トヨタ ヤリスとホンダ フィットを徹底比較!人気コンパクトカーどちらを選ぶ?
トヨタ車のヤリスとホンダ車のフィットは、どちらも人気のコンパクトカーです。どちらを購入しようか迷っている方もいるでしょう。それぞれ個性があり魅力的ですが、購入する前に特徴や仕様を比較して、違いを把握することが大切です。
そこでこの記事では、ヤリスとフィットを項目別に比較しつつ、特徴的なポイントを解説します。展示車や試乗へ行く前に、それぞれの強みを理解しておくことで、自分に合った車種を選びやすくなるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
※目次※
4.トヨタ ヤリスとホンダ フィットを比較してどちらを選ぶか迷ったら
・ヤリスは、優れた燃費性能と走行性能、取り回しのしやすさが特徴的なモデル
・フィットは日常になじむデザインで、使い勝手が優れている
・ヤリスやフィット以外におすすめのコンパクトカーには、マツダ車のMAZDA2やトヨタ車のアクアがある
トヨタ ヤリスとホンダ フィットの特徴を比較
ヤリスとフィットは、長らくライバル車として切磋琢磨してきたモデルで、コンパクトカーの代名詞といっても過言ではないでしょう。
どちらもコンパクトカーに属しますが、サイズ感が異なる他、デザインも個性的です。まずは、ヤリスとフィットの概要や特徴を比較しつつ、新車価格を紹介します。
新世代の機能を搭載した「ヤリス」
ヤリスは、以前ヴィッツという車名で販売されていたコンパクトカーです。2020年のフルモデルチェンジで、海外向けの車名であるヤリスとして生まれ変わりました。コンパクトカーとしての本流をいくような外観に仕上がっています。
ガソリン車とハイブリッド車が用意されており、優れた燃費性能と走行性能、取り回しのしやすさが特徴です。新車価格は150万1,000円~269万4,000円となっています。(2024年5月時点の情報です)
心地よさを重視した設計の「フィット」
ホンダのフィットは、ヤリスと同じく2020年にフルモデルチェンジを果たしました。現行モデルは歴代フィットの特徴を継承しつつ、より親しみやすいデザインとなっています。ヤリスと同じくガソリンモデルとハイブリッドモデルが用意されており、広い車内空間と、使い勝手の良さが魅力です。
新車価格は、165万5,500円~274万8,900円で、ヤリスよりも少し高めの価格設定となっています。(2024年5月時点の情報です)
トヨタ ヤリスとホンダ フィットの内外装を比較
ここでは、ヤリスとフィットの内外装デザインやボディサイズ、ラゲッジスペースの容量などについて比較解説します。
デザインについては好みによりますが、ボディサイズ感やラゲッジスペースについては自身のライフスタイルを考慮しつつ、購入の判断材料にするとよいでしょう。(以下の内容は2024年5月時点の情報です)
エクステリア
ヤリスのエクステリアは、スポーティーで今にも走り出しそうなデザインです。キリッとしたヘッドライトが目を引き、グリルを大きくとりつつ複雑な形状のフロントバンパーがアクティブな印象を与えます。
一方で、フィットはヤリスと異なり落ち着いた雰囲気のあるエクステリアデザインです。丸みを帯びたフォルムで、シンプルなデザインの「HOME / BASIC」とアウトドアが似合うクロスオーバーの「CROSSTAR」、そしてスポーティーな「RS」と高級感がある「LUXE」の4つのスタイルが用意されています。
両車のボディサイズや車両重量については、以下の表をご覧ください。フィットがヤリスよりも大きめのボディとなっていることが分かります。
車種 |
ヤリス |
フィット |
全長【mm】 |
3,950 |
3,995~4,095 |
全幅【mm】 |
1,695 |
1,695~1,725 |
全高【mm】 |
1,495~1,510 |
1,515~1,570 |
車両重量【kg】 |
940~1,180 |
1,080~1,280 |
タイヤサイズ
ヤリスのタイヤサイズは、「185/55R16」「185/60R15」「195/50R16」「175/70R14」の4つが用意されています。グレードによって分けられている他、ホイールのサイズやデザインも異なる点が特徴です。ヤリスのホイールベースは2,550mmで、最小回転半径は4.8m~5.1mとなっています。
フィットのタイヤサイズもグレードによって異なり、種類は「185/60R15」「185/55R16」「185/60R16」の3つです。ホイールベースは2,530mmで、最小回転半径は4.9m~5.2mとなっており、小回り性能はヤリスよりも若干劣っています。
インテリア
インテリアデザインについては、ヤリスの場合、シンプルでありながらスポーティーな印象で、運転に集中しやすいようメーターやセンターディスプレイを配置している点が特徴です。
一方でフィットの場合、視界の良さを強みとしています。デザインは水平基調でスッキリとしており、落ち着いた車内空間と言えるでしょう。
車内サイズのカタログ値については、以下をご覧ください。
車種 |
ヤリス |
フィット |
室内長【mm】 |
1,845 |
1,955 |
室内幅【mm】 |
1,430 |
1,445 |
室内高【mm】 |
1,190 |
1,260 |
広さに関しては、フィットに軍配が上がります。ヤリスはタイト感が好きな方に向いているでしょう。
ラゲッジスペース
ヤリスよりもフィットのほうが車内空間を広く取っており、ラゲッジスペースの容量も大きめです。ヤリスはアジャスタブルデッキボードが非装着の状態で270L確保されています。対してフィットは、積載容量が330Lで、開口部が大きく荷物を積みやすい設計です。
どちらもリアシートは6:4分割方式で、前方へ倒すとラゲッジスペースを拡大できます。フィットに関しては、リアシートの座面を上げる機能が備わっており、後席の足元に高さにある荷物を積み込むことが可能です。
トヨタ ヤリスとホンダ フィットの各性能を比較
車を購入する場合、どの部分に魅力を感じるかは人それぞれです。燃費や走行性能に重きを置く方もいるでしょう。ここでは、ヤリスとフィットの各種性能を比較解説します。また、安全性能や装備についても触れるので、ぜひ参考にしてください。
燃費性能
カーボンニュートラルの達成を目標としている現在、各自動車メーカーは燃費性能の向上に力を入れています。電気自動車にも注目されていますが、使い勝手の良いハイブリッド車も環境に配慮した自動車です。
ヤリスは、コンパクトカーにおいてトップクラスの燃費性能を誇っており、ハイブリッドモデルのXグレード(2WD)は36.0km/L(WLTCモード)です。フィットに関しても燃費にこだわっており、最も優れているのは「e:HEV BASIC」で30.2km/Lとなっています。(以下の内容は2024年5月時点の情報です)
走行性能
まずは、以下の表でパワートレインの各種性能をご覧ください。
車種 |
ヤリス |
フィット |
エンジン排気量【cc】 |
996~1,490 |
1.496 |
エンジン最高出力【kW(PS)/rpm】 |
ガソリン車(1.5Lモデル):88(120)/6,600 ハイブリッド車:67(91)/5,500 |
ガソリン車:87(118)/6,600 ハイブリッド車:78(106)/6,000~6,400 |
エンジン最大トルク【N・m(kgf・m)/rpm】 |
ガソリン車(1.5Lモデル):145(14.8)/4,800~5,500 ハイブリッド車:120(12.2)/3,800~4,800 |
ガソリン車:142(14.5)/4,300 ハイブリッド車:127(13.0)/4,500~5,000 |
フロントモーター最高出力【kW(PS)/rpm】 |
ハイブリッド車:59(80) |
ハイブリッド車:90(123)/3,500~8,000 |
フロントモーター最大トルク【N・m(kgf・m)/rpm】 |
ハイブリッド車:141(14.4) |
ハイブリッド車:253(25.8)/0~3,000 |
リヤモーター最高出力【kW(PS)/rpm】 |
ハイブリッド車(4WDモデル):3.9(5.3) |
― |
リヤモーター最大トルク【N・m(kgf・m)/rpm】 |
ハイブリッド車(4WDモデル):52(5.3) |
― |
(以下の内容は2024年5月時点の情報です)
上記の表からわかるように、1.5Lのガソリン車については最高出力や最大トルクに大きな差はありません。ただし、ヤリスは車両重量が軽いため、加速感が良く感じるでしょう。一方で、ハイブリッドモデルについては、モーターの出力に差があります。フィットのほうが最高出力と最大トルクに優れているため、鋭く加速するでしょう。
ヤリスはパワーが控えめではありますが、軽い車体によりキビキビとした走りが味わえます。操舵性や加速感については、試乗して確かめることをおすすめします。
安全性能
ヤリスとフィットには、どちらも先進の予防安全機能が備わっています。両車ともパッケージ化されており、自動ブレーキはもちろんのこと、車線逸脱抑制機能や踏み間違いによる衝突被害を軽減する機能などが標準装備です。そして、斜め後方の死角となる方向の車両を検知するシステムは、両車それぞれメーカーオプションとして用意されています。
ヤリスは、駐車を自動的に行うシステム「トヨタ チームメイト[アドバンスト パーク]」をオプション設定している点が特徴です。縦列駐車にも対応しており、駐車が苦手な方は重宝するでしょう。
トヨタ ヤリスとホンダ フィットを比較してどちらを選ぶか迷ったら
ヤリスとフィットは同じくコンパクトカーに属しますが、個性が対照的といえます。自身のライフスタイルに合わせて選択できると購入後の後悔も防げます。
ここでは、ヤリスとフィットがどのような方に向いているのかを解説します。また、中古車価格についても紹介するので、よりコスパよく車を手に入れたい方は参考にしてください。
ドライブを楽しむならヤリス
ヤリスは、ドライブを楽しみたい方におすすめといえるでしょう。コンパクトな車体は取り回ししやすく、軽快なハンドリングを味わえます。ワインディングロードだけでなく、街中でも運転を楽しめるモデルです。また燃費性能もトップクラスなので、気軽にドライブを楽しめます。
さらに、WRC(世界ラリー選手権)での活躍もあってスポーツカーとしての印象が強く、走行性能が優れたモデルのGRヤリスが購入できるのも魅力的です。
PRヤリスの中古車
129.9 万円

ハイブリッドX
純正SDナビ 衝突被害軽減システム レーダークルーズ 禁煙車 コーナーセンサー スマートキー ビルトインETC オートハイビーム 車線逸脱警報 オートライト オートエアコン Bluetooth
202.0 万円

ハイブリッドG
禁煙車 ナビ付純正8型DA バックカメラ トヨタセーフティセンス クルーズコントロール ドラレコ コーナーセンサー スマートキー LEDヘッド ETC オートハイビーム オートライト オートエアコン
189.9 万円

ハイブリッドZ
純正8型SDナビ 全周囲カメラ 衝突被害軽減システム レーダークルーズ 禁煙車 ドラレコ コーナーセンサー スマートキー LEDヘッド ビルトインETC オートハイビーム 車線逸脱警報
150.3 万円

ハイブリッドX
純正ナビ Bluetoot バックカメラ 衝突被害軽減システム レーダークルーズ ビルトインETC オートハイビーム 車線逸脱警報 オートライト オートエアコン レーンアシスト
119.9 万円

X
純正ディスプレイオーディオ 衝突被害軽減システム 禁煙車 ドラレコ ビルトインETC carplay接続可 オートハイビーム 車線逸脱警報 オートライト Bluetooth 電動格納ミラー
182.5 万円

ハイブリッドG
純正8型ナビ機能付きDA 禁煙車 衝突軽減装置 バックカメラ ドライブレコーダー ETC Bluetooth再生 スマートキー プライバシーガラス オートエアコン トラクションコントロール
156.9 万円

X
禁煙車 純正ディスプレイオーディオ Bluetooth バックカメラ ビルトインETC セーフティセンス 車線逸脱防止装置 オートハイビーム キーレスエントリー
210.9 万円

ハイブリッドG
禁煙車 純正8型ナビ 全周囲カメラ 衝突軽減 寒冷地仕様 レーダークルーズ LEDヘッド ドラレコ Bluetooth ステアリングスイッチ オートハイビーム オートエアコン スマートキー 横滑り防止
もっと見る >
※価格は支払総額
利便性を優先するならフィット
日常使いとしての仕上がりで選ぶなら、フィットがおすすめです。4つのスタイルが用意されており、好みに応じて選べる点が特徴です。車内空間が広いため、ドライバーだけでなく同乗者も快適に過ごせるでしょう。
さらにラゲッジスペースの広さも強みで、コンパクトカーではありますが積載性に優れています。レジャーを楽しめるのもフィットの魅力と言えるでしょう。
価格が気になる方は中古車もおすすめ
新車には手が届かない場合は、中古車で探してみてください。どちらも人気があるため、中古車市場に多く出回っています。中古車は価格が控えめなだけでなく、納車が早い点も特徴です。また、上級グレードを狙いやすいでしょう。
中古車販売店のネクステージにおけるヤリスの中古車相場は、99万9,000円~264万9,000円です。そしてフィットは、旧型車も含めると25万9,000円~247万9,000円となっています。(2024年5月時点の情報です)
(参考:『ヤリス(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
(参考:『フィット(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ヤリスやフィットと比較されるコンパクトカー
ヤリスとフィット以外にも、魅力的なコンパクトカーが販売されています。購入する車種が決まっていない場合は、ぜひ他車種もチェックしてみてください。
ここでは、デザイン性に優れたマツダのコンパクトカー「MAZDA2」と、トヨタのハイブリッド専用モデル「アクア」について紹介します。
マツダ MAZDA2
マツダは統一感のあるデザインで、コンパクトカーやセダン、ステーションワゴン、SUVなどを販売しています。その中でもコンパクトなモデルがMAZDA2です。まず目を引くのがエクステリアのデザインで、躍動感があり上質な質感に仕上げられています。
ハイブリッドモデルはありませんが、ディーゼルエンジンを選べるのもMAZDA2の魅力です。コンパクトカーでディーゼルエンジンを搭載する非常に珍しいモデルといえます。トルクフルでダイレクトな走行感覚が得られるでしょう。
ネクステージにおける中古車相場は134万9,000円~194万9,000円です。(2024年5月時点の情報です)
(参考:『MAZDA2(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ アクア
アクアもヤリスと肩を並べる人気のコンパクトカーです。全高が抑えられており、スタイリッシュなエクステリアデザインとなっています。ヤリスよりも落ち着いた雰囲気で、ワンランク上の上質感が特徴です。
アクアはハイブリッド専用モデルで、燃費性能はヤリスのハイブリッドに見劣りしません。そして、アクセルペダルを操作するだけで加速から減速まで行える機能が備わっています。
ネクステージにおけるアクアの中古車相場は、39万9,000円~269万9,000円です。(2024年5月時点の情報です)
(参考:『アクア(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
ヤリスとフィット、どちらを購入するか迷っている場合は、自身の使用シーンに照らし合わせるとよいでしょう。ヤリスは操作性が優れているためドライビングを楽しみたい方におすすめなだけでなく、ハイブリッドモデルは省燃費なので通勤や通学にも適しているといえます。
そしてフィットは車内空間が広いため、普段の買い物や子どもの送迎など日常使いに向いています。また、クロスオーバーモデルならレジャーを楽しめるのも魅力です。購入後をイメージしつつ、決断することをおすすめします。
【この記事の執筆者】
小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。
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