セカンドカーにおすすめの車種は?2台持ちのメリットや注意点も
通勤・買い物など日常生活で使う車とは別にセカンドカーを持つと、日常生活が便利になるだけでなく、週末の楽しみも増えます。セカンドカーといってもどのような車を選べばよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、セカンドカーに適したおすすめの車、セカンドカーを所有する上での注意点や維持費の目安を紹介します。この記事を読むことで、自分に合ったセカンドカーが見つかり、車選びに役立つでしょう。
※目次※
・セカンドカーを持つと、通勤用と週末のレジャー用など、用途別に使い分けられて車の劣化も抑えられる。
・コストパフォーマンスを重視してセカンドカーを選ぶのであれば、燃費性能の良い車や使い勝手の良い軽自動車がおすすめ。
・セカンドカーを持つ際は、維持費も2台分かかることに注意しよう。
セカンドカーを持つメリット
車があれば買い物や旅行などでも便利に使えますが、2台所有していると自由度はさらに広がるでしょう。生活が便利になり、QOLが向上します。
また、すでに車を持っている方は、車をもう1台増やすことで経済的な恩恵を受けることも可能です。ここでは、車を2台持ちするメリットを3つ紹介します。
用途によって使い分けができる
1台しか所有していない場合は通勤、家族の送迎、ドライブなどの目的に応じた使い分けができませんが、車の2台持ちをすると用途による使い分けが可能です。
例えば、近場の買い物や幼稚園の送り迎えなどは小回りの利く軽自動車が便利ですが、週末や休日のロングドライブには不向きでしょう。一方で、ドライブを楽しみたい方はSUVやクーペなどがおすすめですが、近場への買い物には使いづらく感じます。
車の2台持ちをすると、近場での買い物用と遠出用といったように、用途によって車の使い分けが可能です。
毎日の買い物は燃費の良い軽自動車やコンパクトカーを使用し、週末や休日の旅行には快適な乗り心地を楽しめるラグジュアリータイプの車を使用するというように使い分けられます。
車の劣化を抑えられる
車は、走行距離が増えるにしたがいエンジンのパーツやゴム製品などを中心に劣化が進みます。輸入車・高級車を所有している場合には、他の車よりも修理費用が高くなる傾向です。
一方、2台持ちの場合はそれぞれの車を上手に使い分けることで、車のダメージを軽減できます。その結果、パーツの交換代や修理費を抑えられるでしょう。
令和5年の乗用車の平均車齢から見ると、新車を購入してから次の車への買い替えるまでの年数は9.2年です。
1台だけ所有する場合には劣化が進みやすく売却価格が安くなりますが、2台持ちであれば車の劣化を抑えやすくなるため、売却価格にも期待が持てるでしょう。
利便性が高くなる
夫婦共働きの場合、1人が通勤用として車を使用すると、もう1人は公共の交通機関や自転車などを使用して通勤しなければなりません。
週末や休日についても、家族の誰かが車を使用すると、他の人たちは車を使えず不便に感じるでしょう。一方、家族で2台の車を持つ場合には、車を夫婦別々に使えるので便利です。
また、車が故障したときは修理が終わるまで車を使えません。車が必要な場合には代車を使用しなければならず、場合によっては料金がかかるでしょう。
一方で、車の2台持ちをしていると、車を修理している間ももうひとつの車を使用できます。そのため、通勤や送迎で利用している方には便利でしょう。
セカンドカーにおすすめ自動車5選【コスパ編】
セカンドカーを持つのであれば、少しでも安く抑えたいという方が多いのではないでしょうか。コストパフォーマンスを重視したい方には、ハイトタイプの軽自動車や燃費性能に優れた車がおすすめです。ここでは、コストパフォーマンスの高い車を5車種紹介します。
ホンダ N-BOX
N-BOXは、スクエア型でシンプルなボディ形状ながら、軽自動車とは思えない質感の高さを感じる車です。
軽自動車トップクラスの広い室内空間を実現し、リアシートはミニバンのような前後シート間隔が確保されています。室内高も高いことから、子どもが立ったまま着替えする際や背の高い荷物を積む際に役立つでしょう。
(参考:『N-BOX(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ダイハツ タント
タントは、ミラクルオープンドアを採用した軽自動車です。一般的に助手席とスライドドアの間にはBピラーが備わっていますが、タントはドアに内蔵することで大開口を実現しました。
子どもの乗り降りや大きな荷物の積み降ろしも楽にできるのが魅力です。一部グレードを除き、運転席・助手席シートヒーターが備わっているため、寒い日も快適に運転できます。
(参考:『タント(ダイハツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ アルト
アルトは、ガソリン・ハイブリッド軽自動車トップクラスの低燃費を発揮する軽自動車です。
マイルドハイブリッドシステムを搭載することで、減速エネルギーを電力へと変え、モーターをアシストして力強い走りを実現します。内装は、シンプルでありながら収納スペースも多く、毎日使っても飽きが来ないでしょう。
(参考:『アルト(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ フィット
フィットは「HOME」「BASIC」「RS」「CROSSTAR」「LUXE」という、コンセプトの異なる5つのグレードがラインアップされています。
アクティブライフを楽しみたいのであればCROSSTAR、デザインも重視したいのであればスタイリッシュなパーツが採用されたRSがおすすめです。いずれのグレードも安全性能に大きな差はなく、リアシートもゆとりがあることから、お出かけにも役立つでしょう。
(参考:『フィット(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ ヤリス
ヤリスは、筋肉質なボディデザインを採用し、パワフルでアクティブな走りを予感させるコンパクトカーです。MODELLISTAの他、GRブランドのパーツもラインアップされ、個性を出したい方でも満足するでしょう。
排気量1.5Lエンジンを搭載した6速MTモデルもあるため、運転する楽しみを味わいたい方はそちらがおすすめです。
(参考:『ヤリス(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
セカンドカーにおすすめ自動車5選【趣味を楽しむ編】
週末にレジャーを楽しみたい方、開放感のあるドライブを味わいたい方は、趣味用としても使える車を選びましょう。
趣味用として使える車は、持っているだけでも仕事のモチベーションアップも期待できます。ここで紹介する5車種から、自分の好みに適した車を見つけましょう。
スズキ ジムニー
ジムニーは、ラダーフレームを採用した本格軽SUVです。ラダーフレームには、X型のメンバーと前後のクロスメンバーを追加することでねじり剛性を高めています。
初代モデルから続くパートタイム4WDの採用も変わっていません。ぬかるみや雪道などの悪路で前後どちらかのタイヤが空転した場合でも、駆動力を確保し、脱出をサポートします。
(参考:『ジムニー(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ダイハツ ハイゼットカーゴ デッキバン
ハイゼットカーゴ デッキバンは、4人乗車可能なハイゼットカーゴをベースに開発された特装モデルです。
商用車ながらスマートアシストなどの安全性能が充実している他、アウトドアシーンにもなじみやすいボディカラーがラインアップされていることから、セカンドカーとしても最適な1台といえるでしょう。
(参考:『ハイゼットカーゴ(ダイハツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ダイハツ コペン
コペンは、電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」を備えた車です。運転席に座ったままでも開閉スイッチを操作するだけで、オープンスポーツカーらしい開放的なドライブが楽しめます。
乗車定員は2名とコンパクトな車ですが、ルーフクローズ状態であれば荷室にはゴルフバッグや旅行バッグも収納可能です。
(参考:『コペン(ダイハツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
マツダ ロードスター
ロードスターは、市街地からワインディングロードまで走りの楽しさを味わえるのが魅力です。
2023年10月の改良では、MTモデル専用のダイナミックスタビリティコントロールに、新制御モード「DSC-TRACK」が追加されています。スポーツ走行時もドライバーの運転操作を尊重し、スピン挙動の手前で制御して車両姿勢を安定させる技術です。
(参考:『ロードスター(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
MINI MINIクーパー
MINI クーパーは、コンパクトでかわいらしさを感じる伝統的なデザインが継承された車です。時代に合わせるように、現行モデルのヘッドライトにはLEDヘッドライトが採用されています。
コーナリングライトも付いていることから、夜間のドライブもより楽しめるでしょう。人気車種であることから、歴代モデルは中古車市場に多く流通しています。
(参考:『MINI(MINI)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
セカンドカーを所有する際の注意点
車を2台持ちすると、利便性や用途により使い分けられるといったメリットがあります。一方で、車の2台持ちには注意点もあるため事前の確認が必要です。
注意点の中には費用が関係するものもあり、家族で話し合う必要も出てくるでしょう。ここでは、車の2台持ちをする際の注意点として3つを紹介します。
車2台分の購入費用がかかる
車の2台持ちをすると、1台の車を所有するときと比べて2倍程度の購入費用がかかります。特に、ローンを組んで購入する場合は、ローンの負担も大きくなることから注意が必要です。
購入の際には、生活費を削らないで済むように毎月のローンの金額を計算しておく必要があります。車は車両代金の他に法定費用や諸費用がかかり、新車の場合は車両代金の1割~2割の費用が必要になるでしょう。
そのため、2台目の車を購入するときには、購入資金がそろっているのか確認することが大切です。
車2台分の維持費がかかる
車の2台持ちをすると、維持費も車1台を所有するときと比べて2倍になることに注意が必要です。車の維持にかかる費用として以下のものがあります。
・保険代(自賠責保険と任意保険)
・税金(自動車税と自動車重量税)
・メンテナンスにかかる費用(オイル交換・タイヤ交換・車検)
上記の費用は安全にドライブを楽しむために必要なものです。また、車を使用する際には、ガソリン代もかかります。夫婦や家族で2台の車を同時に使用する場合には、2倍のガソリン代がかかるでしょう。
駐車場代がかかる
車の2台持ちをするときには、2台分の駐車場が必要です。持ち家に住んでおり2台分の駐車スペースがあれば問題はありませんが、アパートやマンションに住んでいる場合には、駐車場代が2台分必要になることに注意しましょう。
また、住んでいる地域によっては駐車場を探すのにも苦労する可能性もあります。場合によっては自宅から離れたところに2台目の車を置くことになり、毎日使う方は不便に感じるでしょう。
セカンドカーを所有する際にかかる維持費の目安
車を2台持ちするのであれば、毎年の維持費を把握することが大切です。車を維持するには保険代、税金、メンテナンスにかかる費用がかかります。また、車の維持費は車種によっても異なるので注意が必要です。以下に、車種別の年間維持費の目安を紹介します。
|
軽自動車 |
普通車(1.5t・排気量1.8L) |
自動車税 |
1万800円 |
3万6,000円 |
自動車重量税 |
3,300円 |
7,500円 |
自賠責保険料 |
8,770円 |
8,825円 |
任意保険料 |
4万9,511円 |
7万2,331円 |
メンテナンス費用 |
4万円 |
4万8,000円 |
駐車場代 |
12万4,020円 |
12万4,020円 |
ガソリン代 |
3万円 |
5万5,000円 |
維持費合計 |
26万6,401円 |
35万1,676円 |
自動車税と自動車税重量税は、軽自動車と普通車で異なり、車種によっては減税制度も適用されます。軽自動車と普通車を所有すると、おおよその目安として1年当たり62万円程度の維持費が必要です。
セカンドカーの維持費を安くするコツ
セカンドカーも1台目の車と同じく、維持費がかかります。「2台分の維持費を払うのは大変」と思う方もいるのではないでしょうか。
セカンドカーのみが使えるお得な割引制度やお得な購入方法もあります。ここで紹介する維持費を抑える方法、お得な購入方法を見て賢い買い物をしましょう。
保険会社のセカンドカー割引を利用する
車を2台持ちするために費用を抑える方法のひとつは、任意保険料の削減です。保険会社の多くは「セカンドカー割引」というサービスを提供しており、利用すれば安く抑えられます。
通常、6等級からスタートする保険も、セカンドカー割引を使うことで7等級からスタートが可能です。
注意点として、セカンドカー割引には条件があります。条件は個人の所有であること、1台目の車の任意保険が11等級以上であること、普通乗用車や小型乗用車などの自家用車8車種であることです。条件をクリアしている方は、保険会社に相談しましょう。
燃費性能が良い車を選ぶ
燃費性能の良い車を選ぶ際、ライフスタイルに合っているのかを確認するのが大切です。買い物や送迎などで使う車は、軽自動車やコンパクトカーがよいでしょう。一方で、ロングドライブで使うのであれば走行安定性の高い車がおすすめです。
最近はハイブリッド車が人気を集めています。エンジンに加えてモーターを搭載し、2つの動力を効率良く動かすことで低燃費での走行が可能です。
業務用なら経費計上を活用する
セカンドカーを業務に使用する目的で購入すれば、車両本体だけでなく、ガソリン代や保険料も経費で計上できます。
業務での使用とは、例えば「本社から地方の事業所への移動」「顧客先への訪問」などです。業務で使用していることを証明できなければ、経費での計上はできません。
特に個人事業主の方は注意が必要です。在宅で完結するような仕事で車を使う必要がない場合、経費の対象とはなりません。業務で使用するのであれば、運行日誌などの記録を残すとよいでしょう。
中古車の購入を検討する
新車とは異なり、中古車であれば初期費用を安く抑えられるでしょう。2台目をラグジュアリータイプの車にしたい方についても、お得に手に入れられます。
また、中古車は購入費用が安い上にさまざまな車種や年式から好きな車を選択可能です。そのため、気に入った1台を選びやすいというメリットもあります。
車を所有していない方で2台持ちを検討している方は、2台目だけでなく2台とも中古車にすればより経済的になるでしょう。
まとめ
通勤用とは別に使用するセカンドカーがあれば、日常生活の利便性が上がるだけでなく、週末のレジャーや旅行なども楽しめます。
車を2台所有する分、維持費も必要です。コストを抑えたいのであれば、タントやアルト、ヤリスなどのコンパクトサイズの車を選びましょう。趣味の時間を大切にした方はジムニー、ドライブを楽しみたい方はオープンタイプの車がおすすめです。
いずれの車を購入する場合でも、どれほどの維持費がかかるのか計算した上で購入するようにしましょう。
▼ライタープロフィール
畠山達也
自動車Webライター
自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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