燃費の良いミニバンを買うならチェックしたい22選!特徴や選び方も解説!
ミニバンは大人数でも快適に乗れることから、主にファミリー層から人気のあるボディタイプです。ミニバンと一口にいってもさまざまなサイズがあり、乗車人数や車の個性、燃費性能も異なります。遠出が多い場合、燃費を重視する方は多いのではないでしょうか。
この記事では、燃費の良いミニバンに焦点を当てて紹介します。燃費以外のポイントも紹介しますので、燃費の良いミニバンをお探しの方はぜひ参考にしてください。
※目次※
3.最新のミニバンが好みに合わないなら生産終了モデルもおすすめ!
・燃費の良いミニバンが欲しいなら「ハイブリッド」がおすすめ。
・燃費の良いミニバン選びでは、生産が終了したモデルも選択肢に含めよう。
・自分に合ったミニバン選びでは、燃費の他「デザイン」「サイズ」「シートアレンジの柔軟性」にも目を向けよう。
燃費の良いミニバンをピックアップ
ミニバンの購入を検討している方にとって、燃費性能は重要な要素です。燃費の良いミニバンなら少ない燃料で長い距離を移動できるため、お財布にも環境にも優しいのが魅力といえます。ここでは、燃費が良いミニバンをピックアップして15車種紹介します。
トヨタ シエンタ
シエンタは1.5Lエンジンと1.5Lエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドモデルを設定しています。2.0Lクラスの車に匹敵する力強い走りが可能です。
また、バッテリーを2列目の足元に設置することで、低重心と低床フロアを実現しています。エンジン性能とボディ設計により、安定した走行性と低燃費を両立しました。
燃費(WLTCモード) |
18.3km/L~28.8km/L |
新車価格(税込み) |
199万5,200円~323万4,600円 |
中古車価格(税込み) |
44万8,000円~355万9,000円 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『シエンタ(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ ノア
ノアは、2.0Lガソリン車と1.8Lハイブリッド車の2種類を設定しています。ハイブリッド車に搭載されたのは、ヴォクシーと同様のハイブリッドシステムです。滑らかな走りが体感でき、燃費性能にも優れています。
燃費(WLTCモード) |
14.3km/L~23.4km/L |
新車価格(税込み) |
267万円~389万円 |
中古車価格(税込み) |
49万9,000円~489万9,000円 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『ノア(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ ランディ
ランディはトヨタからOEM供給を受けており、ベース車はノアです。同じく、2.0Lガソリン車と1.8Lハイブリッド車の2種類を設定しています。
ハイブリッドに特化した高性能エンジンを搭載し、優れた燃費性能と滑らかな加速が特徴です。エクステリアの存在感や先進安全技術の搭載など、さまざまな魅力があります。
燃費(WLTCモード) |
14.3km/L~23.2km/L |
新車価格(税込み) |
310万6,400円~369万7,100円 |
中古車価格(税込み) |
在庫少 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『ランディ(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』 )
トヨタ ヴォクシー
ヴォクシーは、ノアと同様の2.0Lガソリン車と1.8Lハイブリッド車の2種類を設定しています。徹底したユニット制御により高効率化したことで、トップレベルの低燃費を実現しました。また、安全面では、全車にToyota Safety Senseを標準装備しています。
燃費(WLTCモード) |
14.3km/L~23.0km/L |
新車価格(税込み) |
309万円~396万円 |
中古車価格(税込み) |
39万9,000円~504万9,000円 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『ヴォクシー(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』 )
スズキ ソリオバンディット
ソリオバンディットは、ソリオの派生モデルです。フルハイブリッドとマイルドハイブリッドの2種類が設定されており、ガソリンエンジンはありません。
マイルドハイブリッドは加速時にエンジンをアシストするのに対し、フルハイブリッドはエンジンアシストに加えてモーターのみでの走行が可能です。搭載の1.2Lエンジンは、熱効率と低振動の追求により静粛性にも優れています。
燃費(WLTCモード) |
18.4km/L~22.3km/L |
新車価格(税込み) |
212万5,200円~231万7,700円 |
中古車価格(税込み) |
39万9,000円~232万9,000円 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『ソリオバンディット(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ ソリオ
ソリオは、ソリオバンディットのベースモデルです。ソリオバンディット同様フルハイブリッドとマイルドハイブリッドがあり、ソリオのみガソリンエンジンモデルがあります。
燃費性能はフルハイブリッドが最も高く、次にマイルドハイブリッド、最も低いのはガソリンエンジンです。
燃費(WLTCモード) |
17.8km/L~22.3km/L |
新車価格(税込み) |
164万7,800円~229万3,500円 |
中古車価格(税込み) |
45万9,000円~239万9,000円 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『ソリオ(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ フリード
フリードは、1.5Lエンジンと1.5Lエンジンにe:HEVを組み合わせた2種類のパワートレーンが設定されています。e:HEVモデルの1.5Lエンジンは、先代のハイブリッドモデルよりも最大熱効率を40%以上に引き上げ、走行性能と燃費を両立させているのが特徴です。
ホンダ独自の「リアルタイムAWD」をハイブリッド・ガソリンの両モデルに設定し、雪上走行や天候に左右されない安定したドライビングを実現しています。
燃費(WLTCモード) |
14.4km/L~25.6km/L |
新車価格(税込み) |
250万8,000円~343万7,500円 |
中古車価格(税込み) |
284万9,000円~352万9,000円 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『フリード(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』 )
日産 セレナ
セレナにはガソリン車とハイブリッド車があり、それぞれ豊富なグレードが用意されています。日産のハイブリッドシステム「e-POWER」は、1.4Lの小型エンジンを発電専用に利用しで使用し、リチウムイオンバッテリーに蓄電した電気によりモーターを回して走るシステムです。低燃費かつ高い静粛性を有しています。
燃費(WLTCモード) |
11.6km/L~20.6km/L |
新車価格(税込み) |
271万9,200円~484万7,700円 |
中古車価格(税込み) |
34万9,000円~449万9,000円 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『セレナ(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ ステップワゴン
ホンダ ステップワゴンには、ガソリン車と2モーターハイブリッド車「e:HEV」の設定があります。「EVモード」「ハイブリッドモード」「エンジンモード」の3つのモードを活用でき、高効率なドライビングが可能です。減速感を4段階で調節できる減速セレクターなど、便利な機能も豊富に搭載しています。
燃費(WLTCモード) |
13.1km/L~20.0km/L |
新車価格(税込み) |
316万9,100円~406万6,700円 |
中古車価格(税込み) |
39万9,000円~459万9,000円 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『ステップワゴン(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』 )
ホンダ オデッセイ
オデッセイは、ホンダのフラッグシップミニバンです。2020年のマイナーチェンジにより、ハイブリッドシステムが従来の「Hybrid i-MMD」から「e:HEV」に変更されました。e:HEVは「EVモード」「ハイブリッドモード」「エンジンモード」を自動で切り替え、効率的な走行を実現します。
燃費(WLTCモード) |
19.6km/L~19.9km/L |
新車価格(税込み) |
480万400円~516万4,500円 |
中古車価格(税込み) |
39万9,000円~409万4,000円 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『オデッセイ(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ アルファード
アルファードは細部まで上質感にこだわり、頭上から足元まで快適さを追求したミニバンです。プラグインハイブリッド車、ハイブリッド車、ガソリン車の設定があります。最も燃費性能が高いのはハイブリッド車の「X」グレードで、燃料消費率は18.9km/Lです。
価格を抑えた「X」、装備が充実した「Z」、エグゼクティブモデル「Executive Lounge」の3グレードを展開しています。プラグインハイブリッド車は4WDのExecutive Loungeのみ、ガソリン車は2WDと4WDが選べますがZグレードのみの設定です。
燃費(WLTCモード) |
10.3km/L~18.9km/L |
新車価格(税込み) |
510万円~1,065万円 |
中古車価格(税込み) |
59万9,000円~884万9,000円 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『アルファード(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ ヴェルファイア
ヴェルファイアはアルファードの姉妹車で、アグレッシブさを追求しています。グレード構成は標準グレードの「Z Premier」とエグゼクティブモデル「Executive Lounge」の2グレード展開です。
ガソリン車は「Z Premier」のみの設定で、無鉛プレミアムガソリンを使用するインタークーラー付きターボエンジンが搭載されています。プラグインハイブリッド車は「xecutiive Lounge」のみの設定です。
燃費(WLTCモード) |
10.2km/L~17.7km/L |
新車価格(税込み) |
670万円~1,085万円 |
中古車価格(税込み) |
69万9,000円~922万9,000円 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『ヴェルファイア(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』 )
レクサス LM500h
レクサス LMは、乗車する全ての人が自然体でくつろげる室内空間をコンセプトにしています。ノイズ低減による静粛性、頭部の揺れを抑えるシート、存在感のある上品なエクステリアなど細部までにこだわった設計です。
無鉛プレミアムガソリンを使用する2.4L 直列4気筒インタークーラー付きターボエンジンを搭載し、高トルク・高出力を実現しています。高効率吸気ポートの採用やロングストローク化により、走行性能と環境性能の両立を達成しました。
燃費(WLTCモード) |
13.5km/L~13.8km/L |
新車価格(税込み) |
1,500万円 / 2,000万円 |
中古車価格(税込み) |
在庫なし |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『LM(レクサス)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産 NV200バネット
NV200バネットは、大きくバンとワゴンの2種類に分けられます。最大乗車定員2名仕様と5名仕様のバンタイプ、最大乗車定員5名の2列シート車と7名の3列シート車ワゴンタイプです。
高い荷室高と広い荷室幅、低い床面地上高により、300×240×210mm相当の段ボール箱を163個積載できます。リビングのようにくつろいだり、ベッドルームにアレンジして就寝したり、快適に利用できる特装車「MYROOM」も設定されました。
燃費(WLTCモード) |
10.9km/L~13.6km/L |
新車価格(税込み) |
223万1,900円~496万7,600円 |
中古車価格(税込み) |
在庫なし |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『NVバネットバン(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
三菱 デリカ D:5
デリカD:5は、アウトドアに出かけるファミリーに最適です。たくましさと力強さを表現した外観、疲れた体を癒す快適なシートや静粛性、頑丈なボディ剛性による安定した操縦と乗り心地など、アクティブな活動をサポートする装備が充実しています。
2.2Lクリーンディーゼルターボエンジンを搭載し、滑らかな走行を可能にしました。ロードクリアランスが十分に確保されており、悪路でも下回りをぶつけにくいため安心です。
燃費(WLTCモード) |
12.6km/L(軽油) |
新車価格(税込み) |
415万6,900円~473万3,300円 |
中古車価格(税込み) |
62万9,000円~554万9,000円 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『デリカD:5(三菱)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』 )
ミニバンのように使える燃費の良いコンパクトカー
燃費の良いミニバンを求めている場合、コンパクトミニバンを探している方も多いでしょう。しかし、3列目シートを使用する予定がない方は、スライドドアを備えたコンパクトカーを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
ここでは、家族でも使いやすいスライドドアを備えたコンパクトカーを3車種紹介します。
三菱 デリカ D:2
デリカD:2は、コンパクトなボディでありながらゆとりのある室内空間が魅力です。1.2L 4気筒エンジンとモーターを用いたマイルドハイブリッドシステムを搭載しています。
また、エアコン使用時のアイドリング設定を3つのモードから選択できるシステムやオートストップ&ゴーなど、燃費の向上につながる機能を多く搭載している点が特徴です。
燃費(WLTCモード) |
18.4km/L~19.6km/L |
新車価格(税込み) |
196万200円~247万6,100円 |
中古車価格(税込み) |
47万9,000円~214万9,000円 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『デリカD:2(三菱)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』 )
トヨタ ルーミー
ルーミーは、コンパクトながら広い室内空間を確保し、家族でもゆったり過ごせるミニバンです。低床スライドドアで快適に乗り降りできます。バックドアは開口幅が1,077mmあり、荷物の積み下ろしも簡単です。
最小回転半径は4.6mと小さく、軽自動車のように小回りが利くので駐車や狭い道でも運転しやすいでしょう。
燃費(WLTCモード) |
16.8km/L~18.4 km/L |
新車価格(税込み) |
156万6,500円~210万円 |
中古車価格(税込み) |
85万9,000円~252万9,000円 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『ルーミー(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』 )
スバル ジャスティ
ジャスティは、ダイハツ トールのOEM車です。トヨタのルーミーとは姉妹車に当たり、トップクラスの低燃費を誇っています。
アイドリングストップ機能やスマートアシストが、全車に標準装備している点が特徴です。燃費と新車・中古車価格は、以下からご確認ください。
燃費(WLTCモード) |
16.8km/L~18.4km/L |
新車価格(税込み) |
197万4,600円~217万4,800円 |
中古車価格(税込み) |
89万2,000円~159万9,000円 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『ジャスティ(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』 )
最新のミニバンが好みに合わないなら生産終了モデルもおすすめ!
すでに生産を終了した車にも、燃費性能の良いモデルが存在します。新車購入はできませんが、中古での購入が可能です。ここでは、生産を終了したミニバンの中から、燃費性能の高い車を4つ紹介します。
トヨタ プリウスα
プリウスαは、プリウスから派生したハイブリッド専用モデルです。小型化・軽量化した高性能のリチウムイオンバッテリーをトヨタとして初めて搭載しました。
ラゲージスペースが広く確保されており、2列シート車は大容量の535L、3列シート車に7名乗車したときでも容量200Lが確保されています。
プリウスαは2021年3月に生産を終了しているため、中古車のみの購入しかできません。
燃費(WLTCモード) |
26.2km/L |
中古車価格(税込み) |
59万9,000円~224万9,000円 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『プリウスα(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』 )
トヨタ エスクァイア
エスクァイアは、2.0L 直列4気筒エンジンの「Gi」、1.8Lアトキンソンサイクルエンジンとハイブリッドを組み合わせた「ハイブリッドGi」を設定しています。Giは高効率のバルブマチックやSuper CVT‐iを採用し、ガソリン車の中でもトップレベルの環境性能です。
2021年12月に生産終了しているため、中古車のみの購入しかできません。
燃費(WLTCモード) |
12.6km/L~19.8km/L |
中古車価格(税込み) |
129万9,000円~354万9,000円 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『エスクァイア(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』 )
トヨタ ポルテ
ポルテは、1.5L 直列4気筒のエンジンにSuper CVTのトランスミッションを組み合わせ、動力性能と低燃費を実現しました。また、助手席側のドアが大開口ワイヤレス電動スライドドアになっている点も特徴です。
2020年12月に生産終了しているため、中古車のみの購入しかできません。
燃費(WLTCモード) |
14,8km/L~19.0km/L |
中古車価格(税込み) |
42万9,000円~134万9,000円 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『ポルテ(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』 )
トヨタ スペイド
スペイドは低燃費を追求したVVT-iEエンジンを搭載しており、ハイブリッドと変わらないほどの燃費を実現します。安全性能の高さも見逃せません。レーザーレーダーと単眼カメラで衝突を予測し、警報を発するプリクラッシュセーフティーを搭載しています。
スペイドは2020年12月に生産を終了しているため、中古車でしか購入できません。
燃費(WLTCモード) |
14.8km/L~19.0km/L |
中古車価格(税込み) |
39万9,000円~125万9,000円 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『スペイド(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』 )
燃費の良いミニバンに乗ろう!
燃費の良いミニバンがあれば、大人数での外出をより楽しめるでしょう。広々とした室内空間で快適に過ごせるだけでなく、ハイブリッドシステムを搭載する車種も多いため燃料代を気にせず遠出ができます。
ここでは、ミニバンの魅力や新車カタログに表記される燃費モードについて解説します。
ミニバンの魅力
ミニバンは大人数が乗ってもゆとりがある、荷物を多く積めることからファミリー層からの人気が高い車です。
ハイブリッドシステムを搭載する燃費の良いミニバンも多く、経済性にも優れています。環境性能も高いことから、エコカー減税をはじめとした税率軽減制度が適用になる点も魅力です。
カタログの燃費モードについて
2025年時点で新車カタログに表記される燃費モードは、2種類あります。
JC08モードは日本独自の検査基準で、燃料1.0Lで何km走行できるか、速度を変えて市街地や郊外での走行を想定した測定法です。
WLTCモードは国際的な燃費基準で、市街地・郊外・高速道路の走行モードで構成し、それぞれの数値と平均値を表示しています。実際の走行条件に限りなく近い状態で測定しているため、自分の乗り方に合った車選びができる点が特徴です。
ミニバンのボディサイズごとの特徴
ミニバンのボディサイズは、大きく分けて「コンパクトサイズ」「ミドルサイズ」「ラージサイズ」の3種類です。それぞれどのような特徴を持っているのか、気になっている方も多いでしょう。
ここでは、ミニバンのボディサイズごとの特徴を紹介します。
コンパクトサイズ
コンパクトサイズは、その名の通りミニバンの中で最も小さなボディサイズです。おおよそ全長4,400mm以下、全幅1,700mm前後の車種を指すのが一般的といえます。
コンパクトサイズのメリットは、街中での運転がしやすいことです。狭い道や駐車場でも取り回しがしやすいでしょう。コンパクトといっても、十分な室内空間が確保された車種が多く、3列シート車も少なくありません。
ミドルサイズ
ミドルサイズは標準的なボディサイズであり、多くのメーカーが人気車種を販売しています。燃費性能に優れたモデルも多く、総合的にバランスが取れているといえるでしょう。
3列目のシートでも快適に過ごせる室内空間を確保しつつ、燃費の良い車種も多いため、日常的に使用するファミリーカーに適しています。サイズを決めかねている場合は、ミドルサイズがおすすめです。
ラージサイズ
ラージサイズは、トヨタのアルファードのように、エクステリア・インテリア共にラグジュアリーなモデルがが多く、大排気量のエンジンを搭載しているのも特徴です。
ラージサイズのメリットは、室内空間の広さや高級感です。モデルによっては、オットマンなど大衆車には珍しい装備が備わっているものもあります。特別感のあるミニバンが欲しい方は、ラージサイズがおすすめです。
燃費の良いミニバンを探す際に知っておきたい基礎知識
燃費はボディサイズや重量だけでなく、エンジンや駆動方式によっても異なります。燃費の良いミニバンを選ぶには、パワートレインの種類を知ることも大切です。この項目では、エンジンの種類と駆動方式を紹介します。
エンジンの種類
燃費の良いミニバンを探す際に知っておきたい項目には、エンジンの種類があります。
「ハイブリッド」は、ガソリンエンジンと電気モーターの2つを組み合わせたものが一般的です。電気自動車のように外部充電が可能で電気モーターだけで走行できるPHEV、減速時のエネルギー回生により発生した電気を補助的に使うHEVに分けられます。
車両価格は他のエンジンよりも高めです。一方、走行状況によりエンジンと電気モーターを使い分けるため、ガソリンの消費が少なく燃料費の節約が可能です。
「ディーゼルエンジン」は燃料に軽油を使用し、他のエンジンより燃料価格が安くなります。また、燃焼エネルギーが大きく、ガソリンより力強い走りが体感できるでしょう。
「ガソリンエンジン」は製造コストが安いため、車両価格が抑えられているのが特徴です。
駆動方式の種類
燃費の良いミニバンを探す際に知っておきたい項目には、駆動方式があります。ミニバンの場合は、2WD(FF)と4WDが主流です。
2WD(フロントエンジン・前輪駆動)には、エンジンを車体の前方に搭載することで車内が広くなる・部品が少なく製造コストが抑えられる特徴があります。
4WDは、全てのタイヤに動力を分配する仕組みです。雪道や未舗装路でも走りやすく高速走行時にも安定して走行できます。しかし、2WDと比べると製造コストがかかることから車両価格が高く、また車体が重くなるため燃費性能が劣る点がデメリットです。
PRハイブリッドタイプのミニバン
燃費以外にも確認したいミニバン選びのチェックポイント
ミニバンを購入する際は、燃費の良さの他にも確認したいポイントがあります。購入後に想像と違う、使いにくいといった後悔がないようにあらかじめチェックしておきましょう。ここでは、購入前に知っておきたいミニバン選びのポイントを紹介します。
好みのデザインかを確認する
燃費の良いミニバンを求める方は、買い物や家族の送迎などで使用する方が多いのではないでしょうか。日常的に使用する車は、外観や内装のデザインが好みに合うかどうかも重要です。
ファミリー向けの日常使いを想定したミニバンの他にも、アウトドアライクのデザイン、ラグジュアリー重視の上質で洗練されたデザインの車種もあります。
運転席の計器類やステアリングのデザインなども、運転を楽しくする要素です。自分の好みやライフスタイルに合わせて、最適なデザインの車を選択しましょう。
希望のサイズや広さかを確認する
コンパクトなミニバンほど燃費性能に優れる傾向がありますが、十分なサイズであるかも重要な要素のひとつです。ミニバンは、コンパクトサイズ、ミドルサイズ、ラージサイズまで幅広くあります。
購入前には、試乗して広さを確かめてみると良いでしょう。また、ボディサイズの大きいミニバンは、駐車スペースにも着目する必要があります。
街乗りがメインの場合は、小回りの利く最小回転半径が小さい車がおすすめです。所有欲を満たす車を希望するなら、存在感のある大きい車が適しています。運転に自信がないと難しいと感じる方もいますが、安全機能が充実した車を選ぶと運転も楽になるでしょう。
シートアレンジを確認する
ミニバンには、後部座席を柔軟にカスタマイズできる車が多くあります。2列目・3列目シートをフルフラットにできる車では、横になってくつろいだり、大きな荷物を積んだりすることも可能です。
後部座席の格納方法には、シートを前に倒すものや左右に跳ね上げるタイプなどさまざまなタイプがあります。スペースの使いやすさにも影響するため、購入前に調べておきましょう。
アウトドアで車中泊したい場合や大量の荷物を運搬したいなど、目的に応じてレイアウトを変更できるか、十分な検討が必要です。
まとめ
ミニバンは大人数で利用したり、少人数で広い室内空間を満喫したり、使い方は多岐にわたります。燃費の良いミニバンを求めていても、種類が豊富でどの車種を選べば良いか迷ってしまう方もいるでしょう。
中には、スライドドアを搭載したコンパクトカーで十分だと判断する方もいます。燃費性能は車選びに重要な要素ですので、利用目的を明確にして燃費の良いモデルを探すのがおすすめです。ぜひ本記事で紹介した車種をチェックしてみてください。
▼ライタープロフィール
松田 莉乃
過去の愛車は32GT-R、180SX、33Z。車の構造に興味を持ち「自分の車は自分で作りたい」という気持ちから自動車整備工場に勤務した経験を持つ。中古車買取査定員やタウン情報誌の編集部として仕事をした経験を活かし、主に車・タイヤ関係のメディアを対象に2020年からフリーランスのライター兼エディターとして活動中。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。 ネクステージでは、他店に負けない数多くの中古車をラインアップしていますので、中古車の購入を検討されている方は、ネクステージの公式Webサイト上で最新の在庫状況をチェックしてみてください。また中古車購入に際して、ネクステージ独自の保証もご準備しております。お気軽にお問い合わせください。