自動車ローンの頭金を徹底解説!相場目安や支払い時期とは
新しく車を購入する際、一時的な負担を減らすためにローンを選択するケースも多く見られます。契約時には「頭金」を用意することもありますが、どのくらい用意すれば良いのか分からず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、自動車ローンにおける頭金のメリットや相場を徹底的に解説します。現在ローン契約を検討中の方も、金額設定やシミュレーションに役立てられるでしょう。後半では、節約に有利な中古車の魅力もご紹介します。
※目次※
・頭金を支払うと、分割払いの利子が少なくなる。最終的な支払額を節約できる点が大きなメリット
・一般的な頭金の相場は、総額の2割~3割。契約者の希望によっては、頭金なしで審査が通るケースもある
・支払い期限は定められていないが、早い方が節約には有利。さらに安く車を手に入れたい方は中古車がおすすめ!新車では得にくい魅力を知ろう
自動車ローンの頭金で知っておくべきこと
ローン契約を決断する前に、まずは頭金に関するメリットや仕組みへの理解が必要です。返済額にのみ注目すると負担を増幅させる可能性があるため、未来の状況を想像しながら計画を立てましょう。資金の状況によっては、頭金なしで契約することも可能です。自動車ローンを契約する前に押さえておきたいポイントを4つご紹介します。
頭金を支払うメリット
購入費用の一部を負担し、残りを分割で支払い続けるのが「頭金」の基本的な考え方です。車の購入に限らず、以下のようなメリットが期待できます。
- ・支払総額が少なくなる(利子が少なくなる)
- ・ローン審査に通りやすくなる
- ・月々に返済する金額を減額しやすい
借入額が少ないほど契約者の返済負担が減るため、ローン審査に通りやすい点が魅力的です。支払総額が減ると、月々の出費を抑える結果にもつながるでしょう。返済を続ける上で得られるメリットも複数あります。
頭金が多いほど総額は少ない
ローンを組むと利子が上乗せされ、本来支払う購入費用よりも金額が増える仕組みです。頭金を用意して一部負担することで、全額借入に比べて利子の対象額を少なくできます。原則的に、「頭金が多いほど総額が少なくなる」と理解しておきましょう。
借入額が大きいほど、利子による負担も感じやすくなります。自動車ローンでは数百万円を借り入れるケースも多いため、一時的な出費が厳しいユーザーにとって実感しやすいメリットといえるでしょう。
頭金なしでも購入できる
「どうしても資金を用意できない」という場合は、頭金なしで全額を借り入れる選択肢もあります。購入費用に対して上乗せされる利子を許容できるのであれば、頭金なしで契約しても良いでしょう。
ただし、借入額が大きいほど審査が厳しくなる点には注意が必要です。一時的な負担の軽減のみを重視した場合、想像以上の総支払額が算出されるかもしれません。あくまでもひとつの選択肢として考慮し、自分が良いと思える方法を見極めましょう。
無理のない返済プランを立てる
「利子を減らしたいから」とむやみに頭金を増やすと、契約直後の生活を圧迫させるリスクがあります。重要なポイントは、無理なく返済を続けられる範囲で契約する意識です。毎月の返済プランを考え、完済まで負担を感じないような計画を構築しましょう。
月々の支払額を増やした場合、収入が追いつかず延滞や滞納の原因になるかもしれません。契約通りに返済できなければ、延滞金などを別途支払う結果になります。場合によっては車の差し押さえに発展することもあるため、シミュレーションを重ねて検討しましょう。
自動車ローンの頭金はいくらが理想?
頭金として用意できる金額は、生活や収入の状況によってさまざまです。相場を特定できるわけではありませんが、一般的な目安になる数字を把握しておくと良いでしょう。契約する金融機関によっては、頭金の最低金額を設けているケースもあるため注意が必要です。相場といわれる割合と、金融機関によって異なるルールを詳しく解説します。
頭金の相場目安は総額の2割~3割
契約者が頭金として支払う金額は、自由に決められるケースが一般的です。支払い能力があれば全額でも借り入れられるため、収入が多い方は審査に通る可能性も高いといえるでしょう。相場の目安に活用できるのは、総額の2割~3割に当たる金額です。
100万円の車を買う場合は20万円~30万円、200万円であれば40万円~60万円となります。あくまでも目安であるため、計画を立てる際の参考材料として活用すると良いでしょう。
金融機関によっては下限額がある
注意しておきたいのは、金融機関によっては頭金の下限額を設ける場合があるという点です。例えば「最低でも1割は負担しなければならない」といったかたちで、あらかじめ具体的な数字を定めていることもあります。
この場合、資金が少なくとも一定額の負担は必要になると考えましょう。下限額の支払いを決めた上で、残りの金額を借り入れられるか審査します。用意できる頭金が少ない方は、審査を申し込む前に確認できると安心です。
自動車ローンの頭金の支払いはいつ?
自動車ローンにおいて、実際に頭金を支払うタイミングは定められていません。購入した店舗の規定によって異なるため、お金を用意する前の段階で確認した方が良いでしょう。2回に分けて支払うケースを想定しておくと、多くの店舗で対応しやすくなるかもしれません。期限の有無や支払い方法もあわせて解説します。
頭金を支払うタイミング
多くの販売店で実施されているのは、契約時・納車時と2回のタイミングに分けて支払う方法です。主に以下のような内訳で手続きが行われます。
- ・契約時:手付金として一部を支払う
- ・納車時:頭金のうち、残りの金額を全て支払う
販売店や業者の規定によっては、1回で済ませたり複数回に分けたりするかもしれません。一般的なケースとして押さえ、実際に契約する際は事前に確認しておきましょう。
頭金の支払い期限は決まりがない
「ローン返済開始前に支払う」と考える方もいるかもしれませんが、頭金に明確な期限が決まっているわけではありません。販売店や金融機関が承諾するのであれば、数年間の猶予が与えられるケースもあります。
設定可能な期間として、6か月~6年の範囲を認識しておくと良いでしょう。範囲内であれば、基本的には契約者の好きな期限を設定できます。期限が長引くと利子の総額が多くなるため、支払う金額と利子のバランスも考慮することが大切です。
頭金を支払う方法
頭金には数十万円を要することも多いため、支払い方法を適切に見極める必要があります。以下3パターンの中から、自分に適した方法を選びましょう。
- ・現金での手渡し
- ・銀行やATMから振り込み
- ・クレジットカード決済
クレジットカードを使って支払う場合、定められた限度額の範囲に注意が必要です。頭金以外の支払額も明確にし、限度額を超えないようであれば安心して利用できます。また、販売店によっては選択肢が限られる可能性も把握しておいた方が良いでしょう。
少しでも安い車を買うなら中古車が良い
頭金以外の要素で節約につなげたい方には、中古車の購入がおすすめです。購入費用を抑えるだけでなく、選択肢を広げることでグレードがアップできるかもしれません。価格面以外のデメリットを理解した上で、中古車の良さを体感しましょう。頭金に関する注意点も含めて、中古車の魅力や特徴をご紹介します。
中古車を買うメリット
極端に希少価値の高い中古車でなければ、新車よりも安い価格を設定しているケースがほとんどです。好きな車を安価で手に入れられる点は、新車では得にくいメリットといえるでしょう。頭金や借入額を減らしたい方にも有益な選択肢です。
車自体の出費が少なくなるため、グレードを上げたりオプションにこだわったりといった結果も期待できます。現行モデルと旧モデルを見比べて検討できる点も、中古車が持つ魅力的な要素です。
中古車を買うデメリット
デメリットとして挙げられるのは、新車のようにカスタマイズしにくい点でしょう。カラーやオプションをひとつずつ決めるわけではないため、条件がそろった中古車を探す必要があります。効率よく希望を叶えるためには、豊富な在庫を抱える店舗に依頼するのがおすすめです。
全国に展開している業者であれば、気に入った中古車が見つかる可能性も高まります。具体的な在庫数が分からない場合は、公式サイトなどでリサーチしてみると良いでしょう。
【注意】中古車の場合は頭金を早めに用意する
中古車の購入時も、新車と同様に頭金の設定が可能です。ただし、支払いのタイミングが異なる可能性を考慮しておきましょう。すでに車が用意されている中古車は、納車までの目安が1週間~2週間と短いためです。
納車時に支払う場合は、当日までに頭金を用意しなければなりません。金額が大きいほど早めの準備が重要といえるでしょう。資金の備えに不安がある方は、購入を決める前に相談できると安心です。
まとめ
車の購入には大金を費やすケースも多いため、頭金とローン契約を活用する方もいるでしょう。一時的な負担を和らげるためには有益な選択肢ですが、利子や支払い期間を考慮した上でのプランニングも大切です。
細かいシミュレーションを行うと、完済まで無理なく支払いやすくなります。返済中の不安や疑問を解消するためには、信頼できる業者探しも重要です。現在購入や買い替えを検討している方は、ぜひネクステージにお任せください。中古車販売と買取の他、安心・安全なサービスをご提供しています。