直6を搭載したBMW車の魅力を解剖!特徴から購入する際のポイントまで解説します
車好きの方なら、「シルキーシックス」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。シルキーシックスは、BMWの直列6気筒エンジンのことです。直6エンジンは、シルクのような滑らかでスムーズな走りができることからシルキーシックスと呼ばれています。
しかし、直6のエンジンを搭載した車はどんどん少なくなっているのが現状です。台数が少なくなっているからこそ、希少価値が高まっているといえるでしょう。
この記事では、直6エンジンの歴史をひもときながら、その魅力や今後の展望について詳しく解説します。購入の際のポイントも紹介するので、購入の際の参考にしてみてください。
※目次※
5. BMWの車を手に入れたいときの中古車販売店選びのポイント
・姿を消しかけた直6がいま復活!その理由は技術の向上と新しい国際燃費基準
・BMWの直6は改良に改良を重ね、振動の少ない製品に仕上がっていることが特徴
・中古車なら直6搭載の車種が選び放題!輸入中古車の保証が安心のネクステージにお任せください
いま直6が熱い
近年、直6エンジンを再評価する動きが出てきています。直6は、安全性に懸念があるなどの理由で、次第に搭載されなくなった経緯があるエンジンです。
かつては日本の自動車メーカーも、直6をいくつもの高級車に採用していた時代がありました。その後、直6は徐々に姿を消しましたが、ここにきて見直され始めています。その背景を探ってみましょう。
直6は古い歴史を持つエンジン
直6エンジンの歴史は、いまからおよそ100おm年前にさかのぼります。開発したのは、オランダの「スカイパー」という自動車メーカーです。ピストンの上下運動からくる振動をおさえた、静かなエンジンを開発したいという思いから誕生しました。
開発された直6は、その後BMWやベンツでも採用され、日本でも一部の車種に搭載されていた歴史があります。静かでスムーズなエンジン性能に魅了され、このエンジンだから車を買うという人もいたほどです。しかし、安全性の理由から直6は徐々に使われなくなりました。
直6は直線上に6つもシリンダーが並ぶため、ボンネット部分に大きなスペースを確保する必要があります。そのため、車が衝突した際に運転手などを守るクラッシャブルゾーンをボンネット部分に確保できず、安全上の懸念が高まったのです。
復調を遂げた直6エンジン
ところがその直6は、いま復活の兆しを見せています。ベンツが20年ぶりに直6を搭載した車種を売り出したほか、日本のメーカーも、マツダとトヨタが直6を採用する方針を打ち出しているのです。
こうした背景のひとつにあるのが、数年前から日本でも導入されている、WLTPと呼ばれる国際的な燃費の基準でしょう。この基準を満たすためには、他のエンジンよりも直6のほうが優れていると判断されたのです。
もうひとつの要因は、車の安全性や技術革新となっています。直6エンジンの搭載によってボンネット内が狭くなっても、安全性に問題ないと判断されるようになったのです。
直6エンジンといえばBMWといわれる理由
直6といえばBMWといわれるようになった理由、それはエンジンへのこだわりにあります。BMWの直6は改良に改良を重ね、ほかのメーカーにくらべて、より振動の少ない製品に仕上がっていることが特徴です。エンジンの開発には、長い歳月と高い技術力を要します。車体の開発にくらべると、比較的地味で地道な道のりであるといえるでしょう。
それでもBMWはエンジンの改良に長い時間を費やし、よりよい直6エンジンを開発しました。こうして実用化されたエンジンにプライドを持っているのが、BMWの特徴です。
BMWはエンジン屋といわれるドイツ自動車メーカー
BMWは、1916年に航空機のエンジンをつくるメーカーとして産声をあげました。しかし、第二次世界大戦が始まると、連合軍は航空機エンジンの製造を禁止してしまいます。
戦後、会社が新たな活路を見いだそうと乗り出したのが、自動車の製造でした。航空機エンジンの製造からは完全に手を引きますが、エンジンの開発に対する熱い思いは、絶えることはなかったのです。
そうした中、社運をかけて開発したのが、直6のエンジンでした。自動車メーカーとしては新参者でも、エンジンの開発についてはだれにも負けないという思いから誕生したのが、BMWの直6エンジンなのです。このような歴史があり、BMWは「エンジン屋」と呼ばれています。
エンジンの名作「シルキーシックス」
「シルキーシックス」とは、BMWの直6エンジンのことを指します。ドイツの自動車評論家やジャーナリストがそう呼んだことをきかっけに広まったといわれています。
「シルキーシックス」が実用化された時期については、2つの説が有力です。ひとつは、1976年代に登場したクーペなどに搭載していたという説です。もうひとつは、1968年に登場した大型4ドアセダンに搭載されていたという説となっています。
どちらの説が正しいかは明確ではありませんが、シルキーシックスはシルクのように滑らかなエンジン出力が最大の売りであることは間違いありません。
BMWの直6が特別なのはなぜか
BMWの直6が他のメーカーのものと違う点は、振動の少なさと軽さにあります。これは、シリンダーを直線上に6つ並べたことで実現しました。最新の技術を駆使したことでバランサーシャフトと呼ばれる部品を使う必要がなくなり、振動の少なさと軽さを実現しています。
また、エンジンマウントには弾性が強いゴムを使用していて、エンジンの出力が車全体により伝わるようになったのです。
直列6気筒エンジンがそっぽを向かれた時代であっても、BMWは地道に直6エンジンを作り続けてきました。その努力が実り、現在では特別視されているといえるでしょう。
トヨタスープラがBMW直6エンジンを採用
2019年における自動車業界のビッグニュースのひとつといえば、トヨタが直6エンジンを搭載したスープラを売り出したことではないでしょうか。この直6エンジン復活の裏には、トヨタとBMWとの連携がありました。
双方のメーカーは2011年に業務提携を結び、それ以来、共同で技術開発に取り組んでいます。その中で、直6のよさが見直されてきたのです。
トヨタのスープラには、直6気筒ツインスクロールターボエンジンが搭載されています。直6気筒ツインスクロールターボエンジンは、後ろから背中を押されるような力強い加速力と走りが売りです。
BMWの直6エンジン搭載車を手に入れよう
直6エンジンの走りを楽しむなら、おすすめはやはりBMW車です。「シルキーシックス」の滑るような走りは、BMWに勝る車はないといえるでしょう。ここではBMWでのおすすめを4車種ご紹介します。
3シリーズ330i
3シリーズは、BMWが誇るスポーツセダン型の車です。なかでも330iは上位グレードで、直6のエンジンが使われています。排気量は2000CCでかなりパワーはありますが、実際に試乗した人の感想としては、エンジンが静かでスムーズで車の大きさをさほど感じなかったという人が多いようです。
M2
BMWは2019年に、人気のコンパクト2ドアクーペ「M2」に、450馬力の直6ツインターボエンジンを搭載したことを発表しました。
お披露目されたM2の車体は、新開発のカーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)を使ったことで軽量化しています。また、直6エンジンの冷却性能も引き上げ、エンジンの効率性が向上していることが特徴です。総重量も50%削減し、加速力を飛躍的に向上させています。
M3
カーマニアならば、直6といえばBMWのM3を思い浮かべるでしょう。いくつかの型式がある直6の中でも、M3は「自然吸気直6」と呼ばれる往年の傑作機といわれるエンジンを使っているからです。
M3は、2ドアもしくは4ドアのセダンタイプの乗用車となります。エンジン内部のフリクションを徹底的に低減し、1L約107psという怒涛のパワーを発生させるのです。最高出力は「7,900rpm」ときわめて高い回転域であることも魅力といえるでしょう。M3は、直6ファンなら一度は乗ってみたい車種のひとつではないでしょうか。
M4
BMWは2019年、高級スポーツカーとして人気が高いM4の次期モデルに、直6ツインターボエンジンを搭載すると発表しました。
次期M4は、BMWのカスタマーレーシングサービスのトップモデルに位置付けられています。2022年シーズンから、世界中のプライベーターは次世代のBMW M4をベースにしたGT3モデルでモータースポーツに参戦する機会を得ることができるそうです。搭載するのは「S58」型と呼ばれるもので、最大出力500hp以上を引き出します。
BMWの車を安く手に入れるなら中古車がおすすめ
直6のBMWを買うなら、中古車がおすすめです。BMWは日本で販売されている車種が多いので、選択肢が広がるでしょう。
中古車販売店では、走行距離が1万キロ以下という状態のよい車がたくさん販売されています。新車に近い状態の車もありますが、いちど所有者がついたものはどんなに状態が良くても中古車です。そのような車と出会えれば、手の届きやすい価格でBMWに乗ることができるかもしれません。
BMWの車を手に入れたいときの中古車販売店選びのポイント
BMWを中古で購入するにあたっては、輸入車を扱っている実績が豊かで、扱っている車種も豊富な販売店を選ぶことが大切です。取り扱い車種が多ければ、選択の幅が広がります。実績が豊かな販売店ならば、知識のあるスタッフが接客してくれるでしょう。
販売店を選ぶにあたっては、保証が充実しているかどうかも大きなポイントです。万が一の故障の際など、保証があれば安心できるでしょう。特に輸入車の場合はちょっとした修理でも高額になることがあるので、アフターサービスの内容も確認してから購入することが大切です。
まとめ
中古車販売店でおすすめなのは、ネクステージです。30年以上にわたって輸入車を販売してきた実績があり、「お客様ファースト」をモットーに掲げた知識豊富なスタッフが、納得のいくまでサポートいたします。
さらに、保証が充実していることも大きな魅力です。保証期間は最長3年間でロードサービスもついているほか、保証の範囲は320の項目に及びます。保証の対象には消耗品なども含まれるほか、純正品ではない社外品も対象となることも特徴です。直6エンジン搭載車をお探しならば、ネクステージへお気軽にご相談ください。
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