ゴールド免許で違反したら即剥奪?次回更新時の影響と復帰までの道のり

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ゴールド免許で違反したら即剥奪?次回更新時の影響と復帰までの道のり

ゴールド免許で違反したら即剥奪?次回更新時の影響と復帰までの道のり

運転免許を更新する際、多くのドライバーが憧れるのが「ゴールド免許」です。免許証の中で輝く金色の帯は、長期にわたり交通違反の履歴がない安全運転の証として広く認識されています。

 

では、ゴールド免許はどのような条件で取得できるのでしょうか。また、どのような違反で失効してしまうのか気になるところです。

 

そこでこの記事では、ゴールド免許の基本情報や取得条件に触れつつ、違反行為をした場合について解説します。さらにはゴールド免許の利点や点数制度についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

※目次※

1.ゴールド免許の基礎知識

2.ゴールド免許で違反した場合どうなる?

3.違反しないためにもゴールド免許のメリットを把握しよう

4.運転免許に関わる点数制度とは?

5.まとめ

 

■POINT

・ゴールド免許は5年間無事故無違反の優良ドライバーに交付され、違反後は次回更新時にブルー免許になる。

・ゴールド免許は更新時の講習時間短縮や自動車保険料割引など、実質的な経済的メリットがある。

・運転免許の点数は累積式で、違反の種類や事故の有無によって加算され、一定基準に達すると行政処分の対象となる。

 

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ゴールド免許の基礎知識

運転免許証更新の案内

運転免許は安全運転歴に基づいて色によって区分されています。中でも金色の「ゴールド免許」は、多くのドライバーが目標とする資格であり、優良運転者としての証です。まずは、ゴールド免許の定義や他の免許区分との違いについて確認していきましょう。

 

ゴールド免許とは

ゴールド免許とは、一定期間無事故・無違反を続けた安全運転の実績を持つ方に発行される運転免許証です。正式には「優良運転者」の区分に該当する免許証で、免許証の有効期間が記載された帯の背景が金色になっていることから、この呼び名で親しまれています。

 

取得するための条件は、免許を取得してから5年以上経過していること、そして直近の5年間において無事故・無違反であることが必要です。日常の運転においても意識の高さを示すひとつの指標といえるでしょう。

 

ゴールド免許以外の区分

運転免許証は、運転履歴や違反歴によって複数の区分に分けられています。ゴールド免許以外の主な区分としては、まず「ブルー免許」があり、これには「一般運転者」と「違反運転者」の2種類があります。

 

一般運転者は過去5年間3点以下の軽微な違反が1回のみの場合で、免許の有効期間は原則5年間です。ただし、70歳の方は4年71歳以上の方は3年に短縮されます。違反運転者は複数回の違反やけがのある事故を起こした場合が対象で、有効期間は3年間に限られます。

 

また、初めて運転免許を取得する方には「グリーン免許」が交付されます。これは初心者ドライバーの証で、有効期間は3年間です。初回更新後はブルー免許に切り替わります。

 

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ゴールド免許で違反した場合どうなる?

イエローカードを持った女性警察官

ゴールド免許で交通違反をすると、その影響は次回の免許更新時に現れます。即座に免許が剥奪されるわけではありませんが、長年維持してきた「優良運転者」の資格を失うことになります。

 

どのような影響があるのか、講習時間や手数料の違い、そしてゴールド免許に復帰するまでの道のりについて解説します。

 

次回の免許更新でブルー免許になる

ゴールド免許で交通違反をした場合、多くの方が懸念するのが「即座に免許が剥奪されるのか」という点でしょう。結論からいうと、違反直後に免許の色が変わることはありません。ゴールド免許からブルー免許への変更は、次回の免許更新時に反映されることになります。

 

具体的には、免許更新時の直近の誕生日から41日前までにさかのぼり、過去5年間に違反歴がある場合、ゴールド免許は交付されず、ブルー免許となります。

 

例えば、一時停止違反をした場合、その後無事故無違反を続けたとしても、違反の事実は消えないため、次回更新時に交付されるのはブルー免許です。

 

ただし注意すべき点として、全ての違反がゴールド免許に影響するわけではありません。泥はね運転や免許証不携帯などは、反則金は課せられますが違反点数が付かないため、ゴールド免許に影響しないのです。

 

講習時間の延長と手数料の増加

ゴールド免許がなくなると、更新時の手続きは煩雑になります。優良運転者は講習時間がわずか30分で済むのに対し、一般運転者(ブルー免許)は1時間、違反運転者は2時間程度の講習を受ける必要があります。

 

手数料面でも、講習区分によって差が生じます。例えば、優良講習の場合は500円(オンライン講習なら200円)ですが、一般講習は800円(オンライン200円)、違反・初回講習は1,400円と順に高くなっていくが特徴です。

 

ゴールド免許復帰までの道のりは?

ゴールド免許をもう一度手に入れるには、過去5年間の無事故・無違反という条件をクリアすることが求められます。重要なのはこの5年間の起算日です。判定は免許更新時の誕生日から41日前をスタート地点とし、さかのぼって計算されます。

 

ゴールド免許で軽微な違反を1回した場合、次回更新時にブルー免許になりますが、その後5年間無事故・無違反をキープすれば、次の更新でゴールド免許に復帰できます。

 

一方、2回以上違反した場合はやや複雑です。ブルー免許(違反運転者)となり、有効期限は3年になります。違反時点での残存有効期間が2年41日以上あれば、早くて違反日から約5年でゴールド免許に戻れますが、2年41日未満だった場合は、最低でも6年、場合によっては8年近くかかることもあります。

 

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違反しないためにもゴールド免許のメリットを把握しよう

MERITとブロックで表現

ゴールド免許所持者は、免許更新時の特典以外にもさまざまな実質的メリットがあります。特に経済的な面では、見過ごせない利点を受けられるので、免許所持者はゴールド免許を目指すとよいでしょう。

 

ここでは、「安全運転の証」であるゴールド免許を所持することで、日常生活においてどのような優遇を受けられるのか、またどのような付加価値を得られるのかについて、具体的な例を交えながら解説します。

 

自動車保険料が安くなる

ゴールド免許を保有することのメリットとして見逃せないのが、自動車保険料の割引です。多くの保険会社では、ゴールド免許の保持者を「事故リスクの低いドライバー」と認識し、保険料の優遇措置を取り入れています。

 

具体的な割引率は保険会社によって異なりますが、保険料の差額は決して小さいものではありません。重要なのは、保険料は保険開始日時点の免許証の色で決まるという点です。契約期間中に免許の色が変わっても、その契約の保険料は基本的に変わりません。

 

しかし、次回の契約更新時には新しい免許証の色が反映されるため、万が一違反をしてゴールド免許を失うと、保険料の上昇という不利益も発生します。詳細は保険会社によって異なるため、気になる方は確認してみるとよいでしょう。

 

SDカードの取得でさらに特典が受けられる

SDカード(Safe Driverカード)は、安全運転者の証である「無事故無違反の証」です。このカードは、自動車安全運転センターが1年以上無事故・無違反の人に対して発行しています。ただし、手数料が必要です。

 

SDカードの種類は無事故無違反期間によって異なります。1年以上2年未満でグリーン、2年以上4年未満でブロンズ、4年以上10年未満でシルバー、10年以上20年未満でゴールド、20年以上でスーパーゴールドとなります。

 

このカードを持つことで、全国約2万6,000店舗の優遇店でさまざまな特典が受けられます。ガソリン代や食事代の割引、マイカーローンの金利優遇などが主な特典です。ただし、優遇内容は店舗によって異なるため、事前に確認が必要です。

 

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運転免許に関わる点数制度とは?

交通違反を取り締まる警察官

運転免許の点数制度は多くのドライバーにとって複雑で分かりにくいものです。点数制度には基本的な仕組みから優遇措置、一般的な違反の点数、行政処分の基準までさまざまな側面があります。

 

なぜ違反点数を知ることが大切なのか、どのような違反に特に注意すべきなのかを理解することで、安全運転への意識も高まるでしょう。

 

点数制度の概要

運転免許の点数制度は、交通違反や事故に基づいて行政処分を決定するための仕組みです。この制度は減点式ではなく、違反や事故があると点数が加算される累積方式を採用しています。点数には、交通違反に対する「基礎点数」と事故に対する「付加点数」の2種類があります。

 

基礎点数は違反の種類によって異なり、一般違反行為と悪質な特定違反行為に分けられます。付加点数は事故の種別、過失の程度、被害者の負傷程度に応じて加算されます。例えば、一時停止違反で2点、その違反で重傷事故を起こすとさらに数点が加算されるでしょう。

 

これらの点数は最後の違反日から3年間さかのぼって累積され、その合計点数に応じて免許停止や取消などの処分が決まるのです。この点数制度によって、安全運転を心がけることの重要性が明確になっています。

 

点数制度の優遇措置とは?

点数制度には、安全運転を継続する人のために優遇する仕組みが設けられています。まず、1年以上無事故・無違反・無処分の状態を保っている場合、次に違反があっても点数は累積されません。

 

また、2年以上無事故・無違反・無処分で1点~3点の軽微な違反をした後、さらに3か月以上無事故・無違反を続けると、その点数も累積されないという特例が用意されています。

 

ただし、この優遇措置によって点数が累積されなくなっても、違反の履歴自体は消えるわけではありません。「累積されない」というのは「ゴールド免許に影響しない」という意味ではないため注意が必要です。

 

ゴールド免許保持者が違反をした場合、点数制度の優遇措置を受けても、次回更新時にはブルー免許に戻ってしまいます。安全運転の継続がゴールド免許維持の唯一の道といえるでしょう。

 

よくある交通違反の点数

日常的によく見かける交通違反とその点数について把握しておくことは、ゴールド免許を維持するために重要です。取締り件数の多い違反としては、一時不停止違反が2点、踏切不停止等も2点となっています。

 

特に注意したいのが速度超過で、超過速度に応じて点数が変わります。50km/h以上の速度超過は12点と重いペナルティがあり、30km/h以上50km/h未満6点25km/h以上30km/h未満では3点です。

 

信号無視は赤色・点滅ともに2点、通行禁止違反も2点加算されます。近年厳罰化された携帯電話使用等は、「交通の危険」を生じさせた場合は6点、単に保持していた場合でも3点と重い違反です。

 

行政処分を受ける点数の目安

運転免許の行政処分は、累積点数と過去の違反歴に基づいて決定されます。前歴がない場合でも、累積点数が一定の基準に達すると処分の対象です。具体的には、行政処分の前歴なしの場合、6点~14点で免許停止、15点以上で免許取消となります。

 

前歴が1回の場合はさらに厳しくなり、4点~9点で停止、10点以上で取消処分が下されます。特に注意すべきは前歴が増えるほど基準値が厳しくなる点です。

 

ゴールド免許保持者も、この点数制度から例外ではありません。たとえ軽微な違反でも累積点数によっては行政処分の対象となり、長年かけて維持してきたゴールド免許のステータスを失う可能性があります。

 

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まとめ

笑顔でハンドルを握る女性

ゴールド免許は無事故・無違反を5年間継続した運転者に与えられる優遇制度です。違反を犯しても、すぐに資格を失うわけではなく、次回の免許更新時にブルー免許へ切り替わります。

 

ブルー免許になると講習時間の延長や手数料の増加といったデメリットが生じます。また、自動車保険料の割引など、ゴールド免許保持者が受けられる特典も失うことになります。

 

ゴールド免許に復帰するためには、再び5年間の無違反・無事故期間が必要です。点数制度についての理解を深め、軽微な違反でも資格に影響することを認識し、安全運転を心がけることが大切です。

 

▼ライタープロフィール

ゴールド免許で違反したら即剥奪?次回更新時の影響と復帰までの道のり

小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。

 

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