トヨタの人気車種ノア!幅広い世代から人気を集めている理由とは!?
ファミリー層だけでなく、幅広い世代から人気を集めているのがミドルサイズのミニバンです。一般的にミニバンは、3列シートを搭載している且つ6名以上の乗車が可能な普通車のことを指しています。中でも最近支持を集めているのが、TOYOTA(トヨタ)から発売されているNOAH(ノア)です。今回はノアの歴史や現行モデルについても紹介していきます。新車価格や中古車情報などもお伝えしますので、ノアの購入を考えている方は参考にしてみてください。
※目次※
1. ベストセラーのノア!トヨタの作り出したミニバンの魅力に迫ろう
・トヨタのノアはモデルチェンジごとに進化し続けている
・トヨタのノア現行モデルは今までに以上に上質な車を実現している
・トヨタのノアは中古車市場も人気が高く注目を集めている
ベストセラーのノア!トヨタの作り出したミニバンの魅力に迫ろう
好調な売り上げを続けているノアは、街中を走っているのを見かけることも多いのではないでしょうか。ノアは現在までに何度かモデルチェンジをしています。ここでは歴代ノアの持つスペックや特徴を紹介していきます。さらにノアを世に送り込んだトヨタという会社の歴史についても少し探ってみましょう。
ノアの生みの親のトヨタってどんな会社
トヨタ自動車株式会社は1937年に誕生ししており、トヨタ自動車を含むトヨタグループの創業者は豊田喜一郎です。父の佐吉の設立したトヨタ自動織機株式会社の時代から自動車事業への進出を想定していた喜一郎は、流れ作業で自動織機を組み立てられるような設備を整えており、のちの自動車事業にも採用されています。
自動車事業に乗り出した喜一郎は、G1型トラックを発表しトヨタ販売店を発足させます。その後も自動車作りの研究と開発が続けられ、本格的乗用車「カローラ」を発売したことで自家用乗用車が自動車市場の中心となりました。現在では海外にも拠点が作りグローバルな活躍が見られ、日本を代表する自動車メーカーとなっています。
初代ノアは後継モデルだった!?
世界的な自動車メーカーが手掛けるミニバンのノアは、2001年にタウンエースノアとライトエースノアの後継モデルとして発売されました。室内空間をより広々とさせるために新しく開発されたイプサムのプラットフォームが採用されています。
駆動方式がFFベースの8名乗車モデルのノアは、エンジンも一新され筒内直接噴射装置が採用されたもので、最高出力152ps最大トルク20.4kgmが搭載されました。安全面にも配慮され、ブレーキアシストや衝突安全ボディGOAも採用されていたのも特徴です。
外観はスクエア型で大きなウィンドウは見晴らしも良く、運転しやすさでも好評を集めていたそうです。2004年に内外装のデザインやトランスミッションなどの変更や、2005年には排出ガスのクリーン化が図られるなどのマイナーチェンジを経て、2007年まで販売されています。
2代目ノアは新たなエンジンを搭載
2代目ノアは2007年6月に販売が開始されました。搭載されたエンジンが新開発の2.0L 直列4気筒エンジンに置き換わったのも大きなポイントです。さらに発売当初はモデルによって搭載されていたものよりも出力の高いエンジンを、2010年のマイナーチェンジの際には全グレードに搭載されています。
3列目シートにワンタッチスペースアップシートが採用され注目を集めました。ワンタッチで折り畳みから跳ね上げまでの動作を可能にする技術は、世界初ということです。先代からボディタイプやフォルムなどは受け継がれています。
7速スポーツシーケンシャルシフトマチックSuper CVT-iが搭載されており、マニュアル感覚の走りが楽しめる運動性や操作性を実現し、乗り心地もしなやかになっています。またCVTの制御を改良したことにより燃費も向上させたモデルです。
3代目ノアでハイブリッド車も登場
2014年フルモデルチェンジをして新たに生まれ変わったノアは、外観が先代モデルのおとなしい雰囲気を一掃し、存在感のある大型フロントグリルを始めとし迫力の感じられるボディデザインとなっています。
3代目のモデルではグレードによってはアイドリングストップ機構が採用されて燃費も向上し、ガソリン車で発揮されるのはJC08モード14.8km/L~16km/Lです。マイナーチェンジがされた2015年には歴代モデルとしては初となるハイブリッド車が発売され、JC08モード23.8km/Lという燃費の良さを実現しています。
室内空間も今までよりもさらにロングスライドが可能なキャプテンシートなどにより、アレンジがしやすくなっているのも特徴です。新しくなったインストルメントパネルの造形により、運転席からの見晴らしも良く、取り回しや操作性も考えられたパッケージになっています。
(参考: 『ノア(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ノアの現行モデルを徹底解剖してみよう
発売当初の3代目モデルにもたくさんの魅力が詰め込まれていますが、さらにマイナーチェンジが繰り返され、その進化は止まるところを知りません。2020年には新たにノアの特別仕様車"W×B III"というモデルが発売されるなど、さらなるパワーアップを続けています。それでは現行販売されているモデルの安全性や走行性の他に、デザインなどにも注目して見ていきましょう。
ノアの外装や内装はどんな感じ?
せっかく車に乗るのだから内装や外装もできる限り気に入ったものをと考える方も多いのではないでしょうか。
ノアの外装は思わず見入ってしまうような、スポーティというよりは上質で落ち着いたスタイルになっています。そのため世代を問わず乗りやすい車といえるでしょう。特別仕様車ではフロント側にスモークメッキが特別感を演出し、ミラーやハンドルもメッキが輝き以前よりもスタイルアップされています。
特別仕様車には、フロントガラスにはUVカットや撥水機能、スライドドアやリヤクォーターにもUVカット機能がつきます。紫外線の強い季節の運転中でも日焼けの心配をする必要がなり、日焼けが気になる方にも嬉しい機能です。
特別仕様車は内装にも随所にこだわりが感じられるところがポイントです。W×Bというホワイト(White)とブラック(Black)を基調にした内装で、移動中も快適でリラックスできるようなインテリアが採用されています。
ノアの安全性は進化している!?
車を運転する際には細心の注意を払っていますが、それに加えてさらにサポートしてくれる機能がついていると嬉しいものではないでしょうか。
ノアのフロントとリアに設置されているのは8つのソナーで、建物のドアやガラスなどの静止物を感知し、表示とブザーで知らせてくれます。アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどによっておこる静止物との衝突の衝撃を緩和してくれる機能も追加され、安全性の向上が図られているモデルです。
また歩行者を検知してくれる機能が作動し、衝突の回避もサポートしてくれ、衝突が予測されブレーキを踏んだ場合にも、強力なブレーキアシストが作動します。また、ブレーキを踏めなかった場合にも、自動の被害軽減ブレーキが作動する仕組みになっており、衝突の回避や被害の軽減をサポートしてくれるのが特徴です。
その他にも車庫入れも簡単に操作できるようなアシスト機能が搭載されています。バックガイドモニタ―には広範囲でガイドラインが表示され、良好な視野の確保が可能です。また目標駐車位置を自動的に補正してくれるという機能も搭載され、より精度のある駐車が可能となっています。
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※価格は支払総額
ノアの走行機能は優れている!?
車を維持する上で、ガソリン代をなるべく抑えるために、燃費も気になり要素です。現行モデルのノアは、ガソリン車であっても燃費の良さを実現しています。ガソリン車のSi 2WD(8人乗り)で13.2km/L、Si 2WD(7人乗り)で13.6km/Lで、WLTCモードでの計算です。
またガソリン全車にアイドリングストップ機能やエコドライブモードスイッチが搭載されています。エコドライブモードスイッチでは、暖房や冷房の効き具合を調節したり、アクセル操作時の駆動力を穏やかにしたりするなど、燃費重視で制御してくれ、環境にも配慮した運転が可能です。
もちろんハイブリッド車の燃費も良く、ベース車のHYBRID Si(2WD)はJCO8モード22.8km/Lを実現しています。先代モードよりは少し劣りますが、それでも高水準を維持しているのが特徴です。
ノアは運転する人のことを考えてインパネの形状が工夫され、視界の広さが確保されたモデルです。運転席からボンネットフードが見えるなど、車両感覚をつかみやすく狭い道路での運転や、巻き込みの回避もしやすくなっています。
ノアの室内空間はどんな感じ?
ノアを含めたミニバンに乗る方はファミリー層も多く室内空間も気にポイントではないでしょうか。頭上は広々としており、室内の圧迫感はあまり感じないようになっています。また乗り降りがしやすいように、床が低く設計されているのも特徴です。
シートアレンジも多彩です。7人乗りの場合はセカンドシートを別々に前後と左右にスライドさせることができます。例えば後ろの席に乳児がいても、シートの片側を中央に寄せるように横へのスライドをさせさらに前面へスライドさせれば、運転席や助手席からのケアもできます。
車にはちょっとした収納スペースが備わっていると便利です。ノアには収納スペースが多く用意されおり、ハイブリッド車や7人乗りのガソリン車には折りたたみ式のサイドテーブルが装備されています。8人乗りでもセカンドシートの中央に格納式のボックスがあり、水筒やペットボトルなどを収納しておくことが可能です。
ノアの兄弟車についても知ろう
ではノアとよく比較される車をご存知でしょうか。トヨタのミニバンには、ノアと同じタイプとしてヴォクシーとエスクァイアが発売されています。何が違うのかと気になっている方も多いのではないでしょうか。実はノアとヴォクシーとエスクァイアは兄弟車と呼ばれ、よく似ています。それぞれの特徴を見ていきましょう。
(参考: 『ヴォクシー(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ヴォクシーはノアと瓜二つ!?
まずはVOXY(ヴォクシー)です。ノアに比べてよりシャープなデザインに仕上げられているヴォクシーは、特に若いファミリー層からの支持を集めています。エンジンやハイブリッドシステムはノアと同様のものが使用されており、大きな違いは内装や外装のです。
フロントグリルやヘッドライトにその違いが見られ、ヴォクシーの場合はフロントグリルがスッキリとした印象です。ヘッドライトはスモールライトの位置がヘッドライトの上にあるか下にあるかで、ヴォクシーの場合は上に装備されています。
以前ノアはカローラ店、ヴォクシーはネッツ店とそれぞれの販売店で専売車種という販売形態の違いも見られました。しかし2020年5月より、トヨタの販売店でトヨタ車全モデルの取り扱いがスタートしています。
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※価格は支払総額
姿を消す!?ハイグレード仕様のエスクァイア
ノアのもうひとつの兄弟車であるエスクァイアも、ノアとヴォクシーと同様のエンジンやハイブリッドシステムを搭載しています。エスクァイアの大きな特徴はその高級感で、ワンランク上のアルファードやヴェルファイアなどのイメージを彷彿させるモデルです。
ボディは、光沢のあるカラーを使用し上質で高級な雰囲気を演出しています。ノアやヴォクシーとも違うフロントグリルのデザインは、存在感を発揮する印象的です。室内空間もシックなトーンでまとめられたハイレベルな車となっています。
ただ2020年5月に始まったトヨタ販売店での全車種取り扱いの影響からか、車種を減少させるといわれています。ノアの兄弟車としてはミニバンの中でも売れ筋のノアとヴォクシーが生き残り、エスクァイアは廃止されるのではないかという予測もされているため、今後のエスクァイアの動きに注目です。
ノアの新車と中古車情報を調査!価格もチェック
ここまで歴代のノアについて見てきました。では実際にノアの購入を考えている方にとって重要なポイントとなるのは、新車と中古車の価格ではないでしょうか。価格情報の他にも、中古車での人気のモデルや、中古車を選ぶ際のポイントについてもピックアップしているので、参考にしてみてください。
(参考: 『ノア(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
現行モデルの価格はどのくらい?中古車は出ている?
ノアの新車価格&中古車価格帯 |
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新車価格(税込) |
255万6,400円~344万3,000円 |
中古車価格帯(税込) |
39万9,000円~299万9,000円 |
(2020年11月時点の情報です)
様々なグレードが発売されているノアの現行モデルの価格はどれくらいなのでしょうか、見ていきましょう。
上記のような価格帯です。ただハイブリッドや特別仕様車にすると新車の場合、値段が高くなります。2020年10月に発売になったばかりの特別仕様車についてはまだ中古車はあまり出回っていないようです。
中古車に関しては年式が同じであっても、走行距離やオプションの装備などの違いで価格の差が出ているようです。
(参考: 『ノア(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
中古車で人気のモデルはどれ?
ではノアの中古車で人気のあるモデルはあるのでしょうか。中古車でもより性能が高いものをと考えている方に人気なのはやはり、3代目モデルです。中でも前期で販売されたハイブリッドSi WxBのグレードは専用の装備が多く採用されているため、おすすめの車種となっています。
その他には、コストパフォーマンスが高くなっているのは、2代目モデルの後期型です。3代目に見劣りしないボディスタイルのかっこ良さも人気の理由です。前期型に比べると走行距離も短いものが多いはずですので、注目してみてください。
ノアの中古車を選ぶ際のポイント
せっかく車を買うのだから自分が満足した車を手にしたいと思われている方もいらっしゃると思います。ここではノアの中古車を選ぶ際のポイントをまとめてみました。
やはりノアのモデルとしては2代目か3代目モデルの中古車を選ぶことがおすすめです。性能や走行距離を考えてなるべく状態が良い車が多く、選択肢の幅が広がります。
次に機能やグレードについてです。自分が本当に欲しい機能は何かをしっかりと考えてみましょう。十分すぎる機能が搭載されたものは値段も高くなる傾向にあるため、自分に合った条件を把握しておくことも重要です。
まとめ
今回はトヨタのミドルサイズミニバンであるノアに注目して見ました。落ち着いた印象を持つノアは好調な売れ行きを続けており、今後もさらにバージョンアップされることが期待される車種です。
新車のみならず中古車市場でも注目を集めています。気になる方は中古車販売での実績のあるネクステージの店舗やHPでもチェックしてみてください。ノアだけでも豊富に取り揃えてあるため、条件に合う1台が見つかるかもしれません。