中古車の購入予約や取り置きはできる?来店時のマナーや準備も紹介
好みの中古車を見つけた際に「即決はできないが他の人に先を越されたくない」と思うこともあるでしょう。購入予約や取り置きができれば解決しますが、はたして中古車でそのような手段は可能なのでしょうか。
本記事では、中古車の購入予約や取り置きの方法や来店時のポイントをご紹介します。「目当ての車があり、取り置きしておきたい」または「予約して購入するまでに必要な手続きを知りたい」などの疑問もきっと解決するでしょう。ぜひ参考にしてください。
※目次※
・中古車の購入予約や取り置きは可能。現状の予算が足りない場合や他の車も見てから決めたい場合に便利。
・中古車購入時に来店予約は必須ではない。ただし予約しておくことで試乗や手続きのやり取りがスムーズになる。
・来店する際は事前に必要書類を準備しておこう。取り置きするなら手付金や申込証拠金も有効。理想の車を求めるなら豊富な在庫がそろうネクステージへ。
中古車の購入予約はできるの?
「購入を迷っている」または「いずれ購入したい」中古車がある場合、購入を悩んでいる間に他の方に売られてしまう可能性があります。購入できる状況になるまで店舗側で確保してもらえればその心配はありませんが、中古車購入において購入予約や取り置きは対応してくれるのでしょうか。
購入予約や取り置きはできる
中古車購入時において、購入予約と取り置きは基本的に可能です。両者は目当ての車を確保してもらうという点では共通しています。
しかし、購入予約は「いずれ購入することを前提とした契約」、取り置きは「確保してもらうための約束」と、厳密には異なった意味です。そのため、購入予約はキャンセルした場合に契約違反となり、キャンセル料が請求される可能性があります。
一方の取り置きはそのような心配がありません。しかし、キャンセルされた場合、業者の立場からすると無駄に確保していた結果となるため、リスク回避のため取り置き自体を断られることもあるでしょう。
購入予約や取り置きする理由は?
主に「現在は現金がないのに欲しい車を見つけてしまった」または「1台に決め兼ねている状態のため考える時間が欲しい」といったケースにおいて、購入予約・取り置きは有効です。
中古車は高価かつ長年利用する商品であるため、購入者としては慎重に選択したいと思うでしょう。とはいえ、悩んでいる間に魅力的な車ゆえに誰かに購入されてしまう事態は避けたいところです。このような問題を解決するために、購入予約や取り置きが利用されます。
購入予約や取り置き以外で車を確保する方法は?
これらの方法以外に、車を確保する術は基本的に存在しません。販売側にとって、中古車は売れるタイミングで売りたい商品です。特に取り置きはキャンセルされるかもしれない状態で、売ることもできず一定期間保管することになります。
「即購入が望ましいところをなんとか確保してもらっている」という状態であるため、これ以上都合の良い方法は実現しにくいでしょう。
中古車の購入予約や取り置きをする前のチェック項目
購入予約や取り置きであっても、購入を前提として準備を進めておくことが重要です。店舗を訪れる前にチェックしておくことで手続きもスムーズに進むでしょう。ここでは、中古車購入時のポイントをいくつかご紹介します。
欲しい車種や予算を決めておく
人によって金銭面や車の利用目的はさまざまです。まずは、自身に合った車種と予算の範囲を設定しましょう。
ファミリーカーやアウトドア目的であれば「ミニバン」、街乗りやオフロードの走りを楽しみたい方は「SUV」や「クーペ」、購入予算と維持費の面でお得に利用したい方は「軽自動車」といったように、自身の生活スタイルに応じて選択することをおすすめします。
利用する店舗を選択する
Webサイトなどを利用すれば、設定した予算内の車種が複数見つかるでしょう。次は購入先の店舗を選ぶ段階に移ります。
購入で訪れることや購入後も点検や部品交換で利用することを考慮すると、できる限り自宅から近い距離の店舗がおすすめです。また、試乗にも対応している店舗が望ましいでしょう。
来店予約をして店舗を訪問する
次に実際に店舗を訪問します。やり取りがスムーズに進むように、事前に来店予約してから行くことがおすすめです。予約をする際には、希望車種や目的を店舗に伝えておきましょう。
また、現地では購入するうえで問題がないか、車体をチェックします。雨の日では細かな傷や凹みが見づらい可能性もあるため、天気予報もチェックして来店日を決めるといいでしょう。
車を可能な限りチェックする
現地では、購入する中古車の経歴を入念にチェックしましょう。主に「年式」「走行距離」「修復歴の有無」「メンテナンス記録簿」などが重要となります。
これらはWebページなどでも確認できるかもしれませんが、特にメンテナンス記録簿は重要です。これまでの点検・整備の内容が記録されているため、車の状態が推測できます。
また、経歴だけではわからない部分は、実際に目で見て確認しましょう。内外装の傷や消耗度合い、臭いなどをチェックします。可能であれば試乗し、エンジン音やエアコンの動作などを確認しましょう。
見積書を取って問題なければ契約する
次に、見積書の確認です。見積書には車体価格だけでなく、販売店に対して支払う代行費用や税金などの法定費用の内訳が記載されています。
「想定していた支払い価格と相違がないか」「不可解な費用が記載されていないか」などを確認しましょう。
問題なければ契約をします。保証の有無や支払い、購入予約の場合はキャンセルした場合の処理内容も確認したうえで契約しましょう。
必要な書類をそろえてお渡しする
契約が決まれば必要書類を提出します。必要書類は、販売店の指示を受けながら改めて準備・来店しても問題ありません。しかし、書類が揃っていなければ契約ができないため、手続きがスムーズに進むようあらかじめ準備しておくことがおすすめです。
必要書類の中には販売店が用意してくれるものと、自身で用意するものが存在します。詳細は後の項目でご紹介しますので、ぜひそちらを参考にしてください。
中古車購入時の来店予約はマナーとして必要?
中古車を購入する際、訪問前に来店予約をすることで店舗側も準備を進められます。こういった面で、事前予約は非常におすすめです。
しかし「現在の車が故障して急遽購入することになった場合」や「明確に購入予定がなく気軽に利用したい場合」もあるでしょう。ここで来店予約の必要性について解説します。
予約がないと来店できないというわけではない
絶対に予約が必要ということはなく、予約なしで来店しても問題ありません。店舗によりますが「気軽に在庫を確認したい場合」や「試乗だけしたい場合」でも、店頭で目的を伝えれば適切に対応してくれるでしょう。
購入意欲が高いケースほど予約が必要
必須ではないとはいえ、明確に欲しい車があり購入する可能性が高い場合は来店予約しておくといいでしょう。
Webサイトでは存在していても、実際は既に売却されている可能性があります。在庫を確認する意味でも、事前に目的の車を伝えて予約をしておきましょう。また、来店予約により販売店は手続きの準備ができます。試乗や質問などもスムーズに対応してくれるでしょう。
予約していない場合は混んでいない時間を選ぶ
来店予約は対応している客が多く、長い待ち時間が生じることを防ぐ効果もあります。予約なしで訪問せざるを得ない場合は、混雑しているときは避けたほうが無難です。
一般的に、休日や午後の時間帯は混雑する傾向にあります。できる限り平日の午前中に訪問するといいでしょう。
中古車購入時に予約来店する場合に準備するもの
中古車を購入する際は、準備して持っていくべきものがいくつか存在します。購入まで考えていない場合は手ぶらで来店しても問題ありませんが、取り置きやいずれ購入することも踏まえると重要なポイントです。ぜひ以下の内容を覚えておいてください。
購入に必要な書類や印鑑
中古車を購入するためには以下の書類が必要です。購入する車が普通自動車か軽自動車かによって異なります。一度目の来店でそのまま手続きを進めるためにも、準備して持っていきましょう。
普通自動車の必要書類 |
・印鑑登録証明書(発行後3ヶ月以内のもの) ・実印 ・車庫証明書 ・委任状 ・車検証 ・自賠責保険証明書 |
軽自動車の必要書類 |
・住民票の写しまたは印鑑証明書(発行後3ヶ月以内のもの) ・自動車保管場所届出書 ・委任状 ・車検証 ・自賠責保険証明書 |
販売店が用意・代行取得してくれる書類も多いため、主に自身で用意すべき書類は印鑑証明書と住民票の写しです。地域の役所で入手できるため、発行期限に注意しつつ取得しましょう。
また普通自動車の場合、現地で押印するため実印も持ってく必要があります。
取り置きを考慮して手付金や申込証拠金を準備
取り置きを希望する場合、店舗側はキャンセルされることを見越して断られることもありますが、手付金や申込証拠金の支払い用に現金を準備しておくことで取り置きが可能になる場合があります。
2つとも購入車を確保してもらうために一時的に支払い、購入契約が締結した場合は購入費用に充てられます。ただし、キャンセルした場合、申込証拠金は返金されますが手付金は戻ってきません。
申込証拠金のつもりで支払った現金が手付金として扱われていた場合、損をする可能性があります。販売側に対して現金の役割を明確にしたうえで利用しましょう。
メモや記録ができるようにしておく
中古車購入は、納車までのスケジュールや提出書類、価格交渉など頭に入れなければならない項目がいくつも存在します。そのため、必要なことをメモできるように準備しておくといいでしょう。
事前に全て把握したつもりでも、現地で手続きを進めていく中で疑問点が浮上する場合もあります。契約先を正しく判断するためにも重要です。
できれば現在の所有車で来店する
現在の所有車で気に入っている装備やパーツがある方もいるのではないでしょうか。買い替え後も継続して使用できるか確認するためにも、できる限り現在の車で来店することをおすすめします。
その他にも「チャイルドシートがそのまま設置できるのか」「普段積み入れているサーフボードや自転車が収納できるのか」といったことも確認しておきましょう。
ネクステージで理想の車を探そう
車を購入する際は、ぜひネクステージをご利用ください。ネクステージは全国に多数の店舗を展開しているため、最寄りの店舗で購入可能です。お客様の理想の車を提供できるような環境を用意しております。ここでネクステージの魅力をご紹介しますので、ぜひ店舗選びの参考にしてください。
WEBで在庫を探せる
ネクステージは、全国で計3万台の在庫(2023年5月時点)を扱っています。全ての在庫をWebサイトで閲覧できるほか、保管場所がどこであっても最寄りの店舗に取り寄せが可能です。(※取り寄せには別途費用が発生します)
単に品数をそろえているわけではなく、売れ筋モデルを中心にカラーやグレードのバリエーションを豊富に取り揃えています。知識豊富なバイヤーがトラブルの多いモデルは排除して仕入れているため、最適な一台を見つけていただけるでしょう。
こだわりの在庫が揃っている
ネクステージは、品質にもこだわって販売しています。修復歴車やメーター改ざん車、水害車など粗悪な車は扱っておりません。
さらに、買い取った車は徹底的な品質管理と第三者機関による品質鑑定のうえで保管しています。充実したアフター保証も用意しているため、購入後も安心してご利用いただけるでしょう。
よくある質問
Q. 車の取り置きとは?
A.車の取り置きとは、購入意思を示す顧客に対して特定の車両を予約し、他者への販売を保留することです。購入を前提とした約束のため、取り置き費用としての手付金やキャンセル料などが発生する場合があります。
Q. 車の手付金は戻ってきますか?
A. 戻ってこないことが一般的です。購入を前提にしているため、頭金として購入資金に内包されていたり、キャンセルする際のキャンセル料に充てられたりします。
Q. 車を買うとき「商談中」とは何ですか?
A. 「商談中」とは、購入意思を示す顧客と話が進められている状態を指します。「口頭で購入予約をしている」「ローンの審査中」「予約金を支払い検討中」など、商談中でも状況はさまざまですが、特定の人に販売することが約束されているわけではありません。
Q. 車の取り置きはどれくらいできますか?
A. 販売店によって対応は異なります。取り置きをおこなっていない販売店もあれば、数か月取り置き可能な販売店もあります。ただし、中古車の場合は在庫に限りがあるため確実に購入してくれる顧客を優先する傾向です。取り置きしていても、購入見込み度合いによって優先度が変わるケースも少なくありません。
まとめ
購入予約や取り置きは可能ですが、販売側・購入側どちらにとっても手続きがスムーズに進められるように準備することが重要です。ネクステージであれば車種・価格帯ともに豊富な在庫をそろえているため、取り置きするまでもなく好みの一台をお探しいただけます。
中古車の購入を検討している方は、ぜひネクステージをご利用ください。手続きに対する不安が大きい方へも誠心誠意サポートいたします。相談から承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
※ネクステージでは特選車など一部の車両について、手付金の有無を問わず取り置きをお断りしております。ご了承ください。