いま人気の軽バンの魅力って？おすすめの車種や特徴を解説
仕事で多くの荷物を運びたい方や、趣味のアウトドアなどでたくさんの道具とともに移動したいという方から軽バンが人気です。しかし、テレビなどで露出する機会が少ないため、どのような車か分からない方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、軽バンの特徴や魅力、おすすめの車種についてご紹介します。中古車の中から軽バンを選ぶ際に注意する点も含めながら、軽バンに関する知識を深め、状態の良い軽バンを購入しましょう。
※目次※
・軽バンは室内空間が広く維持費が安い日本特有の軽自動車
・ビジネスユースが主流だが、近年車中泊やアウトドアの利用も増えている
・中古車で軽バンを購入する際は、販売実績が豊富なネクステージがおすすめ
いま軽バンが人気！軽バンの魅力とは？
近頃、軽バンというジャンルの車が人気を集めています。耳にすることはあっても、軽バンとはどんな車なのか分からない方も多いのではないでしょうか。そこでここからは、軽バンの特徴や魅力などを詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
「軽バン」ってどんな車？
軽バンとは、FRまたはMRという駆動方式を採用した自動車です。運転席直下、あるいはリアシート直下にエンジンを配することにより、室内空間の広さを確保することを重視した設計がとられていることが特徴で、これがスーパーハイトワゴンとの違いになります。
軽バンはOEM(他車ブランド製品の生産)という方式によって生産されることが多いジャンルです。スズキやダイハツといった軽自動車を生産するノウハウを持つ企業が供給元となり、各メーカーがそれを生かした商品開発をおこなっています。
2020年11月現在、自社で開発から販売までを手がけている車種は「スズキ エブリイ」「ダイハツ ハイゼット」「ホンダ アクティバン」のみです。軽バンは海外で販売されることは少なく、日本市場特有の車であることも特徴のひとつになっています。
軽バンの魅力1：運転しやすい
軽バンは全高が高いため、運転席に座ると目線が高く、遠くまで見渡すことができます。軽自動車のコンパクトなボディも手伝って、狭い道路などでも運転しやすいでしょう。
たとえば、前方や左右に障害物があったとしても軽バンであれば対処が可能なので、安全面で見ても軽バンの魅力は高いといえます。
軽バンの魅力2：維持費が安い
軽バンは、貨物用途の車両規格である4および6ナンバーで、軽自動車に比べてさらに維持費が安くなります。軽自動車では、年間1万800円かかる税金が軽バンだと5,000円です。
重量税は計算方法が少し違いはありますが、軽自動車と同じ金額です。また、軽バンと軽自動車の維持方法に違いはないため、自動車税の差額分安く維持することができます。
軽バンの魅力3：荷室が広い
軽バンの最大のメリットといえば荷室の広さでしょう。畳やベニアが積載できる設計になっており、荷室は大人が横になれるほど広く平らな空間になっています。
荷室高は大柄な人でも座ってくつろげる高さを確保しているため、車中泊も可能です。また、趣味で使用する釣り竿やサーフボードなどの長物を、積載する必要があるときも軽バンが活躍します。
軽バンの魅力4：カスタムしやすい
カスタムには大きく分けて「リフトアップ」「ローダウン」があります。リフトアップは、車高を上げて大きなサイズのタイヤを装着し、オフロードの走破性を高めることが目的です。
ローダウンは、反対に車高を落とすことで曲がるときの安定性が向上します。このふたつのカスタムは非常に人気です。車検対策にしっかりとサス調整を行ってくれる専門業者があるので、カスタムを検討中の方は相談してみるのもよいでしょう。
軽バンに魅力5：乗り降りしやすい
軽バンの特徴といえば、スライドドアや低床ステップ車などがあります。子どもやお年寄りの方でも、乗り降りしやすいモデルが数多くあるのが人気のひとつでしょう。
また、電動スライドドアを搭載しているモデルも最近は増えてきました。ワンタッチで開閉ができるので、荷物を持っているときでもスムーズに乗り降りできます。
軽バン人気車種5選！
ここからは、軽バンの中でもとくにおすすめできる車種を5つ取りあげて、その内容をご紹介します。見た目の印象ではどれもよく似たように感じられてしまうこともある軽バンですが、それぞれにはっきりとした特徴が備わっています。
維持費を考えるうえでは燃費も重要です。それらを踏まえながら、各車種ならではの強みを解説します。
スズキ エブリイ
「何よりも、人の働きやすさを大切にした設計」というコンセプトで販売されているスズキの軽バンです。小売業・卸売業・配送業・建設業などあらゆるジャンルのお仕事に対応する性能を持ち、さまざまな人の毎日の生活を支えています。
安全性能が充実していることも特徴的です。デュアルカメラブレーキサポートによって夜間の歩行者も検知することが可能であるほか、後退時ブレーキサポート、誤発進抑制機能などで、ドライバーや歩行者の安全を守ります。
マツダ スクラム、日産 NV100クリッパー、三菱 ミニキャブバンは、この車両にアレンジを加えたMEM車です。燃費はJC08モードで18.7km/L、新車価格は2WD 5MTモデルで107万2,500円であり、中古車の価格相場は39万9,000円~165万9,000円になります。
（2022年2月時点での情報です）
（参考：『エブリイ（スズキ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
ダイハツ ハイゼットカーゴ
たくましさを残しながらもどこか愛らしいデザインと、6畳相当のカーペットまで収納できる荷室の広さが特徴的なダイハツの車種です。開口部が広く、低い床に設計されているため積み降ろしがしやすく、作業中に体に負担がかかりにくいことが強みです。
軽商用車としては初となる、スマートアシストⅢをMT車にも搭載したことでも話題になりました。車の周囲を認識して、危険が生じた場合に警告や緊急ブレーキをかける先進の安全技術により、安心してドライブを楽しめます。
ハイゼットカーゴは、スバル サンバー、トヨタ ピクシスバンのOEM車です。デラックスの場合、JC08モードの燃費は18.0km/L、新車価格は2WD 5MTモデルで115万5,500円であり、中古車の価格相場は74万8,000円~174万9,000円になります。
（2022年2月時点での情報です）
（参考：『ハイゼットカーゴ（ダイハツ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
ホンダ N-VAN
独自の「ダブルビッグ大開口」というシステムを採用したことが、ホンダN-VANにおける最大の特徴です。これはテールゲートと助手席の両方を開いて収納できるという画期的な構造で、室内空間ギリギリの大きさの荷物の出し入れがより簡単になりました。
他車も力を入れている予防安全機能ですが、N-VANにもホンダ自慢の「SENSING」は全タイプ標準装備です。2018年度の予防安全性能評価で最高ランクを獲得した実績があり、合計10にもおよぶテクノロジーがドライバーを支えています。
燃費性能にも優れており、N-VAN Gグレードの場合はJC08モードで23.8km/Lという数値を出すことに成功しました。新車価格は127万6,000円と比較的高額ですが、中古車の価格相場は109万9,000円~144万9,000円になります。
（2022年2月時点での情報です）
（参考：『N-VAN（ホンダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
日産 NV100クリッパー
74個分にもおよぶパンケースを積載できる軽バンらしい荷室の広さもさることながら、取り回しがよく運転しやすいという点が日産 NVクリッパーの強みです。小回りが効き、キビキビとした動きをするため、都市部の細い道で力を発揮します。
ドライバーの過ごしやすさを重視した設計であり、とくに運転席周りの機能性にも秀でた車種です。ステアリングに近いインストシフトノブの全車採用や、ワンタッチで全ドアをロックできる「集中ドアロック」の導入により、運転が快適になるでしょう。
平成27年度燃費基準＋25％を達成した18.7kmLの燃費を誇り、新車販売価格も105万9,300円とまずまずに抑えています。中古車の価格相場は79万9,000円~133万8,000円で、コストパフォーマンスの高さが魅力的です。
（2022年2月時点での情報です）
（参考：『NV100クリッパー（日産）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
PRクリッパーバンの中古車をチェック
※価格は支払総額
スバル サンバーバン
スバル サンバーバンは、1961年に初代が登場しました。2012年には7代目が発売され、それ以降はダイハツ「ハイゼット」のOEM車として展開されています。
新型サンバーバンは、高剛性化と軽量化が実現しました。さらに、荷室上部のボディが四角くなり荷室容量が拡大しています。
スバル サンバーバン VBグレードの場合はJC08モードで18.0km/L、新車価格は2WD 5MTモデルで104万5,000円であり、中古車の価格相場は74万円前後になります。
（2022年2月時点での情報です）
（参考：『ハイゼットカーゴ（ダイハツ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
軽バンは車中泊にも向いている
仕事やプライベートで屋外に出向くことが多い方は「快適に車中泊ができる車を探したい」と希望を持ったことがあるかもしれません。そのような願いを叶えてくれることも、軽バンならではの特徴といえるでしょう。
なぜ軽バンが車中泊に向いているのか、そしてあわせて使うと便利なアイテムについても、この項目で詳しく解説します。
ゆったり車中泊ができる
軽バンは少人数の乗車、そしてたくさんの荷物をのせて走ることを前提に設計されている自動車です。荷室は非常に広いことに加え、フラットに使えることが多いため、ゆったりと車中泊するための車としても利用価値があります。
大人1人であれば、本や趣味の道具を持ち込んで快適に過ごせるのはもちろん、最大で3人程度までであれば同居することもできるでしょう。高さに余裕を持たせていることも多く、数人が座ってゲームを楽しむことも簡単です。
キャンピングカーなど大がかりな車中泊用の車を購入するためには、購入費用だけでなく高額な維持費もかかってしまいます。軽自動車である軽バンなら費用が安く済み、仕事以外のさまざまな用途で活用できるでしょう。
軽バンでの車中泊に便利なアイテム
軽バンで車中泊をする際には、持参すると便利なアイテムがいくつかあります。まず必須といえるのが居住スペースに敷くマットです。軽バンの荷室は荷物を置くことを前提につくられており非常にかたいため、寝るためにはクッションが必須といえます。
軽バンは大きく窓をとっていることも多いため、日差しを避けるためのサンシェードも用意するとよいでしょう。朝の直射日光を防いでぐっすりと休めますし、目隠しとしての機能も果たしてくれる万能なアイテムです。
こういったアイテムは、軽バンの純正オプションとして取り扱われていることもあります。最初から車中泊用に利用することを決めている場合は、これらの装備が付帯している中古車を探してみることもおすすめです。
DIYする人もいる
軽バンを車中泊用に利用している人の中には、車にDIYを施して、秘密基地のように改造することもあるようです。たとえば天井についているクリップを外してカーテンレールを取りつければ、まるで自室にいるかのような空間を生み出せます。
窓枠にワイヤーネットを取りつければ、フックなどを使って自由自在にインテリアをつくることも可能です。帽子やリュック、ジャケットを引っかけて運転席に乗り込むことで、ワクワク感をより噛みしめながら出かけることができるでしょう。
軽バンの使い方は十人十色です。仕事用というイメージが色濃く、メーカーもそれを意識した設計をしていますが、アイデア次第で遊び道具に変えることもできます。インスピレーションを働かせて、軽バンのポテンシャルを最大限に引き出しましょう。
中古軽バンの選び方
軽バンは仕事で使うことを前提に購入する方も多いため、少しでも安く手に入れたいという思いを抱えている方がほとんどなのではないでしょうか。傷が目立ちにくいことも軽バンの特徴となるため、中古軽バンの購入は非常におすすめできます。中古車から軽バンを選ぶ際には何を意識するとよいのか、2つの項目を設けて解説しましょう。
価格重視でコンディションも加味する
なによりも価格の安さを重視するのであれば、新車登録から3~5年程度が経過した車が狙い目です。3~5年が経過すると一気に価格相場が下がるため、同じ車種でもより安価な商品を見つけやすくなります。
また、走行距離は5万km程度のものから探すとよいでしょう。1~3万kmではまだ新しい車と認識されやすく、価格相場が下りません。一方で7万kmをオーバーすると寿命に近づくため、長期間の活躍を望みにくくなってしまいます。
軽バンの特有の事情として、前オーナーが仕事で活用していた可能性が高いことも考慮しましょう。多くの荷物を積んで使用されていた車の場合、劣化も進みやすくなります。一般的な車よりも早く寿命が来るものと考えたほうがよいでしょう。
コンディションにこだわる
価格はさておき、コンディションのよい軽バンを中古車の中から見つけたいという場合は、登録済未使用車のような車を見つけることを優先しましょう。軽バンは安定した人気を誇り、モデルチェンジも多いため、未使用車が中古市場に流れることがあります。
未使用車はコンディションという面では新車とほとんど変わりませんが、展示用、あるいは試乗用として使われていた経験を持つことから扱いは中古車です。中古車の中でもより状態がよいものを選びたい場合は、未使用車を視野に入れましょう。
中古車で軽バンを買うときの注意点
中古車購入が初めてという方も多いのではないでしょうか。中古車はもともと他人が乗っていた車なので、購入前に確認しておくべき点がいくつかあります。
購入してから修理などの無駄な出費をしなくて済むように注意しましょう。ここからは、損をせず安心して乗れる中古車を選ぶための、チェックポイントを解説します。ポイントを押さえて、良い状態の中古車を手に入れましょう。
荷室の両サイドや天井をチェック
建築系の中でも、職人さんがオーナーが使っていた車は荷室の両サイドや天井に棚を設置していたケースもあり、その固定のためのビス穴が開けられていることがあります。
穴は基本的に修復できないので、気になる場合は避けた方がよいでしょう。
塗料の付着やにおいをチェック
塗料系の仕事で使われていた車は、塗料の付着があるケースもあります。これは荷室には限りませんが、塗料のにおいが染みついていることがよくあるので、においのチェックはしたほうがよいでしょう。
また、お弁当屋さんなど食品系の運搬に使われていた車は、天井にカビが発生していることもあります。室内の上にも目を向けて確認しましょう。
ルーフをチェック
軽バンには、レジャー・アウトドアユースや、仕事で脚立などの長物をルーフ部分に積まれていた車があるため注意が必要です。ルーフにキャリアを搭載していた車であれば、載せ降ろしでキズやへこみがあることも珍しくありません。
また、キャリアの足の跡が残っている場合もあるためチェックしましょう。その他、屋根のサイドや後方部分のキズも見落としやすい部分です。
スライドドアをチェック
配送系で使われていた中古車も多く出回っているので注意しましょう。そういった車は荷物の載せ降ろしの回数が多いため、ドアの開閉の頻度も必然的に高くなります。
スライドドアがスムーズに異音などせず動くか、動作確認をしてみましょう。また、スライドドアの開閉のレール部分に破損がないかもチェックしてください。
エンジンのオイル注入口をチェック
記録簿のチェックや、エンジンのオイル注入口を見て、汚れやスラッジがたまっていないかを確認しましょう。小排気量の軽自動車はエンジンが高回転で使われやすいため、購入後は5,000kmごとにオイル交換をするのがおすすめです。
また、オイルキャップを開けてオイルの粘度が高ければ、整備を怠っていた可能性があるので注意しましょう。
中古車の軽バンをネクステージで探そう！
中古車を購入する際はぜひネクステージをご利用ください。ネクステージであれば安く車を購入したいというお客様の理想の実現が可能です。
ここからは、ネクステージの魅力をいくつかご紹介しますので、店舗選びの参考にしてください。
車の品質には自信あり！
ネクステージでは、徹底的な品質管理や品質鑑定を実施しています。また、購入時に不安に感じる修復歴車やメーター改ざん車などの車は販売していません。
お客様に満足してご購入していただけるよう、車両状態や費用詳細など知識豊富なスタッフが分かりやすくご説明いたしますので、お気軽にご質問ください。
圧倒的品揃えでお気に入りの車種が見つかる！
ネクステージは、全国に展開した店舗で豊富な在庫を取り扱う中古車販売店です。ご購入いただいた車は、専門メカニックスタッフによって納車前の整備や、点検を行って万全の状態でお渡しします。
また、無料点検やオイル交換といったアフターサービスも用意しておりますので、ご購入後も安心してカーライフをお楽しみください。
まとめ
軽バンは主に仕事用に使われる車種ですが、気軽に車中泊をするための遊び道具として購入する人も増えてきました。最近では、安全性能に長けた車種も増加しており、少し前まで弱点だった燃費も20km/L以上を計上する車まで登場しています。
よりお得に軽バンをゲットするためには、中古車の購入がおすすめです。ネクステージは実績が豊富な大手業者として、事故車を取り扱わないなどのルールを設けて責任ある取引をおこなっています。中古軽バンをお探しの方は、ぜひネクステージにご相談ください。
