、どのくらいの期間働けばローン審査で有利になるのか分かりにくいかもしれません。具体的な数値を見てみましょう。
ローンの審査では1~3年働けば、勤続年数として充分だと判断される傾向があります。1年働けばローン審査で完全に有利だというわけではなく、最低ラインをクリアしたと考える方が適切でしょう。
転職や無職の場合は1~3年の勤続条件を満たせないケースも考えられます。反対に転職後にある程度の年数を既に勤めている方は、転職したからといって審査で不利に働くことはありません。
車のローンを組む前に仕事を辞めたら借りにくくなるの?
車を買う際、どの種類のローンにするか選ぶ必要があります。種類ごとに特色があり、それぞれ長所や短所があるため注意しましょう。
仕事を辞めるとローンに通りにくくなりますが、厳密にはローンの種類に応じて通りやすさも変わります。借りにくいローン、借りやすいローンについては以下でご説明します。
銀行系のローンは審査が厳しい
銀行でローンを組めることはご存じの方も多いでしょう。金融機関系のローンは典型的なローンですが、審査が厳しい点に注意が必要です。
仕事を辞めることによって、金融機関が提供するローンと契約を結べなくなるケースが多々見られます。
金融機関系のローンは金利の低さなど、契約者にメリットが多いローンでもあるため、利用を考えている方は仕事を辞める際には慎重になる必要があるでしょう。
ディーラーローンは比較的通りやすい
ディーラーローンは金融機関系のローンよりも審査に通りやすい点が特徴です。審査に掛かる時間が短い点もメリットといえます。
その反面、金融機関系のローンよりも金利が高く、車の所有権もディーラー側にあります。所有権に関しては完済時に自分のものとなるため、完済する場合は大きな問題とならないでしょう。
返済期間も金融機関系のローンと比べると短く、最長でも7年ほどで返済しなければならない点も大きな違いといえます。
売却も検討しよう
車のローンが支払えない場合、売却も1つの解決方法になり得ます。ローン支払い中の車を売却することは、通常であれば考えにくいかもしれません。しかし、状況によってはローンを返済するためにお金の確保が優先されるでしょう。
なお、どのようなケースでも常に売却できるとは限りません。ローンの支払い途中に売却が可能なのは金融機関系のローンを契約したときのみです。ディーラーローンや自社ローンでは、支払期間中の所有権は業者にあります。
審査の緩いローンほど金利や支払期間などの条件がきついこと、また自由に車を売却できない点を覚えておきましょう。
車のローンを仕事を辞めた後も通りやすくなるコツ
ローンを組むには安定した収入や長年の勤務形態が必須です。ローンを取り巻く事情から、仕事を辞めた後にローンを組むことは非常に難しいと感じるかもしれません。
仕事を辞めた後のローン契約が難しいことは事実ですが、いくつかのポイントを押さえると審査に通りやすくなります。以下の注意点をご確認ください。
無職の方は連帯保証人を用意
仕事を辞めて無職の状態でローンを組もうとしても、難易度は高いでしょう。この場合は連帯保証人をつけることを考えましょう。連帯保証人がいることは、どのようなケースでもローンの審査上、有利に働きます。
連帯保証人は支払いに対して充分な能力を備えていることが必要条件です。親族のように信頼できる方を連帯保証人にできる場合でも、考慮することをおすすめします。連帯保証人には責任も生じるため、相手との関係性が非常に大切です。
転職後の方はしっかりアピール
転職後の方が収入面などの状況がよくなる場合、アピールを忘れずに行いましょう。転職がプラスに働くことは少ないと述べましたが、年収が上がる場合やキャリアアップできる場合はその限りではありません。
転職後の職場の方が社会的に信用されている場合のように、転職前よりも恵まれた環境にジャンプアップする可能性があります。特にローン支払いに重要な収入面の好待遇は着実にアピールしましょう。
転職前と転職後で大きく収入面や勤続年数が変わる場合は、ローン契約を踏まえて再考することをおすすめします。
他のローンは完済しておく
ローン支払いを多重で行っている場合は、多種のローンも審査の対象になります。車のローンと並行して返済を行うべきほかのローンがある場合、審査に通りにくくなってしまうでしょう。
車以外に支払っている他のローンをあらかじめ完済しておくことは、ローン審査にも効果があります。できるものは完済しておき、完済できないものも支払いを進めておきましょう。
1つのローンの支払いを完全に終えてから、次のローンを計画する方が望ましいケースは多く見られます。
頭金をできる限り準備
連帯保証人をつけることや転職後の収入面の高待遇などは環境によっては達成することが困難です。車以外に契約しているローンの完済も、今すぐには不可能という方が多いでしょう。
「できる範囲で」という条件を重視するのであれば、頭金の用意がおすすめです。頭金は支払額合計からローンによる借入額を除外した金額を指します。ローン契約時に頭金を多く支払えれば、借入による負担は小さくなるでしょう。
負担額が小さくなることは審査結果にも影響します。頭金を用意することで、ローンの審査に通りやすくなると考えて差し支えありません。
仕事を辞めた後に買う車は価格の安い中古車を検討しよう!
ローンの契約には、多額の借入金が伴うと考える方もいるでしょう。ローンを組むほどの大きな買い物である場合、総支払額は多額になりがちです。しかし、借入額を減らせばローンによる負担は小さくなり、さらに審査にも通りやすくなります。
特に仕事を辞めた後にローンを契約するケースでは、金銭的な負担は無視できません。負担を少しでも減らしたいとお考えの方は、中古車の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
価格の安い中古車も検討しよう
支払額が合計でいくらになるか、ローンを組む前にシミュレーションしましょう。車両価格が高くなれば高くなるほど、利息や総支払額も増えてしまいます。
中古車を選ぶことで車両価格を低めに抑えることが可能です。車両価格はローンの支払額の中でも最も大きなものであるため、こちらを抑えられればローン全体の負担も大きく変わります。
良質な中古車を安く購入できれば、予算内でワンランク上の車にも手が届くかもしれません。中古車の安さは利便性に富んでいます。
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まとめ
仕事を辞めた方にとって、車のローンは契約しにくいケースが存在します。安定した収入、勤続年数などの問題が理由としてあげられ、仕事を辞めた後はどの条件も満たすことが難しいといえるでしょう。
しかし、連帯保証人をつけることや、頭金をできる限り準備できる場合、仕事を辞めた後でもローンを組める可能性があります。ローンの完済や連帯保証人の用意など、仕事以外に合否に関わってくる要素も整理しておきましょう。
中古車はローンの借入額を抑えるためにおすすめの選択肢です。中古車をお求めの際はぜひネクステージにご相談ください。